メルカリを閲覧していると、「新品未使用」という商品が意外と多いことに気づきませんか。しかも、驚くほど安いケースも珍しくありません。
新品を安く売って、なぜ利益が出るのでしょう。何か怪しい商品を売っているのではないかと疑いたくなる方も多いのではないでしょうか。
今回は、そんなメルカリの新品未使用品がなぜ安いかについて解説します。利益が出る理由やルール違反である無在庫販売の見分け方、買わない方がよい商品についても紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
新品未使用は怪しい?
新品未使用なのに安いというのは、聞くだけで怪しく感じてしまいます。そのままを信じて購入しても大丈夫なのでしょうか。まず、そのあたりの考え方について解説しましょう。
規約違反の可能性もある!
新品未使用の商品は、購入して問題ないものが多いのは事実です。ただ、すべてが問題ないかというとそうとは言い切れません。
というのも、過去には万引きを働いて入手したものを出品して逮捕されたケースがあるからです。後述しますが、他にも無在庫販売といって手元にはない商品をあたかもあるように装って出品するという規約違反を犯しているケースも考えられます。
したがって、いくら欲しい商品であっても新品未使用とうたわれている場合は頭から信用せず、購入するかどうかを決めるにあたっては注意が必要でしょう。
その見分け方については、後ほど詳しく解説します。
新品が安く売られる理由
では、なぜ新品を安く売ることができるのか、考えられるパターンについてみていきましょう。
現金が必要
まず、とにかく早急に現金が欲しいという場合に、利益を度外視して新品を安く売るケースが考えられます。
とくにまとまったお金が必要なときは、家電や楽器、パソコン、腕時計などの高級品が、驚くような安さで売りに出されることがあります。
この場合は、相手も急いでいますから安く買えるうえ、時間をおかずに送ってもらえる可能性が高いため、購入者側にはメリットが大きいでしょう。
ただ、後述するようにコピー品や盗品である可能性もあるので、判断が難しいところではあります。
貰い物だけど使わない
つづいて、知人や家族などからタダでもらったり、プレゼントされたりしたものの、使い道がないとか興味がないといった理由で新品のまま出品されることもあり得ます。
この場合も、購入して何ら問題ないでしょう。
購入したが使わない
自分で使う目的で購入したにもかかわらず、何らかの理由で使わなくなることがあります。
気が変わったり、必要でなくなったりした場合、そのまま保管しておくのも勿体無いので、新しいうちに売っておこうと考えて出品するパターンです。
間違って購入した
ネットでの買い物でありがちなのが、間違って違う商品を買ってしまうケースです。
カラーやサイズ違い、中には名前が似たまったく別の商品なども含まれていることがあります。
あるいは、欲しい商品を買ったものの、多く買いすぎた場合も出品してお金に変えようとする可能性があるでしょう。
セールで安く購入した
セールで安く購入して転売目的で売る場合もあるでしょう。
自分が必要としている商品でなくとも、それなりの価格で売れそうと判断すれば安く買っておいて、それより高く、しかし相場よりは安く売れば利益がでます。
在庫処分
物品販売業を営んでいるオーナーや企業の社員が、在庫処分の目的で出品するケースも考えられます。
在庫のままだと商品が劣化するうえ、保管にコストがかかります。しかし売ってしまえば、たとえ安くとも現金化できるので、苦肉の策ではありますがメリットはあるのです。
サンプルのため
サンプルでもらった商品を売っているケースもあります。
サンプルなのに、お金を取るなんてと納得がいかない方もあるかもしれません。
しかしメルカリでは、サンプルを売ることをとくに禁じていません。
それどころか、松ぼっくりや流木、貝殻、古新聞・古雑誌、牛乳キャップ、瓶といった本来ならゴミ同然のようなものが、数多く出品されています。
出品禁止商品でさえなければ、どんなものを売っても構いません。そして、いざ売ってみると意外と売れてしまうのも、メルカリの面白いところといえるでしょう。
出品禁止物については、以下のページを参考にしてください。
新品を安く売っても利益が出る理由
つづいて、新品を安く売っても利益が出る理由について解説しましょう。
先ほど、プレゼントやセール品を売った場合などに利益が出ることは説明しました。それ以外にも、以下の2パターンが考えられます。
ちなみに盗品も利益が出ますが、犯罪行為のため除外します。
海外の未使用品
海外で安価に買えた商品を国内で安く売るケースがあります。
空港の免税店でもずい分と安く買えることがあるので、その場合も購入価格より少し高めに出品される可能性があります。
ポイントを利用している
家電量販店などでポイントを使って安く買ったものを、相場より安めの価格で出品している可能性もあります。
例えば、3万円の加湿器を1万円分のポイントを使って購入したとします。この場合、実質の負担額は2万円です。
よってもし22,000円で売った場合は、相場よりかなり安いものの利益は出ているというわけです。
無在庫販売を見分ける方法
先ほど「無在庫販売」が規約違反であると述べました。
無在庫販売とは、手元にない商品をあたかもあるかのごとく装って出品する行為です。購入された段階で、何らかの方法で同じ商品を仕入れて送るか、違う場所や店舗から直送するなどします。
この行為のどこが悪いのでしょうか。
購入された段階で商品を手配して無事購入者に届けられれば問題はないでしょう。しかし、場合によっては商品が入手できず、配送できなかったり、遅延したりしてユーザーに多大な損失を与える恐れがあります。
あるいは、同じ商品をメルカリ以外のフリマサイトやオークションサイトで同時出品している場合も無在庫販売になります。もし同じタイミングで購入された場合に、やはりメルカリ側のユーザーが損失を被る可能性があるからです。
メルカリには、ユーザー利益を最大限に尊重する考え方があるため、無在庫販売は重大な背信行為とみなされるのです。
さらに無在庫販売が悪質なのは、商品画像を偽っている点です。手元に商品がないということは、商品画像も実際に販売する商品とは異なる可能性が極めて高いでしょう。ということは、その画像をどこかから無断転載していると考えられるのです。
これは、ユーザーを欺いていると同時に、著作権侵害の恐れも十分にはらんでいます。メルカリでは、他のユーザーの画像や企業などサイトやチラシの写真を無断転載することも固く禁じています。
つまり、無在庫販売は単なるメルカリのルール上の禁止行為というだけでなく、犯罪にもなりかねないというわけです。
以上のことから、新品商品が無在庫販売である場合は、たとえ相場より安くても規約違反と犯罪に加担することにもなりかねないため、絶対に避けたいところです。
そこで以下に、無在庫販売の見分け方について解説しましょう。
商品画像が公式サイトと同じ
新品にもかかわらず価格が相場より大幅に安く、商品画像が、公式サイトやAmazonと同じである場合は、無在庫販売を疑った方がよいでしょう。
商品画像があまりに綺麗すぎたり、自宅などで撮ったというより、パンフレットやチラシにありがちな洗練されていたりする様子がある場合は、念のため公式サイトやAmazonでチェックしてみてください。
同じ画像が載っていれば、無在庫販売と断定してよいでしょう。絶対に買わないようにしてください。
出品者の評価を確認
怪しいと感じたときは、出品者の評価を確認するのもおすすめです。
そこに「Amazonから届いた」「楽天から送られてきた」などと不自然なコメントがあれば、無在庫販売をしている可能性大です。
商品説明がプロっぽい
商品説明がそのメーカーのもののように詳しく、きっちりしすぎている場合も逆に怪しいです。
断定はできませんが、メルカリは基本的に個人と個人が不要品を有償で譲り合う場です。よって、本来ならプロフィールにその人の自己紹介や人となりがわかることが書かれていたり、商品説明には、入手した際のエピソードやどのように使ってきた商品かといった内容が記載されたりしているものです。
しかし、そのような個人のオリジナリティが感じられず、テンプレにはまったような書き方の場合は、無在庫販売を疑う方がよいでしょう。
ただ繰り返しますが、断定はできません。とういうのも、メルカリのサービスにバーコード出品というものがあるからです。これは、バーコードがある一部の商品をアプリで読み取ることで、商品に関する情報が自動入力されるサービスです。ちなみに、バーコード出品ができるのは、
・本
・CD/DVD
・コスメ・香水・美容
・家電(スマホ以外)
・カメラ
以上のカテゴリーのうちバーコードのある商品に限ります。
バーコード出品は、出品者の手間を省き、非常に便利なため利用しているユーザーも少なくありません。この場合は、テンプレのような説明になる可能性があります。
したがって、これは特に先ほどのカテゴリーの場合に注意する目安の一つと考えて、怪しいと思った時には、上記の2つの要素を確認して総合的に判断するようにしてください。
新品でも購入しない方が良い商品5選
最後に新品でも購入しない方がよい商品を、無在庫販売以外に5つ紹介しましょう。
使用期限が近すぎる
ライブやスポーツ観戦の未使用のチケットは、あまりに使用期限が近すぎる場合は買わない方が無難でしょう。期日までに届くかわからないからです。計算上は大丈夫と思っても、天候悪化や渋滞、事故などによって間に合わない可能性もあり、無駄になってしまうかもしれません。
メルカリでは出品を禁止しているチケットもあるので中止してください。具体的には、以下のとおりです。
・航空チケット、乗車券、旅行券
・転売目的と思われるチケット(この場合は、今回のテーマである安く販売されているというより、逆で非常に高いことが多いです)
・本人にしか使用する権利がないもの
・握手券・株主優待券
・記名式のチケット・個人情報が登録済みのチケット
詳しくは、先ほど紹介した「出品が禁止されている出品物」のページを参考にしてください。
コピー品の可能性がある
ブランド品などの高級品にもかかわらず、不自然なほど安い場合はコピー品の可能性があります。
コピー品を販売するのは、重大な犯罪行為で、発覚すると即逮捕となります。かつては、自分が使用する場合は偽造品を海外から持ち込んでも罪には問われませんでした。しかし現在は、たとえ販売しなくても犯罪となり、非常に厳しく追及されるので注意が必要です。
万一購入し、その後で出品者が逮捕されれば、自身にも転売の可能性を疑われる恐れが生じるので気をつけなければなりません。
あまりに安すぎる商品
今回のテーマは、相場より安く売られているのはなぜ、ということです。
安くても、中には買って問題ない商品が数多く存在します。ただし、300円くらいの安さの場合は注意したほうがよいかもしれません。
メルカリでは、出品可能な最低金額が「300円」となっています。これは、出品者が送料を負担した場合に、損をしない可能性があるギリギリの金額という考え方で設定されています。
実際は、配送方法によって赤字になるケースもあります。そこまでしてわざわざ売る必要があるでしょうか。物にもよりますが、新品でその価格というのは、何か裏があるかもしれません。よって、どうしても欲しいものでない限りは、控えたほうがよいでしょう。
出品禁止商品
繰り返しますが、メルカリでは出品してはならない商品がかなり厳格に規定されています。
利用する前に目を通して、覚えておくに越したことはありません。もし該当する商品が見つかった場合、買わないのはもちろんのこと、事務局に通報するのもよいでしょう。すると事務局が確認して、しかるべき対処をするようになっているので安心です。
商品説明やプロフィールが雑
商品説明やプロフィールがなかったり、雑だったり、商品画像がない場合も、警戒したほうがよいでしょう。
たとえ新品未使用とあっても、購入しないに越したことはありません。
また、「ノークレーム・ノーリターン」とうたっている場合も要注意です。クレームも返品も受け付けないという意味ですが、これはメルカリの規約に反します。とくに返品については、出品者に責任があるケースも考えられます。にもかかわらず、対応しないというのは、あまりに無責任かつ不誠実でしょう。そのような態度をメルカリは許しません。
他にも、言い方が上から目線だったり、商品が届く前に受取評価を強要してきたりするユーザーも相手にしないようにしてください。その時点でキャンセルした方が、トラブルに巻き込まれなくてすむでしょう。
まとめ
メルカリで新品未使用として出品されているものは、買ってよい場合と、やめておいた方がよいケースがあります。
見極めるのが難しいこともありますが、記事内で紹介した目安を参考にして、怪しいと感じた場合は、取引しない方が無難でしょう。
ぜひ、他人事と思わず、安いからと欲を出しすぎず、くれぐれも注意してください。
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