メルカリで振込手数料を無料にする方法はある？手数料を抑える方法を解説！

メルカリで利益を出そうとする際に、気をつけなければいけないのが手数料の存在です。メルカリに限らず、フリマアプリでは様々な手数料が発生するため、単に売上だけから利益を考えていると、思ったよりも利益が出なかったり、損をしてしまったりする可能性があります。

手数料を支払わない、もしくは極力かからないようにする方法を知っておかないと、どんどん損をしてしまうので注意が必要です。

今回は、メルカリにおける手数料の種類と、節約のための方法についてご紹介します。また、他サービスの手数料も併せて比較するので、フリマアプリ選びで悩んでいる方は参考にしてください。

メルカリにおける手数料の種類

この項目では、メルカリで発生する手数料の種類についてご紹介します。一口に手数料と言っても、種類は一つだけではありません。メルカリでは様々なタイミングで手数料が発生するため、何にいくら手数料がかかるのか知っておくことが大切です。

一回一回の支払いは、決して大きくありません。しかし、数を繰り返すうちに大きな金額になっていくため、年間での利益計算の際には大きな損失となっているケースも多いです。そのため、手数料がどの程度かかるかどうかは、体感ではなく正確に把握しておきましょう。

販売手数料

数ある手数料の中で、最も多くかかってしまうのが、この販売手数料です。販売手数料とは、商品を販売した際にメルカリ側に支払う手数料のことを指します。

メルカリの販売手数料は、商品代金の10%です。例えば、1,000円の商品を販売した場合、手数料として100円が売上から引かれます。販売数や販売単価が大きくなれば、その分手数料もたくさんかかってきます。

この手数料の存在から、メルカリで販売する際は10%以上利益を確保しないと、売れても赤字になってしまいます。特に、たくさん販売する方はたくさん手数料を取られてしまうので、必ず把握しておきましょう。

振込手数料

振込手数料とは、売上金を現金化する際に必要になる手数料です。口座に売上金を振込む際に、一回当たり200円がかかってしまいます。

また、お急ぎ振込を利用した場合は、通常の200円に加えてさらに200円の手数料が発生し、合計で400円が振込金額から差し引かれます。

販売手数料に比べれば微々たるものですが、毎回振込のたびに差し引かれてしまうため、こまめに現金化する方は注意が必要です。

決済手数料

ここまで紹介したご手数料は、売り手側が支払うものでした。対して、決済手数料は買い手が支払うものです。商品を購入した際に、決済方法によっては100円の手数料がかかってしまいます。

手数料のかかる主な決済方法としては、コンビニ決済やキャリア決済などが挙げられます。決済方法によっては手数料が発生しない場合もあるため、たくさん商品を購入する方は、カード払いや自動引き落としなど、決済手数料が発生しない支払い方法を選びましょう。

手数料を無料にしたり抑えたりする方法はある？

前項ではメルカリにおける手数料の種類についてご紹介いたしましたが、これらの手数料を無料にしたり抑えたりする方法がないのか気になる方も多いのではないでしょうか。

この項目では、手数料を無料にできるのか否かといった疑問にお答えすると共に、手数料を抑えるためのテクニックも併せてご紹介いたします。

すべての手数料を無料にする方法はない

結論から言うと、すべての手数料を無料にする方法はありません。ただし、手数料の種類によっては、かかる金額を抑えたり、完全に無料にできたりするものも存在します。

たとえば、決済手数料は前項でご紹介したように、手数料のかからない決済方法を使うことで、支払いを回避できます。特に、カード払いやメルペイでの支払いは、すぐに決済が終わり商品の到着も早くなるためおすすめです。

また、振込手数料についても、売上金を現金化ではなくメルペイ残高として使用すれば、手数料がかかりません。メルペイはメルカリ以外でも幅広く使えるため、持て余す心配も少ないです。

一方、販売手数料はどうやっても減らせません。最も金額の大きい手数料ですが、こればかりは素直に支払うしかありません。

手数料を抑えるにはメルペイの利用がおすすめ

各手数料を節約するためには、メルペイの利用が欠かせません。メルペイとは、メルカリが運営している電子決済サービスです。コンビニやスーパーなどでも、スマホをかざすだけですぐ決済が完了します。

メルペイの残高には、メルカリの売上金を利用できます。また、メルカリの支払いも、メルペイの残高を使用可能です。

販売手数料と決済手数料は、メルペイを使って無料にできるため、メルカリを使い続けるのであれば、ぜひ活用してください。

販売価格を工夫する

ここからは、手数料を抑えるためのテクニックをご紹介いたします。

メルカリの特徴として、販売手数料は小数点以下切り捨てになっています。そのため、小数点以下に数字が出るような販売価格で売れば、切り捨てによって若干手数料が安く済みます。

たとえば、20,000円の商品を販売した場合、手数料は%の2,000円です。一方、19,999円で販売した商品の手数料は、1,999.9円から小数点以下が切り捨てられ、1,999円です。

売上が違うので、得られる利益には差がありません。ただし、商品価格を下げつつ同じ利益を得られる方法なので、少しでも商品を安く見せることで、売上数を確保するためには有効と言えます。

キャンペーンの活用

メルカリでは、不定期でキャンペーンを開催しています。キャンペーンの中には、販売手数料の一部をキャッシュバックしてくれるというものもあるため、この期間に販売すれば、その分たくさんの利益を得られます。

売れる商品の数が決まっている場合には、キャンペーン開催時に一気に売って手数料を節約するという方法も効果的です。

ただし、定期的に商品が売れるユーザーにとっては、キャンペーンを待つと機会損失になる可能性もあります。最大限の利益を確保するためにも、この方法を使う商品選びには考慮が必要です。

メルカリの売上金における注意点

この項目では、メルカリの売上金における注意点について詳しく解説いたします。せっかく稼いだ売上金を失効してしまわないためにも、ここで解説する内容はしっかりと頭に入れておいてください。

メルカリの振込申請は期限が決まっている

メルカリの売上金を現金化するためには、売上金を振込申請する必要があります。ただし、振込申請には期限が決まっているため、失効に注意してください。

売上金の期限は、計上から180日です。これは発生した売上金ごとに定められているため、期間が経過すると古いものから順番に失効していきます。

ただし、口座を登録しておけば、期限切れと同時に自動で振り込まれるため、失効のリスクを軽減できます。

失効した売上金について

売上金は一度失効すると、二度と元に戻りません。ただし、メルカリでは仕組み上、簡単には失効しないようになっているため、よほどずさんな管理をしていなければ、失効のリスクは少ないと言えます。

銀行口座の登録さえ済ませておけば、ひとまず失効の危険性は無くなります。売上金はメルペイに使う方も、口座登録だけはあらかじめ済ませておきましょう。

無料のネットショップ作成サービスの手数料比較

前述した通り、メルカリで最も高くつく販売手数料は、キャンペーン時を除いて軽減できません。

そこで、もっと手数料を下げるための方法として、他のサービスを活用するというものがあります。より手数料が安いところで販売すれば、それだけたくさん利益を得られるからです。とにかく利益率を追求したい方は、メルカリ以外も選択肢に入れてみましょう。

この項目では、メルカリ以外のネットショップ作成サービスの内、無料で利用することのできるサービスにおいてかかる手数料についてまとめました。

ネットショップの種類について

ネットショップの中には、手数料以外にも月額料金が必要になるケースがあります。市場規模を拡大したり、発送や梱包などの手間を節約できたりする代わりに、毎月一定金額の支払いが必要になるというものです。

有料ショップは利便性が高く、大量販売が可能なので、一概に無料のほうが優れているとは限りません。自分の取り扱う商品の内容や、月間の販売数などを加味しながら、どっちを利用するのがお得か考えてみましょう。

メルカリShops

メルカリShopsは、メルカリ内で利用できる無料のネットショップです。あくまで商品単体の売買となるメルカリと比べ、ネットショップを使っての販売になるので在庫管理などが容易です。

また、ショップが有名になればリピーターも確保しやすいため、長期的にはメルカリよりも高い利益が見込めます。販売手数料は、メルカリと同じ10%です。

長期的にまとまった利益を得るのであれば、メルカリと並行してこちらの利用も検討してください。

Yahoo!ショッピング

Yahoo!ショッピングは、Yahoo!Japanが運営しているネットショップサービスです。手数料形態が複雑で、計算に注意する必要があります。

手数料の一例

• ストアポイント原資
• キャンペーン原資
• アフィリエイト手数料
• 入金サイクル手数料

総合すると、売上の約6～8%程度の手数料がかかると認識してください。総合的にはメルカリより手数料がかかりませんが、とにかく仕組みが難しいため、利益計算が大変な点には注意しましょう。

BASE

BASEは、無料でネットショップの作成ができるサービスです。スタンダードプランで登録すれば、ショップ立ち上げ時に料金はかかりません。

商品を販売した際に、販売手数料として3.6%＋40円、さらに、サービス利用料として3%の合計6.6%＋40円の手数料が発生します。

総合的な手数料こそメルカリより低いですが、こちらもブランド力に頼らない販売が必要なので、売上を作るのには工夫が必要です。

カラーミーショップ

カラーミーショップは、初期費用と月額費用が必要な、ネットショップ作成サービスです。ただし、フリープランであればこれらの手数料はかからないため、無料でショップ作成が可能です。

フリープランの場合、販売手数料は6.6%＋30円です。よほど少額でもなければ、メルカリよりも安価な手数料で販売できると言えます。

ただし、メルカリやYahoo!ショッピング違って一からネットショップを立ち上げるため、商品やショップの宣伝は自力でおこなう必要があります。ブランドの力を借りられないため、そもそも最初の1品を売るのが難しい点は、留意してください。

STORES

STORESにもフリープランがあるため、無料でネットショップを立ち上げられます。他サービスと違い、販売手数料が一切発生しません。

ただし、代わりに5%の決済手数料がかかってしまうので注意してください。それでも他サービスに比べると手数料が安価なので、同じだけ販売ができるのであれば、それだけお得だと言えるでしょう。

有料のネットショップ作成サービスの手数料比較

この項目では、初期費用のかかる有料ショップについてご紹介します。紹介の前に、有料ショップのメリットについて改めて解説します。

まず、有料ショップは無料ショップに比べてサポートが充実しています。中には在庫管理や発送を肩代わりしてくれるサービスもあり、出品者の手間を大きく減らせます。

次に、大手を利用することによりブランドの力を借りられる点が挙げられます。知名度が大きければそれだけ利用者も多いため、無料ショップよりも商品が売れる確率が高いです。

有料ショップを利用する際は、費用に見合った分の利益を出せるのかを考えることが大切です。

Amazon

Amazonには、月額,4900円の有料プランが存在します。加えて8～15%の販売手数料もかかるため、かなりの費用が発生します。

代わりに、在庫管理や広告、カタログサービスなど、他のショップでは得られないメリットが非常に多いです。何より、Amazonという世界最大規模のブランド内でビジネスができるのは、知名度アップに大きな力となってくれます。

大きな費用に見合う販売数の確保ができるのであれば、サービスを利用する検討の余地があるでしょう。

楽天市場

楽天市場では、初期コストとして出店料、加えてシステム利用料やサービス利用料などがかかります。

出店規模によって手数料が変動するため、市場規模が大きいほど、低コストでの運営が可能です。一方、駆け出しの頃は手数料が多くかかってしまうため、赤字になるリスクがあります。

楽天ブランドも国内においてはかなり魅力的なため、ビジネスがある程度軌道に乗ってから、移行を検討することをおすすめします。

Makeshop

Makeshopの特徴は、販売手数料が一切かからない点です。決済手数料も最安3.14%なので、商品をたくさん売れば売るほど、たくさん利益を得られる仕組みになっています。

一方、初期費用に11,000円、月額料金として月1.100円がかかります。始める際のコストがやや高いので、長期にわたってビジネスを続けられる方にとっては、高い利益を狙えるのでおすすめです。

Shopify

Shopifyは、月額料金がかかるネットショップサービスです。販売手数料は、最大でも3.4%とやや安価と言えます。

プランによって価格は違いますが、最安で月33ドル必要です。ドルがベースになるため、為替によって月額料金が変動する点には注意してください。

お試しとして、3ヵ月間月額1ドルで利用できます。また、月額料金は年払いすることで25%オフにできます。有料ショップの中では比較的低コストで始められるため、安価でネットショップに挑戦したい方にはおすすめです。

まとめ

メルカリでは、利用にあたって様々な手数料が発生します。中には工夫で無料にできるものもありますが、販売手数料だけは無料にできません。

どうしても手数料を抑えたい場合は、メルカリ以外のサービスの利用も検討してください。ただし、手数料が下がっても売上まで下がってしまったら本末転倒なので、売上を確保できるサービス選びが重要です。

たくさん販売できるのであれば、あえてコストをかけて有料ショップへ申し込むのも選択肢の一つです。費用をかけるだけの利益が出せるなら、結果的に得られるお金は増えるでしょう。