フリマアプリといえば、ラクマとメルカリを思い浮かべる人も多いでしょう。どちらも数多くの人が利用しており、両者を併用している人も珍しくありません。
どちらも良質なサービスであるがゆえに、どちらを使うのかは多くの人が迷ってしまう要素です。どんな特徴があるのか知っておけば、片方に絞って利用することも、メリットに応じて使い分けることもできます。
今回は、ラクマとメルカリの違いや、どちらがおすすめなのかを紹介します。利用するフリマアプリに迷っている人は、ぜひ目を通してください。
フリマアプリの概要
フリマアプリとは、オンライン上で個人間の売買をおこなえるサービスです。会員登録するだけで誰でも簡単に利用できることから、私物の売却から掘り出し物の発掘、せどりなどのビジネスまで様々な用途に利用されています。
出品されている商品は中古商品がメインで、新品であってもだれか人の手を経由している関係上、中古品としての取り扱いをします。中古品は新品よりも価格が安いため、中古であることに抵抗のない人であれば、新品で購入するよりもメリットが大きいです。
個人間の取引とはいっても、各サービスの運営が徹底した管理をおこなっているので、万が一トラブルになっても運営が適切な対応をしてくれます。手軽かつ安心、気軽に利用できることから、フリマアプリは一つの市場として、今では多くの利用者が存在しています。
ラクマとメルカリの概要
ラクマは、楽天が運営しているフリマアプリです。累計DL数は3,500万を超えており、世代や性別を問わず数多くの人が利用しています。
元々女性向けに運営していたことから、女性ファッションやコスメなどが充実しています。現在では男性の利用者も増えてきていることから、各種グッズやメンズファッションなどを問わず様々なアイテムを購入可能です。
メルカリは、株式会社メルカリが運営しているフリマアプリです。フリマアプリの中でもダントツで利用者が多く、累計DL数は7,500万を超えまだまだ伸びています。
利用者数の多さは市場規模の大きさに直結しており、あらゆる商品がメルカリ内で購入可能です。また、需要の少なそうな商品でも人数の多さから買い手がつきやすいため、ニッチなニーズのある商品の販売先としても適しています。
参考:ラクマ
参考:メルカリ
メルカリのメリット
フリマアプリとしての歴史が長いメルカリには、ほかのフリマアプリにはないメリットが数多くあります。優れている点を理解しておけば、メルカリ一本に絞って利用することも十分に可能です。
ここでは、メルカリのメリットについて紹介します。メルカリの利用を検討している人は、ぜひ参考にしてください。
業界最大規模の利用者数
前述したように、メルカリの累計DL数は国内でも7,500万越え、全世界では1億を優に超えます。これはオンライン上のフリーマーケット市場において、群を抜いて最大規模の数です。
利用者数が多ければ、その分出品者や購入者も多いです。市場全体が活性化していることを意味するため、自分が欲しい商品を見つけやすく、また自分が出品する商品が売れやすいといえます。
取り扱う商品の種類を問わず、市場は大きいに越したことはありません。利用者が多いことは、売りやすく買いやすいというフリマアプリ最大のメリットに直結しているのです。
売上をそのまま支払いに充てられる
メルカリの支払いには、クレジットカードやコンビニ払いなど基本的な支払い方法に加えて、メルカリでの売上金を利用できます。売上金をメルペイ残高として利用すると、そのまま商品の購入代金に充てることが可能です。
振込を経由しないために手数料などがかからず。入金までのタイムラグもありません。得た売上金を100%即利用できるため、出品も購入もする人にとっては、非常にフットワークの軽い取引が可能です。
様々な配送方法が選べる
メルカリで発送する商品は、通常の配送以外にも様々な配送方法が選べます。たとえば匿名配送を利用すれば、相手にこちらの住所を知られることなく取引が可能です。
また、大きな荷物を自宅まで取りに来てもらう配送方法等、メルカリ側に梱包などを委託できる配送方法もあります。生活や予算などに応じて配送方法を使い分けられるため、配送の自由度が高い点も、メルカリの大きなメリットです。
ラクマのメリット
ラクマはメルカリに比べると、市場規模ではどうしても劣ってしまいます。とはいえ、ラクマ側を利用するメリットがないわけではありません。
ここでは、ラクマを利用する際のメリットについて紹介します。メルカリにはないメリットがしっかりあるため、使い分ける際の参考にしてください。
販売時の手数料が安価で済む
基本的にフリマアプリは、商品を販売した際に売上の一部が手数料として支払われます。メルカリが10%の手数料がかかりますが、ラクマであれば手数料は6%です。
手数料の安さは利益に直結することから、同じ商品を同じ価格で販売した場合、ラクマのほうが手数料は安く済みます。また、高額な商品ほど手数料は高額になるため、高額商品は手数料の差による影響をより一層受けるといえます。
取引前に購入者の人柄を確認できる
ラクマの「購入申請」は、購入前に購入者の情報を知ることができる仕組みです。これにより、商品を売っても問題がない相手なのかを事前に判別できます。
フリマアプリは個人間のやり取りなので、相手が悪いと様々なトラブルに見舞われることも少なくありません。相手を見極めて少しでもトラブルの確率を減らせるこの仕組みは、出品者側のストレスを大きく軽減できます。
楽天の各種サービスと連動できる
ラクマは楽天が運営しているサービスなので、同じく楽天が提供しているサービスとの連動要素があります。たとえばラクマの売上は楽天キャッシュにチャージでき、楽天Payによって様々なものに支払いが可能です。
また、ラクマの利用で貯まる楽天ポイントは各種楽天のサービスと共有できるため、楽天のサービスを使っている人はよりお得に利用できます。楽天カードや楽天銀行などのサービスを使っている人は、ラクマのほうが得られる利益は多いです。
メルカリにも劣らない配送の種類がある
ラクマで利用できる配送方法は、メルカリ同様多種多様です。匿名配送や梱包代行などにも対応しているため、配送方法でストレスは感じません。
なかには配送や梱包だけでなく、出品までも代行してくれるサービスもあるため、ビジネスにかかる手間を大幅に軽減できます。ある程度ビジネスの下地ができている場合は、ラクマの代行サービスを活用することで、効率的なビジネス展開を狙ってみるのもありです。
フリマアプリ初心者はどちらを使えばいいのか?
結論から言えば、どちらを利用しても大きな問題はありません。両者ともサービスの質は良好なので、どちらを利用しても成果を出しやすいからです。
とはいえ、利用目的やほかに利用しているもの次第で、メリットの大きさは前後します。せっかく利用するのであれば、メリットは大きいに越したことはありません。
ここでは、各フリマアプリを使う際の基準について紹介します。自分がどちらを利用するのか、両方とも利用するのかを決める際の参考にしてください。
ユーザー数を重視するならメルカリ
メルカリ最大のメリットは、業界最大規模のユーザー数です。ユーザー数に比例して需要も増えていくため、商品を出品すればするだけ売上は伸びていきます。また、高価かつ欲しがる人が少ない商品でも、ユーザー数の多いメルカリであれば購入してくれる人が現れやすいです。
これは出品だけでなく、購入時にもいえます。メジャーな商品であれば仕入れ先には困りませんし、マイナーな商品でも出品されている可能性が高いです。
出品者として出品数をどんどん伸ばしていくつもりがある人は、購入してくれる人がたくさんいるメルカリの利用がおすすめです。
楽天ユーザーで利益率を求めるならラクマがおすすめ
ラクマ最大のメリットは、楽天の各種サービスと連動している点です。また、販売手数料もメルカリより安いため、商品1点当たりの利益はラクマのほうが高いです。
メルカリには及びませんが、ラクマにもユーザー数は十分にそろっています。ある程度の出品数であれば、購入者が不足して困るといったことはありません。
楽天の他サービスと連動させながら、利益の質を高めたい人には、メルカリよりもラクマをおすすめします。
フリマアプリの安全性
企業と個人でおこなわれる一般的な取引と違い、個人間でおこなわれるフリマアプリの取引では、トラブルが発生しやすいです。お互いプロではないため不手際やミスがおきやすいほか、悪質なユーザーによるトラブルも後を絶ちません。
大手フリマアプリも例外ではなく、一部の悪質ユーザーによってクレームやトラブルに巻き込まれるケースも少なくありません。とはいえ、ラクマやメルカリは大手企業が運営しているため、返金制度や匿名配送など、トラブルを防止するための仕組みが充実しています。
そもそもそういったユーザーは本当にごく一部なので、基本的には円満な取引ができると考えて問題ありません。万が一トラブルに巻き込まれた際でも、悪質であれば運営が対処してくれるケースもあるため、安心して利用し続けられます。
トラブルを避ける方法
両者ともに安全性には問題ありませんが、個人の努力次第ではトラブルの頻度をさらに減らせます。たとえば商品説明や写真によって商品の詳細を伝えることで、購入後に購入者のイメージした商品と違うといったトラブルを防止できます。
また、悪質なユーザーは評価に現れるため、取引を成立させる前に相手の評価を確認することも大切です。評価の低かったり怪しいレビューがつけられていたりするアカウントとの取引を避けるだけでも、トラブルに見舞われる確率は大きく減らせます。
商品別にみる、おすすめのフリマアプリ
どちらのフリマアプリでもメリットの差を感じにくい場合は、出品する商品の種類に応じて使い分けるのがおすすめです。フリマアプリによって売れやすさや利益率が異なるため、どちらに出品するのかをきめるのは非常に重要です。
ここでは、商品別におすすめのフリマアプリを紹介します。使い分けを検討している人は、ぜひ活用してください。
商品別の使い分け方
よく売れる商品は、購入者の絶対数が多いメルカリがおすすめです。たくさん出品しても購入者が途切れないため、売上を伸ばせる可能性があります。
一方、高額商品に関しては、ラクマに軍配が上がります。販売手数料がメルカリよりも安いため、点数の少ない高額商品はトータルの利益が大きく変わってくるからです。
他にも、需要が少なめの商品は、ユーザー数の多いメルカリが、信頼できる人にしか売りたくない商品は、購入申請ができるラクマが、それぞれおすすめです。
ハンドメイド商品はどちらで出品する?
ハンドメイド商品は、どちらのフリマアプリでも出品できます。どちらかというと、女性の利用者が多いメルカリのほうがハンドメイド商品を売るには適しているといえます。
もちろん、ラクマでもハンドメイド商品の取引は活発なので、極論どちらで販売しても構いません。ただし、フリマアプリはハンドメイド商品専門の販売市場ではないため、購入者がハンドメイド商品に理解があるとは限らない点は要注意です。
ハンドメイド商品専門のアプリもねらい目
ハンドメイド商品であれば、ラクマやメルカリ以外に、ハンドメイド専門の出品サービスを利用する手もあります。minneをはじめとしたハンドメイド専門ショップなどを利用すれば、利用者からの需要が高いため、商品が販売しやすいです。
また、手間はかかりますがカラーミーショップなどを使ってネットショップを自作して、そこでハンドメイド商品の販売をおこなう方法もあります。既存のネットショップを利用するのと違い手数料がとられないため、長期的にビジネスを継続させたいなら検討の余地ありです。
出品をラクマとメルカリで併用するのはあり?
ビジネスの規模が大きいのであれば、ラクマとメルカリでそれぞれアカウントを作り、別々の商品を販売するのもありです。両方の市場で商品を販売できるため、どちらかだけ利用するよりも多くの利益を得られます。
前述したように、取り扱う商品をフリマアプリごと使い分ければ、効率的に利益やビジネスの規模を伸ばすことが可能です。手間がかかったり管理が大変だったりといったデメリットもありますが、対応できる自信のある人はぜひ狙ってみてください。
同一商品の同時出品はNG
ラクマとメルカリの併用に問題はありませんが、同一商品を両方に出品することだけはNGです。規約で禁止されていることはもちろん、万が一同時に売れてしまった場合、トラブルの原因になってしまいます。
在庫が足りないのに出品する行為は無在庫販売として扱われ、ペナルティを受ける可能性が高いです。最悪の場合、フリマアプリの利用自体を停止させられてしまうため、必ず在庫がある商品だけを出品するようにしてください。
まとめ
ラクマとメルカリは、それぞれ優れたフリマアプリであり、どちらを利用しても成果をだすことは可能です。それぞれメリットが異なるため、自分の扱う商品や求めるサービスに応じて、利用先を決めていきましょう。
メルカリはユーザー数が多いことから、取引が活発におこなわれています。売れば売るだけ利益につながるため、大量の商品を出品する先としておすすめです。一方ラクマは手数料が安いため、高額商品の利益率を高めたい場合に利用してみましょう。
もちろん両者を併用しても問題ありませんし、ハンドメイド商品などは専門店を頼るなどほかの選択肢もあります。どの商品をどこで売るかによって売れやすさや利益の大きさは大きく違ってくるため、今回紹介した内容を参考に、自分の取り扱う商品にあった出品先を見つけてください。
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