「メルカリで即購入したらトラブルになる?」「メルカリは必ずコメントを出して購入しなければいけないの?」など疑問を抱いている方は多いのではないでしょうか。
メルカリは基本的にすぐに購入することが可能ですが、出品者によって即購入を禁止しているケースがあります。それは、他サイトへの掲載を同時にしていたり、出品者も取引していい購入者を選んでいるからです。即購入禁止は、プロフィール欄に記載していることもあるので、購入前に確認をすることが必要になります。
今回の記事では、メルカリの即購入についての解説と、トラブルを防ぐための方法についてご紹介します。最後まで読み進めていただけば、トラブルを起こさずにメルカリを利用することができるでしょう。
出品者が即購入を禁止している3つの理由
即購入禁止は、そもそもメルカリの規約ではありません。メルカリで出品されている商品は、基本即購入ができます。
では、なぜ出品者は即購入を禁止するのでしょうか。この項目では、即購入禁止とはどういうものなのか、そして出品者が即購入を禁止する理由について解説していきます。
「即購入禁止」とは?
即購入禁止とは、出品者とコメントのやり取りなしでの購入を禁止することです。これは出品者のマイルールで、先述したようにメルカリの規約ではありません。
それではなぜ出品者は即購入を禁止するのでしょうか。出品者としては、即購入されたくない理由が大きく分けて3つあり、他サービスに商品を出品していること、出品者として購入者を選んでいる点などが挙げられます。
出品者の意図を想定しておくだけでも、購入者からすると準備できる部分もありますので、それぞれの理由について具体的に見ていきましょう。
他のネット通販と併用している
同じ商品を他のネット通販サービスと並行して掲載している場合、即購入を禁止していることがあります。
メルカリで即購入されてしまうと同時に、別のネット通販でも売れてしまったら、どちらかをキャンセルしなければなりません。出品者はこうしたリスクを防ぐために、即購入を禁止することで、他サイトの販売を停止するなど調整することができるのです。
出品者として注意しなければならないのは、ヤフオク!のように同じ商品を同時に出品することを規約で禁止しているケースです。利用するサービスの規約はしっかりと確認しましょう。
適切な購入者かどうか選定している
出品者が、商品を売りたくない購入者に対して販売しないために、即購入を禁止しているパターンもあります。取引評価の悪い購入者と取引していると、出品者への評価が低下することにつながる可能性があるからです。
具体的には、支払いはきちんと行ってくれるのか、購入後のキャンセルを勝手に行わないか、受け取り後に無理な要求をしてこないかなど、スムーズにやり取りができるかを見て、取引者として適切かを判断しています。
このように、出品者は取引する相手を選ぶために、即購入をさせないようにしているのです。
発送準備の時間をコントロールできる
即購入せずにコメントのやり取りをすることで、出品者は購入日から逆算して発送の手配日時を決めることができます。
仮に即購入で進めた場合、購入ごとに発送に追われる状態になります。そのため、発送準備時間の調整をできるように即購入禁止にしていることもあるのです。
メルカリにおけるルール
先述のように、メルカリは基本的に即購入が可能です。そのため、即購入禁止は出品者のマイルールにすぎません。メルカリの購入のルールについてしっかりと把握しておきましょう。
先に購入したユーザーが商品を得る権利がある
即購入禁止はメルカリの規約にはないため、原則即購入が可能です。どれだけやり取りをしていても、その間にその金額で購入したユーザーが購入手続きを済ませば、そのユーザーに商品の権利が渡ります。
即購入禁止などのルールはあくまでも独自ルール
メルカリでは、正式に定められているものではない独自ルールが度々散見されます。例えば、「特定の人向けに専用出品する」「プロフィール必見と記載する」といったものが該当します。
専用出品とは、他のユーザーが商品を買えないように商品名称や画像を購入者専用に変えることを指します。特定のコメントをやり取りしたユーザー限定に変更することで、他のユーザーが商品を購入できないようにするのです。こうした行為について、メルカリは禁止していまるので、気をつけてください。
またプロフィール必見とすることで、注意事項を確認してもらうようにして、ユーザーが即購入しないようにするケースもあります。
先にコメントしたユーザーが優先されるわけではない
出品者とコメントのやり取り中、他のユーザーに先に購入されたとき、購入の邪魔をされたとトラブル申請を出す人もいます。しかし、メルカリでは規約違反とは見なされません。
なぜならば、何度も述べているようにメルカリは即購入が可能であるためです。前提として、ルールを把握して取引することが重要となります。
「即購入」の記載がない場合は、コメントした方がいい?
購入の際にコメントをするかしないかは任意となります。ですので、基本的にはそのまま購入を進めて良いでしょう。ただ、人によってはコメントをしないと失礼なのではと考える方もいるでしょうから、そこは自己判断してください。
出品者の中には独自ルールで即購入禁止を打ち出しているユーザーもいます。どうしてもその商品が欲しいならば、そのルール通りに従うことも大事でしょう。
即購入した後にコメントは必要?
挨拶することは良い印象を与えることもできますので、活用していくと良いでしょう。コメントがなかったからといって、規約違反になることはありません。
「即購入禁止」を理由に取引をキャンセルされたときの対応は?
キャンセルに応じないと、出品者とのトラブルにつながることもあります。トラブルを避けたいならば、キャンセルをすることも選択肢に入れると良いでしょう。
取引のキャンセルは出品者・購入者双方の合意があって成立します。最終購入者は事務局に違反報告をすることで、出品者へのペナルティを課す機会につながるかもしれません。
メルカリでコメントが必要な場合と不要な場合
メルカリでは、コメントが必要なときと、必要ないときがあります。出品日時が過去のものでしばらく時間が経っているものについては、あえて連絡を取るようにした方が良いかもしれません。
「即購入OK」と記載があれば、コメントは送らなくても問題ない
即購入と記載されていれば、あえてコメントを送る必要はないでしょう。出品者としては「早く購入してもらいたい」「あまりコメントのやり取りを希望していない」などが想定されます。即購入OKと記載があるならば、その通り取引を進めると良いでしょう。
ただし、取引後のコメントは早めに送るようにしましょう。スムーズなやり取りはあなたのユーザーとしての評価を上げることにもつながります。
「即購入禁止」と記載されているならば、購入前のコメントは必要
即購入禁止と記載されているにも関わらず、商品を即購入するとトラブルにつながる可能性が高いです。出品者としては購入者に対して良い印象を持たず、この人には販売したくないという心理が働く可能性があります。
即購入禁止と記載がある場合は、必ず商品説明を読んでから購入を進めるようにしましょう。
しばらく購入されていない商品を買う場合
出品から時間が経過している商品を購入するときはコメントを送る方が良いでしょう。購入が半年以上前から掲載されているものの、買い手がついていない場合は一度コメントを送って商品自体があるのか、そもそも出品者との連絡がスムーズにできるかを確認しておくべきです。
出品から月日が経っていると、すでに他サイトで売却済みになっているにも関わらず、メルカリ上で修正されていないケースも想定されます。
また、時間がたってもメンテナンスされていない場合は、出品者自体がメルカリをしばらく利用していないケースも考えられます。その場合はせっかく購入しても、連絡がつかないなど、無駄なやり取りが増えるうえ、不安につながるでしょう。そのため、商品を購入する際は、出品時期を確認し、心配であればコメントで連絡を取ることをおすすめします。
メルカリでコメントする際のテンプレート
この項目では、場面ごとのコメント例を記載していきます。どのようなコメントを送ればいいのかわからない場合は、参考にしてください。
各場面に応じたテンプレート例
場面ごとでコメントの事例を記載しています。参考にして即購入禁止でコメントが必要な場合はぜひ参考にしてください。
商品の購入を検討している場合のコメント
「掲載の商品の購入を検討しています。購入は可能ですか?」
「掲載の商品の購入を検討しています。●月●日に出品されていますが、購入は可能でしょうか?」※出品日時から時間が経っている場合
購入後のコメント
「商品を購入させていただきました。短い期間ではありますが、お取引の間どうぞよろしくお願いいたします。」
「商品を購入させていただきました。問い合わせに対し丁寧に対応していただき、ありがとうございました。お取引の間、引き続きよろしくお願いいたします。」
商品を受け取った後のコメントも重要です。取引の評価が上がり、次回以降で購入する際にも継続して取引ができるどうかが決まります。
商品受け取り後のコメント
「商品が無事に届きました。この度は迅速に対応していただき、ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。」
「丁寧に梱包されており、商品状態も良好でした。また機会がありましたら、ぜひよろしくお願いいたします。」
これらのコメントは良い評価の獲得につながり、今後の取引可否につながる部分ですので、大事にしていきましょう。
即購入禁止を無視したらトラブルになる?
先述したように即購入禁止を見ないで購入を進めてしまうと、トラブルの元となります。まずは商品説明を読み込んでから進めてください。メルカリの規約にない内容のトラブルは当事者同士で解決することになります。
メルカリ事務局に相談しても、規約以外のトラブルは解決してくれない
結論からいうと、トラブルが発生した場合は、出品者と購入者の当人同士で解決することになります。
即購入禁止を記載することは、メルカリの規約に反しているわけではありません。出品者の独自ルールに基づくものであるため、事務局はこの状況に入って対処することはできないのです。
事前にトラブルを回避するにはどうすれば良いのか
購入する際は、以下の2点を押さえておきましょう。
・プロフィールをしっかり読む
・簡単な内容でも良いのでコメントを送る
プロフィールを読まずに商品の購入に踏み切るのはリスクがあります。出品者は大事なことや注意点をプロフィールに集約していることが多いからです。
購入前の注意事項もそうですが、商品が届いてからの認識の相違を減らすことはトラブルをなくす重要なポイントです。購入前には必ずプロフィールを確認してください。
また、簡潔な内容でも構いませんので、事前にコメントを送ると良いでしょう。即購入ありや即購入禁止など、何もプロフィールに記載がない場合でも、「購入希望です」などメッセージを出していれば大方出品者より何かしらの返信があるはずです。
以上のように、極力自身の行動でトラブルになる要素を無くしていくことがメルカリにおける取引では重要になります。
まとめ
メルカリでは即購入が原則です。ただし出品者の意向で独自ルールを作っていることがあります。そのルールを無視して購入してしまうと、トラブルの元になります。
まずは、「プロフィールを確認して購入をする」「不安な場合はコメントを出して取引を進める」という二つのポイントを押さえてメルカリを利用しましょう。トラブルが起きてもメルカリ事務局は規約通りに取引できているかを元に判断します。マイルールの中で起きたトラブルは自分で防いでいくしかありません。
メルカリの規約をしっかり確認し、安心して取引ができるよう努めてください。
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