ラクマ詐欺で返金してもらう方法とは?詐欺を見抜く秘訣も紹介!

フリマアプリのラクマは、登録料や月額使用料0円で誰でも簡単に利用できます。しかし、その手軽さからか、詐欺に遭うケースがあります。万が一、ラクマで詐欺に遭ってしまったらどうすれば良いのでしょうか。できれば、詐欺に遭わない方法を知りたいですよね。

そこで今回は、ラクマで詐欺に遭ったときの対処法と詐欺に遭わない秘訣、詐欺を見抜く方法について詳しくお伝えします。ぜひチェックしてください。

目次

ラクマの詐欺は2パターン!購入者も出品者も注意!

フリマアプリで詐欺に遭う、と聞いてどのようなパターンを思い浮かべるでしょうか。多くの方は、購入したのに「商品が届かない」「新品と思ったら中古だった」「偽のブランド品だった」といったケースを想像するでしょう。もちろん正解なのですが、それだけではありません。

上記のケースは購入者の立場での詐欺被害ですが、実は出品者側も詐欺に遭うことがあるのです。例えば、「商品が届かない」という嘘のクレームや「要求に応じて返品されたら違うものだった」といったこともあります。つまり、ラクマ詐欺は購入者も出品者もそれぞれ注意する必要があるのです。

まずこの章では、購入者の詐欺被害4パターンについて詳しくご紹介していきます。

購入者の詐欺被害その1.商品が届かない

もっともありがちなのが、「購入したのに商品が送られてこない」というパターンです。せっかく期待したのにがっかりしてしまいますね。

しかし、すぐに詐欺と断定するのは早計です。もしかしたら運送会社の事情で遅延しているのかもしれません。住所の記載ミスも考えられます。もしくは家族がすでに受け取っていて伝え忘れているかもしれません。まずは相手方に連絡してみましょう。それでもなしのつぶてであれば、詐欺を疑い対処することをおすすめします。

3日経っても届かない場合は、キャンセル手続きをしてください。ここで注意することは、状況が定かでないのに、安易に受取評価をしないようにすることです。受取評価後は取引が終了したとみなされ、ラクマの運営側に依頼しても何ら対処してもらえない可能性が高いです。

購入者の詐欺被害その2.偽物が届く

ブランド品にありがちなのが、「本物だと思って購入したのに偽物が届いた」というケースです。また、「新品だと思ったのに中古品だった」「届いた商品が破損していた」というパターンも考えられます。

これも明らかに悪意がある場合と、出品者が悪気なく本物だと思い込んで出品した可能性があります。よって、怪しい場合は専門家に鑑定を依頼することになるかもしれません。また、新品を購入したはずが中古品であった場合や破損が見られる場合は運営に相談するか、その旨を出品者に伝えて反応を見ましょう。

購入者の詐欺被害その3.直接取引を要求される

ラクマでは、取引はすべてラクマのアプリ上で行うのが基本ルールです。もし、「手数料がいらない」「銀行振り込みしか対応できない」などの理由で直接取引を持ちかけられたら、詐欺の可能性が大きいです。即座に運営へ報告のうえ、取引をキャンセルしましょう。

その前に安易に支払いに応じてしまうと、運営側は何もフォローしてくれません。自分で返金請求するか、警察に相談するか、泣き寝入りしかないので注意してください。

購入者の詐欺被害その4.手の込んだ副業詐欺にも注意

SNSでラクマでの購入を持ちかけられる詐欺にも注意しましょう。具体的には、「ある商品を購入してレビューを書いてくれたら対価を支払う」といった副業を勧められるケースです。うっかり話に乗ってしまうと、購入して支払ったものの商品は届かず、依頼者や出品者と連絡が取れないという詐欺になります。この場合、依頼者と出品者がグル、あるいは同一人物かもしれません。怪しい誘いには一切応じないようにしましょう

出品者の詐欺被害その1.商品が届かないとクレームを入れられる

続いては、出品者の立場での詐欺被害について見ていきましょう。

まずは、「送ったにもかかわらず、商品が届かないと嘘をつかれる」パターンです。しかし、すぐに詐欺と断定するのは早計です。まずは、その主張を信用して運送業者の追跡番号で商品の行方を調べましょう。

そして、この手の話でも問題なく対処するために「かんたんラクマパック」の利用をおすすめします。具体的には、日本郵便の「ゆうパケット」・「ゆうパケットポスト」・「ゆうパック」・「ゆうパケットプラス」、ヤマト運輸の「ネコポス」・「宅急便コンパクト」・「宅急便」の7つです。

いずれも配達状況が取引ページで確認でき、配送トラブルの際は商品代金などを補償してくれます。送料も取引が完了した際に売上金から自動的に差し引かれるので安心です。出品時に配送会社を選択するだけで簡単に設定できます。

出品者の詐欺被害その2.偽物を返品される

購入者が商品を確かに受け取ったものの、その後で何らかの理由で返品を主張してくることがあります。もちろん正当な理由なら応じるしかありませんが、実際に送られてくるものが偽物やまったく違う商品である場合があります。これは詐欺です。

偽物だと気付かずに受取評価をしてしまうと、後で主張しても運営側は何も補償してくれません。「あらかじめキャンセルに応じる気はない」ということを相手方と運営に速やかに通知しておきましょう。

ラクマで詐欺に遭った際の7つの対処方法

ラクマには自分が欲しい憧れの商品や格安の掘り出しものが溢れているので、発見した時には喜びのあまり勢いで購入してしまうことが多いかもしれません。また、どうせ捨てるなら早くお金に換えてしまいたいと前のめりになって出品してしまうことも良くある話です。よって、詐欺とは気づかずに素直な気持ちで取引に応じてしまうこともあるでしょう。

しかし、その分、詐欺に遭ったときのショックは大きくなります。悔しくて落ち込んで、相手だけでなく自分も責めてしまうかもしれません。とはいえ、そうしている間にも時は過ぎていきます。泣き寝入りせずとも返金・返品されることもあるので、すぐに対処することをおすすめします。その方法を7つご紹介していきます。

取引の証拠を残しておく

詐欺の解決には証拠が強くものをいいます。運営や警察に詐欺被害を訴える際、はっきりと証拠があるのと無いのとでは信ぴょう性も話の進み方も違います。

方法としては、商品IDを長押しでコピーするか、直接紙にメモとして商品IDを書き残しておきます。それを元に、まずラクマ運営側に相談してみましょう。くれぐれもその前に受取評価をしないように注意してください。

安易に評価をしない

ラクマでは購入者も出品者も評価をしたら、その時点で取引終了とみなされます。その後は、何を主張しても運営側は関与してくれません。よって、安易に評価をしないことが詐欺被害を抑える対策になります。ましてや取引が終了していないのに評価をしてほしいという依頼はもってのほかです。絶対に応じないでください。

購入者は手元に商品が届き、中身が間違いないかを確認できてから評価しましょう。もちろん、「何かおかしい」と感じたら評価をしてはいけません。その前に運営に相談してください。

出品者は購入者が支払いを済ませて商品を受け取り、購入者が評価するまではこちらから評価を行わないようにしましょう。

商品の未着は運送会社にも確認する

代金を支払ったものの商品が届かない、もしくは商品を送ったのに「届かない」とクレームが来た場合はすぐに運送会社に確認しましょう。追跡番号を入力すれば、電話をかけずに配送状況を確認できることもあるので、できるだけ速やかに対処してください。もちろん電話で確認する方がスピーディーで確実です。あなたが出品者の場合は、運送会社で「配送済みです」といわれたら詐欺と考えて間違いありません。

ちなみに先述したように、出品者は「かんたんラクマパック」を利用すると商品代金が保証されます。そのため、このようなトラブルの際は大変便利です。

相手に連絡する

「購入したのに商品が未着」「配送履歴があるのに届いていないとクレームが入る」など詐欺の可能性がある場合は、できるだけ速やかに相手方に連絡してください。連絡がつかない場合は詐欺と考えて間違いないでしょう。

また、連絡がつけば、何かの勘違いであることが判明してことを穏便に済ませられるかもしれません。しかし、「自分は間違っていない」「そちらの勘違いだ」などと言い始めると、収拾がつかなくなってしまいます。相手が否を認めることはほとんどないので、そうしたやり取りは早めに打ち切るようにしましょう。そして、事の次第を運営側に詳しく報告して指示を仰いでください。

偽物だと思ったら鑑定を依頼する

ブランド品によくあるのが、偽物をつかまされるケースです。最近はとても精巧にできているものもあるので、画像では気づかないことも珍しくありません。届いてから「何かおかしい」と思ったら速やかにプロに鑑定を依頼しましょう。

そして、もし「偽物」とのお墨付きがもらえれば大きな証拠になります。警察に相談する際にも貴重な手がかりとなるでしょう。単なる被害相談ではらちが明かずに時間だけが過ぎてしまうこともあるので、注意が必要です。

返金を直接交渉する

プロに鑑定を依頼して偽物だと分かった場合に、まず出品者に連絡してその旨を伝えましょう。偽物であると認めた場合は、返金の可能性が高まります。しかし、そもそも詐欺を行う人物がそう簡単に認めるわけがありません。もし認めるとしたら、本人も偽物と気づいていないケースでしょう。その場合なら交渉の余地はあるかもしれません。とにかく泣き寝入りも残念なので、まずはダメもとで連絡してみるのがおすすめです。

最後は運営や警察に相談する

詐欺の場合はいくらこちらの言い分を主張しても聞いてもらえず、ほとんどの場合は言い逃れされたり無視されたりします。その際は、速やかに運営のヘルプ画面から助けを求めましょう

運営側はこの手の対処には手慣れているので、お任せする方が良いです。そして、場合によっては全額返金もありえるので諦めないでください。よほど悪質な場合は運営と話し合いのうえ、警察に相談する方が良いこともあります。なお、その後もラクマを使うなら、被害を重ねないためにも、その相手をブロックしておくと安心です。

返品・返金の請求法

ラクマで購入したものの何らかの理由で納得できない場合は、返品のうえ代金を返金してもらうことになります。

その方法は、具体的に3つあります。

  1. ラクマ運営に問い合わせて、返品・返金手続きを行う
  2. ラクマは通さず、直接銀行振り込みなどで返金・返品手続きをする
  3. ラクマにこちらから出品し直して買い取って返金してもらう

もっともオーソドックスで推奨される方法は「1」です。運営側に仲介してもらって解決するのが、一番すっきりとおさまるでしょう。しかし、取引が終了してしまっている場合は運営は関与しませんから、「2」か「3」の方法をとるしかありません。取引成立後1週間はメッセージが送れるので、その場で話し合ってみてください。

ただし、購入者と出品者が直接やり取りしてもトラブルのもとになるので、極力避ける方が良いでしょう。そのためにも安易に受取評価をせず、「1」の方法で運営側に仲立ちしてもらうのがおすすめです。

もし、交渉が上手くいって「3」の方法をとる場合は、返品・返金手続きの順番を前もって必ず決めておいてください。なお、返品する際の梱包は届いたときと同じ形式で構いません。

ラクマ運営に問い合わせて、返品・返金手続きを行う

ラクマで出品者に返品する手順は以下のようになります。

  1. メッセージで返品・返金について相互に合意する
  2. 購入者が返品する
  3. 出品者が商品を確認する
  4. 出品者から運営側に返金について問い合わせる
  5. 運営側が返金手続きを行う

出品者の対応が遅い場合は、以下の方法でこちらからも運営側に問い合わせしましょう。

  1. マイページを開く
  2. 設定・ヘルプ・その他から「お問い合わせ」を選択
  3. 該当の「お問い合わせ種別」を選択
  4. 記入欄にことの詳細を書き入れる

4では商品IDだけでなく、商品名、相手の名前及び何が問題だったかについてできるだけ詳しく記入しましょう。包み隠さず記入することで運営側に正しく認識してもらうことが大切です。

返金方法は、コンビニ支払と銀行振り込みの場合は銀行振り込み、クレジット払いなら決済の取り消しによる返金になります。

ラクマは通さず、直接銀行振り込みなどで返金・返品手続きをする

取引が終了してしまってどうしても1の方法が取れない場合は、購入者と出品者が直接交渉のうえ、返品・返金手続きするしかありません。

方法としては、取引終了後1週間以内だけ可能なメッセージでのやり取りで話をつけます。その際、コメント欄を使うと他のユーザーに見られてしまうので必ずメッセージを使いましょう。購入者が出品者に銀行口座あるいは住所を伝え、銀行振り込みもしくは現金書留で返金してもらいます。

再三になりますが、ラクマでは購入者と出品者の直接のやり取りは原則禁止です。ただし、取引終了後の返品・返金のみ許されていて、とくにペナルティーはありません。しかし、トラブルのもとにもなるので、この方法は極力避けるようにしましょう。

ラクマにこちらから出品し直して買い取って返金してもらう

メッセージのやり取りで互いに返品・返金の同意が得られれば、購入者が逆に出品して出品者に買い直してもらう方法もあります。

具体的には返品する商品の画像を撮ってラクマにアップし、商品タイトルに「返品用」「返金用」と記入後、合意した返金金額を設定して出品します。

少々面倒な手続きですが、泣き寝入りするより良いかもしれません。詳細は、ラクマの商品検索画面で「返品用」か「返金用」と打ち込むと同じく返品・返金手続き中の商品が画面表示されます。詳細設定で販売状況「すべて」を選択すれば返品・返金が済んでいるものも見られるので参考にしてください。

ラクマでの詐欺防止法

この章では、詐欺を見抜いて被害を未然に防ぐ秘訣をお伝えします。

評価「0」の場合は要注意

詐欺に遭わないためには、評価に注目することをおすすめします。まず評価が「0」の出品者からは買わないようにしましょう。

また、売買が成立しているのに評価がついていない場合も何らかのトラブルが発生している可能性が疑われます。詐欺と断定しても良いでしょう。絶対に買わないようにしてください。

雑なプロフィールは要注意

ラクマでの取引はスマホやパソコン画面の情報がすべてです。実店舗のように出品者と直接話すこともなければ、顔を見ることさえありません。だからこそ、プロフィールの画像と自己紹介が大切です。

心ある相手なら、そこに人柄がにじみ出ているものです。モノを大切にする人であれば、それなりの思いがきっとどこかに語られているでしょう。よって、プロフィールが雑でシンプルすぎる場合は要注意です。そして、自分が出品する場合は、自分のプロフィールに好感を持ってもらえる内容にすることを忘れないようにしましょう。

安いブランド品は要注意

詐欺に遭いやすいアイテムはブランド品が非常に多いです。欲しい気持ちはわかりますが、安いからと飛びつくと偽物をつかまされることが少なくありません。

そのため、目当ての商品があっても、他のサイトで相場を十分に確かめてから買うかどうかを決めるのがおすすめです。届いてから偽物だと分かると、その後の処理が案外面倒です。何より後味が良くないでしょう。気持ちよく取引を終えるためにも、押さえるところは押さえて賢くショッピングしましょう。

商品ページのクオリティが低い場合は要注意

心ある出品者は、「自分の愛用品を大切に喜んで使い続けてほしい」との思いから、商品ページも丁寧に作成している傾向が強いです。よって、商品ページの画像や説明などが雑で丁寧さを感じ取れない場合は、念のため警戒してください。

気になる点は、質問してみて返信内容から信頼して良いかを見定めるのもおすすめです。後述しますが、特にブランド品の場合は本物である証拠の提示を求めるのを忘れないでください。

メッセージへのレスポンスが遅い場合は要注意

上述のように、気になることはどんどん質問しましょう。特にブランド品なら、「本物の証拠」「付属品の有無」「購入時期」「購入場所」「購入時の価格」などを尋ねるのは大いに「アリ」です。その問いかけにすぐに応えてくるようなら、信頼できるかもしれません。しかし、的を得ない回答やいい加減な答えが返ってくるようなら購入を見合わせる方が良いでしょう。

このようなやり取りを何度も繰り返していると、だんだん良し悪しがわかってきます。信頼できる出品者かどうかを見分ける自分なりの基準をつかんでください。

まとめ

ラクマでは数多くの商品を通じて自分のニーズを満たしてくれるような取引が可能です。できれば出品者も購入者も気持ちよく利用できるに越したことはありません。

もし詐欺被害に遭ってしまったら、せっかくの楽しみが一瞬にして消え去ってしまいます。そうならないためにも、しっかりとルールを守り、記事内でご紹介した防止法を参考にして取引を楽しんでください。

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この記事を監修した人

ビジネスのノウハウを実践ベースで徹底的に追求するのがアクシグ。
世界で最も専門的で網羅的なコンテンツを提供し、ノウハウを惜しげもなく提供していきます。

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