メルカリ出品の際、写真は正方形で撮影するのがおすすめです。と言われても、初めての方はどのように撮ればよいのかよくわからないのではないでしょうか。
そこで今回は、メルカリの写真を正方形で撮る方法や、おすすめのアプリ、売れる写真を撮影するテクニックやコツをご紹介します。
メルカリでは、安い商品がとてもよく売れます。しかし安ければ良いというわけではありません。オシャレだったり、センスが良かったりする出品者から買いたいというニーズも非常に高いです。
その点をアピールするには、よく売れる素敵な写真を撮ることが不可欠といってよいため、ぜひ参考にしてください。
商品写真は正方形が原則
メルカリ出品に使う写真は正方形で撮るのが原則です。この項目では、商品写真が正方形でなくてはならない理由や理想のサイズについて解説いたします。
なぜ正方形でなくてはならない?
アプリ画面の商品リストを見ると、タイムラインや検索で表示されるものは、1点ずつがすべて正方形になっているのがお分かりいただけるかと思います。
画像がスクエアになっていると、商品の大きさに関係なく同じサイズにおさまり、とても見やすくなります。大きさや縦横のサイズがまちまちだと、商品チェックをしているうちに疲れてきたり、欲しい商品が見つけにくかったりするでしょう。そこですべての商品を正方形に統一していると考えられるのです。
Instagramでもまったく同じような表示方法が取られているので、その意義はよく理解できるのではないでしょうか。
なお、写真自体は正方形でなくても構わないのですが、掲載時には強制的にスクエアの中に収められてしまうため、アプリに表示される際には歪んで見える可能性があります。
そのため、アップロードする前にあらかじめ正方形で撮影しておく方が見映えがするのです。事務局もユーザーには、正方形での撮影を推奨しています。
理想のサイズは?
縦横の比率を1:1にするわけですが、どんなサイズでも良いかというとそうではありません。
事務局の推奨サイズは、「720×720px」か「640×640px」です。ただし場合によっては、「1080×1080px」の方が綺麗に撮れることもあるので、頭に入れておくとよいでしょう。
写真を正方形に撮る方法
この項目では、商品写真を正方形に撮影する方法を4つご紹介いたします。
- メルカリアプリのカメラを使う
- スマホのスクエアモードを使う
- 加工アプリを使う
- コラージュする
メルカリアプリのカメラを使う
まずもっとも手っ取り早く確実なのが、メルカリのアプリ内カメラです。
このカメラは、出品のためだけに装備されているものです。もちろん何枚撮っても無料で、撮影後すぐにそのまま商品ページに掲載できます。
ただし、撮った写真はスマホ自体には保存されません。そのため、別のフリマアプリなどに出品する際に使い回すことはできないので注意してください。再出品する際も、改めて撮影する必要があります。
ちなみに「再出品」とは、価格やタイトルを変更したり、他の商品と合わせてセット販売に変更したり、逆にセットをバラして売ったりする際にいったん商品ページを削除してから出品し直すことを意味します。
スマホのスクエアモードを使う
スマホカメラに内蔵されているスクエアモードで撮影する方法もあります。
ただし、サイズ調整に気を配る必要があります。あまり大きく撮ってしまうと、アプリ画面に掲載されるときに縮小され、画像が粗くなるおそれがあるため気をつけましょう。
加工アプリを使う
詳しくは後述しますが、縦長や横長の写真を正方形に加工できるアプリもあります。操作はスマホ内で完結し、そのまま商品ページに掲載することも可能です。
コラージュする
何枚かの写真を組み合せるコラージュによって正方形にする方法もあります。ただあまりに密集させると、何が映っているのかはっきりわからなくなることもあるため、その点は注意してください。
写真を正方形に加工できるアプリ
この項目では、写真を正方形に加工することのできるアプリを3つご紹介いたします。
正方形さん
「正方形さん」は、縦長や横長の写真をスクエアに加工できるアプリです。
左右や上下に余白をつけて長方形を正方形にしたり、正方形の枠を額縁のようにしてその中に長方形の写真を収めたりすることができます。写真をいっさい切り取る必要がありません。
他にも以下のような機能が利用できます。
- 背景を自由に色付けできる
- 背景をぼかすことができる
- サイズ調整と位置合わせがワンタッチ
- 文字入力
- お絵描き
- スタンプ
- 左右反転
- 90度回転
「正方形さん」は無料でインストールできますが、広告なしで使える「正方形さま」、メルカリで使用することはできませんが、動画が正方形にアレンジできる「正方形どん」などもあります。
参考:iPhone版
参考:Android版
LINE Camera
「LINE Camera」は、お馴染みのLINEが提供している無料アプリです。
アプリ内で正方形にしたい写真を選択します。比率は何パターンかに変更できるのですが、「1:1」と表示されているところをタップすると簡単に正方形に修正できます。
長方形から正方形にする場合は、一部が切れて見えなくなるでしょう。ただし、画像を縮小したり、拡大したりすることはできます。
画像をスライドさせて好きな部分で止めることも可能なため、もっとも写したい部分を見せることはできるでしょう。
参考:iPhone版
参考:Android版
Square Quick
「Square Quick」も非常に人気の加工アプリで、Instagramの投稿目的で利用する人が非常に多いです。
撮った写真を切り取らずに正方形に加工できるので、イメージをあまり損なうことなく商品画像を掲載できるでしょう。以下のような正方形加工も可能です。
- 背景ぼかし
- グリッチ効果
- モザイクの背景
- 鏡像効果
- 白黒フィルター
参考:iPhone版
参考:Android版
売れる写真を撮るテクニック
この項目では、実際に出品用写真を撮影するにあたってのテクニックやコツを解説します。具体的には、以下の8点になります。
- 商品全体を撮る
- 詳細が分かるように撮る
- 影に注意する
- 窓の近くで撮る
- ハンガーを使う
- 小物やインテリアを使う
- 背景は白が基本
- 商品を綺麗にしておく
見る側はさほど意識していないようでも、こちらが少し工夫するだけでセンスアップして見せることが可能ですので、ぜひ試してみてください。
商品全体を撮る
メルカリでは、商品1点につき写真を20枚まで掲載することができます。特に1枚目はユーザーの目に最初に触れるため、一目見て何かが分かる画像にする必要があるでしょう。
そのためには、商品全体が写るように撮影しなければなりません。できれば2枚目以降も、後ろや斜めからといったような、別アングルから全景が見える状態で写すのがおすすめです。
くれぐれも不鮮明だったり被写体が小さすぎたりといったことのないように注意してください。
購買率をアップさせるには、とにかく第一印象が大事です。商品をよく購入してくれるヘビーユーザーほど画像を見る目が肥えているため、非常に厳しく吟味されると考えてよいでしょう。写りが悪いと呆気なくスルーされることが多いのでくれぐれも気をつけてください。
詳細が分かるように撮る
全体像も大事ですが、アップで撮ることもそれと同じくらい重要です。というのも、ユーザーは直接商品を手に取ることができません。ましてや細かな傷やシミ、ヨレなどをすべてチェックするのはなおのこと困難でしょう。
そこで詳細が分かる画像を添えると、とても安心して、時にはそのまま即購入にいたるケースもあるのです。マイナスポイントは隠した方が売れやすいのではと考える方もいるかもしれません。
しかしそれはかえって逆効果です。商品を送ればいずれバレるからです。すると「知らなかった」「わざと隠していたのでは」などと厳しいクレームが寄せられたり、返品や代替品を要求されたりしてとても面倒なことになりかねません。そればかりかそのような出品者からは二度と買いたくなくなるでしょう。
メルカリで継続して稼ごうと思えば、リピーターやフォロワーを増やすことがとても重要です。しかし写真をごまかしたり、商品説明に嘘を記載したりしながら常連を増やすことは、まず無理と考えてください。
とにかく信頼が第一ですので、正直に誠実に販売して、自分が購入したいと思えるような出品者を目指しましょう。
影に注意する
撮る場所や角度によっては自分の影が商品に写ることがあります。商品の影が目立ちすぎることもあるでしょう。
この点も気をつけて、影が強く出るようであれば距離を離してズームにしたり、アングルを変えるなどして撮り直してください。
窓の近くで撮る
見た目の良い写真に共通しているのは、適度な明るさがある点です。ぼやけた写真もユーザーからの評価は下がりますが、暗い写真もそれに引けを取らないほどイメージが悪くなる要因となります。
そこで、窓の近くで自然光が差す状況を作って写すと、印象の良い素敵な写真が撮りやすくなるのでおすすめです。
ハンガーを使う
メルカリでは、ファッションアイテムが非常によく売れるので、出品したいと考えている方も多いのではないでしょうか。
その際におすすめなのが、ハンガーを使うことです。特別なものではなく、普通のハンガーで構いません。ハンガーに吊るして見せる方が着用感をイメージしやすくなるので、購買意欲をグッとアップさせる効果が期待できます。
床やテーブルに直置きすると、一気に素人感が出てしまうのでやめた方がよいでしょう。
他にも可能なら「ハンガートルソー」を使うのもおすすめです。トルソーというのは、マネキンの首や手足を抜いたものですが、それを壁にかけられるようにしたものがハンガートルソーです。人体の形をしているので、服を吊るすとかなりリアルに見えます。
5,000円以下の商品もあるので、ファッションアイテムを数多く出品したいと考えている方は、購入しておくと大変役に立つでしょう。
小物やインテリアを使う
小物やインテリアを使ってディスプレイすると、同じ商品でも非常に見映えがします。
アクセサリーなら、綺麗なレースの上に置いたり、オシャレなトレーに乗せたりするとよいでしょう。かわいいぬいぐるみや高級感のある鏡もおすすめです。
その他の日用品でもブーケや造花、スタンド、ランタン、ソファーやカーテン、万年筆などをさりげなく一緒に写すと印象が良くなることが多いです。
最初は難しく感じるかもしれませんが、何度か続けているうちに慣れてくるでしょう。むしろ楽しくなってきて、独自の発想がいろいろと浮かんでくるようになるかもしれません。
背景は白が基本
商品の背景は、白を基本とするのがおすすめです。商品が目立ちますし、何より清潔感が演出できるので好印象をもってもらいやすくなります。
ただ、Tシャツやニットなどで白色のものは、かえって商品が目立たなくなってしまうため、他のカラーや柄をバックにする方がよいしょう。
商品を綺麗にする
もっとも基本的なことになりますが、写真を撮影する前に商品自体をできるだけ綺麗にすることが大切です。
いくら写し方を工夫しても、被写体が汚ければ写真の出来には限界があるでしょう。アプリで加工もできますが、やりすぎは反則です。
洗濯できるものは洗ったり、クリーニングしたり、漂白したりするとよいでしょう。洗えないものでも、磨けるものはクリーナーや柔らかい布を使ってピカピカにします。
綺麗な状態で撮影し、そのまま購入者に届けることができればイメージ通りで喜んでもらえるはずです。
まとめ
メルカリ出品では、写真を必ず正方形で撮るようにしてください。あまりに大きなサイズで撮ってしまうと縮小した際に画像が粗くなる恐れがあるので気をつけましょう。
もしイメージが湧きにくい場合は、実際に出品されている商品をスクロールしながら参考にするとよいでしょう。一度に多くの商品をチェックすると、良い写真は目に留まりやすくなるはずです。
これは、と思った写真があればタップして、他の写真も含めて観察してみるとよいかもしれません。そして最初はマネで良いので、自分で試し撮りしてみるのもおすすめです。
同じ商品でも写真次第で、ユーザーの評価が大きく変わることは珍しくありません。すぐに購入されなくても、コメントでの問い合わせが増えたり、いいね!をつけてもらったり、フォロワーが増えることもあるでしょう。それは、売れる前の兆しなので、商品を売るチャンスです。
ぜひ当記事を参考にして、商品が売れる写真を撮影できるよう努めてください。