農家がネット販売で成功!直接販売の始め方とメリット、事例は?

農家がネット販売で成功するという事例が増えています。農協に卸すという従来の販売方法だけでなく、ネットで自ら営業し、新たな稼ぎを生み出すというやり方です。ネット販売にはさまざまなメリットがあります。

しかし「ネットで販売する」といっても、何から手をつけたら良いのかわからないという人もいるはずです。また簡単に始められる反面、どのように集客し、いかにして競争に勝つかというのも大事なポイントです。そこで今回は、ネットを使った直接販売のメリットを解説するとともに、その始め方や方法を詳しく説明します。

目次

農家がネット通販を始めるべき理由と6つのサービスを解説!

いま、農家がネットを使って野菜や果物を直接販売するという手法が注目を集めています。「インターネットを使ってモノを売る」と聞くと、難しそうなイメージをもつ農家の方もいます。その一方で、ネット販売を始めて徐々に利益を上げているという農家さんもいます。

農家の皆さんにネット販売がオススメなのは、ちょっとの工夫で利益を上げることができるからです。しかも年々サービスが改善されて、簡単に参入できるようになってきています。

もちろん、やるべきことも多く、競争もあります。しかしそうした面を差し引いても、ネット販売には魅力があります。詳しく説明していきましょう。

農家のネット通販、どんなメリットが?

農家のネット販売には様々なメリットがあります。まずは利益の拡大です。ネット直販は、卸売業者など「中間業者」を経ることなく、直接お客様に販売するという仕組みです。

「中間マージン」が削減できるため、その分だけ利益が増えるというメリットがあります。お客様からしても「より安く買える」という恩恵を受けることになります。

また「消費者とのコミュニケーションが生まれる」ということもメリットです。直接のやりとりが発生するため、「おいしかった」「また買います」との声があれば農家のモチベーション向上につながるはずです。「いかにして農産物に付加価値をつけてブランド化していくか」といった、商品開発のヒントがもらえることもあるでしょう。

さらには、従来であれば廃棄されていたものが有効活用できるという点もあります。一般的に農作物には「農産物規格」が定められています。

大きさやかたち、色などに問題がある野菜類は「規格外野菜」と呼ばれます。たとえ美味しく食べられるものでも、市場に流通させることができないのです。

ネット販売なら「規格外野菜」として販売することが可能です。このように、農家のネット販売には様々なメリットが存在しています。

スマホだけで物が買える!スマホだけで物が売れる!

誰もがインターネットを使う時代になりました。PCだけでなくモバイルの普及も進んでいます。20代や30代に限定すれば、実に90%以上がスマートフォンを所有するという普及状況です。

参考:総務省|平成30年版 情報通信白書|インターネット利用の広がり

こうした中、「ネットでモノを買う」ということだけでなく「ネットでモノを売る」ということについてもスマートフォン対応が急速に進んでいます。ネットで販売するというと、パソコンを使った難しい作業に追われるイメージをもつ人もいます。しかし現代ではスマホ片手に、簡単にネット販売ができてしまうのです。

簡単に始められます。ぜひ農家の皆さんも、気軽にネット販売にチャレンジしてみてはどうでしょうか。

農家のネット販売で活用すべき、おすすめのサービス6選!

ネット販売を始めるとして、どんなサービスを活用すればよいのでしょうか。まずは概略をおさえておきましょう。

ここでは「フリマアプリ」「ECサイト構築サービス」「オンラインマルシェ」の3つのジャンルに分けて、合計6つのサービスを紹介します。

  • 「フリマアプリ」(メルカリ、ラクマ)
  • 「ECサイト構築サービス」(STORES.jp、BASE)
  • 「オンラインマルシェ」(食べチョク、ポケットマルシェ)

まず紹介するのは「フリマアプリ」です。

(1)フリマアプリ①メルカリ

2,216万人ものユーザー数を抱える日本最大のフリマアプリです。個人と個人の間で物の売買を行うことができるスマートフォンアプリで、いわばオンライン版の「フリーマーケット」サービスです。販売代金の10%が手数料になりますが、ユーザーの数が他を圧倒しています。

売り手からすれば、

  • ユーザー数が多いため、早く売れやすい
  • トラブル対応に運営側が介入してくれる
  • 配送料金が安くなる(メルカリ便)

といったメリットがありますが、

  • 競争相手も多い
  • 販売手数料が10%も取られる
  • 売上を現金で引き出す際、出金手数料がかかる
  • ユーザーからの「値下げ交渉」が多い

といったデメリットもあります。

参考:メルカリ

参考:利用ガイド

(2)フリマアプリ②ラクマ

ショッピングモール「楽天市場」で有名な楽天が運営するフリマアプリです。ユーザー数は1,115万人で、フリマアプリ業界では第二位となっています。手数料は、販売価格の6.0%+税となっており、コストの安さが特徴です

売り手からすれば、

  • 販売手数料が6.0%+税なので、メルカリよりも安い
  • 売上を現金で引き出す際、楽天銀行なら1万円以上の場合は振込手数料が無料に
  • 「ラクマパック」を使うと「匿名配送」が可能になる

といったメリットがありますが、

  • メルカリに比べるとユーザーが少ない分、売れるまでに時間がかかる

といったデメリットもあります。

参考:ラクマ

参考:利用ガイド

続いて紹介するのは「ECサイト構築サービス」です。

(3)ECサイト構築サービス①STORES.jp

使いやすさが評判の「ECサイト構築サービス」で、初期費用も月額費用も無料という「フリープラン」がウリです。すでに70万以上もの店舗が利用をしています。使いやすさが良いだけでなく、デザインのカスタマイズが豊富にできることでも知られています。

売り手からすれば、

  • とても簡単にネットショップが開設でき、操作もわかりやすい
  • オシャレなこだわりのショップがつくれる
  • 決済システムが豊富にある
  • 商品の保管や発送を代行してくれる「倉庫サービス」がある

といったメリットがありますが、

  • フリープランの場合は決済手数料が5%と高い(月に20万円超の売上が見込めるなら月2980円(税込)+3.6%のスタンダードプランが得)

といったデメリットもあります。

参考:STORES.jp

(4)ECサイト構築サービス②:BASE

初心者でも簡単にネットショップがつくれるというのがBASEです。190万店舗以上が利用していて、「わずか30秒でつくれる」と話題のサービスです。「STORES」と同じく「ネットショップ構築サービス」に分類されます。初期費用と月額費用が無料というのも同じです。

売り手からすれば、

  • 登録作業もデザイン整備も、操作が簡単
  • 「販売機能」だけでなく、SEOやブログ、映像ライブ配信などの「集客機能」も充実している
  • クーポン券を発行したり、セールを実施したりといった機能もある
  • 配送日設定や送料設定、年齢制限、外貨対応などの細かいルールも対応できる

といったメリットがありますが、

  • デザインマーケット機能など、一部で有料の機能もある

といったデメリットもあります。

参考:BASE

最後に紹介するのは「オンラインマルシェ」サービスです。

(5)オンラインマルシェ①食べチョク

個人や飲食店が、農家のこだわり農作物をオンラインで直接買えるようにしたサービスです。元々は「オーガニック農作物」に特化していましたが、その後、肉や魚、お酒なども取り扱うようになりました。現在登録している生産者の数は7500ヶ所以上になっていて、野菜だけで月に700万円を超える売上を出す農家もあります。

売り手からすれば、

・登録費用・月額費用は無料(売上発生時に8~18%の手数料を払う)
・こだわりを伝えるページが簡単に作れる
・顧客からの感想に返信してコミュニケーションを取るのが簡単
・ブログで農作業の様子などを伝えることもできる
・同社や独自に開催している「マルシェ」イベントに出品できる
・顧客とのクレーム対応や返金保証などに事務局が関わってもらえる
・最短で、登録の翌日には出品が可能になっている
・飲食店にも販売できる

といったメリットがありますが、

・手数料が8~18%と非常に高い

といったデメリットもあります。

参考:食べチョク

参考:利用ガイド

(6)オンラインマルシェ②ポケットマルシェ

「生産者に直接販売という手段を提供したい」としてスタートしたサービスで、食べチョクと同様に「農業プラットフォーム」の一つです。全国の農家や漁師から直接オンラインで購入ができます。農家や漁師の登録者の数は、6700名を超えています。

販売品目は野菜だけで全体の6割を占め、顧客の80%近くが女性です。活発なコミュニティで知られており、顧客の40%以上が生産者にメッセージを送っていると言われています。

売り手からすれば、

・登録費用・月額費用は無料(売上発生時に20%の手数料を払う)
・出品、注文管理、入金確認、問合せ対応といった一連の作業がスマホで完結できる
・注文が来ると、運送会社ドライバーが「配送伝票」を持参するので「宛先印字」などの手間が省ける
・請求書を発行しなくても問題ない

といったメリットがありますが、

・手数料が20%と非常に高い

といったデメリットもあります。

参考:ポケットマルシェ

参考:利用ガイド

6つのサービスの大枠を比較してみよう

ここまで「フリマアプリ」「ECサイト構築サービス」「オンラインマルシェ」という3つのサービスについて、それぞれ2つずつ、合計6種類のサービスを解説しました。

ここで、それぞれについてのサービス比較表を紹介します。

「フリマアプリ」であるメルカリとラクマの比較表がこちらです。データは2023年5月25日時点となっています。

「ECサイト構築サービス」であるSTORES.jpとBASEの比較表がこちらです。データは2023年5月25日時点となっています。

「オンラインマルシェ」である食べチョクとポケットマルシェの比較表がこちらです。データは2023年5月25日時点となっています。

あくまでも大枠での比較表となるため、それぞれのサービス紹介ページに行って、じっくりと吟味することをオススメします。

農産物販売で販路拡大できるおすすめのネットショップは下記の記事で詳しく解説されています。あわせてご確認ください。

参考:農産物販売で販路拡大できる「ネットショップ」おすすめ3選|のうぎょうとぼく

ネットオークションも利用してみよう!

ここまで「フリマアプリ」「ECサイト構築サービス」「オンラインマルシェ」という3つのサービスを紹介しましたが、ネット販売には他にも手段があります。その一つが「ネットオークション」です。

例えば、Yahoo!JAPANが運営する「ヤフオク!」やDeNAが運営する「モバオク」といったサービスがあります。しっかりしたガイドがあり、初心者でも簡単に使うことができます。実際に売ってみることで、「ネットで売るとは、こういうことなのか!」ということが実感でつかめるはずです。

オークション活用で、ネット販売の方法やコツが見えてくる!

ネットオークションの利用がオススメなのは、ネット販売の方法が覚えやすいからです。ネットオークションであれば、運営会社が集客をしてくれます。そのため、集客にお金をかけたり知恵を絞ったりする必要はありません。

商品に魅力があり、適切な文章と適切な写真があれば、自然とオークションの買付希望が入ります。落札されて受注したら、受注の連絡が来ます。値段や送料を確認し、お客様とのやり取りを進めます。商品の発送をし、入金の確認を終えます。

こうした一連の流れは、ネット通販でも同じことです。ネット通販の「練習」にもなります。また経験を重ねていくうちに、どんな文章ならウケが良くなるか、どんな写真なら多くの反応を集めるかといったことも見えてきます。その経験が、後にネット販売を本格化させる時に活きてくるのです。

野菜販売の実際の例をフリマアプリ「メルカリ」で見てみよう!

先ほどネットで野菜を売る方法として、日本最大のフリマアプリ「メルカリ」を紹介しました。実際に「メルカリ」を通じて、どのように野菜が販売されているのでしょうか。

「野菜」で検索してみると、たけのこ、きゅうり、ルッコラ、わらびなど、多種多様な野菜が出てきました。

実際にどんな人たちが販売しているのかをNHKが調査をしています。 実態を調べてみると、ネット販売を利用しているのは個人農家だけではありません

農業初心者でもメルカリで野菜が売れる!

脱サラで農家になったばかりの人の事例です。芽キャベツを生産しながら知人のツテで販路を開拓してきましたが、販路拡大のために「メルカリ」を活用することにしました。

自分の顔を見せながら、無農薬で栽培するこだわりや、おいしく食べられる料理方法などを解説していきました。従来の販売方法とは違い、お客様との直接の接点がもてるからこその方法です。喜びのメールが来ると本当に嬉しくなるといいます。

またもう一つの事例は24歳の漁師の事例です。副業で家庭菜園を始めたものの、食べきれない程に収穫できる野菜の量に困っていました。農業初心者であることを説明しながら、メルカリで販売すると、またたく間に売れ始めました。

メルカリで売る経験は、本格的なネット通販でも活きてくる!

こうした「ネットで売れた!」という経験は、本当に大切なものです。この感覚こそが、ネット販売を本格化させていく上で活きてくるからです。

どう表現すれば売れるのか、どんな写真を出せばウケるのか、値段設定はどうすべきか、どんなコミュニケーションがリピートにつながるかといったことが見えてきます。だからこそ、気軽なところから「まずはネットで売ってみる」という経験が大切です。

生産者から直接購入できることの喜び

NHKの調べでは、彼らのメルカリ商品を購入した側のお客様も「直接、生産者から買えた」ということに喜びを見出していることがわかりました。なかなか地元で手に入らない野菜が販売されていたり、生産者から調理方法のアドバイスをもらえたり、なかなか貴重な経験を味わったといいます。

「開封済みの食品が届く」といった嫌な経験にも遭遇しつつ、それでもメルカリでの購入をやめずにいます。それは素晴らしい生産者との出会いもあるからです。素晴らしい生産者だとわかれば、次からもリピートで購入をしたいと語っています。

ショッピングモールに出店することのデメリットとは?

「ネット通販を始める」というと「ショッピングモールに出店する」というイメージをもつ人もいるでしょう。楽天市場やAmazon、ヤフーショッピングが有名です。

しかし、モールに出店してネット販売を進めるというやり方はオススメしません。なぜかと言えば、意外な盲点があるからです。

価格競争に打ち勝つには、さらなる資金が必要なことも

まず、同業他社が多いという点です。ショッピングモールには、すでに多数の会社が出店をしています。そうした環境の中で、商品を見つけ出してもらうというのは至難の業です。相応の魅力がなければ、なかなか売れません。

それは何を意味するかというと、価格競争に陥りかねないということです。目立つために値段を下げるという店が現れるからです。また、ネット上で広告宣伝を出さなければいけなくなるかもしれません。

金銭負担が大きい、顧客名簿が持ち出せない等の問題も

さらには、モールへの出店コストは意外と大きいです。例えば「楽天市場」に出店しようと思った時、以下のような料金がかかります。

・初期登録費用:60,000円
・月額出店費用:19,500円〜100,000円
・システム利用料:月間売上高の2.0〜7.0%
・その他オプションサービスあり

また、楽天市場で購入すると「楽天ポイント」が付与される仕組みになっていますが、これも出店者の負担になります。かなりの金額になることがわかるはずです。

参考:出店プランと費用|楽天市場

さらには、多くのモールに共通したことですが、モールを経由して獲得した顧客のリストが持ち出せないという点もあります。メールアドレスが暗号化して見えないようになっており、例えば楽天市場の顧客とは楽天市場でしかやりとりができないという事情があります。

せっかく獲得した顧客リストが、必ずしも満足に使えないというのはデメリットの一つと言えます。

「ECサイト構築サービス」で自分のネットショップを立ち上げよう!

「ECサイト構築サービス」を使ってショップを立ち上げるケースを考えてみましょう。先ほど、STORES.jpとBASEを紹介しましたが、これを使うと簡単にネットショップを立ち上げることができます

ショッピングモールとは異なり「集客」は自らの努力でやる必要があります。しかしECサイトに必要な機能が充実しているため「自分のオンラインショップを立ち上げる」という意味では、とても低コストで立ち上げることが可能なやり方です。

ここではBASEを事例に紹介します。

ECサイト構築サービス、操作はとても簡単で便利!

BASEに初めて触れた人の多くは「とても簡単でびっくり!」という印象をもちます。オンラインショップの運営に詳しくない人や、そもそもインターネットに詳しくないという人でも、予想以上の使いやすさに驚くケースが多いと言われています。

すでに紹介した通り「わずか30秒でつくれる」と話題のサービスで、初心者でも安心です。初期費用と月額費用が無料なので、もし慣れるのに時間がかかったとしても、無駄な出費が発生する心配をせずに習熟できます。

ショップの操作性の良さは、お客様からの好評価にも

またBASEはオンラインショップに必要な機能が豊富に用意されています。

配送地域ごとに送料が設定できたり、決済手段も様々な方法から選択できます。野菜販売であれば「冷温」と「常温」で配送方法を選べるようにもしたいですよね。

その他にも、配送日設定や送料設定、年齢制限、外貨対応、クーポン券の発行や特別セールの実施など、非常に細やかな設定と運営が可能です。

こうした細かい設定ができるため、お客様からも「お店のウェブが使いやすい」「商品説明や送料の取り扱いがわかりやすい」など、好評なケースが多いです。

ゼロから自分でネットショップを立ち上げるという方法も

オンラインショップを立ち上げるにあたり、いくつかの方法を紹介しました。最後に紹介するのは、すべてゼロから自前でウェブサイトを立ち上げるという方法です。

今まで紹介してきたサービスを活用すると、それなりのコストがかかります。しかし自前で作成してしまえば、それらのサービス代金のコストはかかりません。「決められた選択肢の中から、自分の好みのものを選んで作り上げていく」というものとは異なり、ウェブサイトを作る上での自由度も高いです。

ゼロからの立ち上げは昔より簡単、しかしハードルは高い

ただし自分でゼロから立ち上げるとなると、知識やノウハウが必要です。また時間もかかります。

農作物の生産に一生懸命になっている農家の皆様にとって、「農産物の生産に時間をかける」のが良いのか、「ゼロからECサイトの知識やノウハウを学ぶことに時間をかける」のが良いのかは、選択が分かれるところです。

「ECパッケージ」と呼ばれるサイト立ち上げ方法もあり、昔よりは簡単になってきたことは事実です。しかし費用も手間もかかることから、初心者向けとは言えません。

農家の皆様が少しずつネット販売にチャレンジしていきたいと考えるのであれば、今まで紹介したような低コストで簡単な方法からスタートすることをオススメします。

ネット通販の成功のポイントは「集客」!

最後にネット通販で成功するための大事なポイントを紹介します。それはズバリ「集客」です。いかにしてお客様をつかまえてくるかということです。

どんなに魅力的な商品であっても、それをきちんと知らせることができなければ注文には結びつきません。素晴らしい商品であればこそ、その魅力をきちんと多くの人に伝える必要があります。そこで、ネット通販の集客を成功させるためのコツを紹介しましょう。

商品の魅力が伝わる写真を用意しよう!

まずは写真です。おいしい農産物を売りたいなら、おいしさが伝わってくるような写真を用意すべきです。

ネット通販はリアルな店舗と違い、実物を目の前で確認することができません。どうしたら、よりおいしそうに見えるのか、どうしたらより魅力的に伝えられるのかということを研究する必要があります。

影ができないように光を当てるとか、明るい時間帯に太陽光を利用して撮影するとか、いろいろな工夫ポイントがあります。少しずつ練習して腕を磨いていきましょう。

注目されるような商品パッケージをつくってみよう!

注目されるようなパック商品をつくるというのも一つの方法です。冬であれば「鍋物セット」を用意したり、夏であれば「冷やし中華の具材セット」を用意したりという具合です。

また、毎月1回おすすめの野菜セットが届くというような定期購入形式の「毎月定期便」というキャンペーンも良いでしょう。とにかく「注目されるような商品」づくりを心がけてみて下さい。

ソーシャルメディア投稿を続けることで、多くの人を惹きつけよう!

ソーシャルメディアの活用も大切です。野菜の魅力を伝えたいのであれば、例えば生育状況を逐次ネットに公開することです。懇切丁寧に育てていることが伝われば、「この農家から買いたい!」と思ってもらえることもあるはずです。

また、お客様から喜びの声がもらえたら、しっかりとソーシャルメディアで報告するのも一つの方法です。「お客様のことをしっかり気遣っている農家」という印象付けができるかもしれません。

もう古い?ネット通販の勝ち組は今もメルマガを活用している!

ソーシャルメディアとあわせて、メールマガジンを活用するのもオススメです。ソーシャルメディアが全盛なので「メルマガなんて、もう古いよ」という声もあります。

しかしネット通販で成功している業者に聞くと「メルマガは、まだまだ効果がありますよ!」という声を耳にします。ソーシャルメディアでの発信も大事ですが、メルマガも同時並行で運営すると良いでしょう。

年間の季節変動を見ながら中長期の販売戦略を生み出そう!

野菜や果物を取り扱う場合、季節による売上の変動が起きます。収穫期は忙しくなるので、顧客対応に時間を割くことができなくなる事態も起きるでしょう。

そのため年間スケジュールを洗い出し、事前に作戦を立てておくと良いでしょう。たとえば繁忙期が想定できるなら、繁忙期に突入する前に「予約受付中!」というキャンペーンを実施するのも良いでしょう。

ネット通販の可能性は無限大!収益エンジンを育てよう!

ネット通販を成功させるポイントは、いかに集客を頑張れるかという点です。いかにして売るかという点は、どのビジネスでも共通する重要課題です。

特に農家は、現場の日常が忙しいものです。「生産」だけで手一杯で、「販売」まで手が回らないという人も多いでしょう。農協のような卸業者があれば、生産だけに注力できます。

しかしネット通販を活用すれば、利益をさらに押し上げる可能性を持っています。直販も利用することで、収入源を多角化していくチャンスがあります。

ネット通販には大変なところもあります。しかしいったんネットショップを開設し、ルーチンができさえすれば、勝手に注文が入ってくるという成長エンジンにすることも夢ではありません。ぜひネット販売にチャレンジしてみて下さい。

新たな販路をつくり、より多くのお客様を喜ばせよう!

農家がネット販売で成功するにはどうしたら良いか、そのメリットや方法について解説してきました。

「ネットで野菜なんか売れるの?」という農家さんも多いですが、ネット通販には可能性があふれていることをご理解いただけたのではないでしょうか。

ネット通販は難しいことではありません。きちんと仕組みを理解し、やるべきことに取り組みさえすれば、次第に数字は上がってくるものです。そのために理解しておくべき基礎的なことは、今回の記事でまとめた通りです。

農家がネット販売で成功する事例が増えています。今度はあなたの番です。農協に卸すという販売方法だけでなく、ぜひ新たな販路を生み出していきましょう。

新鮮な野菜をネットで売るということは、利益を拡大するだけでなく、より多くのお客様を喜ばせることにもつながっていくはずです。

ところで、ビジネスで成功するためには独学よりも体系化された教材やサービスを活用して学ぶ方が結果が早く出ます。

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この記事を監修した人

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