メルカリでなかなか売れないのはなぜ？原因や売れるコツ、売れるかどうかを見極める基準を紹介！

メルカリで出品してもなかなか売れないことがあります。似たような商品がどんどん売れているように見えるのに、なぜ売れないのでしょうか。そこにはいくつかの原因が考えられます。

そこで今回は、メルカリで商品が売れない理由や売れるかどうかを見極める基準、売れるようになるコツを詳しく解説します。

メルカリで売れない理由6選

最初に、メルカリでなかなか商品が売れない理由について解説しましょう。

高すぎる

まず、メルカリでなかなか売れない場合、そもそも価格が高すぎることが考えられます。

メルカリのユーザーは、短時間のうちに次々と商品を検索していきます。その際に最も重視される項目は、「商品画像」と「価格」です。

画像を見たときに、「これは欲しい」「気になる」と感じると、すかさず価格に目が行きます。画像が今一つの場合は、そのままスルーされることも多いです。しかし、見た目がよければ、次は値段です。その人の基準や相場より高ければ、やはり見送られてしまうことが多いです。

中には「いいね！」をつけてブックマークしておき、後で再度アクセスしてもらえる可能性もあります。しかし、とくに相場より高い場合は、結局買わずに終わるというケースが少なくありません。なぜその価格に設定したかをきちんと説明しておけば話は別ですが、よほど説得力のある理由でなければ購入までは到らないでしょう。

ニーズがない

メルカリでは、多くのユーザーが欲しい商品を検索して見つけ出します。例えば、「女性用のバッグ」なら「レディーズ　バッグ」というキーワードで検索します。そのため、ニーズの少ない商品については、そもそも検索されにくいため、購入の対象にならないのです。

メルカリでは出品の新しい順に上位表示されるため、たまたま画面を開いたときに目について、そのまま買ってもらえることもあるでしょう。しかし、次々と新たな商品が追加され、買われない商品は順に画面の下へと追いやられるため、多くは買われずに視界から消えてしまいます。

季節外れである

メルカリでは、季節によって売れ筋が大きく変動します。

水着やサンダル、Tシャツなどは、初夏から9月ぐらいまでがよく売れますし、ハロウィン用の仮装グッズなら秋口から10月末、というような具合です。よって、季節外れの商品の場合は、買い手がつかないことがよくあります。

あえてオフシーズンに安くして売る方法もありますが、それでは利益がほとんど得られなかったり、下手をすると赤字となったりすることもあるので、あまり意味がないでしょう。

説明が分かりづらい

メルカリで出品する際に、非常に重要となるのが「商品説明」です。

ユーザーが気になるポイントをしっかりと押さえた説明をしていれば、あっという間に売れることが多いです。

しかし、コンディションの説明が曖昧だったり、シリーズものの場合はいつ販売された製品かがよくわからなかったりすると、他の出品者の商品が選ばれてしまうことがあります。

出品時間が悪い

メルカリでは、いつ出品するかという時間帯の選択も非常に大切です。24時間・365日、ひっきりなしに商品が出品されますが、新しい順に上位表示されるため、タイミングを誤ると、ユーザーの目にとまらずに画面から消えてしまうことが多いです。

たとえば、早朝や深夜だと閲覧者が限られていますし、午前中は家事やパートなどで主婦層の取り込みが難しいと言われています。

学生なら夕方から夜にかけて、主婦なら手が空く昼過ぎから夕方にかけて、社会人なら週末～土日祝日が狙い目です。

商品画像が悪い

前述のように商品画像は、ユーザーが最初にチェックするポイントです。はじめて目にとまったときの印象が良ければ、脈ありです。

しかし、暗かったり、はっきりしなかったり、見映えのしないアングルからの画像だと、なかなか興味をもってもらえません。メルカリはヘビーユーザーが多く、その人たちは商品を見る目も肥えているので、映りの悪いものはすぐに区別のうえ候補からはじかれてしまうのです。

売れるかどうかの見極め方と売れない商品

実際に商品を出品した後に、なかなか売れなければ、何らかの対策を講じる必要があります。しかし、初心者の場合は、何を基準に売れないと判断すればよいのか、よく分からないでしょう。そこで、その見極めのポイントや、そもそもメルカリで売れにくい不人気な商品についても解説しましょう。

売れない可能性はどこで判断する？

出品し続けても売れないと判断する基準は、「閲覧数」、「『いいね！』の数」、「売れない期間」の3つが主となります。それぞれについて説明しましょう。

閲覧数の目安

売れるかどうかを占う目安として、もっとも分かりやすいのが「閲覧数」。つまり、その商品のページを開いたユーザーののべ人数です。

この数が、
・300以上・・・非常に売れやすい。とくに「500以上」なら、売れるまでは時間の問題と考えてよい。

・100～299・・・売れる可能性は十分にある。

・99～10・・・時間はかかるが売れる可能性はある。

・10未満・・・売れる見込みなし。

「いいね！」の目安

「いいね！」がついているということは、商品に興味があるか、高く評価している人がいる証拠です。

しかし、「いいね！」がついているにも関わらず1週間経っても売れない場合は、売れる見込みが薄いと判断した方がよいでしょう。

2週間が限界

「いいね！」がついたり、コメントで問い合わせが来たりしても、出品してから2週間経過した時点で売れなければ、それ以上待っても売れる望みは薄いです。後述するように、売り方を変えるなど、何らかの対策を講じた方がよいでしょう。

売れにくい商品を売ってないか？

上記の基準は、あくまでもメルカリである程度の需要があるアイテムについての話と考えてください。そもそもメルカリでは、売れにくい不人気な商品があり、それらを出品している場合は、さらに買い手がつきにくいと考えるべきでしょう。

具体的には、漫画本、売れ筋でない古いゲームソフト、ぬいぐるみ、コンディションの悪いブランド品などです。

メルカリでは、最低価格が300円と決められており、1冊300円以上で漫画本を売っても余程の人気作品でなければ買い手はつきませんし、売ったところでほぼ利益も出ません。ぬいぐるみは、他人が触ったものと思うと気が進まず、買い控えてしまうケースが多いようです。ブランド品をわざわざ中古で買うということは、外で持ち歩くのが主な目的と考えられるので、見た目が汚れていたり型崩れしていたりすると売れません。

メルカリで売れるためのコツ・初級編

それではメルカリでなかなか売れない商品を売るためには、どの様にすれば良いのか。そのコツをお伝えしましょう。まず初級編からです。

セットやバラで売ってみる

同じ商品でも、あまりに数が多かったり、要らないものが含まれていたりすると買ってもらえないことがあります。その場合は、人気アイテムだけバラにしてみるとよいでしょう。

逆に個別で売っていたものをセット販売にして、お得感を出す方法もおすすめです。とくに小説や漫画本の場合は、セットにするとあっという間に買い手がつくことが多いです。

商品画像の撮り方を変える

商品画像を別のものに替えてみる方法も非常に有効です。

例えば、ただ商品だけを撮るのではなく、バックに観葉植物やおしゃれなインテリアを置いてみたり、窓の近くで光に当てたりすると見映えがします。家具やファッションアイテムなら、使用例を見せるのもよいでしょう。メルカリでは10枚まで商品画像をアップできるので、違ったアングルのものを増やす手もあります。

第一印象が肝心なため、とにかく明るいイメージを最優先にしてください。メルカリのアプリについているカメラで撮ると手間がかからないので便利ですが、奥の手としてデジカメを使って様々な機能を活用し、画像のクオリティをアップするというのもひとつです。

説明文を刷新する

商品の説明文を一から見直すのも、おすすめします。だれが読んでも一度で理解できる分かりやすい文章かどうか、検証してください。

あまりに商品からかけ離れた説明は、メルカリからチェックが入る可能性があるので要注意ですが、ポイントとなるキーワードを増やす方法もあります。

例えば、ファストファッション系のアイテムを出品する際に「ユニクロやZARA好きな方におすすめ」といったワードを入れておくと、ユニクロやZARA狙いの人の検索にヒットする可能性が高まります。

また基本的なことですが、「嘘は書かない」、「コンディションは詳しく説明する」、「商品名を正確に書く」といった点は徹底してください。

とくに「嘘は書かない」という点は、出品者への評価に大きく影響してきます。説明よりも粗悪な商品が届けば、どんな購入者もいい気はしません。厳しい評価をつけられると、その後にさらに売りにくくなるうえ、クレーム対応は精神的に疲弊します。売れさえすればよい、という目先だけの考えに流されないように気をつけてください。

メルカリで売れるためのコツ・上級編

続いては、なかなか売れない商品を売るためのコツの上級編です。

売れている商品の価格をチェックする

上記の対策を講じてもなかなか売れない場合は、値下げを検討するしかありません。その際はまず、同じ商品や類似品ですでに「SOLD」となって売れたものの価格をチェックしてください。

できるだけ多く確認して、それらの価格帯より高く売っていた場合は値下げしましょう。

同じカテゴリーの商品を連続で出品する

メルカリでは、似たようなアイテムをまとめ買いしたいユーザーも、結構多いです。マグカップやシューズ、コスメ、ファッションアイテム、アクセサリーなど、時間を置かずによく似たものを連続出品すると、同じユーザーによるついで買いが期待できます。

再出品を検討する

繰り返しますが、メルカリでは、出品が新しい商品ほど上位表示されます。そのため、売れない場合は、画面の下へと追いやられ、多くはユーザーの目にとまらなくなってしまいます。前述した基準を目安に、もし売れ残るようなら一度出品を取り下げて再出品することを検討するのもよいでしょう。同じ商品でも、再出品するごとに最初のように上位表示されるので、前回とは別のユーザーの目にとまる可能性があります。

ただし、再出品をやり過ぎるとメルカリから警戒され、検索対象の圏外に外されてしまうリスクがあるので、あまり多用しないようにしてください。

売れるためのプロフィール編集

最後にメルカリ出品では、プロフィールの重要度が高い点も見過ごせません。いくら欲しい商品でも、どの様な人が売っているかを知らずに買うことには抵抗を感じるユーザーが多いです。顔を見ることも声を聴くこともできない買い手にとって、その出品者について知る手がかりはプロフィール以外にないのです。

よって、プロフィールを充実させることは、売上アップに大きく影響すると自覚してください。

自己紹介は詳しく書く

メルカリのプロフィールでは、最初に感じ良くあいさつ文を入れ、その後に自己紹介を書くのがよいでしょう。

自己紹介では、「メルカリ歴」「主婦・社会人・学生といった現在の立場や家族構成」「日常生活の様子」「どんな商品をどんなコンセプトで出品しているのか」などがおすすめです。

例えば、
「メルカリ歴2年の主婦で、5歳の男の子と3歳の女の子の子育てに奮闘中です。学生時代から手芸が大好きで、日常使いできるアイテムを中心にハンドメイド作品を出品しています」という具合です。

自己紹介なしで「即購入禁止」「値下げは受け付けません」「取り置きお断り」など、事務的な内容の羅列だけでは、どこか冷たい印象になります。「この人から買いたい」「安心できる」と思ってもらえる文体や表現を意識してください。

値下げ交渉を可にする

メルカリの魅力の一つは、買い手が出品者に値下げ交渉ができる点です。ただし、これは任意で、値下げを避けたい場合は、断ることも可能です。

その際は、プロフィールにその旨を記載すれば良いのですが、なかなか売れにくい場合は、あえて「値下げ交渉承ります」と書いておくと、買い手がつきやすくなるでしょう。

発送は早めにする

購入が決まったら、発送はできるだけ早いに越したことはありません。消費期限があるものは特にです。

プロフィールに「即日発送」「翌日発送」などと明記しておくと、印象は確実によくなります。

ペット・喫煙者の有無を記載する

ペットを飼っているか、自分も含め同居人に喫煙者がいるかどうかも記載するのが、おすすめです。

ペットアレルギーやタバコの臭いが商品にしみつくのを嫌う買い手もいるからです。

まとめ

メルカリで商品がなかなか売れない理由や売るための対策について詳しく解説しました。

せっかくメルカリに出品したなら、気持ちよく売り切りたいものですが、必ずしも思ったようにはいきません。

しかし、ただ売れないことを気にしたりイライラしたりするより、出来る対策を講じて売る工夫をする方が、フリマアプリの醍醐味を味わえるでしょう。

本記事を参考に、ぜひ自分なりの売れる方法やパターンを見いだして、メルカリ出品を楽しんでください。