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postal addressはどう書けばいい?英語での住所の書き方を解説

最近、ネット通販で買い物を楽しんだり、自ら出店してネットショップのオーナーになったりする人が増えています。ネット通販は、24時間いつでも好きな時にパソコンやスマートフォンからクリック一つで買い物ができるので、とても便利ですよね。

ただ、ネット通販の魅力はそれだけではありません。インターネットには国境がないことから、日本にいながら簡単に海外のネットショップでの買い物を楽しむことができるのもメリットです。逆に海外のユーザーが日本のショップを訪れることもあるため、世界を相手にビジネスを展開することもできます。

もっとも、ここでネックとなるのが、英語での住所表記です。大抵の人は、普段の生活の中で英語で住所を書くことも、英語で書かれた住所を見ることもほとんどありません。そのため、いざ書く場面が来ると戸惑ってしまうものです。

そこでこの記事では、postal addressの書き方について詳しく解説していきます。書き方の基本や知っておくと役立つコツなどをわかりやすくご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

postal addressの書き方の基本5項目

postal addressとは、日本語に直訳すると「郵便の住所」、つまり、宛先を意味する言葉です。

日本語で郵便物の宛先を書く際も書き方のルールがあるのと同じように、英語にも基本的なルールが定められています。以下で、1つずつ見ていきましょう。

書く順番

日本語で住所を書く時は、まず都道府県などの大きな行政区分から書き始めますが、英語では全く逆の順番になります。番地などの小さな単位から書き始め、だんだん範囲を広げていきます

なお、一般的な英文を書く時と同じように、単語ごとにスペースを入れるのを忘れないようにしてください。なお、スペースを入れる代わりにカンマを打つこともあります。

建物名・部屋番号の書き方

マンションやアパートなどの集合住宅の場合は、建物名と部屋番号を明記してください。

部屋番号を示す記号は「」です。部屋番号の前につけて「#101」のように表記しましょう。部屋番号と建物名はどちらが先でも構わないことになっているため、「〇〇apartment #101」か「#101 〇〇apartment」と書いてください。

なお、英語で「mansion」とは「大邸宅」を表すため、日本語の「マンション」とは意味合いが異なります。日本語で言うところのマンションは、英語では「apartment」と表現しますので、覚えておきましょう。

町名・番地の書き方

町名は固有名詞なので、読み方をそのままローマ字で表記してください。例えば「霞ヶ関」なら「Kasumigaseki」、「道頓堀」なら「Dotonbori」となります。

また、町名以下の「丁目」や「番地」は、日本語で「3丁目1番1号」を「3−1−1」と表記するのと同様に、数字だけ記載しておけば問題ありません。その際、「3−1−1」で1単位と考えるため、順番は入れ替えず、そのまま記入するようにしましょう。

なお、丁目だけを切り離して「-chome」と表記することも可能です。その場合は「1−1 (町名) 3-chome」の順番になります。

都道府県・市区町村名の書き方

都道府県や市区町村名も固有名詞のため、読み方通りにローマ字で表記すれば大丈夫です。県や市などの行政区分を表す語についても「-ken」「-shi」のように書けば十分通じます。もちろん、「prefecture」や「city」に変換しても問題ありません。なお、宛名書き以外で地名を表現する時には変換して表記する方が一般的です。

ところで、東京や北海道は例外的に「Tokyo」「Hokkaido」と表記します。こちらも併せて覚えておきましょう。

郵便番号の書き方

郵便番号は、都道府県名と国名の間に書きましょう。その際、数字の順番を入れ替えたり、ハイフンを削除したりする必要はなく、日本で使っている郵便番号をそのまま記入すれば良いのですが、郵便番号マークは書いてはいけません。この郵便番号マークは日本独自の記号で、国内では広く使用されているものの世界共通のものではありません。したがって、郵便番号マークを記載しても海外では通用しませんのでご注意ください

ちなみに、日本の郵便番号は3ケタ+4ケタの数字のみで表されますが、国によって郵便番号の形は異なります。例えば、アメリカは数字5ケタ、イギリスは数字とアルファベットを組み合わせた3〜7ケタです。

なお、日本郵便のホームページには、韓国・シンガポール・中国・オーストラリア・アメリカ・イギリス・スペイン・フランスの郵便局の郵便番号検索ページへのリンクが貼られていますので、必要に応じて活用してください。

参考:海外の郵便番号|日本郵便

また、以下のサイトでも、世界各国の郵便番号が検索できます。

参考:世界の郵便番号

参考:国際郵便番号

実際に日本の住所を英語で書いてみよう!

それでは実際に、日本語の住所を英語に変換してみましょう。

東京の井の頭恩賜公園の住所だと、

【日本語表記】
〒180-0005 東京都武蔵野市御殿山1丁目18-31

【英語表記】
1-18-31 Gotenyama Musashino-shi Tokyo 180-0005 JAPAN

となります。

住所の英語変換に役立つサイト

書き方の基本がわかっても、やっぱり自分で変換するのは面倒だったり、間違っていないか心配だったりしますよね。そんな時に役立つのが、住所を英語表記に変換してくれるサイトです。

例えば、「君に届け!」は、画面左側に日本語の住所を入力し、変換ボタンをクリックするだけで、英語に変換された住所があっという間に表示されるので便利です。しかも、変換結果には、郵便物の宛先形式とサイトの入力フォーム形式の2種類が表示されるため、そのまま転記するだけでOKという優れものです。

参考:君に届け!

無料で利用できますので、困った時はぜひ使ってみてください。

海外のサイトで住所を入力する方法

海外の通販サイトなどで買い物をした際は、配送先の住所を英語で入力しなければなりません。しかし、日本のサイトとは入力フォームが異なる場合も多く、どの欄に何を記入すれば良いのかわかりにくいときもあります。

そこで、先ほど英語に変換した井の頭恩賜公園の住所(1-18-31 Gotenyama Musashino-shi Tokyo 180-0005 JAPAN)を例に、海外サイトでよく見かける住所入力フォームへの入力の仕方を説明していきます。

Address Line 1の書き方

Address Line 1は、町名や番地などを記入する欄です。例示した住所の「1-18-31 Gotenyama」の部分がそれに該当します。

Address Line 2の書き方

Address Line 2には建物名や部屋番号を記入してください。例示した住所には該当部分がないため空欄となります。一戸建ての場合も同様です。

もしアパート名や部屋番号がある場合は、この欄に「#101 〇〇apartment」または「〇〇apartment #101」のように入力します。

なお、Address Line 3の欄もありますが、ほとんど使用することはありませんので、説明は割愛します。

Countryの書き方

これは説明するまでもないでしょうが、国名を書く欄です。JAPANと記入してください。

State/Province/Regionの書き方

直訳すると、「州・地方」と言う意味です。そもそも日本に州はなく、住所に地方名を書く習慣もありませんので、何を書いたら良いか一番迷うところですよね。

海外における州は、日本で言うところの都道府県に当たります。よって、ここには「Tokyo」と入力すれば良いと言うことになります。

City/Townの書き方

ここには市区町村名を記入しましょう。該当するのは「Musashino-shi」の部分です。

もし「福岡市東区」のように、市の後に区が続く住所の場合は、「Higashi-ku Fukuoka-shi」と書き入れてください。

ZIP/Postal codeの書き方

郵便番号を入力する欄です。「180-0005」の部分が該当します。

ちなみに、郵便番号の呼び方は国によって少しずつ異なっており、日本では「Postal Code」、アメリカでは「ZIP Code」、イギリスでは「Postcode」となります。

PHONEの書き方

ここには電話番号を入力しましょう。ただし、普段使っている電話番号をそのまま入力するのではなく、先頭に国番号を付加する必要があります。

国番号とは、国や地域を識別するために割り振られた固有の番号で、国際電話をかける際に必要となるものです。日本の国番号は81ですので、市外局番の前に「+81」と付けてください。その際、先頭の0は削除するのがルールです。

例えば、電話番号が

03-1234-5678

なら

+81-3-1234-5678

と入力することになります。

postal addressを書くときのコツとよくある疑問

基本的なルール以外にも、覚えておくと役に立つポイントやコツがあります。postal addressを書くにあたって誰もが抱く疑問への回答と一緒にご紹介していきましょう。

コツ1:「Air Mail」を強調する

日本の郵便事情ではあまり考えられないことですが、海外では違う住所へ配達されたり、配達が遅れたり、最悪の場合は行方不明になったりすることも珍しくありません。国際郵便のはずなのに、国内便に紛れていたなんてことも起こり得ます。

そのようなトラブルに巻き込まれにくくするために、郵便物には「Air Mail」の文字を大きく、はっきりと、目立つように書いておくことをおすすめします。

コツ2:「To」と「From」を明確にする

コツ1と同じく、配達時のトラブルを回避するために、送る相手の住所の前には「To」、自分の住所の前には「From」と明記しておきましょう。

これによって完全に配達ミスを防げるわけではありませんが、リスクを減少させることは可能です。また、万が一配達できずに差出人へ返却となった場合でも、郵便物が手元に戻ってきやすくなります。

よくある疑問1:postal addressはどこに書けばいい?

多くの場合、海外あての郵便物の宛先は、手紙でもハガキでも横長にして書きます。差出人の住所氏名を書き入れるのは、宛先記入欄の左上、受取人の住所氏名は右下です。

手紙の場合

ハガキの場合

参考:あて名の書き方|海外グリーティングカード|国際郵便 – 日本郵便

よくある疑問2:表記を省略する方法はあるの?

日本語で「〇〇県〇〇市〇〇区〇〇町△丁目△番地」と表記される住所をそのまま英語変換すると、とても長くなってしまいます。そのため、「県」や「市」などの行政区分を表す単語のように、書かなくても意味が通じるものは、省略されることもあります。

また、すでに説明した通り、丁目と番地は数字だけをつなげて表記するケースがほとんどです。

よくある疑問3:アメリカ英語とイギリス英語で違いはあるの?

郵便番号の形や呼び方などに細かな違いはあるものの、postal addressの書き方や順番に違いはありません。

よくある疑問4:英語以外の言語では書き方が変わるの?

ドイツ語やフランス語、中国語、韓国語などで書く場合も、postal addressの書き方に違いはありません。できれば、配送先の言語で表記するのが望ましいですが、それができない場合は英語かフランス語で書きましょう。

基本を押さえれば簡単!

英語で住所を書くなんて難しそうに思えるかもしれませんが、基本的なルールとちょっとしたコツさえ知っていれば意外と簡単です。困った時には無料で使える便利なサイトもありますので、どんどん英語で住所を書いてみてくださいね。