メルカリで購入者が受け取らない！売上はどうなる？困った時の原因と対処法について解説

2023年2月20日

フリマアプリ「メルカリ」は、誰でも手軽に不用品を売買できることで人気のアプリですが、個人間の取引のため、思わぬトラブルが発生することもあります。特に、「商品はとっくに届いているはずなのに、なぜか受け取り評価をしてくれない……」というパターンは多いのではないでしょうか。

本記事では、商品の受け取り評価をしてくれないときの原因や対処法を、メッセージ返信に使える例文を挙げてご紹介いたします。また、その場合の売上金はどうなるのかといった疑問など、気になるポイントも解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください。

メルカリで受け取り評価されない！考えられる理由は？

商品を発送し、購入者の元に届いているはずなのに、なぜか受け取り評価がされない……こんな時に考えられる原因は、いくつかあります。

・受け取ったが、まだ中身を確認できていない

・受け取り評価をすることを忘れている

・レビュー機能と勘違いしている

・評価をつけられたくないと思っている

・届いた商品に不備があった

・まだ商品が届いていない

・受け取り評価のシステムを分かっていない

スムーズに受け取り評価が完了しないと、「どういうつもりなの？」とついつい購入者に対して不信感が募ってしまいがちですが、うっかりや勘違いから受け取り評価ができていないケースも多いため、必ずしも悪質な購入者というわけではありません。

ここで感情的になってしまうと、かえって自分の低評価に繋がってしまう原因にもなるため、冷静に対処してください。それでは、それぞれの理由について詳しく見ていきましょう。

受け取ったが、まだ中身を確認できていない

購入者側の画面では、受け取り評価の際に、商品の中身を確認したかどうかのチェックボックスが表示されます。中身を確認せずに受け取り評価をしてしまったら、後から商品に不備があったことに気付いても、出品者に連絡を取ることができなくなってしまうため、トラブル防止のためにも商品の中身を確認してから受け取り評価をすることは重要です。

そのため、商品が配達済みになっていても、まだ中身を確認していないため受け取り評価をしていないというケースも十分に考えられます。すぐに受け取り評価を催促してしまうと、かえって悪い印象を与えてしまう可能性があるため、受け取り評価を催促する場合は、商品が到着してから3日程度待ってからにしましょう。

受け取り評価をすることを忘れている

メルカリでは、商品が到着してすぐに受け取り評価に関する通知は来ません。そのため、商品が届いて取引が完了した気分になってしまい、受け取り評価を忘れてしまっているというケースも考えられます。

この場合は、商品が無事に届いているかを確認するメッセージを送信してみましょう。この時に大切なのは、受け取り評価を催促する内容ではなく、商品がきちんと届いているかを気遣う内容に重きを置くことです。

レビュー機能と勘違いしている

通販サイトのレビュー機能は、感想を任意で投稿できる機能として実装されていますが、メルカリの場合はそうではありません。受け取り評価はレビュー機能と異なり、それがないと取引自体が完了できない非常に重要な機能となっています。

メルカリ初心者の場合は、受け取り評価をレビュー機能と勘違いしている可能性も考えられるので、この場合は受け取り評価がないと取引が完了しない旨を連絡しましょう。

メッセージを送信する場合は、一方的に受け取り評価を催促する内容ではなく、礼儀を失さない丁寧な文章を心がけましょう。購入者が不快な思いをしてしまうと、迷惑行為と判断されペナルティを受けてしまう可能性もあります。低評価に繋がる可能性も考えられますので、十分に注意してください。

評価をつけられたくないと思っている

期限を過ぎても受け取り評価がされない場合、双方ともに評価がされずに取引が終了されます。そのため、自分が悪い評価をつけられたくないという理由で、受け取り評価しないユーザーも一定数存在します。

取引中にトラブルに発展しそうなやり取りがあった場合など、購入者に心当たりがあって評価をつけられたくない可能性も考えられますが、もし購入者のプロフィールや評価欄を見て、普通に対応したのに低評価をつけられてしまった過去がある場合は、自分は低評価をつけないという旨を伝えることで、解決できる可能性があります。

届いた商品に不備があった

双方の受け取り評価が完了してしまうと、後から商品の不備を発見しても返品することができなくなってしまいます。受け取り評価がされない場合、商品に不備があり購入者が戸惑ってしまっている可能性も考えられます。

この時、このまま受け取り評価をせずに放置してしまうと、自動的に取引が完了してしまい、どのみち対応できなくなってしまうため、商品が無事に到着したか、商品に不備がないかを確認するメッセージを送信するようにしましょう。

また、電化製品などの場合、商品の設置方法や使用方法がわからずに困っているケースも考えられます。この場合も、「不明な点があればご連絡ください」と、一言添えると親切でしょう。

まだ商品が届いていない

受け取り評価がされない時、単純にまだ商品が届いていない可能性も考えられます。荷物に追跡サービスがある場合は利用して、配達が完了しているかを確認してください。

追跡サービスがない発送方法の場合は、発送業者に「発送した日時」と「発送先の住所」を伝えることで、到着予定の目安を教えてもらうこともできます。ただし、交通状況や荷物状況によって、前後する可能性もあるため、あくまで目安程度に考えましょう。

商品がまだ到着していないのに確認のメッセージを送信してしまうと、失礼な出品者だと思われてしまうケースも存在します。そのため、購入者にメッセージを送信する場合は、荷物が届いたか確認してから行うようにしましょう。

受け取り評価のシステムを分かっていない

購入者が取引実績の少ないメルカリ初心者の場合、受け取り評価のシステムをそもそも知らない可能性も考えられます。購入者のアカウントの評価を確認し、取引実績があるかを確認しましょう。

相手がメルカリ初心者の場合に、日数が経っても受け取り評価がつかない場合は、商品が到着しているか、中身に不備がないか確認をした上で、受け取り評価してほしい旨を連絡しましょう。

メルカリで評価してもらえないときの対処方法

それでは、メルカリで受け取り評価がされないとき、トラブルにならないためにはどのように対処したら良いのでしょうか。この項目では、受け取り評価してもらえないときの対処方法について解説していきます。

商品が到着済みになっているかどうか確認する

受け取り評価をしてもらえない場合、実際に商品をまだ受け取っていない可能性も考えられるため、まずは商品が購入者の手元に到着しているかを確認しましょう。

追跡サービスのある発送方法であれば、サービスを利用して確認することができるほか、追跡サービスのない発送方法であっても、発送業者に連絡をすることで到着の目安を確認することができます。

商品が到着していない場合、商品が到着するまで連絡は控えて待ちましょう。発送方法、道路や荷物の混雑状況によって予定より到着が遅れる場合もあるため、すぐにトラブルとは考えなくても大丈夫です。

数日間待つ

もし商品が到着済みだとしても、すぐにメッセージで催促するのは控え、数日間は待機するようにしましょう。購入者が不在で、宅配業者が一度荷物を持ち帰っている可能性や、商品を受け取ったあとに中身を確認していない可能性などが考えられるためです。

目安としては、商品が到着してから3〜5日程度待つと良いでしょう。商品に何かしらの不備がある場合に、購入者からメッセージが来る可能性もあります。

購入者に確認のメッセージを送る

数日間待っても受け取り評価がされず、メッセージも来ない場合は、出品者から確認のメッセージを送るようにしましょう。

その際、あくまで受け取り評価を催促するような内容ではなく、商品が無事に到着したか、商品に不備はないかを確認するような文章を心がけてください。

「商品は無事に到着しましたか？お手数ですが、受け取り評価をお願いいたします」や「商品に不備はありませんでしたか？」など、相手を気遣うようなメッセージを送信しましょう。

「受け取り評価をしてもらえない場合、メルカリ事務局に通報します」などの威圧的な内容のメッセージを送ってしまうと、購入者の気分を害してしまい、低評価に繋がる可能性も考えられます。

購入者が受け取り評価をしない場合、出品者や商品に原因がある可能性も十分に考えられるため、まずは事情を探るのが一番です。無用な取引トラブルを避けるためにも、感情的なメッセージは控えるようにしましょう。

事務局に取引終了してもらう

メッセージを送っても返信がなく受け取り評価もされない場合、購入者が受け取り評価をする気がない可能性が考えられます。このような場合、事務局に取引を終了してもらうよう対応を依頼しましょう。

メルカリでは、発送通知をした日から9日後の13時以降になると受け取り評価がされない場合でも自動的に取引が完了し、売上金に反映されます。また、メルカリ事務局に問い合わせをすることでも、対応してもらえる可能性があります。

ただし、メルカリ事務局で対応できないケースもあるため、注意が必要です。次項からは、対応できないケースについて詳しく解説していきます。

参考：受取評価/評価がされない – メルカリガイド

メッセージのやり取りが続いている場合

メッセージでのやり取りが続いている場合、特に相手からのメッセージに対してこちらが返信していない状態でやり取りが終わっている場合などは、取引の途中と見なされ対応してもらえません。

問い合わせの前にやり取りが終了していることが必要な条件ですので、受け取り評価をしてほしい旨を連絡してから、3日間は返信がないのを確認してから問い合わせるようにしましょう。

やり取りが終了してから3日後の13時以降になると、メルカリ事務局に相談できるフォームを利用することができます。

商品に不備があった場合

商品説明と異なる商品が届いた場合や、購入した商品と違う商品が届いた場合など、商品に不備がある場合、出品者で対応しなければならないため、メルカリ事務局では対応することができません。

もし購入者からなにか問題がある旨を伝えられたら、真摯に対応するようにしましょう。

受け取り評価がされない場合の売上金や評価について

メルカリで受け取り評価がされない場合、心配なのは売上金や評価がどうなるのかといった点かと思います。この項目では、受け取り評価がされない場合の気になる点についてひとつひとつ解説していきます。

評価はつかない

購入者が受け取り評価をせずに取引完了した場合、双方ともに評価がつかない状態での取引完了となります。取引実績や良い評価を増やしたい場合は残念ですが、悪い評価がつくわけではないため、デメリットもあまりありません。

参考：評価が行われない場合の自動取引完了について – メルカリガイド

売上金は入金される

購入者によって受け取り評価がされず、メルカリ事務局によって取引が自動完了した場合でも、売上金はきちんと入金されるので、ご安心ください。

ただし、商品が到着していない間に取引が自動完了してしまった場合など、対応が必要なケースではメルカリから別途連絡があります。その場合は、指示に沿ってきちんと対応するようにしましょう。

メッセージに使える例文

受け取り評価がされない場合、メッセージでの連絡がポイントとなってきますが、具体的にどのような文章を送れば良いのでしょうか。この項目では、メッセージに使える例文をご紹介いたします。

受け取り評価が遅い、またはされない場合の例文

メルカリで受け取り評価がされない場合、催促のメッセージを送りたくなってしまいますよね。特に売上金を使って商品を購入したい場合など、早く受け取り評価をしてほしい場合、どのようにメッセージを送るのが正解なのでしょうか。

前述のように、受け取り評価がされない場合はなんらかの事情があるケースも存在します。そのため、メッセージで確認をする際は、低評価をされないように高圧的な言い回しや受け取り評価を急かすような内容は避けて文章を考える必要があります。

例文

「先日は商品をご購入いただき誠にありがとうございました。その後商品は無事に到着しましたでしょうか？こちらの画面では既に配達済みと表示されているため、なにか問題があったのではと不安になりご連絡いたしました。お手すきの際で構いませんので、商品の中身をご確認いただき、問題なければ受け取り評価をよろしくお願いいたします。」

丁寧な文章で伝えても、相手にとっては受け取り評価を急かされていると捉えられてしまう場合もあるため、メッセージを送信する際は「不安になり勝手ながらご連絡しました」等、こちらの都合で連絡をしてしまっている旨が伝わる一文を添えるとより好印象です。