メルカリのようなフリマアプリでは、ユーザー自身で顧客とやり取りをし、商品を送らなければなりません。実際に取引を行う前に、あらかじめ予習しておきたいと思う方も多いでしょう。
この記事では、メルカリで品物を売る際の大まかな流れを解説していきます。興味のある方は是非参考にしてください。
出品する前にすべきこと
まず商品を出品する前に、あらかじめある程度の準備をしておくと作業がスムーズに進みます。この項目では、出品前にチェックしておくべきポイントについて解説していきます。
事前確認が大切
実際に商品を出品する前には、あらかじめ商品の状態や必要経費を確認しておくのがベターです。特に、商品の状態を確認する検品作業は念入りに行いましょう。傷や汚れを見つけたときにはその部位の写真を撮り、商品の説明欄に記載しなければなりません。購入者の手元に届いた際、説明にはなかった不備が見つかるとトラブルになる可能性があります。くれぐれも確認・記載漏れがないようにチェックしましょう。
また、商品を送る際の送料や梱包費についても事前に確認しておきましょう。メルカリでは、送料込みで出品されている商品の方が売れやすい傾向にあります。送料も含んだ値段に設定するためには、赤字にならないよう、各料金のシミュレーションが必要不可欠なのです。この際、商品を送る際にどれほどの料金が発生するのかに加え、梱包材の費用も計算に入れる必要があります。
利用する配送方法については、あらかじめ決めておくことを推奨します。特に、匿名配送を使いたい場合は、事前に「らくらくメルカリ便」もしくは「ゆうゆうメルカリ便」を指定しておかなければならないので注意しましょう。
発送までの手順
この項目では、実際に商品が売れた際、どのようなステップを踏んで荷物を発送すればよいか、順を追って解説していきます。
発送方法・利用サービスの指定
購入者が商品の料金を支払うと、出品者側に発送を促す通知が来ます。内容をチェックするには、アプリ画面右上の「やることリスト」、もしくはメニュー欄の「お知らせ」をタップしましょう。
次に、該当の取引を選択し、発送の手続きへ進みます。
まずは、発送する際に利用する場所を選択しましょう。ここでは、コンビニを利用する場合について説明していきます。
利用する店舗の種類などを選択し、次の手順へと進みましょう。
手続き・発送
必要なデータを入力し、「配送用のバーコードを表示する」を選択します。
この手順は、利用するコンビニによって多少異なります。各コンビニの利用手順の詳細を知りたい場合は、公式のガイドページを確認してください。
発行されたコードを使い、店頭で発送作業を行いましょう。次に、アプリから「商品を発送したので、発送通知をする」を押し、「はい」をタップします。
なお、通知を送った後は発送方法の変更などができなくなるため、必ず商品を送った後に通知を送るようにしましょう。
以上で手続きが完了しました。荷物の配送状況は、取引画面で確認することができます。
発送後にすべきこと
商品を発送した段階では、まだ取引は終わっていません。商品が購入者の手元に届き、商品を確認してもらうまでは気を抜かないようにしましょう。この項目では、商品を相手に送った後にすべきことを紹介していきます。
購入者にメッセージを送る
商品を発送したら、アプリのマイページへアクセスし、「出品した商品」→「取引中」と進み、現在進行中の商品の取引画面を開きます。
購入者に対し、商品を送ったことを知らせるメッセージを送りましょう。内容を打ち込んだら、「取引メッセージを送る」という項目をタップしてください。
評価をつける
商品が購入者の元へ届いて「受取評価」がされると、出品ユーザーの元に通知が届きます。内容を確認したら、該当の取引を選んで評価ページへ移動しましょう。
購入者に対する評価を入力し、任意でコメントを書き込んでください。コメントを書き込む際は、なるべく丁寧なメッセージを添えると好印象です。以上で取引が完了し、売上金が反映されます。
購入者からの評価をチェックする
取引が終わったら、念のため相手からの評価をチェックしておくといいでしょう。もしも理不尽な理由で悪い評価を受けたら、速やかに事務局に問い合わせてください。評価を取り消すなどの対応をしてもらえる可能性があります。
自分につけられた評価を確認するためには、まずマイページへアクセスします。次に、自分のユーザー名の下部に表示されている、評価数を表す数字の部分をタップしてください。
今まで受けた評価とコメントの一覧が表示されるので、その中から該当する項目を探しましょう。
売上金の受け取り方
メルカリで商品を売った際の売り上げは、直接自分の口座に振り込まれるわけではありません。この項目では、売上金を受け取る2種類の方法を解説していきます。
事務局が介入することで安全な取引ができる
メルカリでは、商品が発送される前に購入者が事務局に入金し、荷物が受け取られた後に出品ユーザーに売上金が渡されるという仕組みになっています。これにより金銭トラブルが発生しにくくなり、安心して商品の売買を行うことができるのです。
現金化するには手続きが必要
受け取った売上金は現金ではなく、メルカリ上の残高として保存されます。残高には180日の期限が設けられているので、失効する前に現金化するかポイントに変えましょう。
また、「アプリでかんたん本人確認」を行うと、申請期限が無くなります。ポイントを失うのが心配な方は、手続きを行ってください。万が一申請期限を過ぎてしまった場合には、口座登録を済ませた後にメルカリに問い合わせましょう。
なお、銀行口座を登録するには、後述する振り込み申請の手順を途中まで進めなければなりません。現金化する金額を指定する段階まで進めたら、口座情報の登録が完了します。そのまま手続きを中断すれば振り込み申請は行われないので、安心してください。
ちなみに、売上金を現金化するには、その都度200円の手数料がかかります。値段によって変動するものではないので、なるべくまとめて振り込むことを推奨します。
申請の手順
現金化の手続きを行うためには、まずメルカリアプリを起動してください。次に、「振込申請」→「振込申請して現金を受け取る」と進みましょう。
次に希望の口座情報を入力し、「次へ」を選択してください。
内容を確認し、「はい」をタップしましょう。
続いて、現金化したい金額を指定します。ここで注意しなければならないのは、手数料も考慮した金額にしなければならないという点です。ここに入力した数字から手数料が引かれた額が、実際に振り込まれる金額となります。
「お急ぎ振り込み」の有無を選択し、「確認する」をタップしましょう。
最後に、情報が正しく登録されているかをチェックし、「振込申請をする」をタップしたら手続きは完了です。
ポイントを買うこともできる
売り上げとしてもらった残高は、メルカリでの買い物に使うことができる「メルカリポイント」に変えることもできます。引き換えの手順は次の通りです。まず、アプリを開き「メルペイ」メニューを選択してください。
次に「ポイント購入」→「売上金でポイントを購入」と進み、手続きを行いましょう。
こうして交換したポイントは、約1年の有効期限があります。これを過ぎると失効してしまうので注意してください。また、「アプリでかんたん本人確認」や「支払い用口座登録」が済んでいる方は、メルカリポイントを購入することはできません。その代わりに、アプリ上で買い物をした際には、メルペイの残高から支払う設定にすれば、自動的に料金が支払われます。
振込スケジュールも要チェック
売上金を自分の口座に移動する時には、あらかじめ設定されたスケジュールに沿って振り込みが行われます。ゆうちょ銀行の場合は3〜6日、その他の銀行であれば2〜5日かかります。その期間も考慮して振り込みの手続きを行いましょう。
購入者とのやり取りの例文
取引を行うにあたって、購入者とメッセージのやり取りをしなければならない場面がいくつかあります。そんな時、どのような言葉を使えばよいのかが分からず、困ってしまう方も多いのではないでしょうか。この項目では、2つの場面に焦点を当てて、メッセージの例文を紹介していきます。
商品が売れた際
出品した商品が売れたら、発送する前に感謝のメッセージを送りましょう。丁寧な言葉遣いで、また、発想の予定を伝えることで、相手に安心感を与えることができます。例文は以下の通りです。
「お世話になります。○○と申します。(商品名)を購入いただき、ありがとうございます!準備が整い次第、○○便にて品物をお送りいたしますので、いましばらくお待ちくださいませ。」
「お世話になります。○○です。(商品名)をご購入いただき、誠にありがとうございます!○月の○日に、○○便にて品物を発送する予定です。何かご不明な点などございましたら、遠慮なくお問い合わせください。よろしくお願いいたします。」
荷物を発送した際
商品の発送が終わったら、発送通知と併せてメッセージを送りましょう。荷物の追跡サービスを使う場合は、確認をするために必要なコードも共有します。また、購入者が受け取った後にすべきことを、わかりやすく案内しておくとスムーズにやり取りが進みます。例文は以下の通りです。
「お世話になっております。○○です。本日、○○便にて商品を発送いたしました。お問い合わせ番号は(○○-○○○-○○)となっております。ご確認くださいませ。荷物が届きましたら、お手数ですが受取評価をお願いいたします。また、万が一品物に問題などがございましたら、受取評価コメントではなく、取引メッセージからご連絡いただきますようお願い申し上げます。商品の到着まで、いましばらくお待ちくださいませ。」
メルカリのローカルルールについて
続いては、メルカリでよく使用されているローカルルールについて解説していきます。これらのルールはあくまでも個人が定めた決まりで、利用規約とは違って、守らなければならない義務はありません。しかし、うまく活用できれば、取引をよりスムーズに行えます。
プロフ必読
出品ユーザーの中には、自身のユーザーページなどに、取引に際しての決まりごとを記載しているユーザーがいます。この際、購入者をプロフィール欄へ誘導するため、出品した商品の説明欄などに「プロフ必読」と記しているのです。
興味のある商品にこの文言があった場合は、相手のプロフィール欄を確認しましょう。気づかずに買っても特にペナルティーはありませんが、トラブルに発展する可能性があります。時には悪い評価をつけられることもあるので、十分気をつけましょう。
即購入禁止
メルカリでは、基本的には気になった商品があれば、すぐに買うことができるシステムとなっています。しかし、中には購入者を選びたいと考える、販売者も一定数存在します。その場合、販売者は「即購入禁止」などのルールを設け、事前にコミュニケーションを図ろうとします。
興味のある商品にこのような記載があった際には、購入処理をする前に、購入したい旨のコメントを送りましょう。相手が取引に応じてから購入することにより、無用なトラブルを回避できます。
専用出品
販売者の中には、一人のユーザーだけを指定して商品を出品するユーザーも存在します。このような行為は「専用出品」と呼ばれており、指定した人物以外のユーザーの割り込みを防止する目的で行います。
もしも自分以外のユーザーを指定した専用出品があった場合は、購入を避けるようにしましょう。
あらかじめ手順を確認してスムーズな取引を行いましょう
メルカリはさまざまなコンビニや配送サービスと連携していることもあり、比較的簡単に商品を発送できます。双方の個人情報を明かすことなく荷物の発送・受け取りができる手段もあり、安心して取引をすることができるでしょう。
多くの手順についてはメルカリガイドでも説明されており、その都度、調べながら取引を進めることができます。ただし、中には利用規約にはない、独自の「ローカルルール」も存在します。これらの決まりを守る義務こそありませんが、知らずにいると思わぬトラブルに巻き込まれる可能性もあるため、注意が必要です。
ぜひ当記事で紹介した内容を参考に、安全でストレスのない取引を行ってください。
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