個人輸入転売におすすめのECサイト&輸入代行サービス

海外製品は価格が安いため、輸入転売は稼ぎやすいビジネスと言えます。ただ、海外にはECサイトが星の数ほどあるため、輸入初心者はどこから輸入すれば良いのかが分からないことでしょう。

そこで今回は、個人輸入転売におすすめのECサイトや輸入代行サービスを紹介します。

目次

おすすめの輸入先

個人輸入におすすめの通販サイトを6つ紹介します。

eBay

参考: eBay

eBayは世界最大級のオークションサイトで、その市場規模はヤフオクの10倍以上です。日本では買えない商品も数多く出品されており、価格も日本より安くなっています。日本へ発送してくれる出品者も多いので代行サービスなしでも利用できます。

Amazon.com(アメリカ版Amazon)

参考: Amazon.com

Amazonは元々アメリカ発の通販サイトです。本家のAmazon.comは日本のAmazonよりもさらに品揃えが豊富です。サイトのレイアウト・デザイン・システムが日本のAmazonと変わらないため非常に使いやすいです。

Sears

参考: Sears

SearsもAmazon同様、基本的に何でも売っている百貨店タイプの通販サイトです。

iHerb

参考: iHerb

iHerbはサプリメントや健康製品を扱うアメリカの通販サイトです。日本語に対応しているため非常に使いやすいです。

Etsy

参考: Etsy

Etsyはハンドメイドに特化した世界最大級の通販サイトです。200万近い販売者と3000万人以上の利用者がおり、4000万点以上の商品が出品されています。日本最大のハンドメイド通販サイト「Minne」の販売者数が約20万人なので、その市場規模の大きさが窺えます。

Aliexpress

参考: Aliexpress

Aliexpressは中国のECサイトですが、中国国外のユーザーをターゲットにしています。日本語にも対応しており、日本のクレジットカードも利用可能です。また、日本まで直接発送してもらえます。格安の中国製品の仕入れに最適なサイトです。

ただ、中国国内向けのECサイトと比べると、品揃えや価格の面では若干劣ります。

中国輸入

中国製品は価格が安いため、中国輸入は非常に利益率の高いビジネスと言えます。

輸入代行サービスが必要な理由

しかし、Aliexpressを除いて、中国のECサイトを利用するには基本的に輸入代行サービスが欠かせません。理由は以下の3つです。

(1)Alipayが使えない

中国のECサイトで商品を購入する際は、基本的にAlipayという決済サービスを利用します(PayPalの中国版だと思ってください)。このAlipayのアカウントを作成するには中国の銀行口座が必要です。

以前は中国まで出向けば現地の銀行口座を開設できました。しかし、現在は、銀行口座の開設に中国の住所証明と労働証明が必要になったため、中国在住の人以外は銀行口座を作れなくなっています。

(2)発送してもらえない

また、中国のECサイトの多くは中国国内にしか発送してくれません。そのため、たとえ購入できたとしても、日本に居ては商品を直接受け取ることができません。

(3)不良品を返品できない

中国製品は日本製品と比べて不良品が多い傾向があります。当然、購入した商品が不良品だった場合の返品制度はありますが、ほとんどのセラーが返品可能期間を1週間程度に設定しています。

そうなると、中国のECサイトで注文した場合、商品が届くまでに1週間以上かかることがほとんどであるため、事実上返品は不可能と言えます。

おすすめのECサイト

中国系ECサイトはいくつかありますが、一番のおすすめはタオバオです。

参考: タオバオ

タオバオは中国最大のネット通販サイトであるため、商品数がとにかく多く、価格も安くなっています。形式としてはCtoCなので、日本でいうところのヤフオクやメルカリと同じ個人同士の取引市場となっています。しかし、市場規模は日本のものとは桁違いです。会員数は5億人以上、出品商品数は8億点以上に上ります。

同じ商品でも出品者によって品質が全く違うため注意が必要ですが、中国では最安の仕入れ先です。

タオバオの輸入代行「CHINAMART」

CHINAMARTはタオバオの商品を全て日本語で閲覧・購入できるサイトです。

購入手順は普通にカートに商品を入れて購入するだけです。出品者との交渉や決済は全てCHINAMARTが代行してくれます。荷物を開封・検品してくれる「おまかせプラン」と、荷物を開封せずに直送してくれる「一括直送プラン」があります。おまかせプランで検品して商品に間違い・不備があった場合は、出品者にかけあい交換・返品してくれます。

ただし、以下の商品はCHINAMARTでは取り扱いできません。注意してください。

・ブランド品の偽物
・3辺合計が160cm以上のもの
・重量30kg以上のもの
・ワシントン条約で輸出入が禁止された革製品、象牙、剥製
・日本の薬事法に引っかかる医薬品、健康食品
・航空便で輸送できない液体物、粉、リチウム電池

代行手数料は交渉相手となる出品者数によって異なります。複数の出品者の商品を注文した場合は、その分手数料が高くなります。ただし、一括直送プランの場合は一律商品価格の1%です。おまかせプランの代行手数料は以下のとおりです。

出品者数3人以内
商品価格の5%
出品者数4~10人
商品価格の10%
出品者数11人以上
商品価格の出品者数%(12人なら12%)

CHINAMARTは国際スピード郵便(EMS)業者と提携しているため、送料は通常の半額程度で済みます。

また、過去1年間の合計購入金額によって会員ランクが決まり、ランクごとに割引特典が受けられます。割引率はその時の購入金額によって異なります。会員ランクごとの割引率は以下のとおりです。

・通常会員

50,000円以上
1%
100,000円以上
2%
200,000 円以上
3%
300,000 円以上
4%
400,000 円以上
5%
500,000 円以上
6%

・ブロンズ会員(過去1年で500,000円以上購入)

50,000円以上
1.5%
100,000円以上
2.5%
200,000 円以上
3.5%
300,000 円以上
4.5%
400,000 円以上
5.5%
500,000 円以上
6.5%

・シルバー会員(過去1年で1,000,000円以上購入)

50,000円以上
2%
100,000円以上
3%
200,000 円以上
4%
300,000 円以上
5%
400,000 円以上
6%
500,000 円以上
7%

・ゴールド会員(過去1年で3,000,000円以上購入)

50,000円以上
2.5%
100,000円以上
3.5%
200,000 円以上
4.5%
300,000 円以上
5.5%
400,000 円以上
6.5%
500,000 円以上
7.5%

・プラチナ会員(過去1年で5,000,000円以上購入)

50,000円以上
3%
100,000円以上
4%
200,000 円以上
5%
300,000 円以上
6%
400,000 円以上
7%
500,000 円以上
8%

アリババで箱買い

日本で安定して売れる商品が見つかったら、「アリババ(1688.com)」で箱買いしましょう。

アリババは、中国の大企業「アリババグループ」が運営している巨大ECサイトです。アリババはBtoBの取引がメインで、合計取引額はAmazonやeBayを上回っています。

1688.comには、中国の現地メーカーや工場が出品しているため、ほぼ卸売価格で購入できるだけでなく、品揃えも豊富です。

しかし、アリババは小売業者向けのサイトであるため、商品の個別販売はしていません。全て箱買いが基本です。

アリババの輸入代行「淘太郎」

淘太郎はアリババ(1688.com)での購入・輸入を代行してくれる業者です。

参考: 淘太郎

商品のページURLを淘太郎の「代理購入」欄にコピペして代行依頼を出せば、後の手続きは全て淘太郎が代行してくれます。

代行手数料は、普通会員の場合は商品代金の5%、月額会員の場合は月額3万円(固定)となります。

欧米輸入の注意点

AmazonやeBayなど、アメリカのECサイトは日本からでも利用できます。日本への発送に対応してるセラーも結構いるため、輸入代行サービスなしでも輸入可能です。

日本に発送してくれるとは限らない

ただし、日本への発送に対応していないセラーもたくさんいます。

例えば、Amazon.com(アメリカ版Amazon)では、日本に発送可能な商品は検索結果のページで見分けがつきます。値段の下に「Ships to Japan」と表記されているものが、日本への発送が可能な商品です。

逆に言うと、「Ships to Japan」の表記がない商品は日本への発送に対応していません。

また、日本への発送に対応していない商品は、商品ページの右側に「This item cannot be shipped to your selected delivery location. Please choose a different delivery location.」というメッセージが表示されています。

日本に発送してくれない商品をどうしても仕入れたい場合は、輸入代行業者を利用する必要があります。

Amazonの輸入代行

Amazon.comで日本への発送に対応していない商品を購入したい場合は、XBORDERを利用しましょう。

XBORDERは注文から輸入まで代行してくれるサービスです。XBORDER内でAmazon.comの商品検索ができるため、非常に使いやすいのが特徴です。

XBORDERを経由で購入する場合は、商品代金と送料に加えて、30%の代行手数料がかかります(最低手数料10,000円)。ただし、XBORDERは配送業者と法人契約を結んでいるため、送料は通常の場合と比べるとかなりお得です。

eBayの輸入代行

同様に、eBayでも日本への発送に対応していないセラーが結構います。その場合はセカイモンの利用をおすすめします。

セカイモンはeBay公認のオークションサイトです。セカイモンを経由することで、eBayに出品された商品を簡単に購入できます。

セカイモンには以下のような特徴があります。

・商品説明文などが日本語に翻訳されている
・日本語で問い合わせができる
・外国人出品者とのやり取りを代行してくれる
・複数の商品をまとめて発送できる
・ヤマト運輸と提携している
・輸入規制のかかった商品は事前に知らせてもらえる
・発送が遅い場合は、セカイモンが催促してくれる

やはり最大の魅力は全て日本語に翻訳されていることです。所々不自然な日本語もありますが、英語だけのeBayと比べるとはるかに使いやすいです。さらに、出品者との英語でのやり取りもセカイモンが代行してくれるため、ストレスなく取引できます。

また、海外取引の最大の難点である配送に関するサービスも充実しています。

個人輸入におすすめの商品

輸入転売で稼ぎやすい商品の特徴を3つ紹介します。

小さい

小さい商品の方が送料が安くなりますし、保管スペースも少なくて済みます。

軽い

容積だけでなく重量も送料に影響します。

国際送料は高いため、できるだけ軽い商品を扱いましょう。

壊れにくい

海外の配送業者は国内の業者と比べて貨物の扱いが雑です。そのため、商品の破損トラブルがたびたび起こります。

したがって、精密機械やプラスチック製品など壊れやすい商品の輸入は避けたほうが無難です。

輸入の注意点

海外では普通に販売されていても、日本への輸入が禁止されている商品もあるため注意が必要です。

輸入禁止・規制品目の確認

輸入したい商品が禁止品目・規制品目に該当していないか確認したい場合は、以下のページをご参照ください。

参考: 輸出入禁止・規制品目 : 税関 Japan Customs

航空便では輸入できない商品

以下の商品は輸入が禁止されているわけではありませんが、火災を引き起こす危険性があるため、航空便での輸入ができません。船便ならOKですが、船便での輸入となると到着までに時間がかかる点には注意が必要です。

・電池
・機械類
・液体
・粉末
・磁石

中国税関で止められる商品

中国税関では、AppleマークやFIFAマークなど、世界的に有名なマークやロゴが入っている商品は、その真贋を確認するため長く留め置かれがちです。

輸入は儲かる

現在は個人でも簡単に輸入できるECサイトがたくさんあるため、輸入転売ビジネスのハードルは下がっています。ただ、輸入が禁止・制限された商品もあるため注意してください。

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この記事を監修した人

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