メルカリでは、様々な支払い方法が選べます。普段は自分の好きな方法を選べばよいですが、出品者側の意向や電子決済のトラブルなどで、支払いたい方法での決済ができない場合もあるでしょう。
そんなときは、支払い方法を変更して対応しましょう。変更先としては、特別な手続きや準備が不要なコンビニ払いがおすすめです。ただし、支払い方法によっては変更が難しいケースもあるため、注意してください。
今回は、メルカリでコンビニ払いへの変更方法や、支払い方法を変更する際の注意点について紹介します。普段一つの支払い方法しか利用しない人は、一度目を通してください。
メルカリで支払い方法が変更できない原因
メルカリでは、取引のたびにその都度支払い方法を選択できます。しかし、特定の条件下では変更ができなくなる場合があるため、自分の設定を見直してください。
支払いの際に変更がもたついて決済が遅れてしまうと、取引相手を無駄に待たせてしまいます。迅速に対応するためにも、おおよその原因は把握しておきましょう。
ここでは、支払い方法を変更できない原因について紹介します。
メルカリポイントの使用を選択している
購入する際にメルカリのポイントを使用する場合、支払い方法の変更ができません。一度ポイントの使用を解除してから、変更をおこなってください。
「ポイント使用」の項目で使うポイントが表示されている場合、ポイントを使用する状態になっています。
ポイントを使いたい場合は、支払い方法を変更してから再度ポイントの設定をおこなってください。
スマート払いが設定されている
スマート払いとは、使った分を翌月にまとめて支払うメルペイのサービスです。この支払い方法が設定されている場合、現在の支払い方法が変更できません。
スマート払いを解除するためには、「スマート払い」の項目にあるチェックを外してください。
スマート払いは気づかないとそのまま決済まで進んでしまうため、購入を確定する前に設定の確認をしっかりすることが大切です。
特定の支払い方法が選べないケースの原因
支払い方法が変更できないトラブルとは別に、特定の支払い方法が選べなくなってしまうケースも存在します。
個別に設定が必要なので、困っている人はぜひ参考にしてください。
ここでは、d払いとコンビニ払いについて、支払い方法に選択できないケースでの原因と対策を紹介します。
d払いが選べない原因と対策
d払いが選べない原因としては、dポイントにチェックが入っている状態である点が挙げられます。
メルカリは、dポイントが使用可能な状態のままで購入手続きを進めると、d払いが選べないという仕様になっています。
一度購入画面まで戻り、使用するdポイントを0に設定してください。すると、購入画面でd払いを選択できます。
コンビニ払いが選べない原因と対策
コンビニ払いが選択できない原因は、個人情報設定にある確率が高いです。設定内の項目で「コンビニ/ATM払い」にチェックを入れていないと、支払い方法として選択できません。
設定を変更する手順は、以下の通りです。
1.アプリトップページ最下部の「個人情報設定」をタップ
2.「支払い方法」をタップ
3.「コンビニ/ATM払い」にチェックを入れる
以上の設定を済ませれば、コンビニ払いが選択できます。
メルカリで後から変更できる支払い方法
メルカリの支払い方法の中には、変更が可能なものと不可能なものがあります。後から変えられると購入手続きを進めてしまうと、決済が完了してしまい変更が利かなくなってしまう可能性があるため、注意してください。
また、支払い方法には変更先として選べるものと、選べないものがあります。どういった変更ができて、どんな変更ができないのかは、あらかじめ頭に入れておきましょう。
ここでは、メルカリで変更可能な支払い方法について紹介します。普段からあまり変更しない人は、いざと言う時に間違えないようよく確認してください。
変更可能な支払い方法の見分け方
支払い方法が後から変更可能かどうかを見分けるためには、決済のタイミングを確認してください。
具体的には、購入と同時に決済されるものは変更不可、購入後に支払ってはじめて決済が完了するものは、変更可能です。
たとえばクレジットカードでの支払いは、商品を購入したと同時に決済も完了します。そのため、後から支払い方法を変更しようとしても既に支払いは完了しているため、変更ができません。
変更が可能な支払い方法
結論から言うと、変更が可能な支払い方法は、「コンビニ払い」と「銀行ATM払い」の2種類です。
この2つは商品を購入してから、自分で支払い手続きをおこない、そこでようやく決済が完了します。そのため、決済完了までは支払い方法を変更できます。
他の支払い方法は、購入と決済が同時におこなわれるため、実質的に変更は不可能といえます。
変更先として選べる支払い方法
変更先として選べる支払い方法も、前述したコンビニ払いと銀行ATM払いだけです。
コンビニ払いからクレジット払いに変更したり、銀行ATM払いから売上金払いに変更したりはできません。
可能な変更例としては、セブンイレブンでのコンビニ払いをローソンでの支払いに変更したり、銀行ATMでの支払いからファミリーマートでの支払いに変更したりといったことができます。
コンビニ払いや銀行ATM払いは、支払いに手間がかかる代わりに、決済のぎりぎりまで柔軟に支払い方法の変更が可能である点が、大きなメリットです。
支払い方法の変更方法
メルカリでの支払い方法は、簡単に変更や設定が可能です。
変更回数の制限もないため、決済が完了するまでは何回でもやり直しができます。
ここでは、支払い方法を変更する手順を紹介します。変更時の参考にしてください。
支払い方法の変更手順
支払い方法を変更する手順は、以下の通りです。
1.支払い方法を変更したい商品の取引画面をタップして開く
2.画面下部にある「お客さま番号を再発行する」をタップ
3.新しい支払い方法を選択する
4.「お客様番号を再発行する」をタップして完了
決済が完了するまでは、この方法で何度でも変更が可能です。
無理やり支払い方法を変更する方法とデメリット
前述した通り、支払い方法の変更が可能なのはコンビニやATMでの支払いだけです。ただし、クレジットカードなどの支払いであっても、実質的に変更すること自体は可能です。
ただし、必ず変更できるわけではありません。変更には大きな手間がかかりますし、出品者の対応に依存する部分も多いからです。また、変更できたとしても、いくつかデメリットが存在します。
ここでは、クレジットカードなどの支払い方法を変更する手順と、デメリットについて紹介します。基本的には変更が不可能と考えて、どうしても変更してほしい場合にのみ検討してください。
支払い方法を変更するには取引をやり直すしかない
厳密には、クレジットカード等の支払い方法を変更する手段はありません。そのため、「取引自体を一度キャンセルして同じ商品を別の支払い方法で再購入する」というのが、支払い方法を変更する唯一の方法です。
この方法であれば、クレジットカードやキャッシュレス決済であっても、実質的に支払い方法を変更して購入が可能です。
しかし、この方法はデメリットが多く、必ずできるとも限らないため、あくまでも最終手段として覚えておきましょう。
デメリット1.出品者の合意が必要
メルカリで、購入まで進んだ商品を途中キャンセルするためには、出品者の合意が必要です。支払いの変更をお願いしても、出品者が同意してくれなければ取引のキャンセルはできません。
出品者からすれば、再出品は手間がかかるうえ、再度購入してもらえる保証もありません。リスクが大きすぎるため、同意してくれないのも無理のない話です。
メルカリの規約上も、出品取り消しには応じる必要がありません。そのため、支払い方法を変更できるかどうかは、出品者次第による部分が大きいと言えます。
デメリット2.発送後はほぼ変更が不可能
購入完了後の早い段階なら、支払い方法の変更に応じてくれる出品者もいます。しかし、購入した商品が既に発送されたあとだった場合、変更に応じてくれる確率は非常に低いです。
キャンセルは商品が手元にないとできないため、発送された商品をまた手元に戻さなければいけません。発送された商品のキャンセルは、返送により余計な時間も費用もかかってしまいます。
そこまで手間暇をかけてまで、支払い方法の変更に応じてくれる出品者はまずいません。クレジットカード払いなどの場合、購入後すぐ決済が完了することもあり、連絡が遅れてしまうとすぐに商品が発送されてしまいます。
デメリット3.その商品を購入できないケースがある
出品者からの合意を得て商品をキャンセルできたとしても、その商品を自分で再び購入できるとは限りません。再出品された商品を、ほかの人が購入してしまう可能性があるからです。
メルカリでは、出品された商品は最初に購入した人が取引できます。あとから自分の取引していた商品だと主張しても、取引はできません。
専用出品をお願いすることで、ある程度対策はできますが、出品者が応じてくれないケースも多いです。支払い方法を変えたいだけだったのに、購入自体できなくなってしまうケースがある点は、注意しておきましょう。
デメリット4.取引相手から悪い評価をつけられる可能性がある
コンビニ払いやATM払い以外の支払い方法を変更するのは、出品者にとって非常に手間がかかります。そのため、取引完了後に低評価をつけられる可能性があります。
支払い方法の変更が目的の取引キャンセルは、正式な手段ではないため、それを理由に低評価をつけられたとしても、文句は言えません。
低評価をつけられてしまうと、今後の取引にも少なからず悪影響が出てしまいます。低評価のうけるリスクを負ってでも、支払い方法を変更してもらう必要があるのかは、よく考える必要があります。
デメリット5.メルカリからペナルティを受ける
今回紹介した方法は、メルカリが正式に認めている方法ではありません。正当な理由なく取引をキャンセルするのは、運営が禁止しているからです。
万が一運営に迷惑行為だと判断されてしまうと、ペナルティを受けてしまいます。内容はその時々によって異なりますが、何度もペナルティを受けてしまうと、アカウントが停止されたり凍結されたりするケースも少なくありません。
ペナルティが発生する前には必ず警告があるため、いきなりメルカリが利用不可になるわけではありません。しかし、支払い方法を変更するだけのためにそこまでのリスクを負う必要があるのかには、疑問が残ります。
支払い方法を間違えないための対策
前述した通り、コンビニやATM払い以外の支払い方法を変更することは、非常に大変です。根本的な対策としては、支払い方法を間違えないことに越したことはありません。
そこでここでは、メルカリ内で実践できる、支払い方法を間違えないための対策について紹介します。ミスを減らすためにも、ぜひ参考にしてください。
あらかじめ次回の支払い方法を設定しておく
メルカリでは、次回以降の支払い方法を、あらかじめ設定しておけます。事前に設定しておけば購入の際に間違える心配もないため、ぜひ活用してみましょう。
設定の手順は、以下の通りです。
1.マイページから「個人情報設定」をタップする
2.「支払い方法」をタップして、支払い方法を選択する
これにより、再度設定を変更するまで、支払い方法は自動的に設定したものが使われます。
まとめ
メルカリでは、コンビニ払いとATM払いのみ、支払い方法の変更が可能です。ほかの支払い方法は、購入すると同時に決済が完了するため、変更ができません。
クレジットカードなどの支払いは、出品者にお願いして取引自体をキャンセルしてもらえば、一応支払い方法の変更は可能です。しかし、この方法は出品者の同意が必須条件のうえ、正規の方法ではないためメルカリから警告を受けるリスクもあります。
支払い方法の変更を避けたい場合は、あらかじめ利用する支払方法を設定しておきましょう。購入のたびに支払い方法を選ばなければ、選択ミスを防げます。
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