楽天市場では、日常的に値下げキャンペーンが実施されています。その中でも年に数回実施される楽天スーパーセールは、割安で購入できるだけでなく、通常の何倍ものポイントを獲得できるとあって、人気のセールとなっています。ただ、その分人気商品はすぐに売り切れてしまいます。人気商品を手に入れるために、販売開始日に待機したり、日常的に入荷状況や在庫をチェックしている人も少なくないでしょう。ただ、そんなことをしていては時間と手間がかかってしまいます。
そこで、こちらの記事では、確実かつ効率的に人気商品を手に入れるために、自動購入ツールについてご紹介します。また、併せて楽天市場の狙い目商品もご紹介していきますので、楽天スーパーセールをもっと効率的に利用したいという方は是非参考にしてください。
自動購入ツールを利用するメリット
自動購入ツールの利用には以下の3つのメリットがあります。
- 手動よりも早く購入できる
- 入荷状況をチェックする必要がない
- セール時に購入できる確率が高くなる
手動よりも早く購入できる
メリットの1つ目は、手動よりも早く購入できることです。
一般的に、オンラインストアで商品を購入するには以下のような手続きが必要です。
- カートに商品を追加する
- 配送先を入力する
- 支払方法を設定する
- 最終確認ボタンをクリックする
会員登録済みであれば、上記の手続きのうち配送先の入力は省略できる場合が多いでしょう。しかし、商品をカートに追加したり、「次へ」ボタンや「注文」ボタンをクリックする操作は省略できません。このわずかな操作をする間に、人気商品は売り切れてしまうことも少なくありません。
このような操作を自動化できるのが自動購入ツールです。この手のツールを使えば以上の手続きがほんの数秒で終わるので、煩わしい操作を繰り返す必要がなくなりますし、購入手続きに手こずっている間に商品が売り切れてしまうこともありません。
入荷状況をチェックする必要がない
2つ目は、入荷状況をチェックする必要がなくなることです。
例えば、どうしても欲しい商品が在庫切れになっている場合に入荷状況を頻繁にチェックする人は少なくないでしょう。しかし、常時入荷状況をチェックするのは面倒なものです。
また、数量限定品の場合、通常は販売開始前から商品ページにアクセスして待機しておかなければ購入することは困難です。しかも、それだけの努力を払っても、タッチの差で購入できないことも少なくありません。
その点、自動購入ツールを利用すれば、事前に設定したとおりに商品を自動購入してくれるので、上記のような手間がかかりません。
セール時に購入できる確率が高くなる
3つ目は、セール時に購入できる確率が高くなることです。
楽天市場では日常的にキャンペーンが行われていますが、特に割引率が高いのが楽天スーパーセールです。割安で購入できるだけでなく、通常の何倍ものポイントを獲得することもできるため、まとめ買いをする人が続出します。そんな中で希望の商品をゲットするにはスピードが必要です。
そこで活躍するのが自動購入ツールです。自動購入ツールを使えば手動では太刀打ちできないほどのスピードで購入できるようになるので、セール時でも狙った商品をゲットできる確率が上がるのです。
自動購入ツールを利用するデメリット
自動購入ツールには、メリットがある反面、デメリットもあります。この項目では代表的なデメリットを2つご紹介します。
- 利用料がかかる
- 購入できない場合もある
利用料がかかる
1つ目のデメリットは、利用料がかかることです。セール期間を利用してできるだけ安く商品を購入しようとしているのに、利用料分の費用がかかるのでは本末転倒です。しかも、後述するように、自動購入ツールを使ったからといって必ず購入できるとも限らないのですから、利用料を払ってまで利用する必要があるのか疑問に思ったとしても不思議ではありません。
購入できない場合もある
2つ目のデメリットは、ツールを駆使しても購入できない場合があることです。
例えば、人気商品に注文が殺到しサーバーがダウンした場合には、自動購入ツールも機能しなくなるため、当然のことながら希望の商品を購入することもできなくなってしまいます。
また、自動購入ツールにはランクがあり、より精度の高い自動購入ツールを利用している人がいた場合は、先を越される可能性も高くなってしまいます。
自動購入ツールの自作は不要! おすすめのアプリ(有料・無料)
この項目では、おすすめの自動購入ツールだけでなく、自動購入ツール以外の便利ツールも併せてMacでも使えるものをご紹介しています。楽天市場だけでなくネットショップを利用するのであればぜひ知っておきたいものばかりですので、ぜひ参考にしてみてください。
Shop Ding Dong (ショップ・ディンドン)【無料】
ショップ・ディンドンは、楽天市場、楽天ブックス、楽天ビック、Amazon、オムニ7に対応している無料の自動購入ツールです。品切れ商品の入荷を監視し、自動注文してくれます。
ショップ・ディンドンは無料で利用できるだけでなく、対応店舗が多く、全自動注文が可能なところが魅力です。自動購入ツールの導入編としておすすめです。Macには対応していませんが、MacにWindowsをインストールすることで使えるようになります。
参考:Shop Ding Dong (ショップ・ディンドン)
MONO SEARCH(モノサーチ)-通常版-【無料】
モノサーチは、chromeの拡張機能として利用できる価格比較ツールです。Amazonや楽天市場、ヤフーショッピングなど、複数のECサイトの商品情報を一度に取得することができます。さらに、検索した商品ページには各ECサイトの販売ページへのリンクが貼られているので、改めてサイトのURLを探す手間が省けます。chromeはMacOS版もありますので、Macユーザーの方も使えます。
モノサーチには無料の通常版のほか、有料のMONO SEARCH PRO(モノサーチPRO)もあります。有料版には利益の出る商品を通知してくれる機能などが付加されています。料金は、月額4,980円、年間プランですと49,800円(月換算4,150円で830円お得)ですが、2週間の無料体験版が用意されています(2023年5月16日現在)。
自動購入ツール導入の流れ
「おすすめの自動購入ツールはわかったけど、使い方や設定の仕方がわからない……」という方のために、先ほどご紹介した「ショップ・ディンドン」を導入するまでの簡単な流れを解説していきます。
Shop Ding Dong (ショップ・ディンドン)の使い方
ショップ・ディンドンを使えるようになるまでの流れは以下のとおりです。
- ShopDingDong最新版をダウンロード
- インストール
- 環境設定
- 画面レイアウト
- 商品検索
- タスクの設定
まずは、公式サイトから「ショップ・ディンドン」をダウンロードしてください。
インストールが完了したら、環境設定を行います。設定しておくべき項目には以下のようなものがあります。
- 基本設定(商品入荷時のアラーム設定など)
- 通信設定(入荷時のメール通知など)
- アカウント (注文するECサイトの選択など)
次に商品を検索し、その商品に対するアクションを決めるのがタスクの設定です。例えば、以下のような項目について設定することになります。
- チェック間隔
- 価格の条件
- 注文個数と回数
- 監視期間
- アクション(メッセージ表示、メール送信、全自動注文)
参考:Shop Ding Dong (ショップ・ディンドン)
Macで使えるようにする方法
本来Macでは使えない「ショップ・ディンドン」をMacで使えるようになるまでの流れは以下のとおりです。
- bootcampをインストール
- 再起動し、起動中に「option または (alt) ⌥」キーを押し続けて、Windows と macOS を切り替える。
- WindowsOSで「ショップ・ディンドン」をインストール
- 上記と同じように設定する
Boot Campを使ってWindowsOSをインストールする事で、「ショップ・ディンドン」が使えるようになります。詳細なインストール方法は下記を参考にして下さい。
参考:Boot Camp アシスタントで Mac に Windows 10 をインストールする
自動購入ツール使用時の注意点
この項目では、自動購入ツールを使う際の注意点を2つご紹介します。
パソコンを常時起動しておく
一般的には、自動購入ツールを機能させるにはパソコンを常時起動しておく必要があります。例えば、ShopDingDongは、パソコンの電源を切った状態やスリープ状態では機能しません。
仮想サーバーを準備しておく
自動購入ツールに限った話ではありませんが、複数のECサイトを開いたままにするツールを使用する場合、1つのサーバーだけでは無理があります。特に人気商品を狙っている場合は、サーバーが負荷に耐えられなくなる可能性があります。
こうした事態に備え、仮想サーバーを使用することをおすすめします。仮想サーバーとは、現在使用しているサーバー内に作る仮想的なサーバーのことです。仮想サーバーを経由すると、ECサイトへのアクセスの負担が軽くなります。
楽天市場の狙い目商品5選
この項目では、せどりをしている方に向けて、楽天市場で仕入れるべき狙い目商品を5つご紹介します。
パソコン本体と周辺機器
パソコン本体とその周辺機器を扱うとなると、スペックやバージョン等に関する詳細な情報を知っていなければなりません。そして、こうした情報を収集し理解するには時間がかかるため、好んでこの手の商品を扱う人は少ない傾向にあります。そのため、パソコン本体とその周辺機器は、ライバルに差をつけることができるおすすめの商品です。
カメラ・精密電子機器
カメラ・精密電子機器は、生活雑貨などに比べて高額なため、型番違いや不良品が発生した場合のリスクが高くなります。このような理由から、カメラ・精密電子機器を扱っているライバルも少ない傾向にあります。したがって、ライバルの少ない市場で勝負したい方におすすめできる商品です。
生活家電
生活家電もおすすめしたいジャンルです。ただし、生活家電を取り扱う場合は、電子レンジや炊飯器など、サイズが比較的大きい商品を対象にしたほうが良いでしょう。大きめサイズの家電にかかる高い保管料や送料を嫌って取り扱いに躊躇する人が少なくないからです。
逆に、DVDやゲーム機器などはサイズが小さく扱いやすいため、ライバルも多くなりがちです。ライバルが多いと価格競争が起きてしまうので、この手の商品は避けたほうが無難です。
DIY(日曜大工)関連商品
たしかに、DIY関連商品の中には、電動ドライバーなど、トレンドが掴みにくいジャンルもあります。ただ、商品知識を身につけられれば仕入れの幅が広がるため、DIYに興味のある方にはおすすめしたいジャンルです。
食料品
食料品は腐りやすく保存がきかないとあって、せどりの対象から外している人が多いジャンルです。しかし、ネットを介して食料品を購入する人は年々増加しているため、こちらも取り組んでみたいジャンルだと言えます。
効率的かつ効果的な仕入れがライバルに差をつける
この記事では、自動購入ツールをはじめ、仕入れに役立つツールや狙い目の商品などをご紹介してきました。
ECサイトを利用して商品を仕入れているせどらーの方はもちろん、セール期間中に希望の商品を確実にゲットしたいという一般ユーザーの方にとっても、望む結果を実現するにはツールの利用が不可欠です。その点、自動購入ツールやリサーチツールを利用すれば、希望が叶う可能性は高まります。
ぜひ今回の記事でご紹介したツールを駆使してライバルに差をつけてください。