メルカリでiPhoneを売るには？出品手順を詳しく解説します！

不要になったiPhoneを売るには、メルカリなどをはじめとしたフリマアプリが便利です。特に新しい機種であれば、それなりの利益を得ることが可能です。

この記事では、フリマアプリでiPhoneを売る際の手順を詳しく解説していきます。メリットやデメリットについても併せて解説していくので、興味のある方はぜひ参考にしてください。

フリマアプリ以外でiPhoneを売るには？

メルカリに出品する以外で、iPhoneを売る手段とは一体どのようなものでしょうか？具体的には、買取ショップの利用や公式ショップの下取りを活用するなど、いくつかの方法が考えられます。

ここからは、フリマアプリ以外で売却する際のメリットとデメリットを紹介していきます。

買取サービスを使う

中古家電を取り扱っている店舗や家電量販店では、スマホの買取サービスを行っている場合がしばしばあります。これらのサービスを利用することにより、手軽にスマホを売ることが可能です。

ただし、状態がよく、付属品が揃っていないと、買い取りの対象にならない場合があるので注意してください。また、見積もり金額が思い通りの金額にならないケースも考えられます。より多くの利益を求める方には不向きであると言えます。

Appleの下取りサービスを使う

Appleには、「Apple Trade In」というサービスがあります。これは、スマホを買い替える際に古い機種を下取りに出すことにより、下取りの金額分が割引されるというものです。

さらには、下取り額分をApple Gift Cardで貰うこともでき、好きなタイミングで活用可能です。ただし、いずれの場合もAppleの製品、またはサービスを購入する場合にしか使えません。それ以外のものに利益を活用したい場合には、他の方法を選んだ方がよいでしょう。

メルカリでiPhoneを売る際に気を付けるべきポイント

フリマアプリを利用してiPhoneを売りに出す時には、いくつか気を付けなければならない点があります。そのままの状態で売ると、大切な個人情報が漏れてしまう恐れもあるので、十分注意してください。

ここからは、スマホを売りに出す際にしておくべき5つの作業について、詳しく解説していきます。

IMEIを確認する

メルカリでiPhoneを売りに出すためには、定められた手順に従って初期化の作業を行わなければなりません。そのために、まずは「IMEI」と呼ばれる端末を識別する番号を確認する必要があります。

IMEIはスマホの通信状況を確認するために必要となります。メルカリでは、スマホの出品に際してIMEIの記載を義務付けており、守らなければ出品が削除されてしまいます。くれぐれも記載漏れのないように、気を付けてください。

ネットワークの利用制限について確認をする

通信に制限が付いているスマホは、メルカリに売りに出すことができません。そのため、事前にネットワークの状況について確認をする必要があります。

通信制限の有無について確認をするには、各キャリアの専用ページへアクセスしましょう。

各ページの指示に従って入力を行い、結果に「〇」と表示されていることを確認してください。

参考：SoftBankの確認ページ
参考：auの確認ページ
参考：docomoの確認ページ

端末の保護機能をオフにする

iPhoneには、第三者によるスマホの不正利用を阻止するための機能が存在します。これがオンになったままでは、購入者がスマホを使用することができません。売りに出す前に、機能をオフにしてください。

保護機能のオンオフを変更するには端末の設定画面を開き、「Apple ID、icloud、メディアと購入」をタップしてください。

「探す」を選択し、「iPhoneを探す」という欄をオフに変更しましょう。

初期化を行う

スマホには、たくさんの個人情報が保存されています。これらのデータが悪意のあるユーザーの手に渡ると、何らかの犯罪の被害にあう恐れがあるので気を付けましょう。安全のためにも、スマホを売りに出す際には必ずデータの初期化を行ってください。

ただし、初期化を行うと端末に保存されているデータがすべて消えてしまいます。残しておきたいデータは、必ず別の場所に保存しておくようにしましょう。一般的には、iCloudを用いて情報のバックアップを行い、その後に初期化をするという手順が取られます。初期化の手順の詳細については、以下を参考にしてください。

まず端末の設定画面を開き、「一般」をタップします。

「転送またはiphoneをリセット」→「すべての設定をリセット」と選択していけば完了です。

SIMカードを取り出す

スマホには、「SIMカード」と呼ばれるチップが入っています。この中には、電話番号などの個人情報が含まれているので、取り出してから出品するようにしましょう。

カードを取り外す道具は、購入した際に箱の中に同封されています。もしも紛失した場合には、先の細い針やピンなどで代用可能です。

カードを取り出すには、本体側面にある小さな穴にピンを押し込んでください。

トレーが出てくるので、装着されているカードを取り出しましょう。

メルカリを利用するメリットとデメリット

メルカリでスマホを売る場合、利点もあれば当然、欠点も伴います。よい側面ばかりに注目するのではなく、欠点についてもよく確認をしてからフリマアプリを利用しましょう。

好きな値段で売ることができる

下取りや買取サービスでは、値段を自分で決めることができません。そのため、結果に納得できないケースが多くあります。

対して、フリマアプリでは出品者が自ら売り値を決めるシステムとなっています。売り手と買い手の双方が納得した上で取引ができるというのは、フリマアプリの大きな利点の一つです。

手数料についてのシステムが分かりやすい

多くのフリマアプリでは、利用に際して販売手数料が取られます。メルカリではこの料金が一律10%と決められ、非常に分かりやすいというメリットがあります。

ただし、販売手数料以外にも、梱包の資材費や送料がかかります。値段を設定する際には、これらの点に注意が必要です。考慮しないで安い値段を付けると、赤字になる可能性があります。自分の品物を相手に送るためにはいくらくらいの金額がかかるのか、あらかじめよく確認しておきましょう。

作業を自分で行わなければならない

フリマアプリでは、出品から発送までの手順を自身の手で行う必要があります。加えて、情報の入力や写真撮影などの作業も伴うため、非常に手間がかかるというのが欠点の一つです。また、品物が汚れている場合は、さらに清掃の手間も必要です。

以上のような点から、忙しい方や手軽さを求める方には不向きであると言えます。

必ずしも売れるとは限らない

フリマアプリでは、購入を希望するユーザーが現れた時にはじめて取引が成立します。つまり、買い手が付かなければ、いつまでも売れないということです。その間、品物は自宅で保管しておく必要があるので、場合によっては収納スペースを圧迫します。

すぐに不要品を処分したいという方にとっては、大きなデメリットです。

クレームがつく恐れがある

使用歴のあるスマホには、多少の傷や汚れなどがあるものです。これらの状態について丁寧な説明を行わないと、トラブルに発展する可能性があります。場合によっては、返品などの対応に追われる可能性もあるので注意しなければなりません。

また、事前に傷や汚れについての説明をしていたとしても、よく読まずに購入するユーザーもいます。トラブルを未然に防ぐためには、直接やり取りを行う際に再度確認をすると安心です。

メルカリでiPhoneを売る方法

実際にiPhoneを売りに出すためには、どうしたらよいのでしょうか？ここからは、メルカリで品物を出品する際の手順を詳細に解説していきます。

品物の写真を撮る

メルカリに品物を売りに出す際には、紹介用の写真を設定する必要があります。この際、画像の枚数はなるべく多く設定しましょう。買い手は写真を参考に品物を選ぶからです。画像の枚数が少なく、商品の状態が判断しにくい場合、買い手の購買意欲を高めることができません。

スマホを売りに出す際には、以下の4点を写した画像をいくつか掲載しましょう。

・本体正面
・裏面
・充電口や本体角など、細部のアップ
・付属品

また、スマホの液晶を撮影する際には、電源を入れた状態で撮影するのがおすすめです。これにより、電源がきちんと入ることの証明になります。文章のみによる説明よりも説得力があり、より安心してもらいやすくなります。

品物の名前と説明文を入力する

品物の名前を決める際のコツは、検索に引っ掛かりやすいキーワードをたくさん取り入れることです。スマホであれば、機種やキャリアの名前、色などのキーワードを組み合わせた名前にしましょう。

また、品物の説明文には、なるべく詳細な情報を記載するようにしてください。iPhoneの場合、以下の5つの情報は必ず明記するようにしましょう。

・機種の基本情報
・IMEI番号と通信制限の有無
・動作の状況
・傷や汚れの有無
・付属品の有無

容量、通信状況、不具合の有無とその内容など、目視ではわからない情報は必ず文章で説明してください。問題点が後から発覚した場合、クレームなどの原因になりかねません。小さなことであっても必ず記載するようにしましょう。

また、傷や汚れがある場合は、念のため写真でも説明した内容を再度記載するようにしてください。なぜなら、写真をよく見ずに購入するユーザーがいるためです。後から気付いて苦情のメッセージを送ってくるケースもあるので、細かく確認を行いながら慎重に取引を進めましょう。

買い手が決まったら荷物を発送する

フリマアプリでは、自分で荷物を梱包して発送する必要があります。この際、適切な梱包を行わないと品物が壊れる恐れがあるので気を付けましょう。スマホは精密機械であるため、他の品物よりもさらに丁寧に梱包を行わなければなりません。以下の手順を参考に梱包を行ってください。

まずは、水濡れを防止するため、品物をビニール袋に入れ、その上から緩衝材で覆います。

次に、品物を段ボールに入れ、隙間を緩衝材で埋めてください。

最後に、ガムテープなどを使用して箱を閉じれば完了です。

梱包に使う箱のサイズは、なるべく小さいサイズに収めるのがコツです。配送料は荷物の大きさによって変わってくるからです。必要以上に大きくなると、損をすることもあるので気を付けてください。

なお、選ぶ配送方法によっても金額が変わってきます。受けられるサービスの種類も異なるので、状況に合わせて適切なものを選ぶようにしましょう。

配送方法の一覧は、公式サイトを確認してください。

参考：配送方法についてのページ

覚えておくべき規約

メルカリを利用するにあたって、特に気を付けなければならないのが利用規約です。中には、出品することそのものが禁じられている品物もあります。気付かずに違反してしまうと、罰則の対象になるので注意しましょう。

ここからは、特に気を付けるべき規約について説明していきます。

販売が禁止されているもの

メルカリでは、出品することが禁止されている品物があります。いくつもの種類がありますが、スマホに関連するものとしては以下のようなものが当てはまります。

・端末の保護機能が有効になっているもの
・通信制限がかけられているもの
・本体料金の支払いが完了していないもの
・現在契約中のもの

スマホを売りに出す時は、出品が認められる条件をクリアしているかどうか、入念にチェックしましょう。

規約に違反するとどうなるのか？

もしも、利用規約を守らなかった場合には、一体どうなってしまうのでしょうか？一般的に、規約違反を犯したユーザーに対しては、以下のような対応が取られます。

・出品の削除
・アカウントの停止
・強制退会処分

規約を守らずにiPhoneを売りに出した場合、出品の削除が行われることがほとんどです。ただし、何度も違反を犯している場合や、より悪質性が高いと判断された場合は、強制退会処分を受ける可能性も考えられます。違反することのないよう、十分注意してください。

iPhoneを適切な方法でメルカリに出品しましょう

下取りや買い取りのサービスを利用すると、思ったような値段が付かないことが多いものです。その点、フリマアプリなら自分の好きな値段で売りに出すことができます。時間をかけてでも納得のいく価格で売りたいという方は、ぜひ検討してみてください。

ただし、メルカリでスマホを売る際にはいくつか気を付けなければならない点もあります。たとえば、iPhoneは買った人がすぐに使用できる状態にして売りに出さなければなりません。保護機能が有効になっていたり、通信制限がかけられていたりすると出品できないのです。場合によっては規約違反とみなされ、罰則の対象となる可能性もあるので注意してください。

メルカリでiPhoneを売る際には、以上のポイントをふまえましょう。