メルカリで売れるようになる商品の撮影方法は?ポイントやコツを解説!

メルカリで商品を売るためには、売れるための写真を撮ることが必須条件です。どんなに商品自体が良いものだとしても、写真の質が悪ければ商品は買ってもらえません。

かと言って、撮影環境を整えるために、大金を使うのでは本末転倒です。大きなお金を掛けなくても、綺麗に写真を撮る方法はいくらでもあります。

今回は、メルカリで写真を綺麗に撮るポイントや、コツについて紹介します。今より商品を綺麗に撮りたいと思っている人は、ぜひ目を通してください。

綺麗な写真を撮るために意識するポイント

写真撮影になれていない人だと、どうしても写真が歪んでしまったり、見栄えが悪くなってしまったりします。メルカリは商品の実物を確認できないため、写真の質が売り上げに直結してしまいます。

そのため、いかに写真の質を高められるかが、メルカリを使う上では非常に重要です。撮影時のポイントを覚え、少しでも写真の質を上げていきましょう。

ここでは、綺麗な写真を撮るためのポイントについて紹介します。なかなかきれいな写真が取れないと感じている人は、ぜひ目を通してください。

写真はあらかじめ撮影したものを使う

メルカリでは、出品する際に撮影した写真を掲載することもできます。しかし、この方法による撮影は極力利用しないようにしてください。

その場で撮った場合よりも、あらかじめ撮影環境を準備して撮った方が、高品質な写真を撮れます。

出品時の撮影は手間こそ省けますが、どうしても写真の質が下がってしまいがちです。綺麗な写真を撮るなら、事前に時間をかけて撮影しておきましょう。

写真の型は正方形型で撮る

メルカリの商品ページは、縦横の比率が1：1の正方形になっています。そのため、撮影時も正方形の型で撮影した写真を使いましょう。

長方形の写真を使うと、掲載時に引き延ばされてしまったり、不自然にゆがんだりしてしまったりで、綺麗な写真になりません。

正方形で写真を撮る機能は、ほとんどのスマホに内蔵されているため、あらかじめ設定を済ませておきましょう。

背景色は白にする

撮影の際は、背景を白で統一するのがおすすめです。商品が強調され、見栄えが良くなります。

白色は清潔感を印象付けるため、購入者の印象を良くする効果もあります。

白い背景が用意できない場合は、簡易撮影ボックスなどを活用してください。3,000円程度のものでも十分効果が見込めます。

直射日光は避ける

撮影時は、なるべく明るい方が好ましいです。しかし、日中に撮影する際は、直射日光に注意してください。

日光に商品が当たってしまうと、写真が実物と異なる色合いになってしまう恐れがあります。特に、洋服などの色も重視するタイプの商品では、トラブルの原因にもなりかねません。

撮影の際は、必ず直射日光を避けて撮影してください。光量が足りない場合は、照明などで代用しましょう。

商品自体を綺麗にしておく

撮影される商品の状態も、写真写りには大きく影響します。どんなに撮影環境が良くても、シワや汚れが目だったら購入されづらいです。

自分で直せる部分があれば、撮影前に直しておきましょう。洋服やバッグなどであれば、事前にクリーニングに出しておくのもおすすめです。

ただし、手を加えすぎて悪化してしまったり、コストがかさみすぎてしまったりしては本末転倒です。あくまで出来る範囲で、目立つ場所を中心に直してください。

夜間より日中に撮影する

撮影において、光量は非常に重要です。そのため室内での撮影であっても、夜間より日中の方が撮影に適しています。

夜間の証明は明暗がはっきりと分かれてしまい、自然な表現が難しい場合があります。その点自然光であれば、優しい雰囲気の写真が撮りやすいです。

また、夕方の撮影も避けましょう。夕焼け色が商品の色を変えてしまうため、綺麗な写真が撮れません。

余白を十分に取って撮影する

商品全体を写真に収める際は、ある程度余白がある状態で撮影しましょう。余白があれば、後からの修正が楽にできます。

余白がないと、写真の修正ができないので撮り直しになるケースが増えます。また、写真全体が窮屈な印象になってしまうため、掲載にも適しません。

商品全体のイメージを良くするためにも、余白は正しく活用していきましょう。

掲載する写真のポイント

撮影前のポイントを紹介したところで、続いては撮影時のポイントについて紹介します。

メルカリで必要な写真は一枚ではないため、何枚かの異なる写真を用意しなければいけません。

必要な写真を過不足なく掲載するためにも、撮影時のポイントはおさえておきましょう。

1枚目は必ず全体像の写真を使う

1枚目に掲載される写真は、検索画面にも表示される非常に重要な写真です。そのため、一目で商品の内容が分かるように、必ず全体像が分かる写真を使ってください。

できれば2枚目の写真も、全体像が分かる別アングルの写真を掲載しましょう。複数アングルから商品の全体像が確認できれば、購入者も商品の特徴を掴みやすいからです。

傷や汚れの部分は必ず写真で掲載する

傷や汚れ、シミなどは気づかないまま購入してしまうと、トラブルの原因になってしまいます。必ず写真を使って、どの部分にどんな傷や汚れがあるのかが分かるようにしてください。

欠点を公開することで、確かに売れる確率は下がります。しかし、それ以上にトラブルを回避できる利点が大きく、万が一相手がクレームを入れてきても、しっかり公開していればこちらの非を認める必要がありません。

メルカリを長く使っていくのであれば、短期的な利益よりも信頼を重視すべきです。そのため、傷や汚れなどがある場合は、必ずその部分を拡大した写真を掲載してください。

手ぶれを抑えるためのポイント

折角撮影環境が良くても、全てを台無しにしてしまうのが手ぶれです。商品にピントを合わせて、ブレないように撮影しましょう。

空中でどうしてもぶれてしまう人は、肘をつくなどして少しでも揺れを抑えてください。カメラを固定して撮影するのも、効果的な対策です。

全方向からの写真を用意する

写真を掲載する上で、見えない部分があるのは厳禁です。購入者が見えないヵ所に不安を感じ、購入をためらってしまう可能性があります。

様々なアングルからの写真を用意して、商品のどの方向も確認できるようにしておきましょう。

角度だけでなく、距離感なども工夫して、見せたいものを強調することも重要です。

写真の見栄えを良くする方法の一例

ここからは少し応用で、商品の良さをより際立たせるための撮影方法について紹介します。

基本を押さえた上での撮影は大前提として、撮影の方法や環境に一工夫を加えることで、商品の持つ魅力をより高められます。

難易度は少し高いですが、もっと商品の魅力を伝えたいと思う人は、ぜひ挑戦してください。

吊り下げ状態での撮影

商品を吊り下げた状態での撮影は、全体像がより鮮明になるため、魅力アップにつながります。

特に、洋服は畳の床に置いた状態だと、全体の雰囲気が掴みづらいため特におすすめの方法です。

吊り下げて撮影する際は、ハンガーのサイズに注意してください。衣類に合ったサイズのハンガーを使わないと、サイズの合わない服を着ているようなアンバランス感を出してしまうので、必ずジャストサイズのハンガーを使ってください。

商品の脇に小物を置く

基本的に、商品は単体で撮影した方が見栄えが良いです。しかし、相性の良い小物があればそれを脇に置くことで、より商品の魅力をアップできるケースもあります。

小物で雰囲気の調整をしたり、併せて使用した際の印象付けを狙ったりと、小物を使うことで様々なメリットがあります。

ただし、置きすぎると主役である商品の主張が減ってしまうため、使い方には注意が必要です。また、念のため小物が付属しないことは、必ず商品説明で明記しておきましょう。

鏡の反射を活用する

商品の背景に鏡を使い、反射を利用して商品の魅力をアップさせる方法もあります。上手く使えば幻想的な雰囲気が出せるため、ジャンルによっては狙っていく価値があります。

特に、アクセサリーや小物などの出品時は、小さいので鏡が使いやすく、効果的な反射がしやすいです。

ただし、かなり写真自体の主張が強くなってしまうため、それに負けない商品選びをすることが大切です。また、鏡の角度によっては様々なものが写り込んでしまうリスクがあるため、撮影した写真はしっかり確認してください。

暗い環境で撮影してみる

商品自体が光を出す場合、使用感を伝えるためにも暗い環境での写真を撮影できると、より商品の魅力が伝わります。

アクセサリーでも、暗い所でうっすら光るタイプのものは、実際に光っている部分の写真を撮れると一気に売上を伸ばせる可能性があります。

暗所での撮影は難易度が高いですし、設備やカメラによっては対応できないケースも多いです。だからこそ、撮影できれば他の出品者との差別化につながり、売上を伸ばす要因となり得ます。

写真の質にこだわるメリット

綺麗な写真を撮れれば、それだけ多くの人に売れる確率は高いです。しかし、最低限の質さえ担保しておけば、それなりに売れていくこともまた事実です。

にもかかわらず、手間暇をかけて写真の質を高め続けることに意味はあるのでしょうか。結論から言えば、大きなメリットがあるので意味はあると言えます。

ここでは、写真の質にこだわるメリットについて紹介します。

綺麗な写真の方が多くの人の目に留まる

メルカリで商品を検索すると、検索結果に多くの商品が一度に表示されます。

その中から気になった商品をクリックするわけですが、その際に選ばれるのは、やはり綺麗な写真です。

大量の写真が一度に表示されるので、少し質が高いだけでもその差は一目瞭然です。商品を見てくれればそれだけ売れる確率も高まるので、写真の質にこだわるのは重要と言えます。

撮影スキルを高められる

商品を撮影するスキルは、メルカリ以外でも様々な場面で役立ちます。素材に合った撮影環境や方法を選ぶスキルを身に着けることで、日常生活の質もあげられる点は、大きなメリットです。

メルカリ内に限った話でも、撮影スキルの高い人の商品はよく売れるためそれだけ自分のアカウントの価値を高められます。

また、撮影スキルがあればメルカリで稼げなくなったとしても、撮影の仕事で副収入を得るといった行為もできるため、選択肢の幅が広がります。撮影スキルはあるに越したことはないため、普段から技術を磨いておいて損はありません。

撮影時の注意点

最後に、撮影時の注意点について触れておきます。

今回紹介した内容を駆使すれば、基本的に良い写真が撮れる確率は高いです。しかし、ちょっとしたミスで写真の質が大きく劣るケースもあるため、撮影時の注意点については正確に把握しておきましょう。

レンズの汚れをふき取っておく

レンズにホコリや指紋が付いていると、写真が曇って綺麗な撮影はできません。

撮影前にはこまめにレンズを拭いて、綺麗な状態で撮影に臨んでください。

汚れを拭く際は、タオルやティッシュではなく専用のクリーナーを使うと、レンズを傷つけないのでおすすめです。

写真の加工は極力控える

手っ取り早く綺麗な写真を作る方法として、写真自体を加工するという方法があります。しかし、メルカリに掲載する写真は、極力加工を避けてください。

加工を繰り返すほど、実際の商品とは印象が乖離していきます。どんなに写真が良かったとしても、実際に届いた商品に納得してもらえなければ、トラブルの原因になってしまいます。

加工はおこなうにしても多少の明るさや色合いなど最小限のものにとどめ、大幅な加工はしないでください。

まとめ

メルカリは、綺麗な写真を使って出品するほど、売上を伸ばせます。その場で撮った写真ではなく、あらかじめ撮影環境の整った状態で綺麗な写真を撮りましょう。

写真の質にこだわると言っても、高価なカメラやスタジオを用意する必要はありません。撮影のポイントを知って入れば、手持ちのスマホでも十分にきれいな写真が撮れます。

加工は実際の商品と印象が異なるため、極力避けてください。あくまで自然な形で撮影し、商品をよく見せるようにすることが大切です。