「メルカリで危険な取引とは?」「メルカリで危険な目に合わないための対策はある?」といった疑問をお持ちではありませんか。
実際にメルカリで起きているリスクを知っておくことで、リスクを回避して取引ができます。例えばプロフ必読、即購入禁止などの記載があるとどういうリスクがあるかを想定できていれば、購入前に出品者にコメントして確認をすることで、危険を回避することが可能です。
当記事では、メルカリでどういう危険があるのか、安心して取引するために必要な対策などを記載しています。最後まで読んでいただくと、危険を回避しながら安心して取引ができるようになります。
危険な出品者を見分ける4つのポイント

この項目では、メルカリで危険な出品者の特徴を4つ解説していきます。
・「プロフ必読」と記載している
・「即購入禁止」と記載している
・購入意思がない時のいいねを禁止している
・ノークレーム、ノーリターンを記載している
「プロフ必読」と記載している
ユーザー名などに「プロフ必読」と記載している出品者は要注意です。基本的に商品購入をする際は、商品情報に掲載されている内容を見て判断しますが、プロフ必読と記載しているユーザーの場合は、大事な情報がプロフィールに記載している場合があります。
そのため、仮にプロフィールを見ずに購入した場合、こちら側が返品したいと思っても「プロフィールに返品は受け付けないと記載している」などといったことを理由に出品者が返品を拒否してくるケースもあるのです。
そのうえプロフィールは取引成立後も編集が可能なため、出品者の都合で修正ができてしまう点が厄介です。こういった点からも「プロフ必読」と記載している出品者には十分に注意する必要があります。
「即購入禁止」と記載している
二つ目に注意しなくてはならないポイントは、「即購入禁止」です。即購入禁止とは、すぐに購入することを禁止するマイルールのことで、一度出品者にコメントして確認をしてから購入する必要があります。
即購入禁止にしている理由として、出品者が他のフリマサイトでも同じ商品を販売している場合、手元に在庫を持たず販売しているケースが挙げられます。そのため、仮に他のサイトで商品が購入された場合、手元に商品がなく提供ができないという事態に陥るのです。
メルカリでは無在庫での商品掲載は禁止されているため、即購入禁止の文言を見たら注意しましょう。
購入意思がない時のいいねを禁止している
3つ目の注意点は、購入意思がない時のいいねを禁止している場合です。
購入者からすると、いいねはお気に入りの商品に印をつける意味で付けています。ですが、悪い出品者はいいねをしているユーザーは購入意思があると見做して、セールスを積極的にしてくる可能性があります。
購入意思がない時のいいねを禁止している出品者には、注意しましょう。
ノークレーム・ノーリターンを記載している
最後に、ノークレーム・ノーリターンの記載がある場合も注意しましょう。 ノークレーム・ノーリターンとは、商品が届いた際に仮に破損や傷があってもクレームを受け付けない意思表示を事前にすることを指します。
製品が売り物として問題ないものであれば、わざわざ記載する必要はありません。ですが、これを記載しているにもかかわらず、商品説明欄にも付随した内容が含まれていない場合は、詳細を隠している可能性もありますので注意が必要です。
出品者がメルカリを安全に利用するための5つのポイント

メルカリを出品者として取引する場合は、以下の5つのポイントに注意して取引するようにしましょう。
・匿名配送を利用する
・商品情報は詳細に記載する
・梱包や取引する際のメッセージは丁寧に行う
・購入者のコメントは取引の判断材料にする
・しつこいコメントや不快なやり取りをする購入者はブロックする
匿名配送を利用する
商品を発送する際は、匿名配送を利用しましょう。なぜならば、住所を匿名にすることで購入者から嫌がらせを受けるリスクをなくすことができるからです。
購入者が全て良い取引をしてくれるとは限りません。例えば、送料を気にして簡易郵便を使うよりも、らくらくメルカリ便、ゆうゆうメルカリ便など匿名サービスに対応しているものを選ぶと良いでしょう。
商品情報は詳細に記載する
商品説明を書く際は、商品の状態について詳しく記載するようにしましょう。例えば、商品に傷があったり欠品がある場合も明記するようにしてください。
商品が届いた時に、購入段階では気付かない点があると、後にクレームにつながりかねません。悪評価を受け続けると、最終的にはユーザーに商品を購入してもらいにくい状況を作ってしまうため、商品情報の記載には細心の注意を払ってください。
梱包や取引する際のメッセージは丁寧に行う
梱包や取引する際のメッセージは丁寧に対応するよう心がけましょう。
梱包がいい加減で商品の破損や傷がついてしまうと、次回以降のリピート購入につながらなくなってしまいます。購入者への対応は、真摯に行ってください。
購入者のコメントは取引の判断材料にする
購入者から、上から目線の対応やコメントが来た場合は、相手のプロフィールや取引履歴を見て、取引をするかしないかの判断をしましょう。
悪質購入者と取引をすると商品が手元に届いた時に、クレームを入れて嫌がらせをされる可能性があります。そうならないためにも、相手のメッセージの内容から取引をするかどうか判断することが大切です。
しつこいコメントや不快なやり取りをする購入者はブロックする
執拗な値下げ交渉をしきりにしてきたり、不快なコメントを送ってくるユーザーとは取引しないようにしましょう。この購入者なら信頼できる、取引したいと思うユーザーに商品を販売するようにしてください。
せっかく取引をしても悪いコメントをつけられたり、クレームを入れられたりしては無駄な時間を費やしてしまいます。
購入者がメルカリを安全に利用するための3つのポイント

この項目では、メルカリの購入者として取引する場合の3つのポイントをご紹介します。
・出品者のプロフィールに悪い評価がないかを確認する
・商品情報が詳しく記載されているか確認する
・匿名配送を利用できるか確認する
出品者のプロフィールに悪い評価がないかを確認する
購入する前に出品者のプロフィールや評価はしっかり確認しましょう。プロフィールの記載がなかったり、取引評価が悪い場合は、実際に取引をした際スムーズに対応してもらえない可能性があります。
取引の前には必ず出品者プロフィールと評価をチェックしてください。
商品情報が詳しく記載されているか確認する
商品情報は必ずチェックするようにしてください。中には出品に使っている写真や商品説明を、他から転用している可能性もあります。 商品情報を購入者に丁寧に説明する姿勢は出品者がどういう人物なのかを判断する大事な材料です。
商品の詳細に不明な点があれば、出品者とメッセージでやり取りをして確認を進めていきましょう。
匿名配送を利用できるか確認する
発送方法に匿名配送が利用できるか確認するようにしましょう。先述の通り、相手に住所が知られると、出品者が悪質だった場合に住所を不正利用される可能性があるからです。
匿名配送で対応可能かどうかの出品者との交渉は購入前に行ってください。購入後では、すでに住所や名前が公開されてしまうため、意味がなくなります。
商品を選ぶ際に、配送方法を匿名配送に絞って検索すると、配送の確認は必要なくなるため、活用してください。
メルカリで起きている詐欺行為と対策

この項目では、メルカリで実際に起こった詐欺の実例をご紹介します。万が一詐欺に遭ってしまった時の対策法についても併せて解説してきますので、参考にしてください。
商品のブランドが偽物だった
まずご紹介するのは、商品のブランドが偽物だった事例です。商品掲載の写真は本物だったにも関わらず、実際届いた商品は偽ブランドだった事例もあります。
また、届いた商品のサイズがあまりに小さかったので、商品説明を改めて確認したところ、「10分の1サイズ」と記載されている事例もあったようです。
対策として、以下の点をに注意すると良いでしょう。
・商品説明をしっかり読みこみ、不明点は出品者へ質問する
・出品者の評価を確認する
・偽物が届いた場合はメルカリ事務局に相談する
偽物や悪質な取引をしている場合は、悪い評価がついている可能性がありますので確認しましょう。もし明らかに偽物が届いた場合は取引をキャンセルできますので、メルカリ事務局に相談してください。
商品を発送したと虚偽の報告をする
続いては、商品を発送しましたと虚偽の報告をするケースについてです。メルカリでは本来購入者からの入金後、出品者が出品通知を出します。購入者は受け取り完了ボタンを押した時点で、出品者への支払いが完了し取引終了となります。
この詐欺の場合は出品者が商品を発送していないにも関わらず、発送連絡を行うのです。メルカリは購入者からのやり取りがない状態が9日以上続くと、自動で受け取り完了する仕組みになっています。それを利用すると出品者は商品を送っていないにも関わらず、9日経つと報酬をもらえてしまうのです。
こうした詐欺を防ぐためには、購入者からメッセージを送ることが大事です。大前提としてメルカリは「発送通知から5日経過するまでは、商品の到着をお待ちください。」とガイドラインを出しています。
それでも商品が届かない場合は、出品者にメッセージを送りましょう。連絡が取れたら追跡ナンバーを聞いて配送業者に確認してください。それと同時にメルカリ事務局にも商品が届いていないことを連絡すると良いでしょう。このようなメッセージのやり取りを行っている間は、支払いは確定されませんのでご安心ください。
ただし、3日以上やり取りがない状態が続いてしまうと、支払いが完了してしまうので注意が必要です。商品が届かない場合は、出品者へこまめにメッセージのやり取りを行うようにしましょう。
受け取り通知を購入者に促す
続いてのケースは、出品者が受け取り通知を押すよう購入者に促す事例です。受け取り通知を押すことで、出品者への支払いが確定することになります。一度取引が完了すると、キャンセルができなくなってしまうため、商品を受け取っていないにも関わらず、受け取り通知ボタンを押すことは控えてください。
また、出品者が会社の都合で先に通知ボタンを押して欲しいと依頼してくるケースがあります。残念ながらこうした誘導に乗ってしまい、商品が届かない被害が出ています。必ず商品を受け取ってから受け取り通知を押してください。
このような催促を強要する出品者のことは、メルカリ事務局に報告しておきましょう。事前に悪い出品者かどうかを確認する手段として、出品者のプロフィールが低評価になっていないかを取引時点で確認しておくと良いでしょう。
商品後払いサービスPaidyによる二重入金
Paidyとは利用することで後払いが可能となる決済サービスのことです。このサービスを利用した手口で、購入者が二重の支払いをしなければならない被害が起きているのです。被害内容は以下の通りです。
購入者がメルカリで商品を購入したとします。すると出品者はPaidy決済で商品を購入して購入者住所に配送します。購入者は商品がきたことで受け取り通知を出し、メルカリの取引を完了させます。しかしその後Paidyから請求され、それも支払ってしまうことで二重の入金被害につながっているのです。出品者側は自身で出費をせず、メルカリからの収益を得ることができます。
以下の点を押さえて、被害に遭わないよう対策してください。
・知らない購入先から商品が発送されていたら拒否する
・Paidyでは支払いを行わない
受け取り通知を出してしまうことでメルカリの支払いは完了してしまうので、必ず商品が届いたら発送先は確認するようにしましょう。知らないところから来ているならば、出品者とメルカリ事務局に報告を入れるようにしてください。
メルカリにおける詐欺行為を見分けるコツ

この項目では、メルカリで詐欺を事前に見分けるコツを解説していきます。詐欺行為を見分けるポイントとして、商品の価格が相場より極端に低かったり、評価が0のアカウントなど、怪しいと感じる部分に対して注意を払うことが重要となってきます。
相場より価格が異常に安い商品は注意
相場より商品が極端に安い場合は、偽物の可能性があるので注意しましょう。
商品に傷があって多少安いケースはありますが、極端に相場を下回る金額で設定されている場合は、商品自体が偽物の可能性がありますので、気をつけてください。
評価が0の出品者は詐欺業者の可能性がある
評価が0の出品者は詐欺業者の可能性があります。これに関しては全ての出品者がそうであるというわけではありません。当然メルカリを開始した直後はみな評価が0です。
詐欺業者は、同じアカウントを繰り返し利用しません。足がつかないようにするために、違うアカウントを使う傾向にあります。そうすると当然評価がつきにくい状態になります。こうしたアカウントで高額商品の販売を複数行っている場合は特に注意しましょう。
詐欺業者は短期間で大きく利益を出す傾向にあります。取引評価が0、高額商品を複数出品している場合、取引に注意した方が良いでしょう。
希少価値の高い商品を複数出品している場合は注意
メルカリで希少価値の高い商品を複数出品している場合は、事前に出品者にどのように調達したのかコメントで確認してみると良いでしょう。
世間で出回っていないものを複数出品することは至難のはずです。不正に仕入れたものであると購入者側にも影響が出る可能性があるため、怪しいと感じた時は出品者に一度確認してから購入しましょう。
まとめ

当記事では、メルカリで起こり得る危険とそれに対する対策や事前の見極め方を解説してきました。
利用前には、必ず出品者情報、取引の評価などを確認してから取引をする必要があります。プロフィールや出品者の評価を見ずに取引をしたことで、実は悪質な出品者の可能性もあり、返品ができない、二重入金になるなど、取り返しがつかない状況になります。危険があることを知らないで取引を進めるのは、リスクが大きいです。
取引相手のプロフィールの確認、評価がどのようになっているのかなど確認した上で、コメントを通じて相手が善良なユーザーかどうか見極めながら取引を進めていくようにしましょう。