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ネットショッピングのメリットと課題!デメリットや将来像まで解説!

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ネットショッピングの市場規模はどんどん大きくなっています。2018年の日本のBtoCのEC市場は18兆円近くにまで成長しました。物販EC市場の4割はスマホ経由となっており、ネットショッピングはネット初心者にまで浸透しています。

そこで改めて、メリットやデメリット、現状の課題などを整理してみました。時代によって購買行動は変化します。これからのネットショッピングがどう変化していくかという視点もあわせて解説します。

Contents

ネットショッピングとは?日本の市場規模はどれくらい?

ますます普及するネットショッピングですが、実際にどれくらいの市場規模になっているかご存知でしょうか? また「ネットショップ」「オンラインショップ」「ECサイト」など、似た言葉も多く見かけます。まずはこのあたりについて整理していくことにしましょう。

成長の止まらない日本のネットショッピング市場

日本のEC市場は年々大きくなっています。経済産業省によれば、2018年における日本のEC市場規模は、BtoC(店舗と個人客の取引)に限定した場合、17兆9,845億円になっています。前年の2017年は16兆5,054億円だったので、8.96%増と非常に高い成長ぶりを示しています。

また「EC化率」という指標があります。これは「全ての物販取引の中でECが占める割合」を意味しますが、2018年は2017年に比べて0.43%増の6.22%となりました。2015年は4.75%で、市場規模も13兆7,746億円でした。右肩上がりで上昇していることがわかります。

この成長には、スマホの普及も大きく影響しています。2018年の場合、スマホ経由の物販の市場規模は3兆6,552億円となりました。物販EC市場が9兆2,922億円だったので、実に4割近くをスマホ経由が占めるようになっています。前年に比べて21.5%(6,462億円)もの増加ぶりです。

参考:平成30年度 我が国におけるデータ駆動型社会に係る基盤整備(電子商取引に関する市場調査):経済産業省

ネットショッピングの類語を整理してみよう

「ネットショッピング」という言葉には、他にも似た用語がいくつかあります。よく使われるワードを例にあげると、「ネットショップ」「オンラインショップ」「ECサイト」などがあります。それぞれの違いが気になるところですが、基本的には同じです。

ネットショッピングはネット上で買い物をすること。オンラインショップやネットショップ、ECサイトは、オンラインでモノが販売されている場所(お店)を指し示すと考えれば良いでしょう。

Googleの検索結果の数と内容を見てみると、次のような傾向があります。

・ネットショッピング(約 289,000,000件)
・ネットショップ(約 373,000,000件)
・オンラインショップ(約 321,000,000件)
・ECサイト(約 104,000,000件)

ネットショッピングは、ショッピングモール各社や用語の説明などが多く出てきます。ネットショップは開業希望者向けの内容が多く、開業方法やツールの解説、集客のヒントなどが中心です。オンラインショップは、携帯各社のオンラインショップをはじめ、その他さまざまなショップ系サイトがメインです。最後のECサイトは、ネットショッピングの仕組みや内容を解説するものが並びます。

こうした違いはありますが、大枠としてはほぼ同じような意味だと考えて良いでしょう。

ネットショッピングの5つのメリット

ネットショッピングとは何か、そして日本のネットショッピングの市場規模について解説しました。すでに多くの人が使うようになったわけですが、そもそもネットショッピングにはどのようなメリットがあるのでしょうか。5つのポイントから整理してみます。

お店で取り扱われている商品が非常に多い!

ネットショッピングを使うメリットの1つ目は、「お店で取り扱われている商品が非常に多い」ということです。リアルの店舗なら、取り扱い点数に限度があります。売れ筋を中心に並べたいということと、お店の面積が限られているためです。売れやすい商品を並べた方が、売れにくい商品を並べるよりも儲かります。

しかし、誰もが「売れやすい商品」を求めているわけではありません。ネットショッピングなら「売れにくい商品でも、店頭ではなく倉庫に置いておけば良い」ため、販売商品として取り扱われている場合があります。そのため品揃えが非常に多くなるわけです。

時間を気にせず、いつでも注文できる!

ネットショッピングを使うメリットの2つ目は、「時間を気にせず、いつでも注文できる」ということです。オンラインなので、24時間いつでも注文をすることができます。「この時間は、まだお店はやっているかな?」などと心配をする必要がありません。

もちろん、「問い合わせをして、回答をもらう」といった人手のかかる作業であれば、営業時間内での対応になります。しかし小さなオンラインショップなら、営業時間外でも対応をしてくれる熱心な店長さんが意外といるものです。

24時間いつでも注文できるのは、ネットショッピングの大きなメリットと言えるでしょう。

いちいち店に行かなくても良い!

ネットショッピングを使うメリットの3つ目は「いちいち店に行かなくても良い」ということです。注文をすれば、あとは配達されてくるのを待つだけです。大きな荷物や重たい商品でも安心です。

中には、期間限定で送料無料のキャンペーンをやっている店や、一定金額のまとめ買いで送料を無料にしてくれる店もあります。特に高齢者なら、わざわざ店に行かなくても良いというのは、大きなメリットです。

リアルショップより安く手に入る場合も!

ネットショッピングを使うメリットの4つ目は、「リアルショップより安く手に入る場合がある」ということです。

リアルの店舗には相応の運営コストがかかります。スタッフを雇い、ショップの賃貸契約をする必要もあります。しかしオンライン店舗なら「場所」をかかえる必要がありません。低コストで運営できるため、商品価格も安くすることが容易になります。

また検索機能を使って価格比較をすれば、安い商品を探すのも簡単です。リアルショップなら多くの店を訪問して回らなくてはいけませんが、オンラインなら一発検索です。ネットショッピングなら、リアル店よりも簡単に安く手に入れることができるわけです。

スタッフと面倒なやりとりをせずに済む!

ネットショッピングを使うメリットの5つ目は、「スタッフと面倒なやりとりをせずに済む」ということです。リアルで顔を合わせる必要がないため、挨拶をかわしたり、「何をお探しですか?」といった質問をされる心配もありません。

「お店で声をかけられるのが煩わしい」と感じる人は意外と多いものです。ネットショッピングなら、スタッフとの面倒なやりとりをする必要がありません。そのため、店頭なら購入するのが恥ずかしくなるような商品も、オンラインなら簡単です。

スタッフと面倒なやりとりをせずに済むという点は、ネットショッピングのメリットとして意外と大きなポイントではないでしょうか。

ネットショッピングの4つのデメリット

今後は逆にデメリットに注目してみましょう。どんなことにもメリットがあればデメリットもあるものです。ここではネットショッピングの4つのデメリットを紹介します。

期待通りの商品が到着するかがわからない

ネットショッピングで注意すべきデメリットの1つ目は、「期待通りの商品が到着するかがわからない」ということです。

ECサイトでは、商品の説明や写真、ときには動画も添えて詳しく説明されているものです。しかしオンラインでは、目の前で手にとって確かめることができないため、予想していたものと違った商品が来てしまうというリスクがあります。

アパレル商品や革製品など、材質が期待と異なっていたり、サイズが合わなかったりというケースもありえます。期待通りの商品が到着するかがわからないという点は、ネットショッピングのデメリットの1つと言えるでしょう。

個人情報が漏れてしまうリスクも

ネットショッピングで注意すべきデメリットの2つ目は、「個人情報が漏れてしまうリスクもある」ということです。オンライン上でのやりとりになるため、常に漏洩のリスクがあります。

ネットで買うにはメールアドレスが必要です。クレジットカードで購入するなら、クレジットカード番号も必要になります。こうした情報はセキュリティー技術によって守られていますが、不正な手段によって漏れてしまうケースも実際に発生しています

個人情報が漏れてしまうリスクは、ネットショッピングを利用する上ではきちんと警戒しておくべき点です。

送料コストが意外と大きくなることも

ネットショッピングで注意すべきデメリットの3つ目は、「送料コストが意外と大きくなることもある」ということです。

先ほども説明したとおり、期間限定で送料無料になることもあれば、一定金額のまとめ買いによって送料が割り引かれることもあります。しかし少額でのちょっとした買い物の場合、送料を負担しなければいけないケースがほとんどです。

ネットショッピングを利用する際は、ぜひこの点に注意しておきましょう。

スタッフが目の前にいないので気軽に質問できない

ネットショッピングで注意すべきデメリットの4つ目は、「スタッフが目の前にいないので気軽に質問できない」ということです。

リアルのお店なら、スタッフに質問して疑問点を解消することができます。どれを買ったら良いのか悩みがあれば、店員に相談してみることもできるでしょう。

ネットショッピングでも、最近ではチャットによる相談窓口を設けているところもあります。しかしオンライン経由でおしゃべりするのと、直接面と向かっておしゃべりするのとでは違いを感じる点もあるでしょう。

スタッフが目の前にいないので気軽に質問できないという点は、リアルな買い物とは異なるデメリットと言えます。

ネットショッピングは人を幸せにしてくれる?課題は?

ネットショッピングのメリットとデメリットを見てきました。どんなことにもメリットやデメリットがあります。賢い消費者になるには、メリットを得ながらデメリットをつぶしていくことが大切です。

ネットショッピングがもたらすことは、メリットやデメリットとして明確に区分けできることばかりではありません。ここではネットショッピングから生まれているいくつかの課題を紹介しましょう。

ネット上に情報があふれているため、欲しい商品がどんどん増える!

ネットショッピングが普及するにつれて、魅力的な商品ページも増えています。価格比較をするサイトだけでなく、思わずほしくなるようなオンラインショッピングガイドのウェブサイトも増えています。

こうして情報が増えてくると、消費者からすれば「欲しい商品」がどんどん増えてしまいます。もちろんこれは悪いことではありません。今までなら知らなかったような商品を知ることができれば、毎日の生活に彩りを与えてくれることでしょう。

しかし、欲しい商品がどんどん増えてくると、物欲主義にもつながりかねません。消費を歓喜することには、いい部分と悪い部分があります。これはネットショッピングが社会にもたらす課題とも言えます。

精神的に追い込まれるのが嫌だという人も

ネットショッピングを利用していると、さまざまなショップからキャンペーンのお知らせが届くようになります。期間限定で送料が無料になるお知らせや、特別商品の予約受付の案内、あるいは「今だけ割引!」といったお知らせです。

オンラインのお店で買うのとは異なるような、ネットならではのお得な情報も多いです。しかしこうした情報がたくさん来るようになると、消費者側には、しっかりと情報を選別する工夫も必要になります。お店から急かされているような緊迫感を持つ人もいるのではないでしょうか。

たしかに安く買えるというのはメリットです。しかし「精神的に追い込まれるかの感覚を味わうくらいなら、少しくらい高くてもリアルの店で買う」という人がいることもまた事実です。

レコメンド機能の発達で、思わぬ衝動買いも

ネットショッピング市場は年々拡大し、技術レベルの向上しています。「この商品を買う人は、こんな商品も買っています」という「レコメンド機能」もその一つです。

また、その人の購買傾向から分析し「こんな商品もおすすめですよ」と言われれば、つい買いたくなる人は多いのではないでしょうか。購買履歴にもとづくレコメンドは、その人にあった商品をズバリのタイミングで知らせることができるため、オンラインショップの売上向上につながります。

しかし消費者からすれば、思わぬ衝動買いになってしまうこともあるでしょう。「教えてくれてありがたい」という反面で、「いかに自制するか」という点は、賢い消費者になるための一つの課題だと言えるでしょう。

モール加盟で売上が上がるも、意外な課題が

一方で、オンラインのショッピングモールに加盟して売上を伸ばす企業がある反面、それら企業にも新たな課題が突きつけられています。

消費者のほとんどは「どのショップから買ったか」という認識よりも、「そのモールの店から購入した」と認識しているためです。消費者が商品を探す時、検索をして見つけます。価格で比較することもあるでしょう。その結果として一番条件のいいところから買います。

しかし次にまた商品を買う時、商品者の多くは同じように検索をします。つまり「前の店で買おう」というよりも「また検索して安いところから買おう」となるわけです。店からすれば「リピート顧客がつかみにくい」というデメリットになります。

ネットショッピングには良いところと悪いところがあります。メリットをどう活かし、デメリットをどうつぶしていくかが鍵になってくるわけです。

ネットショッピングの将来は?4つのSという新しい考え方

ここまでネットショッピングのメリットやデメリット、そして社会にもたらす課題について整理してきました。では今後のネットショッピングはどのような方向に進んでいくのでしょうか。

マーケティングリサーチを専門とするカンタール社は「今後のウェブショッピングでは4つのSが重要になる」と発表しています。今度のネットショッピングを見る上でも欠かせない要素です。順番に紹介しましょう。

・Search:検索
・Scroll:スクロール
・Subscribe:メンバーシップ(会員サービス)
・Say:音声

「検索」と「スクロール」に注目しよう!

まずは「Search:検索」「Scroll:スクロール」です。ユーザーが商品を探す時、まずは検索を行います。自社のウェブショップが検索結果の上位に来るようなSEO対策が不可欠になります。

なおユーザーが検索するのはGoogleだけではありません。アマゾンや楽天、ヤフーショッピング等でも検索をします。Google以外のサイトへの目配せも重要です。

また、自社のページが上位に来なくても、商品ごとのページが検索の上位に来れば商品は売れます。そのため、トップページだけでなく、それぞれの商品ページについて、それぞれのキーワードに合わせて上位化する施策が欠かせません

さらには、ユーザーがオンライン上で商品を探す時、ページをスクロールして下へ行きます。この時、スクロールが面倒な設計になっていると、ユーザーは離れて行ってしまいます。

そのため、注目すべき商品は上の方に配置をしたり、あまりスクロールをしなくても希望の商品にたどり着くような設計が必要になってくるでしょう。ユーザーフレンドリーなデザインに努めるということです。

「メンバーシップ」に注目しよう!

続いては「Subscribe:メンバーシップ(会員サービス)」です。「囲い込み戦略」とも呼ばれますが、いかにして自社の会員になってもらうかということです。メルマガの会員や、Lineメッセージの会員になってもらうだけでも、継続的にアプローチをすることが可能になります。

儲かるウェブショップの特徴は、新規顧客の獲得よりも、リピーターの獲得に力を入れていることです。一度買ってくれたお客様は、その店で買うことの心理的ハードルが低くなっています。もし前回の購入の際に満足度が高ければ、なおさら買ってくれやすくなるでしょう。

繰り返し買ってもらうことによって、ショップはどんどん儲かるようになります。忠実なメンバーは、たとえ他に安い店が出たとしても、そう簡単には逃げないものです。お店のファンになってもらうための仕掛けが、「Subscribe:メンバーシップ(会員サービス)」ということの意味です。

「音声」に注目しよう!

最後の4点目は「Say:音声」です。時代とともに、音声入力を使う人が増えています。日本では普及はこれからですが、アメリカでは多くの過程に広がってきています。

Amazonのスマートスピーカー「アレクサ」は、音楽の選択や検索、ニュースの読み上げや買い物操作などが音声で行えるとあって、世界的に話題となっています。GoogleやLINEもまた、同類の製品を出しています。

音声検索は、一度使い始めると便利さがわかると言われています。日本でも次第に普及していく入力形態になるでしょう。その流れにいかに早く応えていくか、これもウェブショップにとっては工夫のしどころだと言えます。

マーケティングの流れは時代とともに変わる

時代によってマーケティングの成功法則は変化します。かつてサミュエル・ローランド・ホールは、消費者の心理プロセスを示すものとして「AIDMAの法則」を提唱しました。

Attention(広告で注意を惹く)
Interest(関心をひきつける)
Desire(欲求につなげる)
Memory(記憶してもらう)
Action(買うという行動をしてもらう)

という順番で、人は商品を購入するという考え方です。しかし2004年になると、電通が「AISAS」というモデルを提唱しています。

Attention(注意を惹く)
Interest(関心をひきつける)
Search(検索してもらう)
Action(購入してもらう)
Share(共有したり、口コミをネットで広げてもらう)

このように、時代に応じて購買の流れは変化します。今回は新しい要素として「4S」を紹介しましたが、今後の変化に対する一つのヒントになるのではないでしょうか。

ウェブショッピングで成功したいなら、日々の業務に努めるだけでなく、少しだけ先の時代を見通すクセをつけてみることをおすすめします。

ネットショッピングというものを広い視野で見つめてみよう!

ネットショッピング全般について解説しました。「ネットショッピングのことは知っているよ」という人も多い中、こうして改めて整理してると、新たな発見もあったのではないでしょうか。

ネットショッピングのメリットやデメリットだけでなく、ネットショッピングがかかえる課題についてもまとめてみました。ネットショッピングの環境は、ここわずか数年でも大きく変わりました。そして変化は今後も続くはずです。

ネットショッピングからメリットを得るには、目の前の変化だけでなく中長期的な変化にも目を向けてみると良いでしょう。そうした視点をもてば、消費者としても店舗運営者としても、有益なヒントが得られるに違いありません。

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