今回の記事では、これからネットショップを立ち上げたいという人に向けて、様々なネットショップ運営サービスをご紹介します。
それぞれのサービスの種類・特長から、機能面・費用面についてのメリット・デメリットまで詳しく解説しますので、ぜひ最後までお読みください。
Contents
ネットショップ運営サービスの種類
国内には大手企業のサイトから個人運営のネットショップまで、およそ270万軒の店舗がネット上に存在するといわれています(2019年5月現在)。
ネットショップを開設・運営するにあたっては既存のサービスを利用するのが一般的ですが、運営サービスはそれこそピンからキリまであり、最初はどれを選んでいいか分かりませんよね。
ネットショップ運営サービスには、大きく分けて以下の3種類があります。
・モール型ネットショップ
・独自導入型ネットショップ
・APS型ネットショップ
それぞれの運営サービスを展開している事業者ごとに、強み・弱み、出店する際のメリット・デメリットがありますので、各タイプごとに説明していきます。
モール型ネットショップ
ショッピングモール型は、ネット上ではサイバーモールや仮想商店街とも呼ばれ、国内では、「Amazon」「楽天市場」「Yahoo!ショッピング」の3社が有名です。
モールや商店街といわれるように、運営サービスが用意した場所(ECサイト)に出店することになります。出店料や利用手数料を支払う必要はありますが、代わりにショッピングカートや決済に関するシステムが利用できます。
大手3社は買い物をしてくれるユーザーを増やすために熾烈な競争を行っているので、その集客力は抜群です。
各モールを利用するための初期費用や月額費用、決済手数料は異なります。それぞれ出店者向けのページが用意されているので、参考にしてください。
参考:楽天市場
参考:Yahoo!ショッピング
独自導入型ネットショップ
独自導入型ネットショップは「自社ECサイト」とも呼ばれ、既存のプログラムなどを利用して自前でネットショップを構築する方法です。日本語版としては以下のサービスが有名です。
参考:EC-CUBE
参考:Woo Commerce
参考:ecbeing
参考:CS-Cart
国内サービスの中で機能、実績ともに群を抜いているのが、オープンソースとして無料で公開されている「EC-CUBE」です。
ただし、「EC-CUBE」のプログラム利用料は基本的に無料とはいえ、いちからネットショップを立ち上げるには高度な知識とスキルが必要です。
ASP型ネットショップ
「ASP」とは、Application Service Providerの略で、「WEBアプリケーション」とも呼ばれているように、インターネット上でプログラムやソフトウェアを提供する事業者やサービスのことです。ASP型では、出店者がASPが提供するショッピングカードや決済システムを利用してショップを運営します。
現在、人気があるサービスには以下のようなASPがあります。
参考:BASE
参考:STORES.jp
参考:カラーミーショップ
参考:MakeShop
参考:ショップサーブ
ASPには無料サービスと有料サービスがありますが、その違いは次の章で詳しく説明します。
無料ASPと有料ASP、何が違うの?
ASPを利用するにあたり、無料サービスと有料サービスの違いはどこにあるのでしょうか?
当然ですが、ASPを運営している事業者は営利企業として収益を上げなければならないので、初期費用や月額利用料は完全無料としても、どこかでマネタイズを図る必要があります。
その1つが、商品が売れるごとに発生する決済手数料やシステム利用料です。例えば、今もっとも勢いがあるといわれている「BASE」の場合だと、各注文ごとに決済手数料3.6%+40円、サービス手数料3%がかかります。
もう1つは、様々な付加機能を利用することで、追加料金が発生するオプション使用料です。例をあげると、「STORES」の場合、月額無料のフリープラン(決済手数料5%)では代引き決済やアクセス解析の機能がないため、それらの機能をフルに使おうとすれば月額費用1,980円(決済手数料3.6%)のスタンダードプランに移行する必要があります。
一方、有料サービスの場合は最初からネットショップに求められる機能がほぼ揃っており、中には販売手数料なしというプランもあります。
商品の販売数や単価によって手数料の総額は変わってきますので、費用面から比較した場合、無料サービスと有料サービスのどちらが得かということは一概には言えません。
以下のメリット・デメリットを考慮して、比較検討してみてください。
無料ASPのメリット・デメリット
無料ASPの大きなメリットは、何といっても初期費用がかからないこと。おかげで、気軽にネットショップを始められます。ショップのデザインもオシャレな無料テンプレートから選ぶことができます。
デメリットとしては、機能やデザインに制限が多く拡張性に乏しいことが上げられます。また、比較的SE0対策が弱く、集客するためにはかなりの努力も必要です。また、注文に対して手数料が発生する仕組みになっているので、売上が伸びれば、その分月額の支払い手数料も高くなります。
有料ASPのメリット・デメリット
有料ASPの場合は必要な機能があらかじめ揃っているので、本格的なネットショップを最初から立ち上げることができます。デザインの自由度も比較的高く、SE0対策や集客効果も期待できます。
デメリットは、ある程度初期費用が必要なことと、売上にかかわらず毎月の固定費として月額費用が発生することです。そのため、趣味や片手間でやるにはリスクを伴います。
人気の無料ASP、「BASE」と「STORES」の比較
現在、無料ASPとして人気を博している2大サービスが「BASE」と「STORES」です。費用面や機能面から、それぞれを比較してみましょう。
「BASE」は初期費用・月額費用ともに完全無料。「STORES」は初期費用は無料ですが、月額費用無料のフリープランと月額費用1,980円のスタンダードプランの2種類があります。ここでは、フリープランのほうで比較します。
BASEとSTORESの機能比較
まず、それぞれの機能面から見ていきましょう。
商品登録数はどちらも無制限で、1商品の画像登録数はBASEが20枚、STORESが15枚と、それほど差はありません。
BASEにあってSTORESにない機能としては、独自ドメイン・独自アクセス解析・SE0対策などです。基本スペックに大きな差はありませんが、機能面をトータルで見るとBASEの方に軍配が上がりそうです。
参考:BASEの機能紹介
参考:STORESの機能紹介
手数料はSTORESが安い
次は、気になる手数料です。同じ無料サービスでも、一注文あたりの手数料はそれぞれ異なります。
・BASE 決済手数料3.6%+40円+サービス手数料3%
・STORES 決済手数料5%
仮に税込2,000円の商品を月に250個販売した場合でシミュレーションした場合、月商50万円で手数料は以下の通りです。
・BASE 43,000円
・STORES 25,000円
売上が多くなるほど、STORESの方が利益率は高くなります。
サービスロゴの非表示
BASE、STORESともに、無料プランではサービスロゴを非表示にすることはできません。
BASEではオプションとして月額500円で対応していますが、STORESでは月額1,980円のスタンダードプランに移行しなければなりません。
ネットショップの運営で自社ブランドにこだわる場合は注意が必要です。
オリジナルグッズを販売できるBASE
BASEには、独自の機能として、オリジナルのプリントTシャツやスマホケース、アクセサリーなどを受注生産してくれるサービスがあります。
デザイナーやイラストレーターといったクリエイターの方にとっては、自分のオリジナルグッズをネットで販売できるのは魅力的ですね。
まとめ販売に対応しているSTORES
STORESの販売方法の特長として、リアル店舗でよく見かける「セットで買うと●%お得」「2着目以降は半額」といった「まとめ販売」「セット割引」に対応している点を挙げることができます。
売れ筋と死に筋の商品をセットで売ったり、季節商品の在庫を処分したりするときに重宝する機能です。
集客に役立つプロモーション機能も
ネットショップの運営でもっとも頭を悩ませるのが集客プロモーションですが、STORESのプロモーション機能を利用すれば、提携するメディアやInstagramと連携して集客することができます。
無料素材サービスSTORES Galley
STORESのネットショップサポート機能には、集客や販促用にバナー素材などを無料で使える画像サービス「STORES Galley」があります。これらの素材を自前で用意するのはなかなか大変なので、ショップ出店者にはうれしいサービスです。
その他の無料ASP
「BASE」と「STORES」以外にも、無料ASPのネットショップ運営サービスがありますので、こちらも検討してみてください。
カートだけ追加できる「easy myShop(イージーマイショップ)」
easy myShop(イージーマイショップ)には、初期費用・月額費用ともに完全無料のプランから、初期費用3,000円・月額費用1,800円〜5,400円までの4つの料金プランが用意されています。
「カートプラン」に申し込めば、外部ブログなどにショッピングカート機能を付加することができので、それだけでも利用価値はあります。
有料プランも60日間無料試用できるサービスがありますので、まずはそちらで試してみるのもいいでしょう。
直感的にデザインできる「ジンドゥー」
「ジンドゥー」はドイツ発の無料ホームページ制作サービスですが、その機能の一部を利用してネットショップを作ることもできます。
豊富なテンプレートから直感的にホームページをデザインできる操作性に優れていますが、無料プランでは商品登録点数が5点と限られているので、あくまでもWEBサイトにネットショップ機能を追加するために使うものと考えておいた方がいいでしょう。
参考:Jimdo(ジンドゥー)
EC-CUBEベースの「NEXTSHOP(ネクストショップ)」
オープンソースの「EC-CUBE」をベースにした無料ASPです。初期費用・月額費用ともに無料ですが、販売手数料+決済手数料が合計8%程度とやや高めです。
また、追加機能を利用するには「EC-CUBE」の有料プラグインが必要な場合がありますのでご注意ください。
無料ASP型ネットショップをオススメするケース
以上、ASP型ネットショップについて、機能面・費用面での各サービスの特長とメリット・デメリットをご紹介しました。
ここからは、「こんな場合は無料ASPの利用がおすすめ!」と言える各種ケースをご紹介しようと思います。
副業としてネットショップを立ち上げたい
専業ではなく、あくまでも副業または小遣い稼ぎ程度にネットショップを立ち上げたいという人なら、まったくコストをかけずに無料ASPでコツコツと始めるのがいいでしょう。
順調に売上が伸びていけば、将来的には専業として独立するという夢も広がるでしょう。
ネットでテストマーケティングをしたい
企業の商品開発部門などで新商品のテストマーケティングをしたい時も、無料ASPで構築したネットショップで販売するのが有効です。
ユーザーからのダイレクトな反応といったマーケティングデータをコストをかけずに取ることができので、新しい販売チャネルの開拓につながる可能性もあります。
WEBサイトにネットショップを追加したい
すでに企業ホームページなどのWEBサイトを開設していて、そこにプラスαの付加価値としてネットショップ機能を追加したいという場合であれば、無料ASPで充分でしょう。
無料・有料を問わず、最適なサービスを選択するのが大事
ここまで様々なネットショップ運営サービスをご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
有料サービスだから売上が望めるとか、無料サービスだから機能面で見劣りするとかいうわけでは決してありません。
それぞれに強みと弱み、メリット・デメリットがあるので、ご自身の販売規模や取り扱う商品の特性に合わせて、最適なサービスを選んでください。
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