「メルカリで「残念だった」評価を付けたいけどどうコメントしよう」
「「残念だった」評価をもらってしまった」
「「残念だった」評価は消えないのだろうか?」
そんな疑問や悩みを持ったことはありませんか?
評価が「良かった」時はいいけど、「残念だった」評価を付けたい時、付けられた時は、どう対応すればいいのか分からないという人もいるでしょう。
そこで今回は、
・メルカリの評価コメントの例文
・「残念だった」がつけられてしまうことで考えられる影響
・不当な評価コメントを非表示にする方法
について、ポイントや注意点も含め説明していきます。
メルカリをよく使う人はもちろん、たまにしか使わないから詳しくない人もぜひ目を通してください。
メルカリの受取評価コメント

まずは、メルカリにおける受取後の評価コメントについての基礎知識から紹介していきます。メルカリは双方が評価を入力することではじめて取引が完了するため、受取後の評価自体は必ずおこなうことになります。
しかしこの時にコメントは絶対に必要というわけではありません。そのため、そもそもコメント機能があることが分からず、コメントなしで取引を終えてしまう人もいるのです。まずはコメントの入力タイミングや入力場所について覚えておきましょう。
メルカリで受取後のコメント入力の方法
メルカリで受取後の評価のコメントは、取引後に評価を入力する欄で行います。以下のように「良かった」「残念だった」の2択のセレクトボタン下にコメントを入力する項目があるのですが、評価を選ぶ部分が目立っているので人によってはコメント記入欄を見逃すこともあるかもしれません。

コメントは140文字以内で入力が可能です。自分が選択した評価に合致したコメントを残しましょう。
このコメントは任意のため、評価だけ行ってコメントがない利用者もたくさんいます。しかし取引に特別不備がないのであれば、一言感謝の言葉やお礼くらいは入力したほうが相手も気持ちよく取引が完了できると言えるでしょう。
メルカリで評価のコメントを確認する方法
もらったコメントは後で何度でも確認することができます。評価が良ければ今後の励みになりますし、悪いならコメントから何がいけないのかを分析して改善に努めましょう。
メルカリでの評価のコメント確認方法は以下の通りです。
1.マイページを開く
2.自分のニックネームが表示されている箇所をタップ
3.表示されたプロフィール画面にある「星の数が表示されている」欄をタップ
4.評価一覧の画面から確認する
これで今までの評価やコメントを確認することができます。取引が完了したら都度確認するといいでしょう。ただし、最新100件分しか表示されないので注意してください。
メルカリで評価のコメントは訂正や追加はできない
メルカリでの評価やコメントは、基本的に一度入力したら後から変更したり追加したりすることはできません。間違った評価をしてしまったり、コメント入力を忘れてしまったりしても訂正ができないので気を付けてください。
これは相手の評価を確認してから、こちらの評価を変えるような事態を防ぐためです。悪い評価をつけたことで相手も悪い評価をつけるといったことを避けられるので、これ自体は致し方ない仕様と言えるでしょう。
万が一評価やコメントを間違えた時は、取引メッセージで連絡しておくとトラブルを防ぐことができます。取引の内容とあまりに食い違う評価は相手も混乱してしまうので、必ず連絡を入れるようにしましょう。
メルカリで「残念だった」評価は消えるのか?
以前は全ての評価が見えていましたが、先ほどお伝えしたように、現在、メルカリの評価は最新の100件のみ表示される仕組みです。それより前の評価は、消えはしませんが、画面には表示されなくなります。
自分が「残念だった」評価をもらってしまった場合、その評価を消すこと自体はできません。しかし、「残念だった」評価をもらった後に、100件の「良かった」評価をもらえば、見えなくすることは可能です。
補足をすると、以前は「良かった」「普通」「悪い」の三段階で評価でしたが、「普通」が無くなり、「悪い」ではなく「残念だった」という評価に変更になりました。
メルカリの評価コメントにおける注意点

適切なコメントはお互いに気持ちいい取引になる一方で、不適切なコメントは相手を不快にしてしまいます。「残念だった」評価でコメントするとしても、どんな言い方をしてもいいわけではありません。
続いては、コメント入力の際に気を付けるべき点について紹介します。これらの評価コメントはトラブルの元になるので控えてください。
1.誹謗・中傷のコメント
取引相手の人格否定や取引外の部分で否定的なコメントを残すのはNGです。取引中の相手の対応が悪い時でも、具体的に悪かった事実のみを淡々と述べることにとどめ、個人を否定するようなコメントにならないよう気を付けてください。
悪質なコメントが続くと、最悪の場合メルカリサイドから強制退会などのペナルティを負うことになります。そもそも相手への誹謗中傷は、メルカリに限らずどんな場面でもやってはいけないことなので絶対に止めましょう。
2.攻撃的、暴力的なコメント
取引相手の対応が悪いと、どうしても評価コメントでは否定的に言いたくなってしまいます。しかし度を越したコメントは否定や苦言の域を越えてしまうので、言葉遣いは慎重に選びましょう。
悪かった点を指摘する際は「〇〇なのは残念でした」「〇〇していただけず不満が残りました」というように淡々としたコメントをしましょう。酷い言葉をぶつけたいという気持ちを抑え、大人の対応を心掛けて下さい。
3.コメントが上から目線
本人にその気はないのかもしれませんが、上から目線のコメントは相手を不快にしますし、自分の品格も疑われるので止めましょう。「値段の割にはましな商品だったよ」「対応もぎりぎり合格点でした」「価格も許容範囲でした」といった具合です。
露骨な発言はともかく、上記のようなちょっとした上から目線を無意識に使っている人はそれなりにいます。売り手と買い手の立場は同じなので、決して自分の方が上の立場だなどと思わないように気を付けてください。
4.コメントの距離感が近すぎる
距離感が近すぎるコメントも不快に感じる人は多いです。コミュニケーションは大切とはいえ、節度をもった距離感を保ちましょう。
「いつもありがとね」「無事に届いたよー」というようなまるで友達のようなノリは、取引相手とのコメントにはふさわしくありません。例え何度も利用している馴染みのある相手であっても、馴れ馴れしすぎないコメントを心掛けてください。
購入者・出品者の評価を決める基準とは?

メルカリでは購入者と販売者がお互いに評価をつけるのが基本です。それらを見てユーザーは購入や販売の判断をします。
ここからは、以下の場合の評価基準をそれぞれ見ていきましょう。
- 出品者を評価する基準
- 購入者を評価する基準
1つずつ解説していきます。
①出品者を評価する基準
メルカリが「残念だった」と評価する基準として参考に挙げているのは以下の3点です。
- 発送期限や配送設定は守られたか
- 発送期限や配送設定を変更する際は相談があったか
- 不快な言葉づかいはなかったか
言ってしまえば「丁寧な言葉づかいで誠実な対応をする」ことさえできれば、悪い評価が付きにくくなるということです。
良い評価をもらうなら以下の3点も心がけましょう。
- 返信はすぐ返す
- 丁寧に梱包をする
- 写真と商品に差異がないようにする
特に返信は見落としがちになってしまうのでこまめに確認すべきです。
②購入者を評価する基準
出品者だけではなく購入者も同様に評価されます。「残念だった」と評価する基準として参考に挙げているのは以下の2点です。
- 支払い期限は守られていたか
- 不快な言葉づかいはなかったか
購入者側も「丁寧な言葉づかいと誠実な対応」が必要です。また、出品者同様に素早く返信することで相手に不安を抱かせずに済みます。
メルカリの嬉しい評価コメント例文

続いて、評価コメントの例文を紹介していきます。まずは良いケースから見ていきましょう。
基本的には良い評価のコメントの方が使用頻度が多いので、よく使うことになります。なにも毎回オリジナリティのあるコメントを用意する必要はないので、例文を参考に数パターン用意しておけば大丈夫です。
購入者側の例文
良いコメントのポイントは、「どこが良かったか」「お礼の言葉」を盛り込みましょう。取引相手に感謝が伝わるのはもちろん、第三者がコメントを見た時にも良い出品者だということが分かるので参考になるコメントとなるでしょう。
<例文>
・丁寧な包装がされていました。素敵な商品をありがとうございます。
・迅速な対応感謝いたします。また機会があればよろしくお願いいたします。
・商品が届きました。丁寧な対応をありがとうございました。
・トラブルにもすぐに対応していただきありがとうございました。
・この度はありがとうございました。最後まで安心してやり取りをすることができました。
・こまめな連絡のおかげで安心して取引できました。ありがとうございました。
・いつも素敵な商品をありがとうございます。対応も迅速で、安心してやり取りができるので助かっています。また次回もよろしくお願いいたします。
このように一目でよかった部分が分かるのが良いコメントと言えます。難しい言葉を使う必要はないので、分かりやすい言葉で感謝を伝えましょう。
出品者側の例文
出品者側のポイントは「商品に関するコメント」「購入してくれたことへの感謝」などを盛り込みます。出品者側はより気持ちの伝わる嬉しい評価コメントにするために、一言でもいいのでオリジナリティを出せるとなお良いです。
<例文>
・この度はご購入いただきありがとうございました。こちらの商品は水気に気を付けるとより長くお使いいただけます。また機会があればよろしくお願いいたします。
・〇〇(商品名)をご購入いただきありがとうございました。こちらは衝撃に弱いので、置き場所に気を付けてお使いください。またよろしくお願いいたします。
・この度はありがとうございました。迅速なやりとりをしていただき感謝しています。ぜひ次回もよろしくお願いいたします。
・いつもありがとうございます。こちらの商品は用量が決まっているので、使い過ぎに気を付けてご利用ください。またよろしくお願いいたします。
このようにメルカリで評価をするときは、一言商品に対するコメントを残すことでテンプレ感のない評価のコメントにすることができます。購入者も喜ぶので、ぜひ一言コメントを活用してみましょう。
「残念だった」評価がつけられるパターン

基本的にやり取りに問題がなければ、「良かった」評価をつけることとなります。しかし双方の対応によっては、「残念だった」評価を付ける場合もあるでしょう。
続いては出品者と購入者ごとに、評価を悪くつける場面について紹介します。不適切な場面で変な評価を付けてしまわないように気を付けてください。
出品者が評価されるパターン
購入者が「残念だった」評価をつける理由は、主に「対応に問題がある」「商品に問題がある」の2つです。以下のようなことがあると、良い評価をもらえないことがあります。
・包装が雑
・商品に傷や不備があった
・商品の到着に時間がかかった
・コメントへのレスポンスが遅かった、適切ではなかった
・商品説明と実物に差異があった
基本的にはどれも出品者側に落ち度のある理由と言えるでしょう。包装など出荷の際は大丈夫でも、配送過程で不備が出る可能性もあるので、自分の手の及ばない部分でマイナス評価にならないよう気を付けましょう。
また、連絡不足などで購入者を不安にさせた時にも「残念だった」評価が付きやすいです。連絡はなるべく迅速に、丁寧な対応を心掛けましょう。
メルカリで評価を「残念だった」にする際の例文(自分が購入者の場合)
自分が購入者の場合で「残念だった」の評価をする際の例文をご紹介します。例文を基本に自分なりにアレンジをして使ってみましょう。
例文① ~発送期日までに発送してもらえなかった~
この度はお世話になりました。「入金後3日以内に発送」とありましたが、実際に発送されたのは入金してから7日経ってからでした。商品に問題はなかったのですが、遅れるなら連絡が欲しかったです。
解説
まず取引に対する感謝を述べ、その後残念だった評価を付ける理由を具体的に提示するのがポイントです。
例文② ~メッセージの返信が遅かった~
お取引ありがとうございました。商品は無事届き、発送日時も問題なかったです。ただ、メッセージの返信が遅かったのが少し気になりました。もう少し早くいただきたかったなというのが本音です。
解説
今回の場合は商品や発送の不備もなくメッセージのみが遅かった場合です。あくまでメッセージの返信の早さのみが問題なので、まず他は問題なかったことを明記します。次にメッセージが遅かったことを指摘してください。
どのくらいでメッセージが来ないと不安になるかや、1日にメルカリに割ける時間は人によるので、あまり強い言葉を使うのはやめておいたほうがいいでしょう。
以上2つが、自分が購入者の場合に「残念だった」と評価をつける際の例文です。
他にもトラブルが考えられますが、商品に対する不備があった場合、評価をしてはいけません。問題なく受け取ったとみなされ、その後の返品や交換が難しくなります。商品に問題があった場合は、事務局に連絡をして解決するようにしましょう。
購入者が評価されるパターン
購入者はお客様なので、よほどのことが無ければ「残念だった」評価をもらうことはないでしょう。それでも可能性があるとすれば、「支払い対応の不備」「筋違いなクレーム」などが挙げられます。
・支払いが期日に間に合わなかった
・受取評価を行わずいつまでも取引が完了しなかった
・勘違いや理不尽なクレームを送った
出品者よりは些細なことで「残念だった」評価を受けることはありません。ですが、出品者が度が過ぎる迷惑を被った場合には評価が悪くなっていまう可能性があることは覚えておきましょう。
購入者が「残念だった」評価を受けると、取引を断る購入者が出てくる可能性があります。評価の悪い人との取引はトラブルの元なので当然の対応と言えるでしょう。
メルカリで購入後に「残念だった」評価で理由コメントなしのパターン
相手側の取引内容に問題がある場合、通常はその問題を解決するため、取引メッセージでやりとりをします。それでも問題が解決しない場合、「残念だった」評価をします。しかし、そのやり取りをせずに「残念だった」評価をする人もいます。
また、「残念だった」理由をコメントに書かずに評価をする人もいます。その場合、評価をされた側にとっては、理由が分からず困ってしまいます。
他のユーザーも、マイナス評価をする理由を知りたいと思います。そのため、購入後に「残念だった」評価をする際は、コメントなしではなく理由をきちんと書くようにしましょう。
メルカリで評価を「残念だった」にする際の例文(自分が出品者の場合)
ここからは自分が出品者の場合に「残念だった」評価をする際の具体的な例文を見ていきましょう。
例文① ~支払い期日までに振込がなかった~
この度はお取引ありがとうございました。約束された期日までにお支払いいただけなかったためこの評価とさせていただきます。ご理解の程、宜しくお願い申し上げます。
解説
こちらが出品した場合でも、取引への感謝は必ず述べましょう。具体的に何が残念だったかを示すのはこちらが購入者である場合と同じです。お金のやり取りなので感情的になってしまいがちですが、あくまでも冷静にコメントしてください。
例文② ~過度なクレームをもらった~
今回はご購入いただきありがとうございます。商品は遅滞なく発送したのですが、対応しかねる過度なご要望を頂いたのが残念です。よってこのような評価となりますが、ご了承下さい。
解説
①こちらには不備がないことを示し、②次に行き過ぎたクレームをもらったことを言いましょう。今回は「対応しかねる過度なご要望」と表現しましたが、直接的に「過度なクレーム」と言ってしまっても良いです。クレームがあまりにも悪質な場合はブロックをしましょう。
「残念だった」評価をつけることにデメリットはある?
メルカリで「残念だった」評価をつけることに対してデメリットはありません。メルカリではお互いの評価が同時に公開されるため、片方からの評価が悪いからといってもう一方が評価を変えるという、いわゆる報復評価をされることはありません。
強いて言えば、低評価を付けた相手には今後の取引を断られる可能性はあるでしょう。しかし低評価をつけた相手とわざわざまた取引するということはまずないので、実質ノーリスクで評価をつけることができるというわけです。
「残念だった」評価でも他の人の役に立つので、遠慮なく思ったままの評価をして大丈夫です。もちろん、いたずらに評価を悪くするのではなく、あくまでも自分が良くないと思った場合だけに留めましょう。
メルカリで「残念だった」評価がつくと売れないこともある
メルカリで、「残念だった」評価がつくと、「この人はどんな取引をしてマイナス評価をもらったのか?」と思われ、それが原因で商品が売れないということにもつながります。
メルカリの評価は通信簿のようなもので、その人が過去メルカリでどのような取引をしてきたのかが分かってしまいます。
だから、取引は丁寧に行い、「残念だった」評価をもらわないことが非常に大事です。
メルカリで「残念だった」をもらわないお詫び文の例
メルカリで「残念だった」評価をもらわないために、という以前の話しとして、取引でこちらの対応にミスがあれば、丁寧にお詫びしましょう。
いくつか、お詫び文の例を載せますので、参考にしてください。
こちらに不備があった際の例文
こちらに不備があった際の具体的な例文を見ていきましょう。
例文① ~こちらに不備があったことに気づいた~
「ご購入ありがとうございます。〇〇(名前)です。先ほど購入いただいた商品を発送前に確認したところ、〇〇〇の不備がありました。こちらの確認不足です。誠に申し訳ありません。」
解説
梱包の不備や発送や評価での遅延があると、トラブルになりやすいのでご注意ください。もし自分の不注意で取引が遅れたりする際には、気づいた時点で謝りましょう。
不備の内容もしっかり書くことがポイントです。
出品した商品と実際の商品が異なる場合の例文
不備の中でも、商品を間違えた時の例文です。
例文① ~サイズを間違えた~
「ご購入いただきありがとうございました。ご購入いただいた商品ですが、商品説明に「Mサイズ」と書きましたが、正しくは「Lサイズ」の商品です。こちらのミスで、〇〇様にご迷惑をおかけし、誠に申し訳ありません。
このお取引をキャンセルしたい場合は、お手数ですがご連絡いただけますか?
もしLサイズでも問題ないということでしたら、このまま発送の手続きを進めたいと思います。」
解説
例文のようなサイズ違いや、色違いのケースなど、出品時の商品確認ミスはトラブルになりやすい例です。
お詫びの際のポイントは2つあります。
1)自分の不備を認め、謝る。
2)取引をキャンセルするか、このまま続けるか、相手に選んでもらう。
サイズや色違いがあったとしても、相手がこのまま取引を続けるという選択をする場合もあります。
なお、相手(購入者)が間違いに気づき、連絡してくださるケースもあります。その場合も、不備を認めて謝り、取引をキャンセルするか続けるか、相手に選んでいただきましょう。
そして、相手から返事がくるまでは発送しないようにしましょう。
発送できるまでに日にちがかかる場合の例文
発送に時間がかかる場合の例文です。
例文① ~身内に不幸があり、発送が遅れる~
「この度はご購入いただきありがとうございます。大変申し訳ありませんが、身内に不幸があり、発送が遅れています。
〇〇日までには発送を予定しています。
お待たせして大変申し訳ありません。」
解説
例文のようなお葬式や仕事のトラブル対応など、急な予定により発送が遅れるケースもあり得ます。
理由を説明してお詫びした上で、相手が安心できるよう「いつ発送できるのか」を伝えましょう。
出品者側からキャンセルをお願いする場合の例文
やむを得ない理由で、取引をキャンセルしたい場合の例文です。
例文① ~「新品・未使用」で出品していた商品が破損した場合~
「この度はご購入いただき、ありがとうございました。先ほど改めて商品を確認したところ、商品の一部が破損していることに気づきました。こちらの確認不足です。大変申し訳ございません。
「新品・未使用」として出品しており、〇〇様には大変ご迷惑をおかけしてしまいました。取引はキャンセルさせていただきたいのですが、いかがでしょうか?
お手数をおかけいたしますが、お返事をいただければ幸いです。」
解説
自分の不備がキャンセルをお願いする理由であることを、きちんと書くことがポイントです。ただ「キャンセルしたい」と言われただけでは、購入者は納得できません。不備の理由は隠さず具体的に説明しましょう。
荷物を再発送する場合の例文
荷物が発送後に返送されて、再度発送をする場合の例文です。
例文① ~重量がオーバーし、レターパックで発送できない場合~
「〇〇様、商品の発送をお待たせしてしまいすみません。レターパックで発送を予定しておりましたが、梱包分の重量がオーバーしてしまい、他の発送方法に変更させていただきます。
ご迷惑をおかけして大変申し訳ありません。送料の不足分はこちら側で負担いたします。
宅急便かゆうパックでの再発送を予定しておりますが、〇〇様のご希望はございますか?」
解説
発送する商品を梱包したら、規定のサイズより大きくなるケースもあります。定形外普通郵便や、クリックポスト・レターパックなど、自分でポストに投函する場合は注意が必要です。
規定サイズより大きいと、送料が不足するため荷物が返送されます。再発送すると、相手に商品が届くまで時間がかかります。その場合は、上記のようなお詫び文を送ってみましょう。
再発送する理由、経緯を書くことがポイントの1つです。そしてもう1つ。送料不足で発送方法を変えるのであれば、購入者に相談し、なるべく相手が希望する方法で送り直すことをおすすめします。
メルカリで「残念だった」評価をもらうことによる影響は?
メルカリで、出品者として「残念だった」という評価をもらったら、自分が低評価を受けたことによるショックもあると同時に、今後の取引に影響が出るのでは?と心配になると思います。
結論を言うと、少数であれば基本的には影響はありません。詳しくご説明します。
1~3%ほどなら誤差
例えば100回取引して2回「残念だった」評価がある場合、裏返せば、98コは高評価です。取引回数が増え、100件以上になれば、例えば配送遅延が起きたり、ミスをしてもおかしくはありません。
もしミスがあっても、普通はその後気を付けるので、大きく増えることもありません。
100回の取引で「残念だった」評価が数件であれば、普通は気にする必要はありません。
低評価のコメントはチェックする
メルカリは、ユーザーのプロフィール欄を見ると、評価が見えるようになっています。
慎重な購入者であれば、購入前に評価を見て、「残念だった」の内容も見ます。
もし事実と異なる主張により「残念だった」の評価をもらったのであれば、プロフィール欄に弁解のコメントを入れておくという手段もあります。
ただし、「言い訳がましい」と思われると逆効果なので、多少のコメントであれば、放置する方がおすすめです。
「残念だった」評価をもらっても事務局からのペナルティは無し
こちらのミスで低評価になった場合、事務局からのペナルティはあるのでしょうか?
結論としては、「残念だった」評価をもらうだけではペナルティは発生しません。
ですが、例えば、
・偽物を出品していた
・商品の状態を偽って出品した
などの迷惑行為があったと認められたら、
・出品が停止となる(商品が下書きの状態に戻る)
・商品が削除される(下書きにも残らない)
・機能が一定期間利用できなくなる
などのペナルティが発生する場合があります。
相手とのコミュニケーションが発生する以上、コミュニケーションの基礎である「相手をおもいやる」「自分がされたら嫌なことは相手にもしない」ことを忘れずに取引をしましょう。
メルカリで「残念だった」評価を消すことはできるのか?
メルカリで「残念だった」評価をもらい、その理由が正当ではなく納得できない場合、評価を非表示にできるケースがあります。
そのための手順は、以下3つになります。
1)不当だと判断する証拠を集める
2)メルカリ事務局に問合せする
3)事務局からの返信と対応
この3つの手順について、詳しくご説明します。
1)不当だと判断する証拠を集める
まずは、不当な評価だと判断した証拠を集めます。
その際に参考となるページをご紹介します。
これらのルールに反したものであれば、非表示にしてもらえる可能性があります。
「残念だった」評価にコメントがついていない場合は、理由を聞いた方が良いでしょう。
なお、事務局に問合せる際は画像も添付できます。最大4枚です。例えば、以下のようなスクリーンショットを添付するとよいでしょう。
・取引の商品説明
・実際の取引画面(取引メッセージの文章など)
・取引相手のプロフィール
・悪い評価
事務局が読みやすいように、大事な部分に線を引いたり四角の枠で囲うことをお勧めします。また、プロフィールは変更できてしまうので、撮影日時も記載しておくと良いでしょう。
例えば、最後まで無言だったために「残念だった」評価が付いたとします。その場合は、その評価と相手のプロフィールのスクリーンショットを撮りましょう。
必要な情報が集められたら、事務局へ問合せをしましょう。
2)メルカリ事務局に問合せる
まず、問合せフォームの場所をご説明します。
1.マイページの「ガイド・お問い合わせ」より「お問い合わせ」
2.「読んでも解決しないのでお問い合わせする」より「お問い合わせ項目を選ぶ」
3.「お問い合わせ項目」より「取引中の商品について」
4.問い合わせしたい商品を選ぶ
5.「お問い合わせ項目より選ぶ」より「評価について」
6.「上記で解決しない場合」より「お問い合わせする」
これで、問合せフォームにたどり着きます。
ここでは、挨拶がなく終始無言で「残念だった」評価になった例での文章例をご紹介します。
例文
(結論)
評価が不当だと判断しており、非表示にしていただけないでしょうか。
(理由)
出品者から「挨拶もなく終始無言だった」ことを理由に「残念だった」と評価をもらいました。ですが、この理由で「残念だった」と評価するのは、不当ではないかと考えたからです。
(その根拠)
根拠は、メルカリガイドの「独自ルールの取引について」です。「コメントなし購入禁止」というルールはないにも関わらず、挨拶やメッセージが無いという理由で「残念だった」にするのは独自ルールではないでしょうか?
また、挨拶するようにプロフィールに書いてありますと言われましたが、「プロフィール必読」というルールは無いと「独自ルールの取引について」に書いてあります。
評価と出品者のプロフィール画像も添付しますので、ご確認ください。
(希望)
上記を理由に評価を非表示にしていただきたいです。ご確認よろしくお願いします。
文章を書いたら、画像を添付します。
「送信する」を押すと、お知らせ欄に、【お問い合わせを受け付けました】と通知がきて、その通知を押すとメッセージが見られます。
3)事務局からの返信と対応
数日以内には事務局から回答が届くはずです。
なお、事務局が状況の確認のために相手に連絡している場合は、その分こちらへの回答に時間がかかります。
評価を非表示にしてもらえる場合には、例えば以下のようなメッセージが届きます。
判断基準は、基本こちらに案内されることはないので、表示になるかどうかはその時の事務局の判断次第です。
そして、「残念だった」評価が非表示になっていることを確認し、「お問い合わせを終了する」ボタンを押します。
上記の画面で「はい」を押すと、全て完了となります。
なお、問い合わせが終わった後も、以下画面のコードを記載して再度問い合わせることも可能です。
ここまで説明した通り、必ずしも評価が非表示になる訳ではなく、非表示にはならないケースもあり得る点は、ご理解ください。
商品が削除できるようになる
その後、取引画面を確認すると、商品ページが削除できるようになります。
必要なら、商品を削除しましょう。
また、取引相手からの仕返しが気になるようであれば、相手をブロックし、これで全て終了となります。
メルカリでコメントをもらった側の声

最後の評価コメントはそれに対して返信がされることはないので、最後に思ったままのことを述べる人も多いでしょう。特に低評価を付ける時には、つい感情的になって酷いコメントを残してしまいがちです。
コメントを受け取る側も同じ人間なので、当然コメントをもらえば感想も生まれます。そういったコメントに対する感想を目にしておけば、見えない相手に対しても過度なコメントを控えることができるでしょう。
続いては、コメントを受け取ったことに関する感想について紹介していきます。コメントを受け取った人がどんな気持ちになるか、コメントを送信する前に一度考えてみましょう。
「良かった」評価のコメントへの感想
良い評価をもらったら、当然相手は嬉しくなります。特に相手がこだわっている箇所や気を付けている点を褒められると、より一層嬉しい気持ちになるでしょう。
<感想例>
・包装に気をつかっていたので、丁寧な包装でありがとうと言われて嬉しくなりました。
・予期せぬトラブルがあったので迅速に対応しました。後日コメントでお礼と良い評価をもらえ、頑張ってよかったと思いました。
・信用を第一に考えているので、信頼できる方で良かったですと言ってもらえてとても嬉しかったです。
・初めての出品で不安でしたが、丁寧な対応ありがとうございますと言ってもらえて自分に自信が持てました。
このように、具体的な点を褒められると出品者も嬉しいものです。コメント一つでも励みになるので、できるだけコメント付きで評価を行いましょう。
「残念だった」評価のコメントへの感想
落ち度があれば評価が悪くなってしまうのも仕方ありません。しかし、度を過ぎたコメントをもらえばやはりいい気分にはならないでしょう。
また、コメントのない無言評価もあまりいい気持ちはしません。特に「残念だった」評価をコメントなしでされてしまうと、受け取った相手は何が悪かったのか分からないのでもやもやした気持ちを抱えることとなります。
<感想例>
・普段通りにやり取りしたつもりでしたが、コメントもなく「残念だった」評価をもらった時は何がいけなかったのか考え込んでしまいました。
・こちらのミスで配送が遅れてしまったので評価が悪くなってしまうことは仕方ありません。ですが延々と「手際が悪い」「要領が悪い」と否定され続けるコメントは辛かったです。
・問題なく取引が完了したと思ったら、「残念だった」評価と一言「不備あり」のコメントが。何が悪かったのか全く分からず困惑しました。
・購入者側の勘違いでクレームをされた挙句にコメントなしで「残念だった」評価、あまりに理不尽だと思いました。
このように感情的なコメントをもらった側は少なからず気分を害してしまいます。悪い点を指摘するにしても、冷静に悪かった点だけを淡々と述べるように心掛けてください。
メルカリの取引終了後のメッセージ

メルカリではお互いの評価が終わった後でも、一定期間はメッセージを送ることができます。基本的に取引は完了しているのでメッセージの出番はありませんが、必要があればここからメッセージを送りましょう。
ただし、取引終了後のメッセージに関しては相手へのお礼がメインです。取引が終わった後に余計なトラブルの元になる発言は控えましょう。
続いては販売者と購入者の立場別に、取引終了後のメッセージを送る際の注意点について紹介します。悪質なメッセージはペナルティの原因になるので、十分に気を付けてください。
購入者の注意点
取引の終了後にメッセージでクレームを送るのはNGです。取引は終了しているのに、後になってから不満点をぶつけるのはマナー違反と言えるでしょう。
「商品が高い」「発送が遅い」「商品が気に食わない」これらのメッセージを取引終了後に送るのはただの言いがかりです。あまりに悪質なメッセージはメルカリ事務局に通報されペナルティを受けてしまいます。絶対に後からクレームを入れるのはやめましょう。
出品者の注意点
出品者は購入者に対して、追加での商品購入を催促するのはNGです。購入してもらった商品以外の購入をメッセージで勧めるのはマナー違反と言えるでしょう。
せっかく気持ち良く取引が終了したのに、出品者から追加で購入をせがまれてしまったら後味が悪くなってしまいます。「ぜひ次回もよろしくお願いいたします」「よろしければフォローしてもらえると励みになります」といった具合に社交辞令程度の軽い挨拶に留めておきましょう。
この場合でも、あまりに悪質な場合だとメルカリ事務局からペナルティを受けるので気を付けて下さい。
まとめ

メルカリの受取評価コメントは、取引に直接影響を及ぼすものではありません。しかしメルカリは顔も見えない人同士のやり取りになるので、一言だけでもコメントがあったほうがお互いに気持ちよく取引を終了できるのもまた事実です。
「良かった」評価のコメントはどこが良かったか具体的に褒めて、「残念だった」評価のコメントでは悪かった点を冷静に淡々と述べるのがポイントです。どちらの場合でも、あまりに馴れ馴れしすぎたり感情的になったりするコメントは相手を不快にするので控えましょう。
コメントを受け取った側も良いコメントであれば励みになりますし、悪いコメントであれば反省して今後に活かせます。結果的に購入者も良いサービスを受けやすくなるため、コメントはお互いに良い影響を及ぼすと言えるのです。面倒くさがらず、ぜひ受取後は評価コメントを入力しましょう。