メルペイは、メルカリで使える大変利便性の高いキャッシュレス決済サービスです。メルペイを使用するためには、現金をチャージしておかなければなりません。
今回は、そのチャージ方法について解説します。
一部のチャージ方法で必須となる銀行口座の登録手順や、チャージの際に必ず必要な本人確認の方法、メルペイの概要についても紹介します。とくにこれからメルカリを利用しようと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
メルペイの基本情報
チャージ方法について解説する前に、まずメルペイの概要を説明しましょう。
メルペイは、メルカリやメルカリと提携している実店舗およびネットショップで利用できる大変便利なキャッシュレス決済サービスです。
スマホ一つでいつでもどこでも決済できるので、ぜひおすすめです。
メルペイとは
メルカリでの売上金は、以下の2つのルートで保管したり使用したりすることができます。
- メルペイ残高に移行
- 銀行口座に振り込む
いったんメルカリに入った売上金を銀行口座に振り込んでもらうには申請が必要で、毎回200円の手数料がかかります。
どうしても現金化して、メルカリ以外のサービスで使用したい場合は致し方ありません。しかし、メルカリや加盟店を利用する機会が多いのであれば、売上金はメルペイ残高に移行させ、そのままショッピングなどに活用する方が手間も手数料も必要ないためおすすめです。
なお後述しますが、メルペイ残高は申請すればいつでも現金として引き出すことができるので、基本的にメルペイを使って必要なときには現金化するのも一つの方法です。
メルペイを使った3つの決済方法
メルペイには、以下の3つの決済方法があります。
- ドコモのiD支払い・・・「iD」は、NTTドコモの電子マネーで、提携店舗でスマホを端末にかざして決済できます。
- メルペイコード決済による支払い・・・提携店舗において、店舗のコードを読み取るか、自身のコードを読み取ってもらうことにより決済できます。
- ネットショップでの支払い・・・提携のネットショップでの支払いに使えます。
メルペイが使えるお店は?
メルペイが使える店舗は全国に約269万ヶ所あります。メルペイ利用者数も1,394万人を超え、年を追うごとに大変な勢いで増えています。
メルカリの月間アクティブユーザーが2,200万人に達し、なお増加中であることからメルカリ経済圏は確実に広がっているといってよいでしょう。そのため、メルペイがあると日常のさまざまなシーンで非常に利便性が高まります。
メルペイが使用できる店舗の一例は、以下のとおりです。
【iDが使えるお店】
- イオン
- イトーヨーカドー
- ウェルシア
- APA
- セブンイレブン
- ローソン
- ファミリーマート
- ブックオフ
- 吉野家
- マクドナルド 他
【メルペイコード決済ができるお店】
- ヤマダ電機
- ヤマト運輸
- 高島屋
- ソニーストア
- セブンイレブン
- ローソン
- ファミリーマート
- イトーヨーカドー
- TSUTAYA
- コジマ
- ビックカメラ
- マツモトキヨシ 他
【決済できるネットショップ】
- GooglePlay
- DMM,com
- AZUL
- new balance
- エアトリ
- サンプル百貨店
- ORBIS 他
参考:メルペイが使えるお店
メルペイへのチャージ方法
続いてメルペイへのチャージ方法について解説しましょう。
具体的には、以下の3つになります。
- 銀行口座を使う
- セブン銀行のATMを使う
- 売上金をチャージする
※銀行口座を使う方法も、セブン銀行ATMを使用する場合も、事前に「アプリでかんたん本人確認」を済ませておく必要があるので注意してください。
銀行口座を使う方法
あらかじめ銀行口座を登録しておくと、そこからいつでもチャージすることができます。
やり方は以下のとおりです。
アプリを開いて「マイページ」から「+増やす」を選びます。
「銀行・ATMからチャージ」をタップしてください。
「チャージ方法」と選び、「チャージ(入金)の金額」を選択します。
選択した金額に間違いがなければ「チャージする」をタップして終了です。
セブン銀行ATMを使う方法
次にセブン銀行のATMを使う方法について説明しましょう。セブン銀行の口座を所有している必要はありません。
まずATM画面から「スマートフォンでの取引」を選んでください。
メルカリのアプリを開き、「マイページ」から「+増やす」を選びます。
遷移画面で「銀行・ATMからチャージ」をタップしてください。
遷移画面で「チャージ方法」をタップ、「セブン銀行ATM」を選びます。
「チャージする」をタップします。
「QRコードを読み取る」をタップしてください。
ATM画面にあるQRコードをスマホで読み取ります。
ATM画面の「次へ」を押します。
スマホ画面に戻り、表示されている「企業番号」をATMに入力し、「確認」を押してください。
チャージしたい分の現金をATMに入れます。紙幣しか入金できません。
ATMの画面で入金金額を確かめて、入金された旨がスマホに通知されたら終了です。
売上金のチャージも可能
メルカリで出品をしている場合は、売上金をそのままメルペイにチャージすることもできます。
以下の要領で「アプリでかんたん本人確認」を済ませておけば自動的にメルペイにチャージされます。
メルカリでは、さまざまなシーンで本人確認が求められるので、最初に済ませておくとあとが楽でしょう。
アプリでかんたん本人確認の方法は、「マイナンバーカード」を使うか、「自撮り」で行うことも可能です。
各方法について手順を説明しましょう。
【マイナンバーカード】
「マイページ」から「設定」を開きます。
「個人情報設定」から「本人情報」を選んでください。
「本人確認」を選び、「同意」をタップします。
本人確認の選択画面で、「スピード本人確認」の「マイナンバーカード」を選びます。
「署名用電子証明書」に記載した6桁から16桁の英数字からなるパスワードを入力してください。
スマホをマイナンバーカードの表面にかざして読み取ります。
本人情報入力画面で必要事項を入力します。
4桁のパスコードを設定したら終了です。
【自撮りによる方法】
「マイページ」から「設定」を開きます。
「個人情報設定」から「本人情報」を選んでください。
「本人確認」を選び、「同意」をタップします。
本人確認の選択画面で、「他書類で本人確認」から使用する本人確認書類を選んでください。ちなみに使える本人確認書類は、「運転免許証」「運転経歴証明書」「パスポート」「マイナンバーカード」「在留カード」「特別永住者証明書」のいずれかになります。
画面の指示に従ってスマホで撮影します。「表面」「裏面」「カードの厚み」の3方向からの撮影になります。
自分の顔をスマホで撮影します。
本人情報入力画面で必要事項を入力します。
4桁のパスコードを設定したら終了です。
銀行口座登録をおすすめする理由
メルペイにチャージする際には、銀行口座を利用するのがおすすめです。
その理由について解説しましょう。
チャージが簡単になる
銀行口座を登録しておくと、いつでもどこにいてもチャージすることができます。
セブン銀行ATMを使ったチャージは、セブンイレブンがなければ不可能なので、夜間やセブンイレブンが近くにない地域に居住しているケース、また体調不良や留守番などの理由で外出できない場合などは非常に不便でしょう。
よって、スマホが手元にあればすぐにチャージができる銀行口座の利用がおすすめです。
ポイントの購入が不要
銀行口座を登録したうえでメルペイを使わないとすると、クレジットカード払いやコンビニ、ATMで支払うか、そうでなければわざわざメルカリアプリ内でポイントを購入して支払う必要があります。とくに最後の方法については、銀行口座を登録しておけばいつでもメルペイで決済できるため、ポイントをいちいち購入する手間が省けます。
売上金の出金期限がなくなる
メルカリでの売上金には、売り上げの日から180日以内に出金しなければならないという有効期限があります。
銀行口座を登録し、本人確認をしておけば、有効期限がなくなるうえ売上金が失効することもないので安心でしょう。
銀行口座の登録手順
それではここから、銀行口座の登録方法を解説していきましょう。
登録可能な金融機関を確認する
登録可能なのは、
- メガバンク・ゆうちょ銀行
- ネット銀行・外国銀行
- 信用金庫
- JAバンク
などになります。
詳しくは以下のページで確認してください。
登録手順
まず大前提として、銀行口座の登録をするにはアプリでかんたん本人確認を済ませておく必要があります。
アプリを開き、「マイページ」隣の「支払い」をタップしてください。
遷移画面で「メルペイ設定」を選び、「支払い方法」→「銀行口座の管理」をタップします。
「新規口座の登録」を選んで「次へ進む」をタップします。
自身が登録を希望する金融機関を選んで「同意して次へ」をタップします。
「銀行口座の登録」で必要項目を入力したら「銀行サイトへ」をタップしてください。
パスコードを入力します。
銀行サイトで求められる手続きを済ませたら完了です。
登録できない原因
銀行口座を登録しようとしてもできないことがあります。その場合は、以下のような原因が考えられるので確認してください。
- 口座番号や暗証番号に誤りがある
- 口座名義人の名前に誤りがある
- 入力した電話番号が銀行で登録している電話番号と異なる(登録時に銀行から登録した電話番号宛に着信があり、SMSを使って認証をする必要があるため)
- アプリでかんたん本人確認を済ませていない
メルペイの便利機能
メルペイには、さらに便利な機能があるので紹介しておきましょう。
メルペイスマート払い
メルペイを使うと、「メルペイスマート払い」が利用できます。
メルペイスマート払いとは、今月の出費分をすべて翌月にまとめて支払えるというシステムのことです。
方法は、メルペイ残高以外に、自動引き落としやコンビニ・ATM払いから選ぶことが可能です。
とくにメルペイ残高とコンビニ・ATM払いの場合は、翌月の1日から末日までの好きな日に支払うことができます。
自動引き落としは、6、11、16、21、26日のいずれかから選択できます。
ただし、メルペイスマート払いは、18歳未満は利用できません。
チャージ残高は現金化もできる
メルペイにいったんチャージした金額は、修正することはできません。ただし、振込申請を行えば、200円の手数料は必要ですがメルペイ残高から現金を引き出すことは可能です。
【要注意】現金化できない原因
メルペイで現金化しようとしてもうまくいかないことが稀にあります。その原因としては、登録している銀行口座と振込申請時に入力した口座情報が一致しないことが考えられます。
半角になっていたり、余分なスペースが入っていたりしないかを今一度確認のうえ再申請してみてください。
チャージについての基本知識
最後にメルペイへのチャージについて、知っておくべき基本的な情報を確認しておきましょう。
チャージの手数料は無料
メルペイへのチャージは、何度おこなっても手数料がかかることはありません。
ただし、一回につき1,000円以上が原則です。
また1日につき20万円までしかチャージはできません。
メルペイ残高が100万円の場合、それ以上追加でチャージすることはできません。
本人確認をしておこう
繰り返しますが、アプリでかんたん本人確認を済まさなければ、銀行口座からのチャージも、セブン銀行ATMからのチャージもできません。メルペイを使用するにあたっては、先述の要領でまず本人確認を先に完了させてください。
チャージの取り消しは不可
いったんチャージしたものは修正することはできません。よって一度に多くの金額をチャージするよりは、当面必要な範囲の金額に抑えておく方が無難でしょう。
クレジットカードとの併用は不可
例えば、メルカリで買い物をした際に、一部をメルペイで支払って残額をクレジットカード払いにしたいというケースがあるかもしれません。しかしそれは不可能です。どちらか一つに絞って決済するようにしてください。
まとめ
メルペイにチャージしておくと、メルカリでの買い物はもちろん、加盟店での飲食やショッピング、オンラインストアでの買い物もスマホ一つで完結するので非常に便利です。とくに銀行口座を登録しておけば、いつでもどこにいてもチャージできるので安心でしょう。
余裕をもたせて支払いたければ、ぜひメルペイスマート払いを利用してみてください。
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