メルカリで売り上げを伸ばすには、購入者から高い評価を得ることが大切です。そのためには、荷物の梱包や発送を丁寧に行うことが重要になってきます。
この記事では、商品を購入したユーザーに喜んでもらうためには、どのようなことに気をつけて梱包作業を行えばよいのか、その詳細を解説していきます。梱包の方法について悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
梱包材選びの際の注意点
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梱包する際、どのような資材を選ぶかで、買い手のユーザーからの評価が違ってきます。では、購入者によい印象を与えるためには、どのようなことに気をつけて梱包資材を選べばよいのでしょうか。
この項目では、梱包に使う資材を選ぶ際、特に気をつけるべきことについて紹介していきます。
梱包材の再利用は可能か
梱包材の入手方法の一つとして、自分が商品を購入した際に届いたものを使うという方法があります。そうすることで、資材を用意するためのコストを節約することができるのです。とは言え、購入者からの高評価を狙う場合、梱包材のリサイクルはしない方がよいのでしょうか。これは、資材の状態によって判断が変わってきます。
まず、リサイクルしたい資材に汚れや損傷がなく、きれいな状態の場合です。この場合は再利用しても問題ないでしょう。
一方、資材が汚れている、もしくは傷ついている場合は問題です。いくら商品に影響がないとしても、きれいな状態ではない資材で梱包するのは控えてください。相手からのイメージを損ない、最悪の場合、クレームにつながる可能性もあります。
梱包資材は専用のものを用意するべき?
メルカリでは、ロゴの入った箱など専用の梱包資材を販売しています。しかし、これらの資材を必ずしも用意する必要はありません。
他に使いたいものがある場合、好きな資材を使って商品を梱包することも可能です。ただし、選んだ発送方法によっては、専用の箱や袋で梱包しなければならない場合もあります。メルカリや各配送業者の規定を確認するようにしましょう。
コンビニで入手できる資材
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メルカリ専用の梱包資材は、コンビニでも売られています。オークションサイト未経験のユーザーでも、気軽に利用することができて便利です。この項目では、各種コンビニで手に入れることのできる梱包グッズについて、詳しく解説していきます。
ロゴ入りの資材が買えるコンビニ
専用の梱包資材はセブンイレブンやファミリーマート、ローソンの他、イトーヨーカドーやメルカリストアでも購入可能です。
扱っている品物は店舗によって違いますが、以下のような商品を手に入れることができます。
- 段ボール箱(サイズ60)
- 段ボール箱(サイズ80)
- 段ボール箱(サイズ100)
- 宅急便コンパクト専用箱
- ゆうパケット用段ボール箱
- ゆうパケットポスト専用箱
- ゆうパケットプラス専用箱
- ネコポス用段ボール箱
これらの資材はメルカリで利用することを前提に作られているものですが、メルカリ以外の荷物の発送に使っても何ら問題ありません。
ただし、他のオークションサイトで出品した商品の発送には使わないようにしましょう。なぜなら、顧客の混乱を招く可能性があるからです。それが原因でトラブルに発展することも考えられるので、メルカリ以外で使うのは、あくまで個人的なやりとりのみに留めておきましょう。
また、専用の資材以外にも、クッション封筒やビニール袋、圧縮袋、緩衝材、マスキングテープ、メッセージふせんなどといったオリジナルデザインの商品もあります。メルカリデザインの箱と併せて使ってみてはいかがでしょうか。
各資材の使い方や、入手可能な店舗などの詳細に関しては、公式のページを確認してください。
参考:メルカリの梱包資材
梱包に使える緩衝材の種類
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輸送の際、荷物に衝撃を与えないようにするため、緩衝材を利用すると安心です。緩衝材として利用できる資材にはたくさんの種類があり、その中から適切なものを選ばなければなりません。この項目では、梱包によく使われる緩衝材をいくつかピックアップして紹介していきます。
新聞紙
壊れやすいものを包む際や、隙間を埋める時に大活躍するのが新聞紙です。梱包作業の際に手が汚れるのが難点ですが、新聞を購読している家庭であれば簡単に用意できるのが、大きなメリットと言えます。
仮に新聞を購読していなくても、Amazonや楽天などから古新聞を購入することが可能です。中には英字新聞を扱っている出品者もいるため、オシャレな梱包をしたい場合は活用しましょう。
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参考:新聞紙 – Amazon
プチプチ
エアークッション、エアーキャップとも呼ばれる「プチプチ」も、よく使われる緩衝材です。特にメルカリでは、多くのユーザーが好んで利用しています。
割れやすい物を包む以外に、DVDや書籍の梱包に使用するユーザーもいます。プチプチはどんなものにも対応しやすいため、用意しておいて損はありません。メーカーによっては色つきのものも販売していて、見た目にこだわりたい方におすすめです。
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エアピロー緩衝材
エアピロー緩衝材は、プチプチよりも大きい枕形の袋が連なっているのが特徴です。
主に大きな隙間を埋めるのに使われ、非常に軽量です。荷物の重さを抑えたい場合などに重宝します。ただし、細かな隙間を埋めることはできないうえ、商品そのものを包む目的では使用できないので注意してください。
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バラのクッション材
小さな隙間を埋めたい場合は、細かいバラのクッション材がおすすめです。加えて、シンプルな円筒状のものからハート形などさまざまな種類があり、個性のある梱包が可能です。
他の緩衝材ではふさぎにくい細かな隙間にも、小さいクッション材が入り込んで商品を守ってくれます。デメリットとして挙げられるのは、散らかりやすく、処分が大変な点です。しかし、小さな商品に使う程度の量であれば、それほど大きな問題ではありません。
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紙パッキン
おしゃれな梱包を目指している方におすすめなのは、豊富なカラーが揃っている紙パッキンです。「ペーパークッション」とも言われる、帯状に切られた紙の緩衝材で、ナチュラルなものからビビッドなカラー、柄や文字入りのものまでバリエーションが幅広くあります。ただし、あまりに大きすぎる商品の梱包には不向きなため、小型の荷物をやり取りする際に使うようにしましょう。
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意外なものも緩衝材に
これまで紹介したもの以外にも、緩衝材として利用できるものがたくさんあります。例えば、あぜち食品が販売している「食べられる緩衝材」がユニークです。緩衝材としても利用できるポップコーンで、食べることができます。
メルカリでの頻繁な利用はコストを考えると現実的ではありませんが、アイディア次第でこのようなものも緩衝材として使うことが可能です。
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梱包の際に気をつけること
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商品を梱包するにあたって、特に注意しなければならないのが梱包の方法です。どんなにきれいに飾り付けたとしても、商品を安全に届けることができなければ意味がありません。
また、商品を保護するという目的だけでなく、受け取り手を不快にさせないための気遣いも必要です。これらが疎かになっていると、クレームにつながる可能性があるので、くれぐれも注意したいものです。
この項目では、商品のカテゴリーごとに、気をつけるべきポイントを紹介していきます。
服などの布製品
布製品など水に弱い品物は、必ずビニール袋に入れましょう。いくら損傷の心配がないからと言って、紙袋で包むだけでは不十分です。OPP袋や圧縮袋などを使い、丁寧に梱包するよう心がけてください。
ここでひとつ注意したいのが、梱包に使用するビニール袋についてです。ビニール袋なら何でもいいというわけではなく、きれいな状態のものを使いましょう。特に汚れなどがなかったとしても、使い古しのレジ袋やごみ袋などは、受け取り手に悪いイメージを与えてしまいます。評価にも影響するので、細かな部分にも注意を払ってください。
DVDやCD
すでにパッケージに入った状態のDVDやCDですが、中身が無事であればいいという代物でもありません。たとえ中身に傷がなくても、ケースに傷がついていただけでクレームに発展する恐れがあるからです。
パッケージも含めて一つの商品であるため、プチプチなどでしっかり保護するようにしてください。段ボールに入れて発送する場合も、隙間をしっかり埋め、輸送中に動かないようにする必要があります。
家電製品
特に気をつけて梱包しなければならないのが家電製品です。プチプチなどで商品全体を包み、隙間などもしっかりと緩衝材で埋める方法をおすすめします。中でもテレビやPCのモニターを送る場合、特に画面の保護は念入りに行いましょう。画面に段ボールを重ねて貼るなどすると安心です。
まれに、緩衝材代わりにバスタオルや衣類を使うユーザーがいますが、あまりいい印象を持たれません。いくら清潔なものを使ったとしても、他人が一度使ったもの等で梱包されていると、気分を害する人が多いので、十分気をつけましょう。
精密機械
壊れる可能性の高い精密機械などは、付属の箱に入れるだけでは不十分です。付属の箱はあくまで陳列用のパッケージなので、輸送の衝撃に耐えられる構造ではない場合もあるからです。
このような商品を送る場合は、商品を緩衝材と共に付属の箱に入れ、さらにビニール袋に入れましょう。そのうえで段ボールやクッション封筒などに入れることで、荷物を安全に届けられます。
この時、段ボールを使用する場合には、しっかりと隙間を埋めるようにしてください。せっかく丁寧に梱包しても、段ボールの中で商品が動いてしまっては意味がありません。
緩衝材を節約するには
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商品にもよりますが、場合によっては緩衝材をそれほど入れなくても、安全に荷物を輸送できます。緩衝材を使い過ぎないことは、出品者側だけでなく買い手側のユーザーにもメリットがあります。
この項目では、なぜ緩衝材を節約する必要性と、梱包のコツについて解説していきます。
緩衝材の入れ過ぎによるデメリットとは?
緩衝材は、一部の荷物を除き、商品を守るために必要不可欠なものです。しかし、買い手にとっては不要なものであるため、処分に手間がかかり、入れ過ぎるとかえって迷惑になることがあります。そのため、梱包に使う緩衝材を無駄に入れないようにすることが大切です。
テープを使ってスッキリさせる
商品そのものの保護にはプチプチなどが必要ですが、隙間を埋めるための緩衝材は節約することが可能です。テープなどを使って商品を段ボールと接着してしまえば、輸送の最中に動く心配がなくなります。つまり、隙間を埋める分の緩衝材が不要になるのです。この方法はAmazonでもよく使われるテクニックで、よほどのことがない限りはこの梱包で十分です。
ただし、重さのあるものや少しの衝撃でも壊れる恐れがあるものに関しては、このテクニックは通用しません。買い手側の心証を悪くする可能性もあるので、その場合は十分な量の緩衝材を使いましょう。
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高評価を得やすい梱包のコツ
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購入者に高い評価をしてもらうためには、工夫を凝らした梱包が必要です。この項目では、具体的にどのようなことに気をつければよいのか、詳しく紹介していきます。
商品に合った大きさの段ボールを選ぶ
商品に対して大きすぎる段ボールだと、箱の中で商品が動きやすくなります。反対に、段ボールが小さすぎると、輸送の際に衝撃を受けやすくなります。
いずれも商品が破損しやすくなるため、安全に商品を届けるためには不適切と言えます。そのため、商品を発送する際は、荷物に適した大きさの段ボール箱を選ぶようにしましょう。
中身が見えないよう工夫を凝らす
荷物の損傷を防ぐ以外に、買い手のプライバシーを守ることも重要なポイントです。透明のビニール袋で包装するだけなど、商品が透けて見える状態では、受け取り手を不快にさせる可能性があります。紙製の資材なども活用し、中が透けて見えないよう工夫しましょう。
ビニールは数枚使う
梱包で気をつけるべき点として、水濡れに対しての対策も重要です。特に書籍や衣類など水に弱い商品を包む時は、ビニール袋を二重にすると安心です。
1枚目の袋の閉じ口を奥にした状態で2枚目の袋に入れると、隙間から水が浸入する心配もありません。この際、袋の中の空気はしっかりと抜くようにしてください。空気が入ったままの状態だと、輸送中に破裂してしまう恐れもあります。
商品に合わせた緩衝材選びが鍵となる
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商品を購入者の元へ安全に届けるためには、適切な緩衝材を使わなければなりません。しかし、無闇に使うだけでは効果が薄く、買い手に満足してもらえないこともあります。そればかりか、必要以上にコストがかかってしまい、無駄な出費になることもあります。
そのため、送るものやサイズに合わせた梱包をするということが、何よりも大切です。今よりも高評価を増やすべく、この記事を参考に包装を工夫してみてはいかがでしょうか。