Ralph Lauren USAの購入ページが開けない?攻略法を解説

海外からの個人輸入がインターネットで手軽に行えるような時代になりました。その利便性を活用して海外ブランドの洋服などを国内よりも安く仕入れて国内で転売する輸入ビジネスで利益を得ている人も多いです。

そんな中、人気ブランドの「Ralph Lauren USA」の商品が日本からの個人輸入で購入できないという事例が起きています。

そこで今回は、Ralph Lauren USAの商品を海外から輸入し国内で転売する「個人輸入ビジネス」の方法をはじめ、日本から購入できない理由やその攻略法について解説します。

目次

アメリカからラルフローレンを個人輸入するには?

輸入と聞くと難しそうに感じますが、ポイントを理解すれば難しくありません。

本場アメリカからラルフローレン製品を個人輸入する方法を紹介します。

英語ができなくても輸入できるのか

アメリカのラルフローレン公式サイトでは、日本語専用サイトも用意されています。アメリカから輸入する場合は、アメリカのサイトにアクセスします。

参考:アメリカ版ラルフローレン公式サイト

サイトの言語が英語表記でない場合は、サイトURLの末尾を「co.jp」から「.com」に変えると表示されます。表示が切り替わらない場合は、何度か繰り返していると、アメリカの公式サイトに接続されます。

サイト内が英語表記で戸惑うかもしれませんが、Google翻訳を使用しながら操作すれば難しくありません。サイトの仕様も日本の通販サイトと大きな違いはなく、操作方法も似ています。

値段はアメリカドル表記なので、購入する際は為替をチェックして仕入額の見積もりを行う必要があります。

ラルフローレンの輸入には代行業者を利用する

個人輸入では、海外から自宅まで直接配送してくれるショップもありますが、ラルフローレンの配送はアメリカ国内のみです。

このような場合は配送代行業者へ依頼をして、アメリカから日本へ配送してもらうのが一般的です。

日本配送に対応する代行業者は、アメリカ在住の日本人が行なっている場合が多いので、英語が話せなくても日本語で手続が可能です。

代行業者を利用する際は、消費税に注意が必要です。アメリカは州によって消費税率が異なるので、税率が高い州は配送コストが高くなります。

おすすめの代行業者は、オレゴン州にあるALICE HOUSEです。オレゴン州は消費税が0%で、配送方法も船便、ヤマトの航空便、郵便局の航空便、FedExの航空便から選べます。

荷物到着後に見積もりを出してくれるので、金額を把握してから配送方法を決めることができます。業者や取り扱う商品によって代行手数料は変わるので、自分が取り扱う商品に合わせて代行業者をリサーチしましょう。

配送にかかるコストについて

海外から商品を輸入する時は、配送料・手数料・関税がコストとしてかかります。配送料・手数料は商品注文時に金額がわかりますが、関税に関しては少々複雑です。

1万円以下には関税・消費税・地方消費税はかかりません。ただし、ニット製衣類や革製バッグなど少額輸入貨物に対する簡易税率表に該当する貨物の場合は、1万円以下であっても関税等がかかります。

個人使用目的であれば商品額の60%が課税対象金額となります。詳しくは下記で確認してください。

参考:少額輸入貨物の簡易税率

ラルフローレンを仕入れる時の注意点

ラルフローレンの輸入転売ビジネスはメリットが多くありますが、注意点もあります。あらかじめリスクを知っておきましょう。

直接日本への配送はできない

ラルフローレン公式サイトからはアメリカ国内のみの配送で、日本への配送は対応していません。先程紹介した、配送代理会社を利用して輸入する必要があります。

手間や費用はかかりますが国内で商品を購入するよりも安いので、配送代行業者への料金を加えても利益を出すことが可能です。

全体的にサイズが大きい

日本のブランドと同じ感覚でサイズを決めてしまうと、思った以上に大きいサイズになることが多いです。あらかじめ購入予定の服の詳細な寸法をサイトで確認して、サイズに問題がないかを確認してから購入しましょう。

代理店タグが付いていない

今回紹介した方法で輸入すると、代理店のタグが商品についていません。そのため、出品した際に商品が偽物ではないということを、商品説明や商品画像で丁寧に記載する必要があります。

購入したルートがブランド公式のものであると説明を付け加えると、購入者に親切です。服の内側にあるタグの写真を商品説明に載せると、安心感があります。

配送代行業者について

アメリカの配送代行業者は数多く存在しますが、コスト面や安全性などを含めて総合的におすすめの業者を2社を紹介します。

USAでお買い物

知名度もあり利用者数も多いのが、USAでお買い物という配送代行業者です。

配送代行業者の中でも手数料が安く良心的で、1箱10点までで$9という驚きの料金設定です。11点以上の場合は1点増えるごとに$0.6ずつ加算、薄手の生地の服であれば最大で20着ほど梱包も可能です。

USAでお買い物はオレゴン州の配送代行業者で、州税がなく他の州よりも低コストで利用できるのも便利です。利用には無料の会員登録が必要で、会員番号が発行されます。

ラルフローレンで購入する時は、USAでお買い物が指定する住所・会員番号を住所欄に入力するだけで手続きは完了です。繰り返し輸入する場合は直接業者とのやりとりが無いので、効率よくラルフローレンから輸入できます。

ALICE HOUSE

ALICE HOUSEもオレゴン州にある配送代行業者で、州税がかからずコストダウンが可能な業者です。

ALICE HOUSEは対応が丁寧で、安心して利用できる配送代行業者として人気があります。注文ミスによる返品や配送についての相談も柔軟に対応してくれるので、初心者におすすめの業者です。

また、郵便局、ヤマト、FedExの航空便もしくは航路から好きな配送方法を選べるので、自分にあった配送方法で商品を受け取れます。

アメリカのラルフローレン公式サイトの使い方

アメリカのラルフローレン公式サイトは英語表記なので、慣れるまで少し時間がかかります。使い方を説明します。

プロモーションコードについて

プロモーションコードはクーポンのようなもので、コードを入力すると割引が適用されます。ネットショップの多くは集客目的でプロモーションコードを活用しています。

利用するタイミングによってコードは変わるので、あらかじめチェックしておきましょう。タイミングが良ければセール価格から更に30%引きで、商品を購入することも可能です。

目的の商品があるときは、プロモーションコードが発行されるタイミングを見計らって、輸入の準備を進めておくとお得に購入できます。

購入者と配送先の住所入力について

アメリカのラルフローレン公式サイトで商品を購入するときは、配送代行業者宛に商品を送りますが、購入者の住所も入力する必要があります。

ShippingとBillingの2ヶ所に住所情報を入力する必要があり、Shippingには配送代行業者、Billingには購入者の住所を入力します。

ALICE HOUSEを利用した場合の例で説明します。

Shippingに配送先としてALICE HOUSEの住所を入力します。ALICE HOUSEから指示のあった住所を確認しましょう。

Billingには購入者である日本の自分の住所を入力します。

商品に関する問い合わせやイレギュラー発生時は、購入者へ連絡がきます。配送に関する連絡は、ALICE HOUSEへ連絡されます。

日本の住所を入力する時の注意点

英語表記で住所を入力する際は、日本の住所を逆の順番で入力していきます。

・「First Name」
名前を入力します。

・「Last Name」
名字を入力します。

・「Address Line1」
部屋番号とマンション名を入力します。一軒家の場合は市以降の住所を入力します。

・「Address Line2」
マンションの場合は市以降の住所を入力します。一軒家の場合は空白でかまいません。

・「City」
市を入力します。頭文字は大文字にしておくとわかりやすくなります。

・「State」
県を入力します。

・「Zip Code」
郵便番号を入力します。

・「Country」
国名を入力します。Japanと入力しましょう。

・「Phone Number」
クレジットカードの請求住所の電話番号か、携帯番号を入力します。国番号は不要です。

住所の入力例

架空の住所で実際の入力した場合の画面イメージです。

日本の住所を英語に変換するのが不安な方は、下記サイトで変換できます。

参考:君に届け!

クレジットカード情報の入力について

住所入力後、クレジットカード情報を求められるので入力します。

最後に購入者情報と送り先の配送代行業者の住所に誤りがないか確認し、「PLACE ORDER」をクリックして注文確定です。

住所間違いには十分注意する

配送代行業者には、注文後早ければ4日、遅くても1週間で商品が届きます。商品の配送に関しては代行業者とやりとりするので、日本語対応可能です。

住所の入力に誤りがあると、アメリカのラルフローレンから購入者のあなたに連絡が入ります。英文メールでのやりとりになるので、英語がわからない方には難しい場合もあります。

配送代行業者へ対応依頼も可能ですが、追加料金がかかります。住所入力ミスには十分注意しましょう。

購入後の配送代行業者への連絡について

配送代行業者のALICE HOUSEを利用した場合、購入商品リストを送る必要があります。

利用にはメールマガジンの登録が必須です。サイトトップページを下の方にスクロールしメールマガジン登録をおこない、その後転送サービスオーダーフォームから購入商品リスト情報を送信します。

転送サービスオーダーフォームでは、日本語で住所、店名、金額などの必要事項を入力します。

注文詳細の欄に、商品リストを入力しましょう。

また、取り置きをして複数ショップの商品をまとめて送ってもらうことも可能ですので、希望する場合はその旨を伝えましょう。

ラルフローレンからALICE HOUSEに商品が到着すると、最終的な支払い金額が通知されます。

ALICE HOUSEでの支払いは、銀行振込かPayPalを利用できます。支払い完了後、購入者へ商品が発送されます。

自宅に配達されたら、受取時輸入の関税と消費税を支払います。慣れれば簡単に個人輸入ができるようになります。

商品到着までに半月ほどかかる

代行業者や配送方法によって違いはありますが、ラルフローレンに注文してから自分の元へ商品が到着するまで、おおよそ半月ほどかかります。

状況によってはさらに日数がかかる可能性もありますので、納期は余裕をもっておきましょう。

日本からラルフローレンが購入できなくなっている?

2022年現在、ラルフローレンにおいてはこのような事態が発生しています。

・日本のクレジットカードが利用できない
・倉庫などがあるオフィス街への配送ができない

コロナウイルス蔓延のため、世界中の経済活動が停滞している昨今。各ブランドは、そんなご時世でも売上を立てるために精力的にセールを開催するなどして販促しています。ラルフローレンもその一つであり、特にブラックフライデーやサイバーマンデーでは割引率が一年でもっとも高く、アメリカから直接仕入れることで日本の販売価格より大幅に安く購入できます。

しかし、2022年現在では上記のような事象が発生し、ラルフローレンの直営店から購入するのが難しくなっています。これは、ブランドプロテクションが強化されたからだとされています。

ブランドプロテクションとは?

ブランドプロテクションとは、ブランドが設定する販売制限のことです。ブランドプロテクションを設ける理由には、このようなものが挙げられます。

・ブランドの価値が下がりすぎないようにする
・正規代理店の利益を確保する

ブランドプロテクションがかかるのは主に各国に正規代理店があるブランドです。ラルフローレンも日本に正規代理店があるため、コロナウイルスの影響で売上が落ちた正規代理店がブランドに要請をしたのではないかと言われています。

回避する方法は?

今回のブランドプロテクションは強固なため、直営店からの購入は非常に困難です。「ブランドプロテクションにより規制されているブランドの商品を個人輸入すると違法になるのではないか?」という疑問もあるかもしれませんが、そんなことはないので安心してください。

肝心の回避方法としては、大手デパートやアパレル系ECサイトを経由することが挙げられます。いずれはこれらも規制の対象となりえるので、一時的な方法となる可能性があることを念頭に置いておきましょう。

なお、これらの企業は今のところ日本からの購入やアメリカ国内のオフィス街への配送も規制していないようです。そのため、商用目的としても、企業が抱える在庫分は購入が可能です。個人輸入の仕入れ先として検討してみても良いでしょう。

購入可能なサイトの一例を下記にまとめます。

NORDSTROM
Bloomingdale’s
Macy’s
Neman Marcus
6pm
Zappos

日本からは購入できないブランドが多発している?

ブランドプロテクションにより購入できなくなっているのはRalph Lauren USAだけではありません。例えば、North Face(ノースフェイス)やARC’TERYX(アークテリクス)などのアウトドアブランド、Sephora(セフォラ)で販売されているコスメブランドなどです。

新型コロナウィルスの感染拡大は全世界に影響を与えています。どのブランドも人手を減らされているため思うように商品を販売できていません。

また、日本にある海外ブランドの正規代理店も同じように人手不足で思うように販売できていないのが現状です。そんな中、個人輸入によるブランド商品の転売は正規代理店の売上や商品の確保に大きな影響を与えかねません。

このような状況により各ブランドが正規代理店の利益を守るため、そしてブランド価値が一定の基準値を下げないためにブランドプロテクションを強行しはじめています。

現状、新型コロナウィルスの完全収束が見えていないため、この動きは今後も続くと予想できるでしょう。現在輸入可能なブランドも購入できなくなる可能性が高いので、購入経路の確保が必須となります。

まとめ

今回は、ラルフローレンの個人輸入を解説しました。日本では購入できない商品や、驚くほど低価格で販売されている商品もあるので、転売ビジネス向きです。

ラルフローレンは国内外問わず幅広い年齢層に人気があり、初心者が利益を上げやすいブランドです。今回の内容を参考に、輸入ビジネスにチャレンジしてみましょう。

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この記事を監修した人

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