【メルカリ】事務局から受けられる補償の具体的な内容とは？注意点も併せて解説！

メルカリは、ユーザー同士が品物を売買するフリマアプリですが、トラブルが発生した場合、事務局が補償を行うケースもあります。

この記事では、メルカリ事務局から受けられる補償の具体的な内容や注意点などについて解説していきます。ぜひとも参考にしてください。

事務局の補償の詳細

メルカリでは、取り引き中にさまざまなトラブルが発生することがあります。時には、トラブルに対し、事務局が補償を行うこともあります。では、事務局による補償の対象となるのは、具体的にどのようなケースでしょうか？

ここからは、事務局による補償が適用される事例について解説していきます。

品物の代金や返品の際の送料などが対象となる

メルカリ事務局では、トラブルがあった場合、売り手と買い手に一定の補償を行っています。対象となるのは品物の購入代金や、返送を行う際の送料などとされています。

ただし、具体的な金額や条件は明らかになっていません。事務局の判断により、それぞれに適用されます。ほかに、事務局の仲介によって、売り手が買い手に対して返金を行うケースもあります。

配送時の事故の場合は配送業者が対応することもある

メルカリでは、品物に破損や不具合があった場合や、取り引き中のトラブルの解決が困難な場合などに、補償を行っています。

ただし、品物の配送中に事故が発生した場合、選択した発送方法によっては運送会社が対応することもあります。この際、補償のない発送方法を選ぶと、対応してもらえない可能性があるので注意してください。

配送中の事故が理由でメルカリから補償が受けられるのは、メルカリ便を利用した場合のみです。それ以外は各運送会社の管轄となります。メルカリ事務局なのか運送会社なのかを確認し、適切な窓口に連絡をすることが大切です。

メルカリで買った品物に不備があった場合、補償を受けるには？

取り引き中にトラブルが発生したり、説明と違う状態の品物が届いたりした時には、どのように補償してもらえばよいのでしょうか。

ここからは、メルカリで購入した品物に不具合があった場合の、具体的な手続きの流れや注意点を紹介していきます。

まずは品物のページを確認する

届いた品物が不良品だった場合、まずは品物の説明をよく確認することが大切です。キズや汚れに関する記述を見落としていた可能性があるからです。

品物の説明欄にキズや破損についての記載がないかどうかを改めて確認し、見当たらない場合は、補償の手続きへと進みましょう。

評価をすると取り引きが終了してしまうので注意

メルカリには、品物が届いたことを相手に通知する「受け取り評価」というシステムがあります。品物が手元に届き、状態を確認したら売り手に評価を送りましょう。ただし、届いた品物が不良品だった場合は、受け取り評価を行ってはいけません。評価をすることで取り引きが終了し、補償が受けられなくなるためです。

また、品物だけでなく、梱包材も捨てずに保管しておきましょう。梱包材には、品物が破損した原因に関する重要な情報が含まれています。問い合わせの際に梱包材の写真の提出を求められるので、届いた時の状態のまま保管するようにしてください。

売り手に確認を取る

届いた品物が破損していた場合は、まずは落ち着いて売り手に連絡しましょう。この時、怒りをあらわにする言葉、非難するような言葉は避けてください。トラブルの原因となります。

この時点では、まだ責任の所在が判明していません。配送業者のミスという可能性もあります。それにもかかわらず一方的に責めると、売り手の気分を害する恐れがあるので気を付けてください。まずは売り手に発送時の状態について確認し、原因を探りましょう。

もしも売り手が誠実に対応しなかったり、連絡を無視したりする場合は、事務局に連絡をしてみてください。両者の間に入って、客観的な判断を下してくれるはずです。

また、売り手との話し合いの結果、配送中に問題が発生した可能性が高いと判断された場合は、該当の窓口に連絡してください。問い合わせは買い手側が行います。

メルカリ便で配送中に品物が破損した場合は、事務局に問い合わせを

配送中に品物が破損した場合は、配送方法によって補償の手続きが異なります。メルカリ便を利用した場合、配送中に品物が破損した事実が確認されれば、事務局によって補償が行われます。

メルカリ便以外を使ったのであれば、各運送会社の規定に従って補償を受けましょう。ただし、一部補償のない配送方法もあるので、注意が必要です。補償のない配送方法を選んだ場合は、業者からの対応はあまり期待できません。したがって、売り手に直接交渉することになります。売り手側が要求に応じれば、事務局の仲介により返金が受けられます。

問い合わせの際に必要な情報

メルカリ便での配送中に品物が破損した場合は、事務局に連絡することで補償を受けることができます。問い合わせの際には、以下の情報が必要です。

・品物の状態に関する説明

・品物の破損状態がわかる画像

・梱包状態がわかる画像

・梱包の外装がわかる画像

写真は加工せず、すべての情報がそろっている状態で問い合わせを行いましょう。情報が不足していると、やり取りの回数が増える恐れがあります。

事務局に連絡をする

事務局に問い合わせを行うには、まず該当するガイドページにアクセスしましょう。アプリを起動してガイドの項目を選択していき、「商品が配送中に破損して届いた（メルカリ便）」のページを開いてください。

ページ下部の「お問い合わせはこちら」から問い合わせを行ってください。

参考：【メルカリガイド】商品が配送中に破損して届いた（メルカリ便）

返信を確認する

問い合わせへの返信は、アプリ内の「お知らせ」、またはメールにて行われます。内容によってはすぐに返信が届かない場合もあります。気長に待ちましょう。

案内に従って対応する

返信が届いたら、案内に従って手続きを進めてください。事務局に再度連絡が必要な場合は、「お問い合わせスレッド」から返信しましょう。なお、事務局からのメールに返信をしても、見てもらえないので注意してください。

スレッドへはアプリ内の「お知らせ」フォーム、もしくは自動通知のメールに記載されているリンクからアクセスできます。

取り引きを終了する

実際に補償を受けることができたら、取り引きを終了します。やり方はケースによって異なります。事務局からの案内をよく確認しましょう。なお、場合によっては事務局が取り引き終了の処理を行うこともあります。その場合、特にユーザーが何かを行う必要はありません。

過去に補償が行われた例

実際の取り引きで起きたトラブルの補償事例は、ユーザーにとって重要な情報源となります。ここからは、過去に実際にメルカリから補償が行われた事例を紹介していきます。

業者による誤送で補償が受けられたケースがある

ガイドには、補償に関する具体的な条件や、補償される金額の上限について明記されていません。しかし、過去にはメルカリ便を利用した際に発生した誤配送に対して、補償が行われたケースがあります。

誤配送が原因の場合、再配達料は補償の対象になる

配送業者の過失により補償が行われたケースでは、品物の返送料および再配達料が補償の対象となりました。返送料は元払い、着払いのいずれであっても、適切に補償が行われたようです。

この際、配送方法の指定は特にありませんが、匿名配送は利用できない可能性が高いと考えられます。通常の返品の場合では、匿名配送が利用できないためです。したがって、個人情報が相手に知られることになる点に留意してください。

返送された品の状態が、売りに出した時と異なっていた場合

買い手から返送された品物に異常があった場合、内容によっては売り手も補償を受けることができます。まずは現物を確認し、事務局に連絡しましょう。問い合わせを行う際には、品物の状態が分かる写真を添付してください。具体的な補償が可能かどうかは、事務局によって判断されます。

返送時の梱包費は補償の対象にならない

返送にかかる梱包費用などは、補償の対象外となります。したがって、その費用は買い手自身が負担することになります。少しでも負担を軽減するためには、各配送業者の集荷サービスを利用して品物を送りましょう。時間と労力が節約できます。

また、荷物を送る際は適切に梱包し、荷物が破損せずに売り手の元へ届くように配慮しましょう。返送時に荷物が壊れてしまうと、新たなトラブルに発展しかねません。安全に返送できるよう、必要に応じて緩衝材などを使用してください。

なお、補償の対象にならない料金の負担については、事前に売り手と明確な取り決めをしておく必要があります。自己判断で決めると、言い争いに発展することがあるので注意しましょう。

よくある疑問とその答え

補償に関するよくある疑問とその答えを知っておけば、安心して取り引きを行うことができます。ここからは、メルカリの補償に関するよくある疑問について詳しく解説していきます。

補償制度を使いすぎるのは罰則の対象となり得る？

メルカリで何度も補償を受けることが問題になるのかについて、疑問に思っている方も多いのではないでしょうか？メルカリでは、何度も補償を受けた場合に、明確なペナルティを設けているわけではありません。

しかし、一部の悪質なユーザーが補償を悪用し、無償で品物を手に入れようとしたという報告があります。特に高額な品物を売りに出しているユーザーは、ターゲットにされやすく、注意が必要です。

事務局は、補償制度の悪用に対して慎重な姿勢をとっています。そのため、何度も補償を求めるユーザーは、事務局からマークされる可能性があります。もし補償制度を悪用していると判断された場合、罰則の対象になりかねません。

対応にはどれほどの時間がかかるのか？

補償の対応にかかる時間は、ケースによって異なります。スムーズな対応を望むのであれば、以下の点に留意しましょう。

・本人確認を事前に済ませておく

・問い合わせ時には、必要事項をすべて記入する

・迅速な返信を心がける

以上の点に注意することで、事務局とのやり取りを最小限に抑え、スムーズに手続きを進めることができます。

補償を受ける際に本人確認は必要？

補償を受けるためには本人確認が必要で、完了していないと、手続きを進めることができません。事務局の指示に従い、速やかに本人確認を済ませましょう。

本人確認は、マイナンバーカードを読み取る方法と、自撮りによる方法の2種類があります。なお、マイナンバーカードを読み取る方法は、日本国籍のユーザーのみが対象となっています。自撮りによる方法は、日本国籍以外のユーザーも対象となっており、手続きには本人確認書類が必要です。

各手続きはアプリ内で行うことができ、数時間から5日程度で完了します。手続きの詳細については、公式ガイドページを確認してください。

参考：【メルカリガイド】アプリでかんたん本人確認とは？

補償の対象にならないケースとは？

補償がついた発送方法を選んだ場合でも、以下のケースでは適用されない恐れがあります。

・複数の品物が同梱されている

・補償額の上限を超えた

・梱包が適切でなかった

・品物に最初から欠陥があった

なお、補償の上限額は配送方法によって異なります。事前によく確認しましょう。

事務局による保証が受けられるケースには、一定の条件があるので注意が必要

メルカリでは、取り引き上のトラブルに対応するため、事務局が補償を行う場合があります。補償の主な対象は、品物の代金と返送料で、具体的な条件や金額は事務局の判断によります。

なお、配送にメルカリ便を利用した場合は事務局が補償を行いますが、それ以外の配送方法を選択した場合は、各運送会社の補償が適用されます。問い合わせの際は、間違えないように注意をしてください。ちなみに、補償の手続きを行うには本人確認が必要です。あらかじめ済ませておくと、スムーズです。

また、補償の対象となるのは、メルカリ便での配送時に品物にトラブルが生じた場合に限ります。それ以前の段階で不備があった場合は、事務局による補償は受けられません。したがって、買い手は売り手に対して直接補償を求める必要があります。売り手が補償に同意すれば、事務局の仲介で返金が行われるはずです。