メルカリを活用した転売で月5万円稼ぐ！仕入れのポイントも解説

2021年4月12日

副業に興味がある人にとって、「転売で月5万円稼げる！」という話は魅力的でしょう。転売に特別なスキルは必要ありませんし、月5万円という金額には現実感があります。とは言うものの、実際に転売を始めるとなると、どこから商品を仕入れたらよいのか、どこで売ればよいのか具体的なイメージが湧かず、最初の一歩が踏み出せないという人も多いのではないでしょうか。

仕入れ先や売り場には、海外も含めると多種多様な選択肢がありますが、転売初心者にとってはメルカリを使うのが最も簡単でしょう。そこで、この記事ではメルカリを活用した転売を中心に解説していきます。仕入れのポイントも併せて解説していきますので、転売に興味のある方は、ぜひ最後まで目を通してみてください。

転売は人気の副業

まずは、転売とは何かという基本的なことから、転売のプロセス、副業に選ばれる理由までを解説します。また、実際に月5万円を稼ぐために必要な売上げもシミュレーションしてみます。

本題に入る前に、転売についての理解を深めておきましょう。

転売とは何か

転売とは、自らが買った物を他に売ることです。最近は転売に対して悪いイメージを持たれることもありますが、転売そのものは違法ではありません。ただし、転売するものによっては法律違反となる場合があるので注意が必要です。

例えば、コンサートやイベントなどのチケットの転売は、一昔前はよく聞く話だったかもしれませんが、2019年6月に「特定興行入場券の不正転売の禁止等による興行入場券の適正な流通の確保に関する法律」（略称：チケット不正転売禁止法）が施行されてからは、明確に処罰の対象になりました。

出典：文化庁「チケット不正転売禁止法」

転売のプロセス

転売のプロセスはいたってシンプルです。安く購入して（仕入れて）、それよりも高く売れる場所で販売するだけです。

仕入れ先となるのは、実店舗やネットショップです。加えて、メルカリ、ラクマ、ヤフオク、楽天市場、Amazonなどのプラットフォームを使ってもOKです。これらのプラットフォームは、仕入先としてだけでなく売り場としても利用できます。

なお、プラットフォームはアカウントさえ登録すればすぐに出品できる場合が多いですが、厳しい出店基準を設けているところもありますので、事前に確認するようにしましょう。

転売が副業に選ばれる理由

転売は人気の副業です。選ばれる理由としては、まずは特別なスキルがなくても始められる手軽さが挙げられます。手軽さという点では、メルカリやラクマなどアプリを利用した転売はスマホ1台で始められますので、開業資金が要らないことも理由として大きいですね。

もう一つの理由は、スキマ時間を利用できることです。ネットだけで仕入れから販売までが完結するので、時間だけでなく場所もフレキシブルになります。

月5万円を稼ぐための売上げ

月5万円を稼ぐイメージを膨らませるために、具体的な売上げでシミュレーションしてみましょう。

転売の相場と言われている20％の利益率を前提に一月5万円の利益を出すには、月25万円の売上げが必要です。そうなると、1ヶ月を30日として、1日あたりに必要な売上げは約8,333円となります。

この目標を達成するためには、低価格商品を毎日コツコツと売るのか、それとも高級品を3日に1回程度のペースで売るのか、はたまた合わせ技で売るのかといった販売戦略とスケジュールを立てて臨む必要があります。

メルカリを仕入れ先にする

メルカリから仕入れる（購入する）といっても、闇雲に仕入れていたのではうまくいきません。

以下でご紹介する商品検索のポイントを把握した上で、効率よく仕入れていきましょう。

カテゴリーで検索する

まずはカテゴリー検索です。メルカリは多くの人が利用しているため、数多くの商品が出品されています。その中で目当ての商品を素早く見つけるためには、詳細検索でカテゴリーを絞ることが効率的です。

最初に、以下のリンクをクリックしてメリカリのトップページにアクセスしてください（今回はPC版で説明します）。

参考：メルカリ

トップページが表示されたら、メルカリアプリやWebサイトのトップページの、「何かお探しですか？」と表示されている検索ボックスの右端の虫眼鏡アイコンをクリックしましょう。

詳細検索の設定画面が表示されたら、「カテゴリーを選択する」のプルダウンメニューから、目的のカテゴリーをクリックします。ここでは、「本・音楽・ゲーム」を選択します。

カテゴリーを選択し、メニュー欄の最下部にある「完了」をクリックすると、選択したカテゴリーの出品物だけが表示されます。

ちなみに、商品の回転が速いのは、以下のカテゴリです。回転が速いのは、Amazonなどのプラットフォームに出品できる商品が多いのがその理由です。

・本、音楽、ゲーム
・おもちゃ、ホビー、グッズ
・家電、スマホ、カメラ

キーワードで検索する

カテゴリーで絞り込んでも、まだかなりの商品数が表示されますので、さらにキーワードで商品を絞り込んでみましょう。カテゴリーを選択した状態のまま、「キーワードを追加する」の検索ボックスにキーワードを入力してください。

掘り出し物を見つけたいときは、以下のキーワードで検索してみてください。

・引っ越し
・断捨離
・初回限定
・未開封
・新品

はじめからキーワード検索で商品を探すことも可能ですが、これだと目当てのカテゴリーではない商品も表示されてしまい、探すのに時間がかかります。そこでおすすめするのが、カテゴリー検索である程度絞ってから、キーワードで検索する方法です。

売り切れ情報を活用する

仕入れる商品の検索方法ではありませんが、「売り切れ」情報は、転売を進める上で有効活用できます。例えば、あなたが購入を検討している商品または類似商品が、過去にどのくらいの価格で売れたのかを把握して、出品者と価格交渉することも不可能ではありません。また、メルカリで仕入れた後、販売する段階での値付けにも役立つでしょう。いずれにしても、相場感覚を持つために有効です。

なお、売り切れ情報は、詳細検索の販売状況で検索できます。「すべて」、「販売中」、「売り切れ」という3種類の選択肢の中から「売り切れ」にチェックを入れるだけなので簡単ですよ。

販売実績のある商品を検索する

最後にご紹介する商品検索のポイントは、自らが過去にメルカリ以外（例えばリサイクルショップ）から仕入れて、販売した実績のある商品を検索してみることです。価格の相場も把握していますし、何よりも“売れた”実績のある商品ですから、不良在庫になるリスクも軽減できます。

メルカリを売り場にする

続いて、メルカリを売り場にする（出品する）際に、知っておくべきポイントを解説します。

ルールとマナーを遵守する

メルカリに出品する際は「メルカリガイド」をよく読み、ルールとマナーを遵守する必要があります。特に、「禁止されている出品物」と「禁止されている行為」には注意しましょう。以下に一例を挙げておきます。詳しくはメルカリガイドを確認してください。

禁止されている出品物（一例）
・偽ブランド品、正規品と確証のないもの
・危険物や安全性に問題があるもの
・手元にないもの

禁止されている行為（一例）
・メルカリで用意されている方法以外の決済方法を促す
・商品の出品者自身や親族、その他関係者などが購入する
・商品の状態がわかる画像を掲載しない
・海外から商品を配送する（海外へ商品を配送することも禁止）

出典：メルカリガイド

ルールやマナーに違反すると、メルカリからペナルティーを受けるだけでなく、内容によっては刑事責任を問われることにもなりかねません。十分注意して出品するようにしましょう。

ルールに違反した場合のペナルティ

ルールに違反した場合、一体どのようなペナルティがあるのかを確認しておきましょう。

まず、禁止されている出品物を出品してしまった場合は、出品そのものが削除されます。

次に、同じ商品を大量に出品した場合も出品が削除されることがあります。大量出品は企業の事業活動を想起させますので、メルカリが掲げる「個人と個人をつなぎ、誰もが簡単にモノの売り買いを楽しめる」というモットーに背く行為と見なされるからです。

禁止されている出品物の中でも法に触れるようなものを出品した場合は、アカウント自体が削除される可能性が生じます。例えば、商標権や著作権などの知的財産権や、医薬品医療機器等法に違反した出品物です。

メルカリに限った話ではありませんが、日常生活のいたるところで法に触れてしまうリスクは潜んでいます。転売に関する知識はもとより、日頃からニュースをチェックするなど、勉強を怠らないように心がけましょう。

メルカリ以外の仕入先6選

メルカリ以外にも、もちろん仕入先は存在します。

ここからは気軽に利用できる仕入先を順に見ていきましょう。

ヤフオク

オークションサイトの代表格といえるヤフオク。そんなヤフオクも、メルカリ同様、仕入先として使えます。

ヤフオクなら、カテゴリー検索やキーワード検索のほか、例えば「1円スタートブランド商品大特集！」などの特集に絞って検索することもできるので便利です。

ヤフオクで検索するなら、以下のキーワードを使うのがおすすめです。

・激安
・人気
・お得
・売れ筋
・目玉

なお、ヤフオクには「1円スタート」の商品も出品されていますが、そのような商品を仕入れる際は、送料や商品状態のチェックだけでなく、他の仕入れ先との比較も忘れずに行いましょう。

Amazon

ネットを使って仕入れるなら、忘れてはならないのがAmazonです。Amazonには様々な商品が販売されているので、仕入れる商品に困ることはほぼありません。

Amazonを使うのであれば、ヤフーオークションで高値が付いている商品を探すのが良いでしょう。中には1万円以上安く売られている場合もあり、このような商品を仕入れることができれば、大きな利益が見込めます。さらに、メルカリでも検索してみて、ライバルがいない（同じ商品が出品されていない）場合は売れる確率が高くなります。

楽天市場

楽天市場には数多くのショップが出店していますので、毎日どこかしらのショップで半額や3割引といったセールが実施されています。そのようなセールを利用して仕入れた商品を定価の1～2割引き程度の価格でメルカリに出品すれば、送料手数料を引いても利益を出せる場合があります。

Yahoo!ショッピング

Yahoo!ショッピングは、Amazonや楽天に次ぐ人気を誇るECモールです。楽天と同様に、毎日どこかしらのショップがセールを実施していますので、掘り出し物が見つかる可能性は高いでしょう。

しまむら

「しまむら」は、元々リーズナブルな価格設定を売りにしていますが、シーズンオフの商品が80％引きになっているときがあるなど、仕入先としてはもってこいの存在です。特に子供服などはねらい目でしょう。また、アニメやアーティスト、有名ブランドとのコラボ商品もあり、こういった商品は高値で取引されています。

ユニクロ

ユニクロは全国展開されていますし、オンラインショップでも商品を入手しやすくなっているため、ユニクロの商品を転売して利益を上げるのは一般的には望み薄ですが、有名なデザイナーやキャラクターとのコラボ商品であれば高値で取引されているので、扱う価値はあります。例えば、「ドラえもん×村上隆コラボぬいぐるみ」は記憶に新しいところです。こうした商品はオンラインストアでは販売されておらず実店舗に並んで買う必要があるため、InstagramをはじめとするSNSを駆使して仕入れていきましょう。