アメリカから荷物を配送するとなると、意外と高額になるものです。ときには中身の荷物よりも高いなんてこともあり、配送に二の足を踏んでしまうことも…。また、名前のよく似たサービスがあるせいで、どれを利用したら良いのかわからないという方もいらっしゃるかもしれません。そんなときにおすすめしたいのがUSPSです。
日本の郵便局と同じような存在ですが、思ったよりも安い料金で済むとあって評判は上々です。
そこで今回は、アメリカから荷物を発送する際によく利用されるUSPSについて詳しく解説します。こちらの記事を読んで、ぜひアメリカからお得に荷物を送る方法をマスターしてください。
USPSって?
まずはじめに、USPSについて基本的なことをお伝えしましょう。
日本の郵便局のような存在
USPSとは、アメリカ合衆国郵便公社のことです。日本で言うところの郵便局です。
USPSは、日本の郵便局と密接な関係にあります。すなわち、USPSを利用してアメリカから送られてきた荷物が日本に到着した後は郵便局が国内配送を担うことになり、逆に、日本から郵便局を使って送った荷物がアメリカに到着した後はUSPSが配送を担当することになっています。
ちなみに、USPSとよく似たつづりのUPSという運送会社がありますが、これはまったく別の企業です。
営業日
USPSは、日曜日や祝日以外、毎日営業しています。日本の郵便局は土曜日は営業していないので、その点が異なります。さらに、平日なら早いところで朝8時から営業しているのも郵便局とは違います。
USPSでは何ができる?
USPSは、日本の郵便局と似た存在と書きましたが、ゆうちょ銀行やかんぽ生命のように貯金や保険は取り扱っていません。
代わりに、パスポート申請や引っ越しの際の住所変更など、一部お役所的な業務を担っています。
USPSの国際配送の種類
eBayやAmazonで購入した物品をUSPSを利用してアメリカから日本に発送するには4つの方法があります。
具体的には、
- First Class Mail International
- Priority Mail International
- Priority Mail Express International
- Global Express Guranteed
の4つです。次項以下で一つずつ見ていきましょう。
First Class Mail International
USPSを使ってもっとも安く送りたいなら、このFirst Class Mail Internationalがおすすめです。
カテゴリーとしては、はがき・手紙・大型封書・小包の4つがあります。
日本でいう普通郵便のようなもので、安いですが、時間も一番かかるのがデメリットです。だいたい日本までは2週間くらいかかります。
よって、ある程度コンパクトで重くならない荷物なら、この配送方法がおすすめです。
ちなみに送れるのは、縦×横×高さの合計が36インチ(91.44センチ)以下、64オンス(約1.815キロ)以下までの荷物と決められています。
Priority Mail International
Priority Mail Internationalは、航空便の国際郵便小包です。日本までの所要日数は、早くて6日、遅くて10日といった感じです。ただし、休日や祝日を挟むともう少し遅れます。
カテゴリーは、Flat Rate Envelope、Flat Rate Box、Own Packageの3種類です。このうちOwn Package(自分で包装する)は、重量が最大66ポンドまで、サイズが最大辺が60インチ以下、かつ荷物の周囲と最大辺の長さの合計が108インチまでの荷物を送れるようになっています。自由度が広いため、この配送方法がもっとも利用者が多いです。とくに急ぐわけではなく、かつ、それなりのボリュームの物を送りたい場合は、こちらの利用がおすすめです。
Priority Mail Express International
Priority Mail Express Internationalとは速達のことで、日本のEMS(国際スピード郵便)にあたります。日本までの所要時間は、早ければ3日、遅くても5日で届きます。ただし、祝日や休日を挟むと1週間くらいかかる場合があります。
カテゴリーは、Flat Rate EnvelopeとOwn Packageの2種類です。Own Packageなら、重量は66ポンドまで、サイズは最大辺60インチ以下、周囲と最大辺の合計が108インチまでとなっています。
ただし、同じFlat Rate Envelopeでもこちらは67.95ドルかかるので、高くつく点には注意が必要です。
Global Express Guranteed
Global Express Guranteedは、先ほどのPriority Mail Express Internationalよりもさらに早く届く速達です。日本には、早ければ1日、遅くとも3日で到着します。
まるで国内配送のような早さですが、料金が高額になるので使うのに躊躇する人も多いようです。
最大重量は70ポンドまで、サイズは少なくとも1つの面が9.5×5.5インチ以上であり、最大縦46インチ・横35インチ・高さ46インチ以下、周囲と最大辺の合計が108インチ以下となっています。
ただ、10ポンドの荷物を送るのに169.40ドルもかかります。日本円にして18,000円以上(1円107円換算)となるので、相当高いと言えるでしょう。よって、とにかく急ぐという場合の奥の手として考えておくくらいが良いかもしれません。
USPSを使ううえでの基礎知識
USPSを使ううえで知っておくと良い基礎知識をお伝えしましょう。
土日祝の配送はあるの?
USPSの配送は、基本的に土日祝日関係なく行われています。
ただし、追跡サービスについては、その限りではありません。追跡サービスがストップすると配送業務も止まっているように勘違いしがちですが、実際は稼働しています。
配送が遅れやすい時期がある
実は、USPSでは、一年のうちで特別に配送が遅くなりやすい時期があります。
それは、クリスマス、年末年始、そして大統領選挙の時期です。また、日本においてもゴールデンウィークやお盆、お正月明けなど高速道路が混雑する時期は配送が遅くなる可能性がありますので、あらかじめ心づもりをしておきましょう。
USPSを使うメリット
USPSを使うメリットについてお伝えしましょう。
配送料金が安い
USPSの一番のメリットは、配送料金が安いことです。アメリカからの配送料は一般に高額で、慣れない人からすると配送を戸惑ってしまうレベルです。ざっくりですが、アメリカから日本へ送る際の配送料は、日本からアメリカへ送る際の2倍はかかると考えて良いでしょう。それでも民間のDHLやFedExで送った場合と比べて安いので、安価に抑えたいならUSPSが無難です。
関税がかかりにくい
郵便業務がメインのUSPSは、民間のDHLやFedExとは異なり、税関で関税がかけられずに通過する場合があります。もちろん、基本的に関税は支払う義務があるので、必ずとは言いきれませんが、靴やバッグなど高級な革製品でも関税なしで通過できることがあり、それを狙ってあえてUSPSを使う人も少なくありません。
インボイスへの記述が簡単
通常、海外への配送では、商品の原産国や素材などの詳細情報をインボイスに記述する必要があります。ところがUSPSの「Item description」には、送る商品のカテゴリーだけをザックリと書けば済むことが多いので、手続きが楽です。
USPSの追跡
USPSでは、配送中の荷物を追跡することができます。アメリカからの配送は時間がかかるケースも珍しくないため、本当に荷物が送られたのか、またどこでどのような状態にあるのかが気になるものです。しかし、USPSなら配送過程を追跡(トラッキング)できるので安心です。
追跡方法
USPSで発送された荷物を追跡したい場合は、以下の参考サイト(Tracking)でトラッキングナンバーを入力してください。
ちなみに、トラッキングナンバーとは、差出人からのメールに記載されている13桁の英数字のコードです。
例えば、
- Priority Mail Express Internationalなら「EC 000 000 000 US」
- Priority Mail Internationalなら「CP 000 000 000 US」
といった具合に記載されています。
なお、最初のアルファベットですが、EならEMS(国際スピード郵便)を、Cなら国際小包を、Rなら郵便書留を、Lなら国際特定記録をそれぞれ意味しています。また、末尾のUSはアメリカ合衆国という意味です。日本から送る場合だと、末尾がJPになります。
参考:Tracking
追跡はUSPSの公式サイトからでも可能
荷物のトラッキングは、USPSの公式サイトからでも可能です。
以下の参考サイト(USPA.com)にアクセスし、画面左側にある「Search or Track Packages」にトラッキングナンバーを入力して検索をかけるだけです。
参考:USPA.com
USPSの追跡結果の見方
USPSの追跡結果画面に表示される英語の意味は以下のとおりです。
- Electronic Shipping Info Received:差出人がオンラインでUSPSに配送の申し込みをした
- Acceptance:USPSでの荷物の受け取りが済んだ
- Dispatched to Sort Facility:USPSの小さな拠点から区分局に荷物が届いた
- Processed at USPS Origin Sort Facility:区分局での仕分けが完了して、発送を待機中
- Depart Sort Facility:区分局から国際交換局へ向けて発送された
- Arrived at Sort Facility:国際交換局に荷物が届いた
- Processed Through at Sort Facility:国際交換局での仕分けが済んだ
- Customs Clearance:国際交換局で通関手続き中
- Cuntoms Clearance Processing Complete:通関手続きが終了して日本へ向けて発送された
- Arrival at Post Office:最寄りの郵便局に荷物が届いた
- Out for Delivery:郵便局から配送先の住所に向けて配送されている
- Delivered:配送完了
追跡ができないときは?
USPSの追跡機能を使って追跡してみると「NOT FOUND」と表示されることがあります。「NOT FOUND」を文字どおりに訳すと「見つかりません」という意味ですが、この表示が出た場合、たいていは追跡されていないというわけではなく、追跡結果がまだ反映されていない状態といえます。追跡情報は配送の各段階で入力される情報を集計した上でネット上の画面に表示されるところ、そのプロセスではどうしてもタイムラグが生じがちになるので、「NOT FOUND」と表示されることも多くなるのです。
よって、どうしても荷物の状態が気になるという場合は、時間をおいて追跡し直してみると良いでしょう。ただし、発送の連絡があって1週間以上たっても追跡画面のステータスに変化がない場合は、直接差出人に連絡して確かめたほうが早いでしょう。
まとめ
USPSでの配送方法や追跡方法について詳しくご紹介しました。
配送方法はさまざまありますが、特にこれと決めていないのであれば、安価に荷物が送れるUSPSがおすすめです。USPSならトラッキングシステムが整備されているので、注文した荷物が今どこにあるのかといった配送状況が確認できるので安心です。サイトがすべて英語表記のため、はじめのうちは少し利用のハードルが高く感じるかもしれませんが、慣れれば簡単なものです。
ぜひ、こちらの記事を参考に、アメリカからの配送にトライしてみてください。
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