楽天のアカウントを複数所持するのは要注意!やめた方が良い理由を徹底解説

せどりをするなら、多くのポイントが簡単に獲得できる楽天ポイントせどりがお得です。そして、楽天ポイントせどりで複数アカウントを所持してガッツリ儲けたい、とお考えの方も多いでしょう。

たしかに複数のアカウントがあれば利益の拡大が期待できるほか、一人一回しか使えない割引クーポンが複数回使えるのでうま味が大きいのは事実です。しかし、複数のアカウントを所持することは楽天から固く禁止されているため、発覚すれば即アカウント停止処分となります。なかには、悪気がなくても突然アカウント停止の憂き目にあうこともあるので要注意です。しかも、一度停止されたら二度と復活できない可能性が高いというのも覚えておきたい点です。

そこで今回は、楽天アカウントが停止される理由や停止されると何がどうなるのか、また、停止されないための対策についても詳しくお伝えします。これから楽天ポイントせどりで儲けたいとお考えの方は、ぜひ参考にしてください。

目次

突然やってくる楽天アカウントの停止処分

楽天アカウントの停止は、何の前触れもなくいきなりやってきます。いつものようにログインしようとしても一切何もできない、という事態に突然陥るのです。もし実際にアカウント停止になると、かなり困惑することになるでしょう。そこでまず、そもそも楽天アカウントの停止とは何なのかについて解説していきます。

楽天の複数アカウントは禁止?

楽天で複数アカウントを所持することは固く禁じられています。それは、『楽天会員規約』の第8条(禁止事項)1-(7)に明記されています。

複数アカウントが疑われると購入品目や数量を詳しく調査されるだけでなく、容赦なくアカウントを停止されることもあるので要注意です。

参考:楽天会員規約

アカウント停止でどうなるのか?

楽天アカウントの停止、いわゆる「垢バン」になると、楽天市場やその他の楽天サービスすべてが使えなくなります。加えて、複数アカウントのポイントの統一はおろか、獲得したポイントは全失効します。

アカウント停止時のログイン画面

楽天アカウントが停止された場合、ログインしようとすると以下の画面が表示されます。

「法令や本規約等に違反する行為があった場合には、当社で利用停止措置を取らせていただく場合がございます」と記載されています。この表示が出るということは、コンプライアンスに反した何らかの不正行為があったと疑われている状態です。その一つが複数アカウントの所持です。

「お心あたりがない場合につきましては、こちら…」との文言もありますが、複数アカウントを所持している場合はまずその対象(心あたりがない)にはならないと考えてください。

アカウントが停止される3つの理由を深堀り!

楽天ポイントせどりを行うなかでアカウント停止されるのは、アカウントの複数所持だけではありません。その他にもありがちなケースが3つあります。

具体的には、「同じIPで別アカウントを使って同じ商品を購入した」「購入者都合のキャンセルが多い」「自宅以外の代行業者へ商品を発送した」の3点です。

それぞれのケースについて詳しく解説していきます。

同じIPで別アカウントを使って同じ商品を購入した

たとえ複数アカウントを所持していなくても、そうと疑われるケースがあります。そして、一旦疑われると、事実と異なっていても容赦なくアカウントが停止されることがあります。その一つが、注文したIPアドレスが同じ場合です。

IPアドレスとは、パソコンやスマホなど、ネットワーク上の機器に割り当てられるインターネットの住所といえる存在です。この住所がなければ、メールなどデータの送受信ができません。もし同一のIPアドレスから住所が同じで別名義の注文があった場合に、楽天運営からは「別アカウント」の疑いがかけられるのです。

楽天では家族アカウントが禁止されているわけではありません。しかし、家族アカウントを使えば、ポイントがたくさん獲得できる数量制限のあるお得商品やポイントせどりでの増収が可能です。よって、家族アカウントでも同じIPアドレスで商品を複数購入すると、複数アカウントと同義に扱われてしまいアカウント停止されることがあるのです。

購入者都合のキャンセルが多い

楽天でポイントせどりする際に、数やアイテムを誤って注文してしまうことは決して珍しくありません。間違いに気づけばキャンセルするのも当然でしょう。しかし、その行為がアカウント停止になる可能性があります。

楽天では出品者保護の規約があり、悪質なキャンセル行為については厳重な取り締まりを行っています。具体的には、「同じショップでの大量注文のキャンセル」「購入者都合によるキャンセルを繰り返す」「全体的にキャンセルの割合が多い」などです。

たしかにこのような行為を繰り返されると、出品者としては経営に悪影響が生じる可能性があります。出品者保護の意味でも、「明らかにおかしい」と判断されるとアカウントが停止されるのです。

自宅以外の代行業者へ商品を発送した

楽天では、一部の商品について代行業者への直送を禁止しています。具体的には、「楽天DEAL」「スーパーセール中」「ゲーム機や漫画などのトレンド」商品です。

たとえば、スーパーセールやトレンド商品で利益率の高いお得なアイテムは他のユーザーも目をつけます。もし、あなたも含めて複数の業者が同じ代行業者(FBA納品の際のAmazon倉庫も含む)に同じ商品を輸送した場合、別アカウントで送りつけているという可能性が疑われます。

自分以外に誰がどれだけ購入しているかなど、分かるはずもありません。そしてたとえ悪気はなくても、運営サイドから全体のシステムとして俯瞰すると不正行為をしている可能性がないとは言えないのです。

アカウント停止のその後

楽天アカウントが停止すれば、当然、楽天ポイントせどりの継続は不可能になります。それだけでは済まないので、本格的なビジネスとして行うのであれば絶対に避けなければなりません。

そのためにも、アカウント停止になるとその後はどうなるかを正しく把握しておきましょう。

ポイントはすべて失効

楽天アカウントが停止されると、それまで獲得したポイントはすべて失効します。複数アカウントを所持していたとしても、それらのポイントを合算することはできません。

多い方なら数十万、数百万のポイントを獲得しているケースもありますがすべて水の泡となってしまうのです。

楽天のサービスがすべて使えなくなる

楽天のアカウントが停止されると、そのアカウントで紐づくあらゆるサービスが使えなくなります。楽天市場はもちろん、楽天銀行、楽天モバイル、楽天トラベルなどもです。

楽天経済圏を上手く利用すれば、それだけでほぼすべての生活が成り立つので、利用できるサービスを最大限活用している方も多いでしょう。しかし、便利でお得な分、失ったときの代償も大きいのでくれぐれも注意しましょう。

楽天アカウントが停止されたら復活は可能?

先ほど楽天アカウントが停止されるケースについてお伝えしましたが、それらは楽天から正式に公表されている基準ではありません。したがって、上記の理由以外でもアカウント停止になる可能性があります。もし、一旦アカウント停止になった場合、果たして復活できるのでしょうか。その可能性や復活のための対処法について詳しく解説します。

楽天サポートに連絡してみる

楽天会員規約では、利用停止、会員資格取り消しなどについては定められていますが、アカウントの復活については具体的にうたわれていません。そのため、アカウントが停止されて慌てて問い合わせのメールを送信しても、「誤りでした、すぐに復活できます」という返信メールが届くことはまずないと考えましょう。

「こちらで判断のうえ、利用制限させていただいています」といった内容の定型文が送られてくるのみです。ただその後に、「特別な理由があれば(アカウント停止の解除を)検討します」という旨が続いて記されているため、可能性がないわけではありません。

誠実ある対処で復活を試みる

アカウントの復活を望むなら、姑息な手段は取らず、誠意ある対処方法を考えましょう。と言っても、具体的にはメールでのやりとりしか方法はありません。そこで実際に復活できたケースをもとに対処法を伝授するので、アカウント停止処分が下った場合は参考にしてください。

「理由の特定」と「誠実な謝罪文」を送る

楽天アカウントを復活させるには、メールで「理由の特定」と「誠実な謝罪文」を送りましょう。アカウントが停止されたとしたら、必ず理由があるはずです。先にご紹介した想定されるアカウント停止理由を参考に、自分に当てはまる内容がないか冷静に考えてみましょう。もし思い当たる節があれば素直に認めて謝罪します。そして、二度と同じ過ちを犯さないことを固く誓い、再発防止策も記載しましょう。まったく身に覚えがない場合はその旨を記載するしかありません。

楽天側に理由特定と誠実な謝罪文、今後の対処法についてメールを送ると、おそらく返信メールが送られてきます。その内容は、次のような3つに分かれるでしょう。

1.「検討しましたが、解除はできません」
2.「再度、○○について回答いただけますか?」
3.「解除させていただきました」

の3パターンです。

1の場合は、100%アカウントの復活は無理です。これ以上の解除手段はないと考えてください。

問題は2です。これは、場合によっては解除もありうるという意味です。よって、追加の質問に対してさらに真摯に回答してください。その結果、もしかしたら解除してもらえるかもしれません。

3の場合は言うまでもなく、訴えが認められてアカウントが復活するということです。

再三になりますが、楽天サイドからは正式なアカウント停止理由も解除の基準も一切公表されていないため、対処法に100%はありません。よって、的を射た理由の特定と再発防止策、謝罪文それぞれの完成度を高くするように心がけるほかないといえるでしょう。

楽天アカウントを停止させないコツ

楽天アカウントを停止されると、いかにデメリットが大きいか、そして復活も決して容易ではないことがお分かりいただけたでしょう。アカウントは停止されないに越したことはありません。ここからは、アカウント停止されずに済むコツをご紹介しましょう。

同じIPアドレスからは購入しない

同じIPアドレスから購入すると複数アカウントを疑われる大きな原因になりかねないので、たとえ家族でも同じパソコンを使い回すことのないようにしましょう。名前が異なっても、住所とIPアドレスが同じであれば(家族アカウントが禁止されているわけではありませんが)、楽天運営からは「白」とは判断されず、「黒に近いグレー」と疑われると認識してください。よって、端から面倒なことはしないのが一番です。

数量限定品はコンビニで受け取る

楽天スーパーセールや楽天DEALなどで数量限定品が売られた場合は、仕入れるに越したことはないでしょう。しかし、基本的に一人につき注文できる数量は決まっているため、別のアカウントで注文しても届け先の住所が同じ場合は複数アカウントであることが疑われます。

そこでおすすめはしませんが、奥の手として誰か第三者(名前も住所もIPアドレスも別)に別アカウントで注文してもらったうえ、コンビニ受け取りにしてもらうという方法があります。あなたが注文したものは自分の住所に、第三者に注文してもらったものはコンビニに届くようにします。ちなみに、ローソン、ファミリーマート、ミニストップであれば受け取り可能です。

キャンセルの多発を避ける

購入者都合によるキャンセルの多発は要注意です。具体的には、1週間に5回以上のキャンセルはアカウント停止の恐れが大きいため気をつけましょう。

楽天ポイントせどりをしていると、リサーチして仕入れを決めた時点では利益が出ると思っても、いざ販売する段階になって値が下がって赤字になる場合もあります。すると発送前ならキャンセルしたいと考えるかもしれません。しかし、その数が大量だったり、以前にも同じショップでキャンセルしたりしたことがある場合は、運営からマークされる恐れがあります。楽天ポイントせどりに慣れるまで、ある程度は致し方ないかもしれませんが、キャンセルはできるだけ避けるに越したことはありません。

楽天アカウント停止への備え

楽天アカウントは停止されないに越したことはありません。しかし、楽天ポイントせどりをしていると、やむを得ずアカウント停止されるリスクは常にあるといえるでしょう。そこで最後に、アカウント停止による悪影響を少しでも回避する善後策についてお伝えします。

楽天銀行のデビッドカードを持つ

通常ポイントに限りますが、楽天銀行発行のデビッドカードを持っていると、万が一アカウント停止となってもポイントが利用できます。楽天ポイントせどりを始める際は、まず楽天銀行の口座開設とデビットカードの申し込みをしておきましょう。

ポイントは早めに使う

もし楽天アカウントが停止されると、期間限定ポイントはすべて使えなくなります。ポイントはどれだけ持っていても使わなければ宝の持ち腐れです。「いつか使おう、そのうちに」と思っている間にアカウント停止になってしまうと大損です。ポイントは早めに使うことを強くおすすめします。

まとめ

楽天で複数アカウントを所持することは禁止事項にあたります。抜け道を指南したネット記事もありますが、せどりビジネスを健全に末永く続けていこうとする方には絶対におすすめしません。記事内でご紹介したように、その気がなくても疑われたり、いきなりアカウント停止処分をくらったりすることもありえます。

火のない所に煙は立たぬ、といいます。残念な事態を引き起こさないためにも、万全の対策で楽天ポイントせどりを行いましょう。

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この記事を監修した人

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