ネットショップは本当に儲かる!儲け方を徹底解説

ネットを介した転売事業は、副業の一つとして以前から注目されています。今では、ネットショップの開設方法や儲け方を指南するブログやサイトが多数あるため、初心者でもネットショップを始めやすい状況です。

ですが、こう思ったことはありませんか?

「ネットショップって本当に儲かるの?」「今更初めても、遅いんじゃないの?」

確かに、こういった疑問もごもっともです。ネットショップを使った物販事業はありふれていて、成功する商売につきものの「目新しさ」がありません。

それでも、まだネットショップにはメリットがあります。

今回は、ネットショップの良さや、売れるお店にするためにしなければならないことをお話していきます。

目次

ネットショップは効率がいい!

ネットショップビジネスの最大のメリットは、効率がいいことです。時間の拘束がなく、人手もいらず、体力が必要な仕事でもありません。

実店舗では、開店時間中はずっとお店にいる必要があるし、休みたければ人を雇わなければなりません。人を雇うとなると、商品が売れようが売れまいが人件費がかかります。その点ネットショップなら、注文や問い合わせがあったときに対応すればOKで、あとはPCを見張っている必要もありません。

もちろん、ネットショップでも商品の調査や仕入れ・発送など手間と時間がかかる作業もありますが、ショップへの商品の登録や問い合わせへの対応などはPCとネット環境さえあれば、好きな場所、好きな時間に取り組むことができます。

ネットショップでの物販を含むネットビジネス全般に言えるのが、「体力的に楽」ということです。歩き回ったり、店頭に立ち続ける必要もありません。ただ、ネットビジネスを始めて間もないうちは、リアルの仕事の方が儲けがいい場合もあるでしょう。ですが、ネットビジネスでもリアルの仕事の収入を超えることはもちろん可能です。

かかるコストが少なくて済む

ネットショップのメリットとしては、「コストが少ない」ことも挙げられます。

先ほども少しお話したように、実際の店舗で一番コストがかかるのは人件費です。たとえお店が繁盛していなくても店員として人を置いておく必要があるし、繁盛してきたらその分人を増やす必要があります。ですが、ネットショップの場合は、1日の来客数がどれだけ多くとも、基本的に人件費は発生しません。常時問い合わせが殺到するような大企業であれば、対応するスタッフを用意する必要があるかもしれませんが、個人のショップではその心配はないでしょう。

ネットショップでは、接客やレジといった業務に人手を割く必要もありません。ショップのシステムが補ってくれるからです。顧客へ伝えなければならない情報は、商品説明欄などに記載すれば済みます。

レジに関しても、接客と同じようにショップが自動で行ってくれます。ショッピングカートシステムが自動的に決済まで案内してくれるので、来客数に応じてレジの数を増やしたり、その分のスタッフが必要だったりということがありません。

人件費以外にも、実店舗だけにかかるコストは存在します。それは「店舗の家賃」です。

実際に建物を借りてお店を経営するとなると、月々の家賃が発生します。良い立地だと、100万を超えることもあるでしょう。ですが、ネットショップなら土地や建物は必要はないため、月々1,000円ほどしかかかりません。

人件費も、家賃も、実店舗とネットショップでは天と地の差があります。かかるコストが少なく、なおかつ儲けを出しやすいのは、ネットショップビジネスの大きなメリットといえるでしょう。

ネットを利用するすべての人がお客様になりえる

実店舗だと、その立地によって来店可能なお客さんの数が限られてきます。同じ市内か、広くても隣県くらいまでではないでしょうか。その点、ネットショップはインターネットにつながる人すべてがお客様になりえるのです。

より多くの人にアピールできるのですから、その分購入してくれる可能性も高まります。販売のチャンスが、実店舗に比べて大きいことがお分かりいただけるでしょう。

24時間営業である

ネットショップは、商品を購入するまでの手順をすべてシステムが担ってくれます。そのため、あなたが寝ている間も、商品の注文が入り売り上げが上がっていきます。営業時間の縛りがない分、売れる可能性が高まりますし、営業中に何か特別なコストがかかるわけでもありません。

24時間365日無休で開店できるのに、維持費も電気代も実店舗より格段に安上がりです。

「無在庫ネットショップ」も可能

ネットショップなら、在庫がなくてもお店を運営することができます。「無在庫ネットショップ」と呼ばれ、在庫を持たないまま商品を販売しておき、注文が入ってから商品を仕入れる形式のお店です。そのため、仕入れにかかる費用をカットすることができ、売れなくても「赤字」になることがありません。

たとえ商売がうまくいかなくても損をすることがないというのは、実店舗では考えられないことですよね。コンビニなら常に商品を補充し用意しておかなければならないし、飲食店でも食材を仕入れておく必要があります。売り上げが上がらなければ、その仕入れに要した費用の分だけ赤字になってしまいます。

ですが、無在庫ネットショップであれば、売れなくても赤字は出ません。極端な話、商品を出品しておけば後はただ待つだけでも構わないのです。

このように、実店舗に比べてコストやリスクの少ないネットショップですから、儲からないはずがありません。

儲けるためのコツさえつかんでおけば、儲かるネットショップは必ず作れるのです。

扱う品物が重要

儲かるネットショップを作るうえで一番大事なのは、商品のチョイスです。例えば、コンビニなどで手軽に買える商品を取りそろえても、それをわざわざネットショップで買ってくれるお客さんは少ないでしょう。

ネットショップで売れやすいのは、お米や水、本などと言われます。常時必要で、大量に買ったほうがお得だけれども、重たいのでできれば自宅まで届けてもらいたい物です。

このことから、身の回りで手軽に買える軽い商品はネットショップには不向きだと言えます。

オリジナリティのある商品が売れやすい

すでに存在する数多くのライバル店舗に負けないで利益を出すには、あなたのお店のオリジナリティを出していくことが重要です。

例えば、自作のアクセサリーを販売するショップであれば、手作りゆえに一点物が多いことが付加価値となります。量産が難しいため、その分価値も上がるでしょう。

もちろん、完全オリジナルにする必要はなく、取り扱う商品は他のショップと同じでもちょっとした付加価値を付けたり自分だけの工夫を付け加えるだけでも十分です。

マイナーな商品を狙ってみよう

ネットショップではありふれた商品を扱っても利益が出にくいですから、マイナーな商品を販売してみるのも良いでしょう。大手ショップが激安で販売しているような商品では、価格競争が激しく、たとえ売れても大きな利益にはなりません。

ネット上にあまり出回っていない商品であれば、それだけでオリジナリティが出るので、多少強気に値段設定しても売れていきます。

儲かる仕入れのポイント

儲かる商品を仕入れることさえできれば、ショップの作りだったり広告の打ち方だったり、そういった点がうまくいかずとも売れていきます。一方、売れない商品を仕入れてしまうと、いくら頑張って宣伝しても売れることはおそらくないでしょう。

誰でも仕入れられる商材は利益が出にくい

誰でも簡単に仕入れられる商品には、オリジナリティがありませんよね。たまに「会員になればお得な商品の仕入れができる!」というような広告を見ますが、そのようなサイトで仕入れられる商品は儲かる商品ではありません。

この手のサイトで売られている商材は、定価を大幅に下回る値段で売られていることもあるため、一見するとお得なように感じます。ですが、その商材をネット上で調べてみると、実は供給過多だったりするのです。中には、在庫を処分するために卸価格で販売しているケースもあります。他のショップで不良在庫となった商品が自分の店で売れることはほぼありません。

そもそも、本当に儲かる商材なら、誰も格安で手放すはずがありませんよね。「儲かる商品」は、他人に判断を委ねるのではなく自身で見極めるしかないのです。

仕入れにくい商材ほど儲かる

仕入れのハードルが高いものほど価値が上がります。例えば、審査が必要だったり、保証金が必要だったりするような商品です。仕入れがしにくい商品は、ライバルが少なく、価格競争が起こりにくいため、その分利益を出しやすいというわけです。

しかし、仕入れにくい商品には注意が必要な場合もあります。例えば、契約締結の見返りに他の商品の購入を提案してくるような場合は、ショップ運営者を狙った怪しいビジネスの可能性があります。

足を使った仕入れをしよう

ネット検索が普及した現代では、何か知りたいことがあればネットで探すという人は多くいます。そのため、レアな情報のように思えるものであっても、ネット上の情報であるかぎり、誰も知らないということはあり得ません。つまり、あなただけが知りえるレアな商材に関する情報は、ネット上には存在しないということです。

ネットショップビジネスを成功させるには、足を使ってまだネットに出回っていない商材を見つけ出すことが大事です。

弱い商材でも工夫次第で売れる可能性がある

商品を売るには、いかに消費者に良い商品だと思わせるかが重要です。商品の説明や写真から良い印象を与えられれば、そこまで価値のないものでも購入してもらえる可能性があります。もちろん、リピーターになってもらうには実際の商品の品質が良くないといけませんが、ただ買ってもらうだけならば、アピールの仕方や自身の売り方次第でどうにかなります。

価格設定も工夫しよう

売れるショップにするには、価格の設定もきちんとしておく必要があります。商材のジャンルによって売れる価格帯がそれぞれ異なるので、リサーチによって相場を知る必要があります。

顧客の心理を突こう

セット商品ではその内容によって上中下の3つの価格帯を用意するケースがありますよね(おせち料理の松竹梅など)。

そういった3つの価格設定が選べる商品では、真ん中の価格のものを購入する方が多いものです。真ん中が一番無難で失敗しないだろうという心理が働いているのです。

そのため、ショップ内で特に売りたい商品を真ん中の価格に設定することで、人の心理に働きかけ売れやすくすることができます。

集客用商品で人を集め、主力商品で利益を出す

商品には2つの分け方があります。「集客商品」と「主力商品」です。集客商品は人を集めるためのお得感がある売れやすい商品ですが利益は出にくいです。一方、主力商品は人を集める力はありませんが、一つ売れるごとのリターンが大きい商品です。

今自分のショップにどちらかの商品しかない場合は、一方を補う商品を仕入れておきましょう。集客商品で人を集め、主力商品を人目につかせる機会を増やし、主力商品を買ってもらうことで利益を上げるという流れを作ります。

ショップ作りには、このように顧客の心理を突く工夫や顧客を主力商品まで誘導する力を身につける必要があります。ネットショップを見て回っている人は、購入意欲は持っていて、その機会を求めている場合が多いです。商品のアピール力やショップ作りの力を磨き、今買いたいと思ってもらえるショップにしていきましょう。

安い商品は警戒心を生むことがある

商品を売るには利益が出る限り安くするに越したことはないですが、ただ安くしても売れるわけではありません。ネットショップは実店舗と違って、商品を実際に見て確かめることができません。そのため、ただ安いだけの商品は「偽物なのではないか」「不良品なのではないか」といった消費者の不安を生む原因になります。

そのため、安さをアピールするなら、「なぜ安いのか」という理由を消費者に説明していきましょう。

高い商品は絶対売れないわけではない

逆に、値段が高いと絶対売れないというわけでもありません。先ほどの理由のわからない安さに対する不安と同じように、「高いものは良質なはずだ」というイメージがあるため一種のステータスにもなります。

ですが、ただ高いだけのものに消費者はお金を払いません。高い商品の場合も、高価になる理由を説明する必要があります。

その際は、その商品が持っているストーリーや購入者の声を交えて紹介するのが効果的です。これは通販番組などでもよく使われている手法です。

儲かるショップと儲からないショップの違いは?

ネットショップを始めても、思ったように儲からないと嘆く人は多いものです。ネットショップは実店舗に比べて儲かりやすいはずなのに、なぜ儲からないのでしょうか?儲かるショップと、儲からないショップの違いを見ていきましょう。

どんぶり勘定は厳禁

ネットショップは初期投資を抑えてスタートすることが可能です。そのせいか、利益や損失の計算をきちんと行わず、どんぶり勘定で経営してしまう方が多くいます。

・売り上げ…10万
・宣伝費用…1万円
・経費…1万円
・仕入れ…3万
・儲け…5万

細かく計算せずに、上記のようにザックリと把握するだけの方は多いのではないでしょうか?これでは、知らず知らずのうちに実際の収支と食い違ってきます。

売上は把握しやすいですが、経費はどうでしょうか?使用した金額をすべて把握できているでしょうか?支出をどんぶり勘定してしまうと、「本当は思っていたよりもお金を使っていた」というゾッとする事態になりかねません。

「自分がイメージしていたよりも銀行の残高が少ないな?」と思った方は、Excelなどで収支を計算するとよいでしょう。面倒な計算を自動でしてくれますし、思ったより手間もかかりません。

Excelで売り上げや経費、仕入れをきちんと把握できると、より効率よく儲けるために「どこにお金をかけて、どの費用を節約するか」がわかってきます。特に宣伝費は、費用対効果を把握しきれていない方が多く、「儲けの10%程度を充てておこうかな」というように、なんとなく決める方が多いです。実はこれも、お金の流れをしっかりと掴んでおけば、「今回は宣伝に10万かけて、その効果で売り上げを50万回収しよう」というような明確な戦略を立てることができるようになります。

きちんと収支を把握していけば、ネットショップ運営に必要なお金の使い方がわかるようになってきます。先月の仕入れや売上から今月いくら仕入れに使うのがベストなのか、なんとなくではなくきちんとしたビジョンを持って決めるようにしましょう。

扱うジャンルを不用意に増やすのは止めよう

あるジャンルの商品の売上が伸びたのに気を良くしてが他のジャンルに手を出してしまう人は多くいます。これはネットショップがある程度軌道に乗ってきた人がやってしまいがちなことです。例えば、「レディースアパレルがうまく軌道に乗ったから、キッズファッションも始めてみよう!」というようなケースです。

レディースアパレルがうまくいっているのなら、その商材を使って他のネットショップへ出店するのは問題ありません。すでに売れている商品である以上、他のネットショップに出品しても同じように売れる可能性があります。扱い慣れた商材なので、商品説明や写真の撮影もする必要がないし、新しく商品を仕入れるためのリサーチも不要です。

しかし、新しいジャンルに手を出すということは、新たに商品をリサーチし、仕入れ、値段の設定や商品説明を考えるということです。これでは、大変な資金や手間がかかります。しかも、今までうまくいっていたレディースアパレルに割く時間も体力もなくなってしまいます。

新しいジャンルを始めるのは非常に大変です。今までの商売の足を引っ張る可能性もあるので、不用意に新しいジャンルに手を出すのは控えましょう。

大事なのは「売上」ではなく「利益」

ネットショップで重要なのは、「売上」よりも「利益」です。売上がいくら増えても、経費・宣伝・仕入れにかかるコストが膨大だと、売り上げほどの利益にはなりません。ショップの成長を図るための指標は「利益」です。「売上」の金額に惑わされないようにしましょう。

宣伝は、売上を増やすには有効な手段です。そのため、売上を重視するお店では宣伝に大きな金額を投入します。ですが、宣伝にコストをかければかけるほど、利益は少なくなってしまいます。自身の商材を宣伝することは確かに大切ですが、売上を上げることに必死で宣伝を打ちまくるのではなく、利益を考え適正な価格の投資に抑えましょう。宣伝費用のせいで、売上は出ても利益が出ないのでは意味がありません。

同じように、ネットショップ初心者の方に気を付けていただきたいのが在庫です。在庫は、帳簿の上では資産という扱いになりますが、売れなければただの置物です。収支が黒字になっていても、実は売れ残りの在庫ばかりで現金がない、というような事態に陥らないよう注意してください。また、急な出費にも現金があると安心です。自分のショップの利益に応じた適正な額を仕入れに使いましょう。

ネットショップはやり方次第でちゃんと儲かる!

今回は、ネットショップで儲けを出すための方法についてお話しました。

ネットショップは、やり方次第では必ず儲かります。ネットショップで儲けるために大事なことは、儲かるまで努力し続けることです。ネットショップなら、失敗したときの損失も実店舗をオープンした場合に比べて格段に少なくて済みます。恐れることなく儲けが出るまで頑張ってみてください。

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この記事を監修した人

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