メルカリで初心者が躓きやすいのが、梱包の部分です。適切な梱包をしないと発送中に商品に傷がつくこともありますし、到着後に雑な梱包を不快に思われる可能性もあります。
梱包は、商品ごとに正しい方法と、必要なものが決まっています。なので、あらかじめ梱包の方法を知っておけば、初心者でも問題なく商品の梱包は可能です。
今回は、メルカリ初心者に向けて、商品の梱包方法や必要な物資、注意点などについて紹介します。これからメルカリを始める人はもちろん、メルカリ以外でも商品の梱包方法を知りたいと思っている人は、ぜひ目を通してください。
梱包が重要視される理由
メルカリは個人の品物を売買する場所なので、当然商品の質は重要です。しかし、実は梱包も、商品の質とと同じ位重要な意味を持ちます。
どんなに商品が良くても、梱包が悪ければ双方にとって悪いことしかありません。メルカリを利用するなら、梱包については絶対に熟知しておく必要があります。
ここでは、メルカリで梱包が重要視される理由について紹介します。
梱包によって、取引の満足度が上がる
梱包の質は、取引の満足度を上げるうえで非常に重要です。商品自体が良くても、梱包が雑だったり無造作に商品が収納されていたりすると、どうしても受け取った側は満足度が下がってしまいます。
逆に、きれいに梱包された商品を受け取った購入者は、満足度が高く次も同じ相手から購入しようと考えます。こうやってリピーターを増やせれば、メルカリを長く続けていける確率も高いです。
梱包は、商品価格の高さを問わず重要なものです。購入者の満足度を上げるためにも、正しい梱包の仕方を学んでおきましょう。
悪い評価を回避できる
梱包によって相手の満足度が下がった場合、損をするのは相手だけではありません。取引評価で悪い評価をつけられれば、自分も今後の取引に影響が出てしまいます。
メルカリの取引評価は、一生残り続けます。新しいアカウント作成もできませんので、一度悪い評価をつけられてしまうと取り返しがつきません。
悪い評価が増えれば、どんなに商品が良くても購入者は避けてしまいます。長くメルカリを使うためにも、梱包で満足度が下がることは絶対に避けてください。
金銭面でのメリットがある
雑な梱包だと、余計なスペースができたり外箱が大きくなったりしてしまい、発送料が高くなってしまいます。
一方、適切な梱包であれば無駄なスペースを作らないため、最低限の容量と送料で商品を発送できます。
送料が増えれば、それだけ利益を圧迫することと同義です。梱包を学ぶのは、金銭面でもお得になるメリットもあります。
梱包に必要な資材
梱包に必要な資材は、基本的に自分でそろえる必要があります。売れた商品をいつでも発送できるように、あらかじめ家に用意しておきましょう。
必要な材料は、梱包する商品の内容や量によって異なります。自分が取り扱っている商品に応じて、必要なものをそろえることが大切です。
ここでは、梱包に必要な資材について紹介します。購入先も併せて解説するので、どこで買ったらいいかわからない人も安心してみてください。
梱包に必要な資材
メルカリで発送に使われるのは、主に段ボールと封筒です。直接商品を中に入れるわけではなく、緩衝材や新聞紙などを使って、商品が傷つかないようにしましょう。
封筒に入れる場合は、商品に応じてビニール袋の活用も必要です。特に、水にぬれるとまずい商品の場合は、防水処理のためにもビニール袋を活用してください。
封をする際は、段ボールならガムテープ、封筒ならセロテープを使うので、こちらも用意してください。
これらの商品は、最寄りのホームセンターですべて揃えられます。
梱包時に必要なアイテム
梱包の際は、サイズや重さを測るために、メジャーやスケールを用意しましょう。送料を正確に把握できるので、コスト計算や内容量の調整などに役立ちます。
ハサミやカッターも用意してあると、余分な部分を切り落とす際に便利です。
資材は100円ショップでも揃えられる
紹介した資材をすべて揃えようとすると、それなりの費用が必要です。コストを抑えたい人は、100円ショップを活用しましょう。
100円ショップでも、これらの梱包用資材はほとんど揃えられます。質で多少劣る部分もありますが、発送に支障が出るほどではありません。
100円ショップの資材でも、問題なく商品を発送できます。ただし、高級な商品を発送する場合や、浸水を心配する場合などは、少し高めの資材を使ったほうがよいケースもあります。
メルカリにはオリジナルの梱包資材もある
自分で梱包資材を揃えるのが面倒だという人は、メルカリのオリジナル梱包資材を利用してみましょう。
オンラインショップのメルカリストアでは、メルカリが独自に作成した梱包資材が販売されています。種類も豊富なので、自分が欲しい資材を手軽に揃えられます。
100円ショップに比べると、コストが高くなってしまう点はデメリットです。しかし、購入の手間は大きく削減できるため、時間の効率化を重視するなら、積極的に利用してみましょう。
梱包方法を商品別に解説
梱包の手順や必要な資材は、梱包する商品によっておおよそ決まっています。それぞれの梱包方法を把握しておけば、メルカリで商品を発送する際にも困りません。
ここでは、商品別に梱包の方法を解説します。紹介した通りにおこなえばだれでも簡単に梱包が完了するため、ぜひ挑戦してみてください。
書籍
書籍は衝撃で折れたり曲がったりするリスクがあるため、発送中に動かないようにしておきましょう。また、浸水にも十分な注意が必要です。
書籍の梱包方法は、以下の通りです。
1.書籍本体をビニールやエアキャップなどで包む。
2.梱包用の段ボールに入れ、隙間に新聞紙や緩衝材を入れる
3.口をテープで閉じて完了
衣類
衣類は梱包時にしわになりやすいため、畳み方に気をつける必要があります。また、種類によってはかさばるため、梱包時に厚くなり過ぎないように注意してください。
また、同じ種類の衣類は極力まとめたほうが、かさばらず容量を節約できます。
梱包の手順は、以下の通りです。
1.極力シワにならないように畳む
2.衣類をビニールやエアキャップで包む
3.梱包用の段ボールに入れ、隙間に新聞紙や緩衝材を入れる
4.口をテープで閉じて完了
バッグや靴
梱包時に気をつける点は、衝撃や浸水です。バッグや靴は高級品も多いため、発送時のトラブルで商品がダメージを受けてしまうと、大きな損失になってしまいます。
また、重さが加わってしまうと、つぶれて変形してしまうリスクもあります。発送時につぶれないような対策が必要です。
梱包の手順は以下の通りです。
1.商品の隙間に緩衝材を入れ、つぶれにくくする
2.商品をビニールやエアキャップで包む
3.段ボールに入れ、隙間に緩衝材を詰め込む
4.口をガムテープでふさいだら、「上積み厳禁」のシールを張り付けて完了
化粧品
化粧品は、中身が外に出てしまわないよう気を配る必要があります。また、容器が衝撃に強くないケースも多いため、衝撃対策はしっかり行いましょう。
梱包の手順は以下の通りです。
1.商品本体をビニールやエアキャップで包む
2.商品を入れ、隙間に緩衝材を入れる(商品が小さく動きやすいので、隙間なく敷き詰める)
3.口をテープで閉じて完了
小物類
アクセサリーなどの小物は、衝撃に対して非常に弱いです。発送中に壊れてしまうトラブルも多いため、衝撃対策は必須です。
また、ネックレスなどは発送中に絡まってしまうケースもあります。動かないように止めておくことで、絡まりを防止できます。
梱包の手順は以下の通りです。
1.商品をビニールやエアキャップで包む
2.ネックレスなどは、厚紙を台紙にしてマスキングテープを使って固定する
3.商品を入れ、緩衝材を入れる
4.口をテープで閉じて完了
割れ物
割れ物は、些細な衝撃でもヒビが入る可能性があります。1つ1つ丁寧に包装して、絶対に割れないように注意してください。
梱包の手順は以下の通りです。
1.商品をそれぞれエアキャップで包む
2.商品を入れ、緩衝材を入れる(商品同士が触れないように、緩衝材を間に敷き詰める)
3.口をテープで閉じて完了
家具、家電
家具や家電といったサイズの大きなものは、自力での梱包が困難です。そのため、梱包を代行してくれる「たのメル便」の利用がおすすめです。
販売時にたのめる便を依頼するだけで、商品の集荷や梱包、発送などをすべてメルカリ側がおこなってくれます。配送補償も備わっており、万が一の場合でも最小限の損失で済む点は、大きなメリットです。
自力で梱包する場合と比べると、どうしても送料はかさんでしまいます。しかし、段ボールに入らないような商品の梱包は難易度が高く、自分でおこなうとトラブルの原因になってしまうので、素直に依頼するのが得策です。
梱包時の注意点
商品の梱包とは、ただ商品を発送するためのものではありません。発送途中に商品を守り、無事に購入者のもとに届けるためのものでもあります。
また、商品が無事届いたとしても、不格好な梱包では相手を不快に感じさせる恐れがあります。購入者が商品を気持ちよく受け取るためにも、梱包は重要です。
ここでは、梱包時の注意点について紹介します。いずれも重要な内容なので、必ず頭に入れておきましょう。
発送中の衝撃や浸水の対策は十分におこなう
発送中は、商品に対して一切干渉できません。だからこそ、梱包の段階で、衝撃や浸水の対策は徹底しておく必要があります。
発送から到着までは時間があるため、天候が変化していることも少なくありません。たとえ豪雨だったとしてもすぐには浸水しないように、ビニールなどを使って対策をしておきましょう。
衝撃対策には、緩衝材を惜しみなく使うことが大切です。コストがかかるからと隙間を残してしまうと、発送途中に商品が動いてしまい、衝撃が加わって破損する原因となってしまいます。
たとえ発送中のトラブルが原因であっても、購入者は出品者に対して悪い印象を持ってしまいます。お互いに気持ちよく取引を終えるためにも、発送中に考えられるトラブルには可能な限り対策することが大切です。
見た目をきれいに保つ
送られてきた封筒や段ボールがボロボロだった場合、たとえ商品が無事でも良い印象は持たれません。
特に封筒は、管理が悪いと折れたりしわができたりするため、梱包時に問題がないかよくチェックしましょう。
細かい部分では、口をふさいでいるテープが曲がったりシワになっていたりするといった点を気にする人もいます。相手がどこを気にするかわからない以上、どこから見ても大丈夫なように丁寧な梱包を心がけてください。
極力コンパクトにまとめる
発送する際は、小さいに越したことはありません。サイズが小さいほうが、送料を抑えられるからです。
書籍や衣類を送る際に、必ずしも段ボールを使う必要はありません。しっかり梱包できるのであれば、大きな封筒や紙袋で代用することで、荷物のサイズを大きく削減できます。
もちろん、丁寧な梱包をおこなうことが前提です。小さくすることに意識を向けるあまり、商品がつぶれていたということがないようにしてください。
外から中身が分からないようにする
封筒などで送る場合、透かすと中身が見えてしまうケースがあります。配達物の中身を知られるのは気持ちの良いものではなく、購入者から低評価をつけられる原因になってしまいます。
発送時は中身が見えないように、梱包を工夫しましょう。ビニールだけ不十分であれば、紙で包むなどして中身が分からないようにすることも大切です。
また、段ボールで送る際も、梱包が甘いと隙間から中身が見えてしまったり、段ボールに空いた穴から中が確認できたりするケースもあります。梱包が完了したら、発送前に必ず全体を確認し、万全の状態で発送しましょう。
まとめ
メルカリでは、売れた商品の梱包も非常に重要です。梱包が雑だと商品を傷つけてしまったり、購入者を不快にさせてしまったりする可能性があります。
梱包用の資材は、最寄りのホームセンターや100円ショップで揃えられます。ただし、安い資材は薄くて中が見えることもあるため、緩衝材などをうまく使って梱包することが大切です。
商品ごとに、梱包で気をつける点や必要な材料も異なります。自分が取り扱っている商品の梱包方法を把握しておき、万全な状態で商品を送り届けられるようにしましょう。
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