メルカリで出品して売れた商品の履歴は消すべき?その理由や手順を解説

メルカリでは、日々たくさんの商品が取引されています。商品を見ていると、「売却済み」と書かれているものを見かけたことがある方も多いのではないでしょうか?

商品の履歴を残していると、検索したときに売り切れた商品も一覧に出てきます。まれに売却済みにもかかわらず、「いいね」が来ることがあるのです。

そんなときに「売れた商品は履歴を消した方がいいのかな」と思う方もいるでしょう。この記事では、出品履歴を消した方がいいパターンの紹介や出品履歴を消すメリット・デメリット履歴を削除する方法を詳しく解説します。

メルカリで上手く販売していくためには、適度に商品の履歴を消すことも大事な手段の1つです。

目次

商品履歴を削除した方がいい3つのケース

履歴を整理する際に、売れた商品をすべて消していいというわけではありません。出品中の商品をより売れやすくするために、優先して消した方がいいケースを3つ紹介します。

ケース1. 以前は販売OKだったが現在出品禁止の商品

メルカリのルールで現在出品禁止となっている商品は、売却済みのものを含めすべて削除しましょう。なぜなら「この出品者は禁止されているものを販売している」と判断され、信用できる取引相手だと思われない可能性があるからです。

出品禁止の商品は以下から確認できます。
例えば、マスクや消毒液などです。これらが出品禁止になったことはニュースなどで取り上げられていたのでご存知の方が多いでしょう。

新型コロナウイルスの流行前までは出品禁止ではなく、普通に取引できました。そのため、コロナ流行期以前にマスクや消毒液などを出品していたという方は、プロフィールの商品一覧にその商品が残っています。

それを見たユーザーはいつ頃に出品された商品かまでは確認せず、出品禁止のものを出しているだけで「この出品者はルールを守らない人だ」と思われてしまう恐れがあります。

もし過去に出品禁止である商品を出品していたことがある人は、その履歴を消しておくとユーザーに不審に思われることはないでしょう。

参考:メルカリ出品禁止の商品

ケース2. 値下げ交渉に応じた商品

過去の取引で値下げ交渉に応じた商品があれば削除しておきましょう。

値下げ交渉はコメント欄で行われるため、商品ページを開けば誰でもそのやりとりを見ることができます。ユーザーがやりとりを見て、値下げ交渉に応じたことがあるとわかると、「この人は値下げ交渉してくれる」と思われる可能性があります。購入を検討しているユーザーの中には、売却済みの商品を詳しくチェックしている人もいるぐらいです。

特に同じ商品を出品している場合には、「以前値下げに応じたときの金額にしてほしい」と過去の取引価格を根拠に値下げ交渉されるかもしれません。

ユーザーに「値下げしてくれる人」と思われてしまうと想定している値段で売れにくくなり、売上に影響します。そうならないためにも、コメント欄で値下げしたことがわかる商品はすべて消しておきましょう。

ケース3. 人からプレゼントされた物

人からプレゼントされた物を出品して、すでに売れたのであれば消しておきましょう。メルカリは多くの人が利用しているため、プレゼントをあげた人が発見してしまう可能性があります。「見つかるはずはない」と思っている方もいるかもしれませんが、商品情報を消さない限りメルカリ会員でなくても誰でも見られるのです。

もらい物を出品していることがバレてしまうと、プレゼントをくれた人との今後の関係性に大きく影響します。お互いに気まずくならないために、プレゼントされたものを出品して売れたら商品を削除しておくのが無難でしょう。

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出品した商品履歴を削除する手順

先ほど紹介したような削除すべきパターンに当てはまるものがあれば、出品履歴を消しましょう。出品履歴は「取引が完了した後」及び「最後の取引メッセージでのやり取り」から2週間経過すると削除可能です。ここでは、その手順を紹介します。

【出品履歴を削除する手順】
1. メルカリアプリを開き「マイページ」を押す

2. 商品管理の項目にある「出品した商品」を押す

3. 「売却済み」タブを選択

4. 削除する商品を選んで開く

5. 「この商品を削除する」を押し、確認メッセージを読んで「削除する」を押す

一度消去した商品情報は復元できませんので、本当に消していいのか慎重に判断しましょう。

商品履歴を削除するメリット

出品した履歴を消すことによるメリットは3点です。それぞれ解説します。

1. 過去の商品情報を知られずに済む

履歴を消すことによって、他のユーザーに過去取引があった商品の情報を知られずに済みます。削除するとプロフィールの「出品した商品」から商品が見られなくなるのです。

商品の購入を検討しているユーザーの中には、出品者のプロフィールを開いて他の商品を見ることも珍しくありません。プロフィールに「値下げには応じません」と書いていても、コメント欄でのやりとりを見て値下げ交渉に応じていれば「この人は値下げしてくれる人」と思われてしまいます。

他にも、過去は出品OKだったが現在出品禁止になっている商品があると、ルールを守らない出品者だと勘違いされる恐れもあるのです。

今後の取引に影響が出そうな商品を削除しておけば、過去のやりとりなどを元に交渉されることもなく販売できます。

2. 出品中の商品が見やすくなる

履歴を削除して整理することで、プロフィール画面を見たときに出品中の商品がどれか分かりやすくなります。購入を検討しているユーザーがプロフィールに来たときに、商品一覧が以下のように売却済みばかりだと見づらく購入意欲が失せてしまうのです。

ユーザーの中には出品者のことを気に入ってフォローしてくれている人もいます。その人が欲しい商品を見つけられやすいようにしておきましょう。出品中の商品がどれか分かりやすいように整理されていれば、ユーザーもストレスなく商品を見られるのです。

また、欲しい商品を検索したときに「SOLD OUT」ばかり一覧に出てくるのもうんざりしてしまいます。履歴を削除すれば、検索結果にも載らないためユーザーが出品中の商品を探しやすくなります。

自身のプロフィールを見やすくするため、ユーザーが検索で求めている商品を探しやすくするために出品した履歴を削除しましょう。

3. 不要な「いいね」が来なくなる

売却済みの商品にコメントはできない設定になりましたが、「いいね」は押せるようになっています。そのため、まれに売却済みの商品であるにもかかわらず、「いいね」がつくことがあるのです。

メルカリの通知設定にもよりますが、「いいね」を押されると通知が来ます。メルカリから通知が来ると「商品が売れたのかな?」と期待してしまいますが、「『いいね』だったのか…」とがっかりします。売却済みの商品を削除しておけば、無駄な「いいね」に反応せずに済むのです。

出品した商品履歴を削除するデメリット・注意点

商品情報の履歴は、売れればすべて消してもいいというわけではありません。履歴を削除するデメリット注意点を2つ紹介します。

1. 過去の取引がわからなくなる

履歴を消してしまうと、過去にどのような商品をどれだけ販売したのか確認するのが難しくなります。プロフィールにある商品一覧を確認すれば、今まで何をどれだけ販売してきたのかすぐに分かりますが、商品を削除してしまうと確認作業に手間がかかるのです。

ただ、商品ページを削除しても、メルカリで本人確認済みの場合はマイページの残高履歴から、本人確認をしていない場合は売上履歴から、それぞれ過去の販売実績自体は確認できます。

【残高履歴・売上履歴確認をする方法】
1. メルカリアプリを開き、マイページを押す

<残高履歴の場合>
2. 残高・ポイント欄にある「残高履歴」を押す

3. 以下のように残高履歴が確認できます。

残高履歴には、支払ったメルペイを使って支払った履歴も一緒に載るため売上だけをピックアップして見ることができません。

<売上履歴の場合>
2. 残高・ポイント欄にある「振込申請」を押し、売上履歴を押す

3. 以下のように売上一覧が確認できます。

なお、残高履歴に上限件数はありませんが、売上履歴は2,000件までと上限があります。2,000件以上取引して、かつ商品ページも削除していると、確認方法がなくなるので注意が必要です。

2. 購入専門アカウントだと思われる

履歴を削除しすぎてプロフィールページに載っている商品があまりにも少ないと、ユーザーから購入専門アカウントだと勘違いされる可能性があります。

ユーザーの中には、購入前に出品者のプロフィールを見て信頼できる取引相手か判断する人もいます。そのときに出品した商品が少なすぎると「この出品者はあまり取引経験がない」と不安になり、購入を控えてしまうこともあるのです。

また、評価数に対して出品した商品の数が大幅に少ないと「何か隠していることがあるんじゃないか?」と不審に思われることもあります。

商品を削除して商品一覧がすっきり見えるようにすることも大事ですが、消しすぎるとユーザーの不安をあおってしまう可能性があることを理解しておきましょう。

履歴の削除に関するよくある質問

履歴を削除することについてご理解いただけたかと思います。その中で疑問が出てきた方もいるのではないでしょうか?ここからは、履歴の削除に関してよくある質問を3つ紹介します。

履歴を消したあとに取引内容を確認する方法はある?

履歴を消してから過去の取引内容を知りたくなった場合には、前述のように残高履歴もしくは売上履歴から確認してください。

【履歴を消したあとに取引内容を確認する方法】
1. 残高履歴や売上履歴を開き、売却した商品名を押す

2. 出品履歴を削除した商品でも販売利益などの取引情報が見られます。

購入履歴を消すことはできる?

購入履歴は削除できません。商品を消せるのは「出品者」だけです。どうしても購入した商品ページを消してほしいときは出品者に依頼しましょう。

出品者が他に出品していれば、他の商品のコメント欄で依頼することになります。購入した商品の取引メッセージは取引後2週間経つと使えなくなり、コメント欄は売却済みだと使えません。

購入した商品以外に出品されている商品がなかったり、すでにメルカリを利用していなかったりする場合には、連絡手段がありませんので注意してください。

商品削除をすれば悪い評価も消える?

商品を削除しても評価は消えません。一度つけられた評価はずっと残り続けます。

以下のメルカリガイドに記載されています。
評価で「残念だった」や悪い内容のコメントがつくとイヤですが、その評価を消す方法はありません。ただ、評価が表示されるのは100件までです。悪い評価を他のユーザーに見られないようにするためには、あと100件取引を完了させれば表示が消えます。これが今できる唯一の方法です。

前提として、悪い評価が付かないように丁寧な対応をすることが大切です。

参考:メルカリガイド

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まとめ

この記事では、メルカリに出品した履歴を削除した方がいい3つのパターン削除手順削除するメリット・デメリットを紹介しました。

結論、メルカリに出品した履歴はある程度削除した方がいいです。なぜなら、プロフィールの商品一覧が見やすくなり、まとめ買いなどセットで商品が売れる可能性が高くなるからです。また、履歴をもとに値下げ交渉されることもなくなります。

履歴を削除する商品は以下のものを中心にしましょう。

・以前は販売できたが、現在出品禁止になっている商品
・値下げ交渉に応じた商品
・人からプレゼントされた物

履歴を消せば商品一覧が見やすくなる一方で、やりすぎると購入を検討しているユーザーから不審に思われることがあります。ユーザーの信頼を得られるように、出品した商品は実績としてある程度残しておいてください。

この記事で紹介した方法で商品履歴を消して商品一覧を見やすくすれば、よりあなたの商品が売れていくことでしょう。

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