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ネット販売は儲かる?ネットショップのメリットと儲かるコツ

ネットショップは実店舗と違って家賃がかからないうえ、時間も場所も選びません。そのため、ポイントさえ押さえれば実店舗以上に儲かりやすいビジネスです。この記事ではネットショップで利益を上げやすい仕入れ方法や商品など、儲かるネットショップとなるために必要な情報を紹介します。

ネットショップとは?概要とメリット

ネットショップは他の作業の合間や週末など、隙間時間でも効率的に働けるビジネスの1つです。そのため、副業として気軽に始めている人もいます。

しかし、基礎を理解して正しい運用をしなければ、成功を収めるレベルに到達するのは難しいです。多くの個人や企業がネットショップを運営している現代では、ただネットショップを始めただけでは思うような売れ行きは期待できないでしょう。まずは、ネットショップそのものの概要やメリットなど、基礎的な部分を紹介します。

ネットショップを始めるにあたって

ネットショップとは、インターネット上で店を構え商品を販売する通信販売ストアの総称です。実店舗を構えるわけではないため、低コストで誰でも簡単にローリスクで参入できます。ネットショップで成功しているという話もよく飛び交っているため、楽して儲かるというイメージを持っている人もいるかもしれません。

しかし、ネットショップといえど、店で商品を売って利益を得るビジネスであることに変わりはありません。ネットショップで成功を収めるためには、実店舗で商売を始めるのと同じように、きちんとした計画を練ったうえで参入することが大切です。

現在のネットショップ

ネットショップというものがまだ珍しかった時代は、大した工夫をしなくても簡単に儲けることができていました。そもそも、ネットショップ自体が少なかったうえ、商品ラインナップも限られていたため、開店するだけで注目されていました。

ひとたびブームの商品がテレビなどで注目を集めると、限られた数のネットショップに多くの人が押し寄せるため、どの店も注文が殺到していました。ライバルが少なかったため、先行者メリットを得られていたのです。

しかし、現代では数えきれないほどのネットショップがあります。扱える商品も増えたため、もはやインターネット上で買えないものはないと言っても過言ではありません。

また、ネットショップ利用者から見たメリットの1つに、簡単に価格比較ができるという点があります。そのため、実店舗以上に激しい価格競争が繰り広げられています。

このような状態では、きちんと選ばれるための工夫をしなければライバル店に顧客を奪われてしまいます。現代のネットショップの世界では、正しいポイントを押さえておかなければ長く安定して利益を上げることは難しいという点を肝に銘じておきましょう。

ネットショップのメリット①:コストが少ない

ネットショップにかかるコストは、実店舗に比べて圧倒的に低く抑えられます。実店舗の家賃は、どのような規模であっても1月50~100万円程度かかるのが一般的です。

しかし、ネットショップであれば、出店しているサイトのサービス利用料やサーバー代などが1月1,000円ほどかかる程度の出費です。同じシステムを使っている限り、このようなネット上で店を開くための家賃とも呼べる費用は毎月1000万円以上売り上げるような規模になっても変わりません。

また、実店舗であれば、利用客が増えればその分必要なスタッフの数も多くなります。しかし、ネットショップであれば、実店舗より大幅に少ない人数でも対応が可能です。

実店舗の接客は、レジ対応などリアルタイム性が求められる業務です。一方、ネットショップなら、決済などの接客に該当する業務はシステムが自動で行ってくれます。

一度自分のショップのシステムが一通り成り立つようになれば、来店した人数に関わらずショップが稼働します。そのため、発送などに対応できるのであれば、極論一人でも店を回していけます。

実店舗ではすべてのお客さまに対して商品の説明をしていたとしても、ネットショップなら一度説明文を書くだけで見てもらえます。来客数に比例してスタッフも増やさなければならない実店舗に対して、ネットショップでは来客数が増えても最低1人いれば店が成り立ちます。

このメリットは、ショップが大きくなるほど恩恵にあずかれます。コストが少なければリスクも下がって成功しやすくなるうえ、参入ハードルも低いです。

ネットショップのメリット②:拘束時間が少なく効率的

ネットショップは副業や片手間でも始められるほど、効率の良いビジネスです。時間や手間がかからないうえ、体力も必要ありません。

たとえば、実店舗で飲食店を始める場合、店を開けている間は店主として常駐する必要があります。しかし、ネットショップなら、一度軌道に乗せれば注文や問い合わせに対応するだけで構いません。拘束時間がないため、隙間時間に対応するだけで良いです。

仕入れや買い付け、発送作業などはありますが、さほど重労働ではありません。ネットショップの編集作業や問い合わせ対応は、PCとネット環境があれば時間や場所を選ばず行えます。また、仕入れなども、方法によってはネットだけで完結させられます。

ネットショップのメリット③:24時間営業できる

ネットショップはコンビニなどと同じく、24時間営業することができます。自分が動かなくても、ネットショップの機能が自動で動くため、夜中でも注文を受け付けられるのです。

通常の店舗が閉まっている時間帯こそ、24時間365日無人で動くネットショップの真価が発揮されます。ネットショップのサーバーなどが動いていれば、自宅のPCは電源を落としていても構いません。

ネットショップのメリット④:在庫リスクが少ない

ネットショップでは「無在庫ネットショップ」として、注文を受けてから商品を発注する運営方法をとることも可能です。無在庫ショップには在庫を抱えたり赤字になったりするリスクがないため、軌道に乗るところまで運営を続けることができれば、必然的に儲かります。

しかし、実店舗で商品を販売する場合は、前もって商品を並べるために在庫を抱える必要があります。飲食店などであっても、提供するメニューの食材を先に用意しておかなければ何も始まりません。

売れなければ仕入れた費用をまかなうことすらできないため、利益が出せなれば店の存続も危ぶまれます。一方、無在庫ネットショップであれば、自発的に店を畳まない限りは利用客が現れなくても店を続けられます。損失に繋がる要素がないため、儲からない理由がないと言っても過言ではありません。

仕入れが全て!儲かる商品と儲からない商品の差とは

ネットショップは接客などがない分、何よりも商品そのものが重視されます。儲かる商品は簡単に売れますが、儲からない商品は売れ行きが悪いうえ、利益も大して得られません。商品とその仕入れ先を見極めることが大切です。

ここでは、代表的な儲かる商品と儲からない商品を、理由を交えて紹介します。

儲からない商品①:利益率の低い商品

他店とも価格比較がしやすいネットショップでは、安い商品のほうが売れやすい傾向にあります。しかし、価格競争による値下げも珍しくない以上、元の値段が安くて利益率も低い商品はいくら売ってもあまり利益につながりません。多く売れたところで発送などの手間もその分かかるため、ネットショップのメリットである効率の高さも感じられない結果となってしまいます。

ネットショップでのオススメ商品は、単価が高くて利益率も高い商品です。売れる工夫さえしてやれば小さな労力で大きな利益をもたらすため、楽に儲けることができます。

儲からない商品②:どこからでも買える商品

仕入れがネット上でも完結できる手軽なものとなった現代では、会員になるだけで誰でも簡単に仕入れができると謳う仕入れサイトも存在します。しかし、そのようなサイトの仕入れ価格は、ほかのネットショップの販売価格と大して変わらない場合も多いです。

そのようなサイトで仕入れた商品を自分の利益が出せるような価格設定で販売すると、ほかのネットショップの相場より高くなってしまうため、客が他店に流れてしまいます。

自分が仕入れたサイトに流れ、直に購入するケースも少なくありません。そうなると、仕入れ先の在庫処分に付き合わされただけで終わってしまいます。

このように、簡単に仕入れられる商品は客の立場から見てもどこからでも買えるため、自分のネットショップが選ばれる可能性は下がります。また、多少定価より安くしただけで「卸値」だとアピールしても、定価より安い以上、理論としては成り立っています。

物は言いようです。しかし、これらを踏まえれば、売れる商品や売り方が見えてきます。

儲かる商品①:仕入れが難しい商品

仕入れが難しい商品を仕入れられる店は少ないため、自分のネットショップから買ってもらえる可能性が高まります。価格競争も発生しにくいため、安定した利益も期待できる、儲かる商品です。仕入れが難しい商品は、契約のために印鑑証明や住民票などの書類や保証金が必要になったり、法人のみなど一定の基準を設けていたり、実店舗の有無などによる審査を通過して初めて取引できるようになったりする企業が、取り扱っている傾向かあります。

ただし、指定商品の購入が条件となっている場合などは、その商品で儲けたいだけの怪しいビジネスをしている場合もあります。どのような契約であっても、仕入れ先の信頼性はよく確認するようにしましょう。

儲かる商品②:ネット上で見つからない商品

ネットによる網が発達した現代でも、ネットに載っていない優良商品はまだまだ多いです。ネットで仕入れ先の新規募集をしなくても売れるほどの力ある商材を持ったメーカーの中には、わざわざネットに公開していなかったり、ホームページさえ持っていなかったりするところもあります。ネット上だけでなく、実際に足を使って現実社会でも商材を探してみましょう。

儲かる商品③:良い商品のように思える商品

いくら良い商品でも印象が悪ければ、わざわざお金を出して買う人は限られます。逆に言えば、良い商品のように思えるものは、実際の品質に関わらず売れる可能性があります。

とくに、ネットショップは商品の実物を見ずに購入することになるため、イメージが先行する市場です。買ってみて品質が期待に沿わなければ継続利用は見込めませんが、良さそうなイメージを持てなければ初回購入にも至りません。

実際の品質を高めるだけでなく、安さや品質を積極的にアピールして良い印象を持ってもらうことも大切です。宣伝能力に優れた人であればどのような商品にも魅力を持たせられるため、誰でも仕入れられる商品でも利益を上げられます。サイト作りやSEO対策など、品質以外の面にもこだわってみましょう。

儲かるネットショップの特徴

ネットショップを始めても、中には儲けを出せない人もいます。ネットショップ運営における、儲かる店と儲からない店の違いはどこにあるのでしょうか。ここでは、儲かるネットショップの特徴を紹介します。

儲かる特徴①:収支を正確に把握している

頭の中でのざっくりとした収支管理だけでは、実際の数字が伴わなくなることも少なくありません。「仕入れが45万円で、経費が10万円。売り上げは100万円入る。」など適当な計算で済ませていると、計算上は数十万円の収入があるように思えても、実際の銀行の残高とは食い違いが発生します。

これを防ぐにはエクセルなどを使って、すべての収支を実際に計算して管理するようにしましょう。想像以上に経費や仕入れコストが高くついていて、実際は毎月赤字か黒字かの瀬戸際だったという状況も多く発生しています。

また、各分野の支出額をしっかり把握しておくと、カットしたり逆に優先的に資金を投入したりするべき項目が見えてきます。「仕入れは資金の半額で、15%程度広告にも使おう」より、「20%以上の回収を目標に、広告に30万円投資する」のほうが具体性は一目瞭然です。このように経営者視点を持つことで、より明確な戦略が打てるようになります。

儲かる特徴②:成功した分野を1つ持っている

「オフィス製品が好調なので、この調子で雑貨の取り扱いも始めよう」といった事業の多角化を考えるネットショップは少なくありません。しかし、中途半端に別分野に参画すると、資金や労力を取られて好調な分野すら売り上げが落ちてしまうケースも発生しています。

まずは1つの分野で確固たるシェアを持つまで自分のネットショップを育て、成功事業を持ちましょう。ノウハウを学んでから参入したほうが、新事業でも早く成功を収めています。

また、同じ商品を別のネットショップに出品するのであれば構いません。同じ商品なので、商品撮影などの新たな手間をかけることなく純粋に販路を拡大できるためです。成功分野を持つためにも、さまざまなモールに出店し、現在の分野を育てましょう。

儲かる特徴③:無料サービスを上手く使っている

仕入れサイトやネットショップ開設サービスには、無料のものも少なくありません。利益が安定しないうちから有料のものだけを使っていると、多くの経費がかかるため資金繰りが厳しくなります。以下に紹介するサイトは無料であるうえ、有用性も高いためオススメです。

仕入れサイトであれば、業界最大手の「NETSEA(ネッシー)」への登録はネットショップを運営するうえで必須と言っても過言ではありません。ジャンルを問わずさまざまな商品を仕入れられるうえ、一切の費用なしで開業前から使えます。無料会員登録すれば、商品の仕入れ価格が見られます。

ネットショップ開設サイトなら、KDDIが運営している「ワウマ」は穴場と呼べる存在です。同様のサイトと比べてライバルの店舗数が少ないため、ショップを成長させれば高いシェアが見込めます。中国市場への進出が0円から行えるほか、入会金や決済導入費も0円です。楽天に比べて知名度は少ないものの、決済手数料込みの「コミコミ出店プラン」など、さまざまなプランやキャンペーンを打ち出しています。

BASE(ベイス)(ベイス)」は自社のショッピングサイトを無料で開業できるサービスです。HTMLの知識が不要で独自ドメインも取れるので、ネットショップを自社サイトで始めたい人や作り込んだネットショップを気軽に開業したい人に向いています。

儲かる特徴④:売上の中でも利益を重視している

売上を伸ばすのは重要ですが、そこから利益を生み出すのはさらに重要です。売上だけを重視していても、支出が多ければ純利益にはつながりません。

まず注意したいのが広告費です。広告を出せば売上は伸びますが、その分広告費の負担も大きくなります。利益を回収するためには、売上に合った適正な広告費に抑えることが重要です。ほどほどにきちんと広告を出していれば、売上自体は高くなくても着実に利益を得られます。

また、在庫は帳簿上では資産として計上されます。つまり黒字に分類されるのですが、実際は現金がないため資金ショートを起こしかねません。このような在庫のかさ増しは、特に大企業では粉飾決算の1つとして問題視されています。ネットショップでも、在庫管理は特に注意すべき考え方の1つです。売上を仕入れによって在庫に変えるだけではなく、必要分は現金として手元に残しておきましょう。

ネットショップで商品を売るために

以前は、高価な車や大きな家具などはネットショップの販売には向いていないと考えられていました。しかし、ネットオークションでもそうした商品が手に入る現代では、ネットショップでもほとんどすべてのカテゴリの商品を取り扱えるようになりました。

昔から米や水、本などは売れやすいとされ、ネットショップでも同様に市場を拡大しています。しかし、すべての商品がネットショップに向いているとは限りません。

需要が低かったり、需要が高くてもネットショップでは利益を出しづらかったりして、ネットショップでの販売に向いていない商品があります。たとえば、スーパーやコンビニなどですぐ購入できる、単価の低い日用品などです。では、ネットショップで売れる商品や売り方とはどのようなものなのでしょうか。

トレンドを見極め、客を誘導する

需要が高くて売れやすい商品を仕入れれば、ネットショップでの確実な購入につながります。売れる商品は時期によって異なるため、常にアンテナを張ってトレンドを把握しておきましょう。

しかし、売れるとわかる商品にはライバルも多いので、品薄で仕入れしづらくなったり価格競争が起こって利益が出づらくなったりするケースも考えられます。トレンド商品だけではなく、他の商品も併せて買ってもらうための工夫が必要です。

ネットショップに並べるべき商品は、集客商品と本命商品の2つに大別できます。集客商品は注目度は高いが利益率が低い商品、本命商品はその逆で利益率は高いが注目度が低い商品です。

集客商品で客を呼び込んだうえで本命商品も購入させられるノウハウが身につけば、高く安定した利益につながります。両方を取り揃えたうえで、「すぐに併せて買いたい」と心理的に誘導させる力です。的確な施策が打ち出せるオーナーがいるネットショップは大きく成長していきます。

安さの理由を明確にする

出どころや、理由が不明であるにも関わらず値段だけが安い商品には、多くの人が不安を覚えます。そのため、安さを売りにするのであれば、その理由を明確にしなければなりません。

安ければ注目度こそ高まりますが、安心感がなければ購入にはつながらないでしょう。顔の見えないネットショップでは、実店舗以上に安心感や信頼性が求められます。

高くても理由があれば売れる

逆に言えば、商品価格が高いものでも相応の理由があれば、安心感や信頼性、そして付加価値の根拠となります。付加価値があれば、値段が高い商品でも購入する人は少なくありません。

通販番組は、その代表例です。メーカーや生産方法など、商品の背景がストーリー仕立てで細かく魅力的に紹介されています。

ストーリー性を用いた商品販売は、わかりやすく付加価値の理由を説明できるため効果的です。ネットショップでも、同様の方法を取り入れて売れ行きを伸ばしている店舗があります。

売るタイミングを把握して準備時期も逆算

商品の特徴、そして売りやすいタイミングはそれぞれ異なります。たとえば、クリスマスケーキはクリスマス限定の商品であるため、それ以外の時期は流通していません。以下の画像は、グーグルトレンドでクリスマスケーキと入力してキーワード検索したものです。

9~10月頃には検索され始め、12月中旬頃にピークを迎えています。つまり、検索され始める9~10月頃には、もうすでに商品をネットショップで紹介しておかなければなりません。

8月下旬から仕込んでおけばアクセスしてもらいやすいネットショップ作りが余裕を持って行えるため、着手はさらに早いほうが良いでしょう。売るタイミングをまず把握し、商品の案内や商品ページの作り込み時期などを逆算して計画的に準備するのがシェアを伸ばす第一歩です。

売れる価格帯や購入者心理を把握する

売れる価格帯はジャンルによってさまざまです。綿密にリサーチし、相場を押さえておきましょう。

また、「松竹梅」のようにランク付けされたセット商品では、意外と中間の「竹」が好まれます。高級で値段も高い「松」やシンプルながらも安い「梅」ではなく、中間のグレードの「竹」で価格面でも品質面でも無難に安心感を得たいという心理が働くためです。このような場合は、メインとなる一番売りたいセット商品をあえて「竹」に持ってくる方法がオススメです。

まとめ

EC(electronic commerce・電子商取引)とはネットショップをはじめとする、ネット上で展開する小売ビジネスです。ネット分野が発達する現代では、EC業界自体が後退する気配なく上り調子となっています。月商100万~1,000万として話題になるネット販売はもちろん、1つのサイトやサービスで何億~何百億と収益を上げているビジネスも少なくありません。

ネット通販の仕組みは、巨大なネットショップであっても「ネットショップを立ち上げて商品を公開し、注文が入れば届ける」につきます。通販の仕組みだけでなく、運営のほとんども基本は単純で、プログラミングなどの知識がなくてもすぐに始められます。ネットショップの開業を通してサービスを構築する側に回るなど、EC業界の別分野に移行する人も少なくありません。

このように、ネットショプは成長産業であるEC業界の入門としての側面も持っています。EC業界を学ぶ意味合いでも、まずは気軽に参入してみると良いでしょう。