ヤフオク!とメルカリは、日本最大のネットオークション&フリマアプリとして知られています。では、これらのプラットフォームで同時に品物を出品することは可能でしょうか?利用規約ではどう定義されているのか、気になる人は少なくないはずです。
今回は、ヤフオク!とメルカリの両サービスの利用規約について解説していきます。気になる人はぜひ参考にしてください。
各サービスの違い
ヤフオク!とメルカリは、どちらもネット上で品物を売り買いできるプラットフォームです。この2つのサービスは、それぞれ異なる特徴を持っています。
ここからは、2つのサービスの異なる点を、詳細に紹介していきます。
両サービスの特徴
メルカリは2013年に設立された大手フリマサイトで、株式会社メルカリによって運営されています。サービスを初めて利用する人でも簡単に使いこなせるよう、さまざまな初心者向けガイドが用意されており、誰でも気軽に利用できるのが特徴です。中には、写真付きの解説も掲載されています。
一方、ヤフオク!は、1999年に開設されたネットオークションサイトです。常時7000万点以上の品物が出品されています。高単価の品物が充実しており、アンティークやブランドファッションなど、レアな品物が多く売られています。
匿名配送が使える配送方法
ヤフオク!やメルカリは便利な反面、個人同士の取引であり、発送時のセキュリティやプライバシーが少し気になります。そこで活用したいのが、匿名配送サービスです。匿名配送は、個人情報を伏せたまま、安心してやり取りをすることが可能な仕組みです。たとえ取り引き相手がたまたま悪意のある人物だったとしても、個人情報を知られることがなく、嫌がらせなどの被害に遭うリスクを回避することができます。
では、両サービスで利用できる匿名配送には、どんなものがあるのでしょうか?ここからは、各サービスで利用できる匿名配送サービスの種類について解説していきます。
【ヤフオク!】ヤマト運輸
ヤフオク!のおてがる配送(ヤマト運輸)では、ヤマト運輸を使った発送方法が選択できます。送り状の自動作成機能や匿名発送などがあり便利です。ただし、一部のカテゴリー(中古車、新車など)では利用できません。
おてがる配送(ヤマト運輸)では、以下の3通りの配送方法が選択可能です。
・ネコポス(ネコポス):A4サイズで1kgまでの荷物を全国一律料金で送ることができる
・宅急便コンパクト(EAZY):専用ボックスに入った荷物を地域別料金で送ることができる
・宅急便:60~200サイズの荷物を、地域別料金で送ることができる
おてがる発送(ヤマト運輸)は、売り手が出品時やオークション編集時に設定をすることで利用できます。ただし、落札後の設定はできません。各配送方法の料金は以下の通りです。
・ネコポス:売り手負担なら200円、買い手負担なら230円
・宅急便コンパクト(別途、専用箱が必要):売り手負担なら450円、買い手負担なら480円~
・宅急便:サイズや地域により750円~2,500円
料金の詳細についてもっと詳しく知りたい場合は、公式ページを確認してください。
【メルカリ】ヤマト運輸
らくらくメルカリ便は、ヤマト運輸が提供するメルカリ専用の便利なサービスです。宛名書きが不要で、送り先によって送料が変わることがありません。さまざまなサイズに対応しており、アプリでいつでも配送状況を確認できる点が魅力です。万が一のトラブルの際には、メルカリによるサポートが受けられます。
らくらくメルカリ便で利用できる発送方法は、以下の3種類です。
・ネコポス:角形A4サイズ、厚さ3cm以下、重さ1kg以下の荷物に対応している
・宅急便コンパクト:専用ボックスに入るサイズの荷物で利用可能
・宅急便:60~200サイズの荷物に対応している
各配送方法の料金は、以下の通りです。
・ネコポス:全国一律210円
・宅急便コンパクト:全国一律450円
・宅急便:サイズや重量によって料金が異なる(750円~2,500円)
上記の情報についてさらに詳しく知りたい場合は、公式のページを参考にしてください。
【ヤフオク!】日本郵便
おてがる配送(日本郵便)は、送り状を自動で作り、匿名発送してくれます。ただし、中古車や新車など、一部のカテゴリーでは使えないので注意してください。
おてがる配送(日本郵便)では、以下の発送方法が選択可能です。
・ゆうパケットポストmini:専用の封筒を使用し、ポストに投函して発送可能
・ゆうパケットポスト:発送シールまたは専用箱を使用し、ポストに投函して送ることができる
・ゆうパケット:3辺の長さが60cm以内、厚さ3cm以内、重さが1kg以内のものを送ることができる
・ゆうパケットプラス:専用箱を使って荷物を送ることができる
・ゆうパック:60~170サイズ、25kgまでの荷物が発送可能
各発送方法の料金は、以下の通りです。
・ゆうパケットポストmini:売り手負担なら全国一律150円、買い手負担なら全国一律180円
・ゆうパケットポスト:売り手負担なら全国一律200円、買い手負担なら全国一律230円
・ゆうパケット:売り手負担なら全国一律205円、買い手負担なら全国一律230円
・ゆうパケットプラス:売り手負担なら全国一律380円、買い手負担なら全国一律410円
・ゆうパック:サイズや送付先により750円~2,830円
配送方法の詳細についてさらに知りたい場合は、公式のページを確認してください。
【メルカリ】日本郵便
ゆうゆうメルカリ便は、メルカリと日本郵便が提供するサービスです。荷物の大きさによってはポストから簡単に発送でき、全国どこでも同じ金額で利用できます。匿名配送や取り引き画面からの配送状況の確認、配送トラブル時のサポートなど、便利な機能が充実しています。使い勝手の良さが魅力です。
利用可能な配送方法は、以下の通りです。
・ゆうパケット:ポスト投函可能、角形A4サイズ・厚さ3cmまでのものに対応
・ゆうパケットポスト:郵便局、ローソンから専用箱や専用シールを使って送ることができる
・ゆうパケットポストmini:専用封筒を使って、郵便ポストから荷物が送れる
・ゆうパケットプラス:厚さ7cm、重さ2kgまでのものに対応
・ゆうパック:60~170サイズ、重さ25kgまでのものに対応
各配送方法の料金は、以下の通りです。
・ゆうパケット:全国一律230円
・ゆうパケットポスト:全国一律215円
・ゆうパケットポストmini:全国一律160円
・ゆうパケットプラス:全国一律455円
・ゆうパック:全国一律750円~1,900円
ゆうゆうメルカリ便についてさらに詳しく知りたい場合は、公式サイトを確認してください。
両サービスに品物を同時出品するのは、違反行為にあたる場合がある
ヤフオク!とメルカリの両方に品物を出品するのは、基本的に認められていません。ヤフオク!では、規約により同じ品を二重に売りに出すことが禁じられています。また、メルカリでも二重出品はトラブルの原因になる恐れがあり、避けるべきです。
ここからは、両サービスの同時出品に関する利用規約の詳細を紹介していきます。
メルカリの規約
メルカリの利用規約によると、禁止行為の項目には「同じ商品を他社のサービスやその他の方法によって二重に出品することにより、お客さま間でトラブルを引き起こすと思われるもの」とあります。
つまり、品物を二重に売りに出す行為そのものが禁じられているのではなく、二重出品が原因で問題を発生させることが規約違反になるとされています。
参考:【メルカリガイド】その他、不適切と判断される行為(禁止されている行為)
ヤフオク!の規約
ヤフオク!の規約の「禁止行為」の欄には、「同じ商品を、他社のサービスやその他の方法によって、二重に出品すること」とあります。
つまり、ヤフオク!とメルカリの両方に同じ品物を出品することは、違反行為となります。
参考:【Yahoo!オークションガイドライン細則】出品者の禁止行為
目的に合わせてサービスを使い分けるのが得策
品物をできるだけ効率よく、高値で売りたい場合には、適切なサービスを選ぶことが重要です。つまり、それぞれに異なる特徴があり、目的に合ったプラットフォームを見極めることが成功のカギとなります。
ここからは、販売の目的別におすすめのサービスを紹介していきます。
金券を売るならヤフオク!がおすすめ
ギフトカードや商品券などは、メルカリでの出品が禁止されています。対して、ヤフオク!では出品することが可能です。
したがって、上記のような金券類を売りたい場合は、ヤフオク!がおすすめです。
早く売りたい場合はメルカリがおすすめ
品物を素早く売りたいなら、メルカリがおすすめです。メルカリはユーザー数が多く、また、多様な人が利用しており、買い手がつきやすいためです。適切な価格設定さえすれば、容易に取引を成立させることができます。
希少なものを売るならヤフオク!がおすすめ
ヤフオク!では、高級ブランド品や限定品など、希少価値の高い品物が特に人気です。これらの品物はオークション形式で競り落とされた結果、かなりの高値で取引されることがしばしばあります。
希少価値の高い品物をできるだけ高値で売りたいなら、ヤフオク!を利用してみましょう。
ヤフオク!の長所
ヤフオク!は多くのユーザーから支持されているオークションサイトです。ここからは、ヤフオク!が持つさまざまなメリットを紹介していきます。
ユーザー数が多い
ヤフオク!は日本で最も大規模なオークションサイトで、常時7000万点以上の品物が売りに出されています。2021年度の取り引き高は9,288億円に達し、市場規模が非常に大きいのが特徴です。ユーザー数が多いことから、品物を売りやすいといえます。
形のないものが販売できる
ヤフオク!では、物販だけでなく、スキルそのものを売ることができます。例えば、「プログラミング相談」や「英会話レッスン」のようなものです。
実体のないスキルやノウハウを売ることができるのは、ヤフオク!の大きな強みといえます。
期待以上の値段で売れることがある
ヤフオク!では、入札が多いほど品物の値段が上がる仕組みになっています。希少価値の高い品物は、売り始めは安い価格で出品されたとしても、最終的に高値がつくことが珍しくありません。
上記の特徴から、期待以上の利益が見込めることがあるのです。
メルカリの長所
メルカリには主に2つのメリットがあります。ここからは、メルカリの利点について詳しく解説していきます。
品物が手軽に売りに出せる
メルカリは、とても手軽に品物が売りに出せる仕様になっていて、気軽に利用できるのが魅力です。
具体的な出品の流れは、「写真を撮る」「品物の説明を入力する」「売値を設定する」の3ステップで構成されています。これにより、短時間で簡単に品物を出品することができます。
トラブル時にサポートしてもらえる
ヤフオク!では、トラブルに対するサポートはなく、問題があった場合は自分で対処しなければなりません。
一方、メルカリでは、取り引き中にトラブルが発生した場合、事務局が介入して解決に導いてくれます。「トラブルが起こった時も安心してサービスを利用したい」という人におすすめです。
両サービスの利用規約をよく確認し、適切に使うことが大切
ヤフオク!は利用者が多く、レアな品物を高値で売ることができます。オークション形式での取り引きが特徴で、入札の結果、予想以上の値段で売れることが少なくありません。特に高級ブランド品や限定品など、希少価値の高い品物を売るのに適しています。
一方、メルカリは手軽に素早く品物を売りたい人向けのサービスです。さまざまなユーザーが活発に利用しており、適切な価格設定さえすれば、比較的短期間で取り引きが成立します。また、出品が簡単なのもメリットです。写真を撮って説明を入力し、価格を設定するといったシンプルなステップで出品が完了します。万が一のトラブルの際には事務局によるサポートが受けられ、安心して利用できるのも安心ポイントです。
なお、ヤフオク!とメルカリで品物を同時に売りに出すことは、規約で認められていません。よって、目的に応じて適切なサービスを選択することが大切です。例えば、金券を売買したいのであればヤフオク!、短期間で品物を売りたいのであればメルカリがおすすめです。利用規約を守りながら、それぞれのサービスのメリットを最大限に活用することで、効率的なビジネスが実現できます。
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