メルカリやヤフオクなどのサイトで売れた商品を梱包する場合、よく使われるのが「プチプチ」と呼ばれる気泡緩衝材です。「プチプチ」という名称は、気泡緩衝材の主要メーカーである川上産業株式会社の登録商標です。ただ、同じような構造の商品は他の様々なメーカーからも売られていて、多くの人に親しまれている緩衝材です。
そんなプチプチですが、ネットで商品を売って発送している方の中には、「プチプチは使いづらい」と感じる人もいるのではないでしょうか。100円ショップで売っているものは大きさや枚数が限られていますし、ホームセンターにてロールで購入すると意外と高い買い物にもなります。できれば安く手軽に手に入るもので代用できないかと考えることでしょう。
今回はプチプチのような緩衝材を使わずに梱包するための代用アイテムや、緩衝材を使わずに梱包する方法などをご紹介します。
プチプチを街中で購入するには
まずは前提知識として、街中で新品のプチプチを手に入れる手段を把握しておきましょう。
プチプチはネットで注文すれば好きなサイズのものを購入できますが、利用するサイトによっては到着までにタイムラグが発生します。今すぐ手元に欲しい場合は、街中のお店に出かけて購入しなければなりません。
日常生活でよく利用するお店にプチプチは売られているのかを確認してみましょう。
コンビニでは
日常生活でよく利用するお店といえばコンビニです。24時間いつでも開いているので、欲しいと思い立ったタイミングで買いに行けるお店ではあります。しかしながら、コンビニでプチプチは売られていません。
メルカリで使用する梱包資材は売られているので、緩衝材の類いも置いてあるのではと思いたくなりますが、プチプチに類する緩衝材に関してはどのコンビニでも取り扱いはされていないようです。
100円ショップでは
ネット物販に利用できる商品が置いてあるお店ということで、100円ショップをよく利用される方も多いと思います。実際、100円ショップにはプチプチなどの緩衝材はひととおり販売されています。
バリエーションも豊富で、小さな袋状になっているようなものや、30㎝四方のシートになっているものなどが主なラインアップです。中には大きな1枚のシートになっていて、自由な大きさにカットできるようなものも売られています。
手軽にぱっと使えるプチプチを購入する場合は、100円ショップが便利なようです。
緩衝材に代用できる日用品
100円ショップやホームセンターでプチプチを購入できるとはいえ、使いたい大きさのものが常に売られているとは限りません。また、近くにお店がない場合では手軽に購入することもできません。
もっと手軽に購入できる物。それこそ、コンビニで購入できるような日用品で代用できるのならば便利に使えます。その代表的な例をこれからご紹介します。
代用品選びで意識すべきポイント
プチプチは商品を保護する目的で使用するものです。梱包した時に、商品が段ボールや袋の中で不要な動きをしないようにし、外側からの衝撃が直接商品に届かないようにさせられれば目的は果たせます。
緩衝材の代用品を選ぶときは、この点を意識して選択するようにしてください。
新聞紙・折り込みチラシ
代用緩衝材として真っ先に思い浮かぶのは、新聞紙になると思います。商品を包み込んで使ったり、段ボールの中に丸めて入れたりと、様々な使い方が可能です。新聞の折り込みチラシも同じような用途で使えます。新聞を定期購読していない方は、コンビニや駅の売店などで購入できます。
注意したいのは新聞のインクです。新聞を触っているとインクが手について汚れることがあります。作業する際は、軍手などで手の汚れを防ぐようにしましょう。また、商品がインクで汚れるのも防ぐ必要があるので、新聞紙で包む前にビニール袋などで保護しておくのもポイントです。
紙のブックカバー
本を送る際は、書店で付けてもらったブックカバーをそのまま流用するのも有効です。本の表紙を包んでいるので、表面の傷などへの対策としてはバッチリです。
ただし、本の角への衝撃に対する保護性能は、無いに等しいです。封筒などで本を送る場合は、他の緩衝材との併用が望ましいでしょう。
ビニール袋
新聞紙と似たような用途で使用できる代用緩衝材として、ビニール袋もご紹介します。こちらも商品を直接包んだり、段ボールの隙間を埋めたりすることができます。インクが移る心配がなかったり、水濡れに強かったりと新聞紙にはないメリットもあります。
スーパーやコンビニのレジ袋の他、ゴミ袋も流用できます。100円ショップでは、食品保存用のビニール袋が安く大量に手に入れられます。
紙袋
新聞紙と同じ紙素材の代用緩衝材としては、紙袋も選択肢の1つです。商品を包んだり、丸めて隙間を埋めたりできます。
袋の質によっては硬いものになるので、用途に新聞紙ほどの柔軟性はありません。しかしながらその硬さ故に、商品を保護する性能としては充分です。
タオル
大きく重たい物や衝撃に弱い商品を保護する際は、タオルを緩衝材として使用することも選択肢の1つです。受取人が不快な思いをしないためにも、できるだけ綺麗なタオルを使うことが望ましいです。
新品を使いたい場合は100円ショップでもタオルは購入できますが、それほどお金をかけたくない場合には、洗濯済みで生地の状態も良いタオルであれば使えます。
スポンジ
自宅に余っている物の中では、食器洗い用や風呂掃除用のスポンジも代用緩衝材として利用できます。大きめのスポンジであれば好きな形状に切って使用できますし、小さめのスポンジであればそのまま段ボールの隙間に詰め込むことも可能です。
上で紹介したタオルも含めて新品をわざわざ購入する場合には、プチプチを購入する場合とコストが変わらなくなります。あくまでも使いたい大きさのプチプチがない場合の選択肢として、頭に入れておくことがおすすめです。
ポケットティッシュ
無償で手に入りやすい代用緩衝材としては、ポケットティッシュというアイテムも存在します。駅前や繁華街などで配っているものや、お店などで配布しているものを持ち帰れば、無料で仕入れることができます。
ただし、ティッシュをそのまま丸めて詰め込むのは不格好ですし、万が一濡れてしまった場合には汚くなってしまいます。緩衝材として使う場合には、丸めたティッシュをビニール袋に入れてから、段ボールなどに詰め込む使い方がよいでしょう。
プチプチを使わずに本を梱包する
プチプチのような緩衝材の代用品をご紹介してきましたが、そもそもプチプチを使う必要すらないこともある商品があるのなら、使わないまま発送してしまう方が手間もコストも削減できます。
プチプチを使う必要がない商品と聞けば、真っ先に思い浮かぶのは衣類かと思いますが、実は書籍も梱包の方法によってはプチプチを使わずに梱包できます。詳細を見ていきましょう。
本の梱包で緩衝材を使わないためには
上の項目でも少し触れましたが、本に対して緩衝材を使用する理由は角を打った場合の破損を防止することです。角を打ってしまうとその部分が潰れてしまい、本の見栄えのバランスが崩れてしまいます。ページが折れてしまい、読みにくくなることや収納しにくくなることも想定できます。
しかしながら、本そのものは衝撃による破損がしにくい商品でもあります。角さえ打たなければ問題ありませんし、角が潰れることを防ぐ梱包方法さえできるのならわざわざプチプチを使う必要もなくなります。
本をプチプチなしで梱包するには
本をプチプチなしで梱包するために用意するものは、梱包する本と大きさがぴったりと合う段ボールです。段ボールに隙間なく本を敷き詰めることができれば、段ボールの中で本が不要な動きをすることを防げます。本同士の摩擦で破損したり水で濡れたりすることを防ぐため、1冊1冊ビニール袋で包むことを忘れずに行いましょう。
もしも送りたい本が1冊や2冊だけの場合は、クッション封筒を使うことがおすすめです。クッション封筒を使えれば、他に必要なアイテムは濡れ防止のビニール袋だけとなります。
梱包資材を購入する場合のコスト
緩衝材に限らず、梱包資材は毎回新品を購入すると手間とコストがかかってしまいます。商品によっては販売代金に発送のコストを乗せることが難しい物もあるので、できればローコストで梱包できるようになっておきたいところです。
そのための情報の1つとしてまずは、梱包資材を全て100円ショップで購入する場合はいくらかかるのかの例をご紹介します。
ネコポスの場合
ネコポスはメルカリ便において最も安く送ることができるので、利用される方も多い発送方法です。100円ショップのダイソーではメルカリと連携した商品として、メルカリで使えるネコポス用の箱を2箱税込み55円で販売しています。
緩衝材として、110円で4枚入りのクッション袋が使えます。これを利用する場合、1回あたり28円ほどのコストになります。段ボールと合わせると1回の発送に83円かかります。
なお、ネコポスを使う場合は封筒を利用するのも手です。10枚入りのクラフト封筒を使えば1回11円。クッション袋と合わせて39円のコストになります。2枚入りのクッション封筒をそのまま使うと、1回55円です。
宅急便の場合
宅急便を使うとしたらどうでしょう。100円ショップでは、80サイズの段ボールまで販売されています。これに対応する緩衝材としては、120㎝×120㎝のエアマットが使えそうです。1枚110円ですので、段ボールと合わせて220円となります。
梱包資材を再利用する場合の注意点
段ボールやプチプチのような緩衝材は、自分がネットショップなどを利用した際に送られてくるものを再利用することも可能です。新たに梱包資材を購入する必要がないので、コストも低く抑えられます。しかしながら、再利用した梱包資材を使用する際にはいくつかの注意点があります。
再利用である旨を伝える
梱包資材を再利用する際は、その旨を出品ページに明記しておくことを忘れないでください。メルカリで購入したはずの商品がAmazonの段ボールで届いたとしたら、購入者は困惑してしまいます。そして段ボールが再利用された物だと後から知った場合、あまり良い気分にはならないはずです。クレームや低評価に繋がるおそれもあります。
最悪の場合、無在庫転売を疑われ、通報される可能性もあります。詳しく説明すると長くなるので割愛しますが、無在庫転売はメルカリの規約に反する行為です。通報された場合、アカウントの一時停止という事にもなりかねません。
このようなトラブルを回避するためにも、商品の出品ページに「○○の箱を再利用します」という旨を記載しておきましょう。
個人情報を残さない
梱包資材の再利用でありがちなミスが、前に使われたときの送り先住所がそのままにしてあるケースです。
メルカリやヤフオクなどで利用できる匿名配送は、お互いの実名と住所を隠して配送できます。そのため自分の住所氏名が相手に知られる心配はありません。しかし、ネットショップなどを利用した場合は自分の実名と住所が記載された伝票が貼り付けてあるはずです。それに気づかずに梱包して発送してしまうと、トラブルに巻き込まれるリスクが高まります。
梱包する前に隅々までチェックしておきましょう。
状態が良いものを使う
梱包資材を再利用する場合は、状態が良いものを使うようにしましょう。開封時やテープを剥がす際に一部が破れてしまったような資材は、再利用を避けた方がいいです。
たとえ出品ページに再利用の旨を記載していたとしても、状態が悪い梱包資材で受け取った側としては気分を害するおそれがあります。それだけではなく、梱包資材としての強度にも不安材料が残ります。最悪の場合、弱っている箇所から梱包資材が破損して、商品にも何らかの影響が出かねません。
梱包資材の再利用は、あくまで状態が良いものに限定して使うことを心がけましょう。
プチプチが人気の理由
ここまではプチプチを他の何かで代用したり、梱包資材にかかるコストを抑えたりする方法を中心にお伝えしてきました。プチプチのような緩衝材を使わない様々な方法がある事が分かりましたが、それでもメルカリやヤフオクで出品している多くの人がプチプチのような緩衝材を使用しています。
最後にプチプチを使用するメリットと、プチプチを使うと便利な商品の例について、改めて見ていきましょう。
プチプチのメリット
プチプチのような緩衝材を使用するメリットはいくつかありますが、最大のメリットは軽量だという点です。メルカリなどで利用できる配送方法には、荷物の重量も運賃に関わる場合があります。新聞紙などの代用緩衝材はプチプチと比べると重さがあります。そのため、商品を厳重に保護しようとすると重量がオーバーするようなことも起きてしまいます。
プチプチは空気で商品を保護する緩衝材ですので、重量を気にせず使用することができます。
プチプチを使うと便利な商品
プチプチを使うと便利な商品は、やはり破損しやすい物や衝撃に弱い物があげられるでしょう。メルカリでよく取引される商品としては、CDやイヤホンなどのガジェット製品。化粧水や香水といったコスメ用品。そしてハンドメイド商品などがあります。これらを保護する緩衝材としては、プチプチは非常に優れています。
プチプチの代用品は代用である事を忘れずに
プチプチは緩衝材としてとても優れている製品です。すぐに手に入るような環境であれば、他の物で代用せずに積極的に使用することが望ましいでしょう。しかしながら、誰でも常に手に入れられるとは限らないことも事実です。緊急の場合にプチプチが手元にないことも充分考えられます。
その場合は、今回ご紹介した代用緩衝材を使ってみてください。商品を保護するという役割は、充分に果たしてくれます。
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