有名なフリマアプリといえば、メルカリとラクマを思い浮かべる人が多いでしょう。どちらも利用者が多く、大手が運営する信頼できるサービスです。
では、初めてフリマアプリを利用する人は、どちらを利用すればよいのでしょうか。結論から言えば、両者とも優れている点があるため、おすすめは人によって異なります。
今回は、メルカリとラクマの違いを比較していき、特徴別におすすめの人を解説していきます。フリマアプリが初めての人はもちろん、両者の違いを知りたい人もぜひ目を通してください。
メルカリとラクマの紹介
両者の比較をおこなう前に、まずはそれぞれの概要について紹介します。フリマアプリを使った人にとって、メルカリやラクマという名前を聞いたことはあっても、具体的にどんなものなのかわからない人も多いでしょう。
最低限の知識を備えておけば、後述する比較もより分かりやすくなるため、ぜひ頭に入れておいてください。
メルカリの概要
メルカリは2013年にサービスが開始され、2022年時点で累計ダウンロード数が全世界1億を超えている大規模なフリマアプリです。
数あるフリマアプリの中でも最も利用者数が多く、毎月様々な商品が取引されています。登録から利用までのハードルが低く、老若男女問わずだれでも気軽に使えるフリマアプリとしても有名です。
ラクマの概要
ラクマとは、楽天グループが2014年にサービスを開始したフリマアプリです。累計ダウンロード数は3,500万ほどで、フリマアプリの「フリル」と統合されていることから、そちらのユーザーもたくさんいます。
楽天のサービスなので、楽天ポイントを共有できるのが最大の強みです。また、比較的女性ユーザーが多いことから、安全性に力を入れた運営をおこなっています。
メルカリとラクマの違いを比較
両者の概要を説明したところで、メルカリとラクマの違いについて紹介していきます。一見累計ダウンロード数が多いメルカリのほうがあらゆる面で優れていると思われがちですが、ラクマならではのメリットももちろんあるため、一概に利用者数だけで比較するべきではありません。
ここでは、様々な項目から両者の違いを比較していきます。違いから発生する影響についても解説するので、サービスの差を理解したい人はぜひ目を通してください。
累計ダウンロード数
メルカリが1億、ラクマが3,500万と、累計ダウンロード数では前述の通りメルカリが圧倒しています。ラクマも徐々に利用者数を増やしてはいますが、世界規模で展開しているメルカリに比べるとどうしても増加率は低めです。
利用者数の多さは、そのまま出品数や購入者の多さに直結します。欲しい商品が手に入りやすく、出品した商品を買ってくれる人もたくさんいることを意味するので、市場規模は大きければ大きいほどよいと言えます。
販売時に発生する手数料
フリマアプリでは、販売時にアプリ利用料として手数料が発生します。メルカリは商品価格の10%であるのに対して、ラクマは6%です。
メルカリとラクマでそれぞれ10,000円の商品が売れた場合手数料は400円の差が出る計算です。販売手数料は売上が増えるほど大きくなり、利益に直接影響を及ぼす項目なので、少しでも安いに越したことはありません。
単価が高い商品は、ラクマのほうがおすすめと言えます。
振込手数料
フリマアプリで発生した売上を銀行口座に振り込むためには、振込手数料が発生します。振込手数料はメルカリの場合200円、ラクマでは210円です。
ただし、ラクマは楽天銀行に10,000円以上の振込をおこなう場合のみ、手数料が発生しません。楽天銀行を利用しているユーザーにとっては、簡単に条件を満たせます。
振込手数料は数を重ねると無視できない金額になるため、無料にする手段があることはそれだけで大きなメリットです。
商品の発送方法
両者とも、一般的な宅配便サービスを利用できます。また、それぞれ独自の発送方法もあるため、よりお得に発送できるケースが多いです。
・メルカリ
らくらくメルカリ便、ゆうゆうメルカリ便など
・ラクマ
かんたんラクマパックなど
どちらも基本的な発送方法は変わりません。
運営による利用者へのサポート
メルカリやラクマでは、運営による利用者サポートが徹底しています。フリマアプリは個人間の取引なので、どうしてもトラブルやクレームが増えてしまうからです。
両者のサービスに明確な差はありませんが、どちらも相手の不当なクレームや不誠実な対応で利用者が不利益を被らないように対応してくれます。初心者であっても、安心して利用できる点においては、どちらも非常に質が高いと言えます。
梱包用の資材
商品の発送には、事前の梱包が必要不可欠です。梱包用の資材は、全国のホームセンターやコンビニ、アプリ内などあらゆる場所で取引されています。
利用できる梱包用の資材は、基本的になんでも構いません。相手の了承さえ取れていれば、ラクマでメルカリの段ボールを使って発送することも可能です。梱包用資材の調達難易度という面においては、メルカリとラクマには大きな差はありません。
ただし、サイズによって送料が異なるため、送料を抑えた発送をおこなうためにはなるべくジャストサイズでの発送が求められます。
商品の受け取り方
メルカリとラクマの商品を受け取る上で最も違う点は、コンビニ受取の可否です。メルカリは受け取り先としてコンビニを選択できる一方で、ラクマではコンビニ受け取りを選べません。
ただし、クロネコヤマトの宅急便店頭受取サービスを活用すれば、ラクマであってもコンビニ経由で受け取れます。
コンビニ受け取りは家を留守にする人にとって心強い味方なので、この点ではメルカリに軍配が上がります。
ちなみに、出品する際にコンビニから発送する方法は、メルカリとラクマともに利用可能です。
メルカリとラクマ、利用するならどちらがおすすめ?
ここまでで、メルカリとラクマの相違点について紹介しました。結局のところ、どちらを利用するのがいいのでしょうか。
一概にどちらが優れているわけではなく、利用する人の考え方によって、おすすめ先は異なります。
ここでは、メルカリがおすすめな人、ラクマがおすすめな人を特徴別に分けて紹介します。自分がどちらに当てはまるのかを考えながら、フリマアプリを選ぶ際の参考にしてください。
ユーザー数を重視するならメルカリ
ユーザー数の多さでは、圧倒的にメルカリが優っています。
ユーザー数の多さは需要の多さでもあり、出品した商品がそれだけ売れやすいことを意味しています。出品者から見れば、購入者はたくさんいることに越したことはありません。
毎月安定した利益をだすためには、ある程度数を売る必要があることからも、利用者数の多さを重視することの大切さが分かります。とにかく市場規模の大きいところを利用したいなら、断然メルカリがおすすめです。
利益率を重視するならラクマ
ラクマは市場規模で劣っている一方で、商品1品当たりの利益率に優れています。販売手数料が安いので、多くの利益を得られます。
これは、数をそろえられない高品質な商品を出品する際にメリットとなり得ます。出品数が変わらないのであれば、利益率の高いほうが最終的な利益は大きいからです。
少数精鋭での出品スタイルを狙うなら、メルカリではなくラクマを利用するのがおすすめと言えます。
メルカリとラクマの併用も可
メルカリとラクマは、メリットがいい具合に差別化されています。そのため、あえて両者を併用して、安定した利益と高い利益率を両立させる方法もありです。
数をさばける商品は、メルカリで大量販売を狙えます。数が少なく単価が高い商品はラクマで高い利益率を保ったまま売る、といった戦法をとることで、効率的な販売が可能です。
もちろん二つのフリマアプリを使うのは手間がかかるため、いきなり両方を使うのは大変です。ある程度フリマアプリに慣れて、より高い利益を出そうと思うなら、選択肢に入れてみてください。
仕入れや購入者視点では、どちらがおすすめなのか
フリマアプリは出品者視点からだけではなく、購入者側の視点から見ることも大切です。また、フリマアプリを仕入れの場として利用する人も多いため、出品者と購入者を兼用するケースは少なくありません。
ここでは、購入者視点でのメルカリとラクマの違いについて紹介します。どちらで購入をしたほうがいいのか決める際の参考にしてください。
メルカリは品ぞろえの豊富さがメリット
メルカリはユーザー数が多く、出品数やジャンルもその分豊富に取り揃えています。人気商品からレアな商品まで、様々な商品が出品されているため、欲しい商品を見つけやすいです。
また、ラクマと違いコンビニ受け取りが可能な点も、大きなメリットと言えます。登録も簡単なので、フリマアプリ初心者はメルカリから使い始めることをおすすめします。
ラクマはレディース商品が豊富
ラクマの強みは、レディース商品が豊富に取り揃えられていることです。元々女性ユーザーが多く、出品されている商品も女性向けのものが多かった影響と言えます。
メルカリと違って、どんなジャンルでもたくさん出品されているわけではありません。しかし、レディース商品の分野だけはメルカリを凌駕しているため、目当てのものがあるならラクマで探してみることをおすすめします。
実際の使用感
頭でいくら情報を覚えても、実際に使ってみたら想像と違っていたというケースは珍しくありません。そこでここでは、実際にメルカリとラクマを使ってみた人の声をまとめました。
使ってみて初めて分かる良い点、悪い点もあるため、使い始める前の参考にしてください。そしてあくまでも参考程度にとどめ、最終的な判断は自身で使って判断することをおすすめします。
メルカリのメリット・デメリット
メルカリは、とにかく登録が簡単で、素早く利用できる点が優れています。商品の登録はバーコードから簡単におこなえ、写真も楽にアップできるため、出品までの手間が少ない点がメリットです。
一方で、たくさんのユーザーがいることはメリットにもデメリットにもなり得ます。礼儀正しい人もいれば、常識はずれな言動をしてくる人もいるからです。誰でも利用できる分、購入者、出品者ともに当たり外れが激しいと言えます。
総評すると、様々な商品を手軽に出品、購入できる非常に優れたサービスです。一部の粗悪なユーザーや商品を見分ける目は必要ですが、全体的には快適に利用できます。
ラクマのメリット・デメリット
ラクマのメリットは、登録した写真の調整が簡単なことです。メルカリよりもかなり操作しやすいため、初心者であってもきれいな写真を用意できるのは大きなメリットと言えます。
また、楽天のサービスを利用しているユーザーは、ポイント周りが共有できるため便利です。楽天銀行であれば振込手数料もかからないため、メルカリよりも利益率が高いメリットをさらに後押しできます。
一方デメリットとしては、やはり利用者の少なさが挙げられます。メルカリよりも売れるまでに時間がかかるため、薄利多売戦法には適しません。
総評として、ただ商品を売るだけならメルカリのほうがおすすめです。しかし、少数精鋭での出品や、楽天の他サービスを絡めたお得さを加味するなら、ラクマを使うメリットもあります。
まとめ
メルカリとラクマは、どちらも日本で人気のフリマアプリです。
メルカリはユーザー数が多く、出品してもすぐに売れやすい点が優れています。一方で、敷居が低いことから質の悪いユーザーも一定数います。出品側でも購入側でも、商品だけでなく人の見わけが大切です。
ラクマはメルカリに比べるとユーザー数が少なく、商品が売れるペースが低いです。しかし、販売手数料が安く、振込手数料をなくす方法もあるため、商品の利益率を高められる点がメリットと言えます。
どちらにも良い面と悪い面があるため、自分の取り扱う商品や販売ペースなどに応じて、利用するフリマアプリを決めましょう。慣れてきたら、両方を併用して良い面だけを享受する方法も検討してください。
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