動画の撮影に使えるカメラの価格って安いの?|おすすめのカメラも紹介【10選】

ここ数年で、YouTubeなどに動画を投稿する人が増え、動画撮影用のカメラの需要が高まりました。今では、一般向けのモデルが多数販売されており、どれを選ぶべきか難しくなってきています。

できれば購入にかかる資金を抑えたいと考える人が多いでしょう。ただ、安いカメラとなると機能性や実用性に優れているのか、不安になるかもしれません。たしかに、値段の高いカメラと比較すると、機能的に劣る部分もあります。しかし、撮影の用途に合わせてカメラを選べば、コスパよく動画撮影を行うことができます。

この記事では、動画撮影に使用するカメラの選び方や、おすすめの安いカメラを紹介します。

目次

安いカメラでもポイントを押さえれば動画の撮影は可能

動画撮影用のカメラと聞くと、値段が高いイメージがあります。これから動画撮影を始めてみたいという方にとっては、カメラの購入はハードルが高く感じるでしょう。しかし、実際には通販サイトなどで、数千円という低価格からでも購入することが可能です。

ここでは、カメラの価格帯をはじめ、安いカメラを選ぶ際のポイントなどについて紹介します。

安いカメラの価格ってどのくらい?

現在、一般向けに販売されているカメラの相場は、数千円~数十万円と価格帯が幅広くなっています。予算が少ない場合、数十万円のカメラなどは手が出しにくいでしょう。

極端に安すぎるカメラは、動画の撮影用として性能が十分ではない可能性もあります。しかし、目安として3万5千円前後のカメラが選択できると、機能も十分に確保できるでしょう。

安いカメラ選ぶ際のポイント

安いカメラは、コストを抑えて作られている分、撮影できる画質やメモリーカードの容量などの機能が劣る場合があります。その為、カメラのスペックをしっかりと確認してから購入することをおすすめします。

また、価格の高いカメラには当たり前に搭載されている機能がないこともあります。自身が動画を撮影する際に必要だと思う機能があるかどうかも併せて確認しましょう。

安いカメラは用途によってタイプを選ぼう

安いカメラは、機能が絞ってある場合があるので、撮影の用途に合わせて選びましょう。

「ハンディカメラ」

「ビデオカメラ」とも呼ばれ、基本的に動画の撮影専用のカメラです。カメラ本体に撮影中の映像を確認するためのモニター画面がついており、ズームや手振れ補正などの機能性に優れた機種が多く販売されています。また、多くのハンディカメラには、外部出力機能が搭載されています。撮影した映像をTV画面に映して、大人数で楽しむことができるのです。

「アクションカメラ」

アクションカメラは、動きの激しい動画を撮影することに特化したタイプです。広角レンズを搭載しているものが多く、躍動感のある滑らかな動画を撮影することができます。また、機種によっては防水・防塵仕様のものもあり、屋外での撮影に適しています。ハンディカメラに比べて小型であることが多く、その点、使い勝手がいいのが特徴です。現在の動画撮影の主流となりつつあるカメラです。

撮影用カメラとスマホカメラの違い

ハンディカメラやアクションカメラの利点は、動画の撮影専用に作られている点でしょう。バッテリーやメモリーの交換ができるので、ある程度長時間の撮影にも対応できます。

また、スマホカメラと比較した場合、ハンディカメラの方がたいていズーム倍率に優れています。持ちやすい形状に作られていて、楽に動画撮影を行える点もメリットと言えるでしょう。

動画撮影に適した安いカメラの選び方【4選】

安いカメラの場合は、動画撮影の用途に合わせて選ぶことが重要です。ここでは、カメラを購入する際に、何を基準にして選ぶべきかについて紹介します。

画質を重視してカメラを選ぶ

まずは、カメラの画質を重視して選ぶ方法です。安いカメラを購入する際は、対応している画質をチェックしましょう。

YouTubeなどに動画を投稿する場合は、最低でもフルHD画質で撮影できるカメラが良いでしょう。また、安いカメラでも4Kに対応している機種が多く販売されています。風景などを高画質で撮影したい方におすすめです。

ただし、安いカメラの4K画質はフレームレートに制限が設けられている場合があります。フレームレートが低いと少しカクついた映像になり、滑らかな映像と比べて見ている人が画面酔いしやすくなります。目安として、30fps以上あれば違和感のない滑らかな動画が撮影できるでしょう。

内蔵メモリと対応メモリカードのサイズで選ぶ

安いカメラは、価格が抑えられている分、一部の機能が絞ってあります。

例えば、内蔵メモリが少ないと撮影を継続できる時間が少なくなります。また、メモリーカードの容量サイズが低めに設定されていることがあり、頻繁にデータを削除する必要があるので、その分の手間がかかります。

特に4K画質の映像を撮影する場合は、動画データが大きくなります。内蔵メモリと対応メモリカードのサイズが出来るだけ大きい機種を選択しましょう。

手ブレ補正など機能性でカメラを選ぶ

カメラを手持ちで撮影する際は、手ブレ補正の機能があるか確認しましょう。また、動画の撮影時にズームを多用する方は、光学ズームが搭載されているかもチェックしたいポイントです。

高価格帯のカメラにはまとめて搭載されている機能が、安いカメラにはないことがあります。購入前に、どのような機能がついているかの確認が必要です。あると思っていた機能がなくて、考えていた映像が撮れなかったとならないように注意しまょう。

アクセサリー類が豊富なカメラを選ぶ

安いカメラの中でも、大容量のバッテリーや専用の防水ケースなど、専用アクセサリーを多数販売している機種も存在します。

アクセサリーを使用することで、例えば、長時間の撮影が可能になったり、雨の中で撮影ができたりと、実用性がかなり高まります。撮影の幅が確実に広がる為、予算に余裕があれば、専用アクセサリーの豊富なカメラを選択するのも良いでしょう。

おすすめの動画撮影用カメラ【10選】

ここからは、動画撮影に適したおすすめのカメラを紹介します。

店舗や販売サイトなどによっても値段は上下しますが、3万5千円以下で購入できるおすすめのカメラを厳選しましたので、参考にしてみて下さい。

ADV-565HD

ADV-565HDは、手頃な価格でフルHD画質の撮影が出来るハンディカメラです。

画素数は500万画素で、手ブレ補正機能付きで、光学ズームも5倍まで対応しています。また、バッテリーの稼働時間は3時間で、長時間の撮影にも向いています。

さらに、専用のSDカードを使用して撮影した場合、YouTubeなどのサイトへ簡単に動画のアップロードができます。このカメラならではの機能で、動画の投稿を考えている方におすすめです。

ADV-1228HD

ADV-1228HDは、先ほど紹介したADV-565HDの上位機種のハンディカメラです。

価格はADV-565HDよりも1万円程上がりますが、画素数が約2倍の1007万画素で、光学ズームは12倍まで対応しています。画素数が上がったことにより、ズームした際の映像も綺麗に撮影することができます。ただし、性能が上がった分、バッテリーの稼働時間が2時間となっています。長時間の撮影には注意しましょう。

NightGazer SP868A

NightGazer SP868Aは、ナイトスコープ機能により暗闇での撮影が可能なハンディカメラです。

対応している動画サイズは640×480で、現在主流のワイドモニターで視聴する場合は画質が粗くなるというデメリットがあります。しかし、低価格帯でナイトスコープ機能が搭載されているカメラは、他に選択肢がありません。暗闇で野生動物の撮影を行いたい場合などに最適のカメラです。また、単4電池で稼働できる為、バッテリーの充電を行う手間がないことも利点と言えるでしょう。

Insta360 ONE R 1インチ版

Insta360 ONE R 1インチ版は、カメラ本体をいくつかのパーツに分割して自由にカスタマイズできるアクションカメラです。発売開始が2020年ということで、比較的新しい世代のカメラと言えるでしょう。

1インチという、アクションカメラとしては非常に大きなセンサーを搭載することで、5.3K画質を30fpsで撮影することが可能です。一方、フルHD画質となると120fpsまで対応しており、非常に滑らかな映像を撮影できます。とくにスポーツなど、アクションシーンで活躍してくれるでしょう。

専用アクセサリーのラインナップが充実している点も魅力です。ただし、バッテリーの稼働時間が65分とやや短めなので、長時間の撮影には向いていません。

Insta360 ONE RS 4K版

Insta360 ONE RS 4K版は、Insta360 ONE Rの後継機種の4K版のアクションカメラです。こちらは4K画質が60fpsまでの対応となっています。

Insta360 ONE Rと比べると、マイク性能が強化されているのが特徴です。屋外での撮影中に生じる風切り音を低減したり、音の指向性を強めたりできます。また、バッテリーの稼働時間が75分と長いのも魅力です。1インチセンサーが必要ない方は、こちらの機種で十分でしょう。

Insta360 GO 2

Insta360 GO 2は、「世界最小のアクションカメラ」という触れ込みで発売された、非常にコンパクトなカメラです。

本体重量が26.5gととても軽く、付属の専用アクセサリーを使用すれば、洋服や帽子に固定して撮影することができます。2K画質50fpsに対応しており、レジャーシーンなどで手を塞ぐことなく、綺麗な映像が撮影できる点は大きなメリットでしょう。

しかし、超小型であるがゆえに、バッテリーのサイズもかなり小さくなっています。稼働時間は30分と短く、長時間の撮影が行えません。

OSMO POCKET

OSMO POCKETは、ジンバルとディスプレイが一体化されたアクションカメラです。

ジンバル一体型なので、カメラとは別に購入する必要がなく、これ一台で撮影が完結できます。コスパに優れた機種と言えるでしょう。4K画質60fpsまで対応していて、鮮明な映像を撮影することができます。本体重量も116gと非常に軽く、長時間の撮影を行っても手が疲れることはありません。その点で、屋外での撮影に適しています。

MOVIO M1034K

MOVIO M1034Kは1万円以下で購入できる、非常にコスパに優れたアクションカメラです。

かなり低価格なカメラですが、4K画質30fpsに対応しています。また、バッテリーの稼働時間も90分(フルHD60fps撮影時)と、動画撮影に十分な機能性を備えています。カメラ本体にWi-Fi機能が付いており、PCへ直接動画データを送信することができるのも魅力です。

ただし、手ブレ補正や光学ズームなどの機能は搭載されていません。室内で三脚などに固定して撮影をするのに向いています。とにかくコスパを重視したい方におすすめです。

AMEX-D01

AMEX-D01は、2万円以下で購入でき、幅広い撮影シーンに対応したアクションカメラです。

4K画質30fpsに対応しており、広角レンズ、防水防塵、手ブレ補正、メモリーカードも128GBまで対応と優秀です。

付属のアクセサリーも豊富です。例えば、バイクに固定して撮影を行ったり、車載カメラとして使用したりなど、さまざまな使い方ができます。機能性と実用性に優れた機種で、初めて購入するカメラとしても扱いやすくおすすめです。

PIXPRO SP360

PIXPRO SP360は、フルHD画質30fpsで360度の撮影ができるアクションカメラです。

設置するだけで簡単に360度のVR動画が撮影できるので、カメラの視点操作をする必要がありません。Wi-Fi機能も搭載されているので、スマホと連携することで遠隔で操作したり、撮影した動画を遠くから確認することもできます。撮影シーンとしては限定的ですが、VR動画をYouTubeなどのサイトへ投稿してみたい方にはおすすめのカメラです。

なお、4K対応モデルもありますが、価格が2万円近く上がります。コスパを重視したければ、フルHDモデルが良いでしょう。

【番外編】高性能なカメラを安く入手する方法

最後に番外編となりますが、高性能なカメラを通常よりも安く入手する方法を紹介します。

大手メーカーの型落ちカメラを購入する

大手のメーカーが製造しているカメラの型落ち品は、現行モデルよりも値段が一気に下がる傾向にあります。新モデルから仕様がほとんど変更されないこともよくあり、機能性と実用性をそのままに安い値段でカメラを購入することが可能です。

どうしても、現行モデルが良いなどのこだわりがない方は、欲しいカメラの型落ち品が売っていないか探してみるのも良いでしょう。

オークションやフリマサイトで中古品を購入する

中古品の購入は、当たり外れがあるのであまりおすすめではありません。しかし、型落ち品や現行モデルを低価格で購入できるメリットもあるので、とにかく予算を抑えたい方は選択肢の一つとして考えても良いでしょう。

ただし、オークションやフリマサイトでカメラを購入する際は、故障や破損がないかを、出品者へしっかりと確認したいものです。後々のトラブルを防げます。

安いカメラは、動画の撮影シーンに合わせて選択しよう

ここまで、安いカメラを購入する際のポイントや、おすすめのカメラについて紹介しました。

近年では、YouTubeなどの動画投稿サイトの人気により、幅広い価格帯のカメラが販売されています。準備可能な予算の中で、自身の撮影目的に沿ったカメラを探してみましょう。安いカメラを探す際は、スペックや搭載されている機能をしっかりチェックしてから購入することも重要です。

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この記事を監修した人

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