古本せどりは価格が安いため、資金が少ないせどり初心者におすすめです。
古本せどりはバーコードリーダーやツールを導入すれば効率的に仕入れができます。今回は、古本せどりの特徴と具体的な稼ぎ方を徹底解説します。
古本せどりの種類
一口に古本せどりと行っても、扱う本の種類は様々です。せどりで稼ぎやすい本の種類を3つ紹介します。
漫画
漫画はよく売れますが、その中でも「全巻」セットは特に需要があります。長く休載していた作品が連載を再開すると、一気に価格が高騰してプレミア化することも珍しくありません。
最近だと、ジャンプSQの作品「ワールドトリガー」が連載を再開したことで、1~18巻までのセット価格が高騰していました。
雑誌
週刊誌・月刊誌などのバックナンバーもおすすめです。
基本的に雑誌は次号が発売されるまでの間しか店頭に並びませんし、再販もされません。人気雑誌のバックナンバーを欲しがる人は多いので、積極的に仕入れていきましょう。
児童書
絵本や図鑑などの児童書シリーズをセット転売する方法もあります。
ただし、児童書は市場に出回っている冊数が少ないため、仕入れが困難です。ましてやシリーズ全巻を揃えることは至難の業と言えます。
古本せどりのメリット
古本せどりには、他の商材にはないメリットがあります。
ライバルが少ない
せどり黎明期は古本せどりが主流で、ブックオフの店舗内はたくさんの転売屋で溢れかえっていました。
しかし、現在は古本より利益率の高い家電などを扱う転売屋が多いため、ライバルはほとんどいません。
安い
なんと言っても古本は安いのが魅力です。1冊100円程度で購入できます。
仮に不良在庫を抱えても、そこまで大きな赤字にならないため、資金が少ない人でも気軽に取り組めます。
読んでから売れる
本は一度読んだら満足するというタイプの人は、読みたい本を購入して、読んでから売ることもできます。
しかも、この場合は転売目的ではなく不要品の処分という扱いになるため、確定申告の必要もありません。
古本せどりのデメリット
しかし、古本せどりも良いことばかりではありません。
コスパが悪い
家電などの他のジャンルと比べると、古本はたとえセット販売をしたとしても利益が低い商材と言わざるを得ません。
にもかかわらず、仕入れやリサーチが大変です。古本は基本的にネットではなくブックオフなどの実店舗を回って仕入れることになります。1店舗で全て揃えば問題ありませんが、大抵は複数の店舗を回ることになります。そのため、せどりで最もコスパの悪い商材と言う人も少なくありません。
検品する必要がある
古本は破損していたり汚れていたりすることが多くあります。そのため、転売前の検品が必須で、場合によってはクリーニングする必要もあります。
重い
本はとても重いため送料が高くなりがちです。
また、一番安い発送方法は日本郵便ですが、郵便局では基本的に重量が30kgを超えるものは発送できません。セット本となるとすぐに重量が30kgを超えてしまうため、配送手段の手配も非常に面倒です。
古本の仕入れ先
古本の仕入れ先としてはBOOK OFFがおすすめです。
3種類のBOOK OFF
ブックオフには3種類の店舗があります。
・BOOK OFF
・BOOKOFF PLUS
・BOOKOFF SUPER BAZAAR
BOOK OFFは、街中でもよく見かけるブックオフ実店舗のことです。中古の書籍・CD・DVD・ゲームソフトを主に扱っています。
BOOKOFF PLUSは、書籍・CD・DVD・ゲームソフトに加えて、家電やホビーグッズも扱っている実店舗です。
BOOKOFF SUPER BAZAARはブックオフの超大型店舗です。書籍・CD・DVD・ゲームソフトはもちろん、洋服・子供服、スポーツ用品、ベビー用品、ブランド品、楽器、生活雑貨など幅広い商品を扱っています。
おすすめの店舗の特徴
ブックオフの店舗には直営店とFC加盟店があります。FC加盟店の方が全般的に価格が安く、セールの頻度も高いため、仕入れにはFC加盟店が狙い目です。
また、買取が盛んな店舗は品揃えが豊富です。特に買取査定終了の呼び出し放送が多い店舗は、仕入れ先として最適です。
値札の色を見る
ブックオフで仕入れる際は、新しく陳列された書籍を優先してチェックしましょう。陳列時期は値札の色を見れば分かります。
黒:1~3月
緑:4~6月
青:7~9月
赤:10~12月
時期外れの本は売れ残り品です。
トレンドを意識する
また、新作映画の公開などで特定の書籍の相場が高騰することが稀にあります。
InstagramやTwitterなどのSNSをチェックして、常にトレンドを把握しておきましょう。
古本せどりのやり方
一般的なせどりでは、仕入れの前に市場調査をして利益の出る商品を選定します。
しかし、古本せどりの場合は、バーコードリーダーを使って店舗でリサーチしながら仕入れていくのが一般的です。そのため、事前のリサーチが最低限で済みます。
バーコードリーダーせどり
店舗で商品のバーコードを片っ端から読み取り、利益の出る商品をその場で選別して仕入れる手法を「バーコードリーダーせどり」もしくは「ビームせどり」と言います。
ちなみに、バーコードはスマホでも読み取ることができるため、バーコードリーダーは必須アイテムではありません。
しかし、バーコードリーダーを使った方が作業効率が上がりますし、店員さんにバーコードを読み取っていることを気づかれにくくもなります。したがって、バーコードリーダーを用意した方が良いでしょう。
おすすめのバーコードリーダー
バーコードリーダーはスマホにBluetooth接続できるタイプのものを購入しましょう。おすすめのバーコードリーダーを2つ紹介します。
1つ目は、ユニテック・ジャパンのワイヤレスCCDスキャナ「MS910+」です。
大人気機種「MS910」のアップグレード版です。スキャン速度は650スキャン/秒で、約8時間利用可能です。値段は2019年7月10日時点で、Amazonでは13,899円となっています。これはバーコードリーダーでは安い方です。
2つ目は、KOAMTACのKDC20iです。
KDC20iは値段が3万円弱と高めですが、その分MS910+より機能が勝っています。
これから転売を始める転売初心者でお金がない人には、コスパの良いMS910+をおすすめします。しかし、性能は明らかにKDC20iの方が上です。ある程度お金に余裕がある人にはKDC20iをおすすめします。
検索ツール
バーコードリーダーをスマホに接続したら、「せどりすと」や「Amacode」といった検索ツールを利用して、効率的にリサーチしていきましょう。
おすすめのせどりアプリ
前述の通り、バーコードリーダーをスマホと接続して使用する際は、検索ツールを導入すると効率的に仕入れが可能になります。バーコードリーダーせどりにおすすめの検索ツール(アプリ)を紹介します。
Amacode
Amacodeはバーコードを読み取った商品のAmazonにおける価格や売れ行きを分析できるツールです。Amazonで転売する場合は必須アプリと言えます。
参考:Amacode – セラー専用リサーチツール(iOS版)
参考:Amacode – せどり転売支援ツール(Android版)
せどりすと(iOS版)
Amacodeが出る前は、「せどりすと」が主流のリサーチツールでした。今でも利用者は多くいますが、Amazonで仕様変更があるとしばらく使えなくなったりします。
参考:せどりすと
古本せどりはツール必須
古本せどりは薄利なので、大きく稼ぐにはたくさん売るしかありません。数をさばくには作業の効率化が欠かせません。バーコードリーダーや検索ツールを積極的に導入していきましょう。