Amazonでサンクスメールを送る方法をテンプレート付きで徹底解説!

「購入者から出品者の評価がされない」「評価が欲しいけれど評価依頼の方法がわからない」など、この記事をご覧のあなたは、このような悩みをお持ちではありませんか。

そこで今回は、Amazonで評価依頼メールを送る方法を詳しく解説していきます。記事内では、メール文章のテンプレートや便利な自動ツールなどについても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。

目次

Amazonにおける出品者評価の仕組みとは?

Amazonでは、購入者が出品者を評価するシステムを採用しています。高い評価を多く受けるとAmazonから評価されて、より商品をユーザーに見てもらいやすくなります。では、ユーザーが出品者を評価する流れや仕組みについて詳しく見ていきましょう。

出品者が評価される仕組みについて

商品を注文した購入者は「注文履歴」ページより、出品者を評価することができます。

これらの出品者評価は、評価は5段階となっており、星の数が多ければ高い評価がつきます。出品者への評価は、ユーザーが商品を購入するときに重要視するポイントのひとつです。

下の画像のように「どれくらい高い評価を受けているのか」や「過去にどれくらいの評価がされているのか」を簡単に見ることができます。

ほとんどの出品者で「過去12ヶ月間の評価」が掲載されています。

「〇〇個の評価」という部分をクリックすると、ユーザーからの評価コメントや悪い評価の割合などを見ることが可能です。

Amazonはユーザーを第一に考えていて、より安心して買い物ができるようにしています。その一環として出品者の過去の評価やデータを簡単に閲覧できるようにしています。

高い評価を受けることで大きなメリットがある

高い評価を受けることで、大きなメリットがあります。それは「ユーザーから信頼されやすくなる」「Amazonの検索結果で上位に表示されやすくなる」ことです。

ネット上のやり取りなので、出品者に信頼性があるかどうかは重要なポイントとなります。過去に高い評価をされていれば、自分も安心して購入できると感じるため信用してもらいやすくなります。

また、出品者の評価はAmazon側でも確認しており、高い評価を受ければ「優良な出品者」であると判断されます。そうすると検索結果の上位に表示されるなど、売り上げアップにつながる措置を受けることができます。ちなみに、悪い評価が多ければ検索結果に表示されにくくなるなどのペナルティーが科せられるので、注意が必要です。

評価依頼を積極的におこなうべき?

評価依頼を積極的におこなうべきなのか、迷ってしまう出品者も少なくありません。結論から言うと「評価依頼は積極的におこなうべき」です。

そもそも、Amazonは利用ユーザーが多い反面、評価をしてくれる人の割合は少ない傾向にあります。中には自分が評価をつけられることを知らない人もいます。

高い評価をつけて欲しければ、出品者が積極的に評価依頼をするしかありません。とくに、出品して間もない初心者はコツコツと信頼を積み重ねる必要があります。

Amazonで、評価依頼(サンクスメール)を送ると評価されやすくなる

評価依頼(サンクスメール)を送ると、評価されやすくなります。評価について実際に計測してみると、通常は「100人に1人(1%)」ほどの割合しか評価をつけてくれませんでした。

しかし、サンクスメールを送ってみたところ「100人に6人(6%)」の割合で評価をつけてくれる人が現れました。比べてみると6倍もの差があります。

取り扱う商品にもよりますが、サンクスメールを送ることでユーザーからの評価を集めやすくなります。良い商品やサービスを提供し、適切な文面で評価依頼のメールを送れば、下の画像のように高い評価をたくさん集めることもできます。

星5の評価があるとユーザーから信頼されやすくなります。今後もAmazonでビジネスを展開していくのなら、高評価は大きな財産となるでしょう。

悪い評価を回避できることも

サンクスメールには悪い評価を回避できるというメリットもあります。

購入者が商品や対応などに不満をもっても、問い合わせ先がわからない場合はどうするでしょう。直接レビューに、商品やサービスに対する不満を書いて悪い評価をつけるケースが多いのでは。そうすると、悪い評価として残ってしまいますね。

サンクスメールやフォローメールにあらかじめ連絡先を書いておくことで、そのような状況を回避できます。購入者は不満があった場合に、レビューより先にサンクスメールの連絡先に問い合わせてくる可能性が高まるからです。

クレームや問い合わせがあった場合は、なるべく迅速に対応しましょう。なかには、些細なクレームがくることもありますが、そこは割り切って丁寧な応対を心掛けましょう。

そうすることで、本来つけられていたかもしれない低評価を避けることができます。そして、逆に「迅速に対応してもらえた」などの高評価が得られる場合もあるからです。

サンクスメールを送るのは評価100までで大丈夫

サンクスメールを送るのは、評価が100件ほど集まるまでを目安にしましょう。それ以降は無理に送らなくてもOKです。

評価を100まで集めておけば、多少の低評価があっても大きく影響することありません。たとえば98の高評価に対して2の低評価なら、出品者に対する評価は98パーセントになりますよね。それなら購入に影響を与えることはありません。95%~99%までの評価なら、お客様は安心して購入してくれます。

もし連続して悪い評価をつけられるような場合には、あなたの商品やサービスに何らかの問題があることも考えられます。お客様の声として真摯に受け止めましょう。あらためて自分の商品や販売方法を見直してみるとよいでしょう。

このように、評価は100まで集めれば、あとは自然の流れにまかせても大丈夫です。まずは良い評価を100集めることを目指しましょう!

レビューのリクエストについて

2019年秋に追加された機能で、手間無くレビューのリクエストをすることが出来るようになりました。

その方法は、まずセラーセントラルから注文タブの注文管理をクリックします。

その後、評価メールを送りたい注文番号をクリックします。

「注文の詳細」画面の右上の「レビューをリクエストする」をクリックします。

「はい」をクリックすれば完了です。

送られたメールにはシンプルに、レビューの評価依頼が来ていますとの文と共に評価ボタンが表示されています。

商品レビュー出品者評価の両方を簡単な操作で促すことができ、かつ相手方にも複雑な操作を要求しない便利な機能となっています。
この機能が使えるのは、お届け日の5日後から30日までの期間となっているので注意しましょう。

サンクスメールの送り方について

サンクスメールを送るためには、まず「セラーセントラル」に移動します。次に「注文管理」というボタンをクリックしてください。

評価してもらいたい注文の購入者名をクリックします。

そうするとメールを作成する画面に切り替わります。「送信するメッセージの選択」で「その他」を選択して本文を打ち込みましょう。「送信」を押せば送信されます。

サンクスメールを送るときは「ユーザーの気持ちになってみる」ことが重要です。ストレートに評価をつけてくださいと言われても、実際に評価してくれる人は少ないでしょう。

サンクスメールに関するAmazonの仕様変更

実は、2018年にAmazonでサンクスメールに関する仕様変更がおこなわれました。それは、「ユーザーは重要なメール以外を受け取らないよう設定できる」というものです。

「アカウントサービス」→「Eメールとメッセージ」から簡単におこなえる設定で、カテゴリー別に受信するものを選択できたり、重要度の低いすべてのメールを受信しないように設定できます。

重要なのは、「すべての情報配信Eメールを受信しない」に設定しているユーザーにはサンクスメールを送ることができないという点です。

出品者側から受信しない設定にしているか知ることはできません。サンクスメールが届かなかった場合は、下のような文面のメールがAmazonから送られてきます。

ただし、すべてのユーザーが拒否設定をしているわけではありません。デフォルトの状態では受信できるようになっています。設定している人の割合は多くないので、サンクスメールが届く確率の方が高いです。

評価依頼をするときに意識したいポイント

ユーザーで受信拒否の設定ができるということは、むやみにサンクスメールを送るとAmazonからの評価が下がると考えている出品者が少なくありません。

しかし、セラーセントラルによると出品権限には影響を与えないと記載されています

受信を拒否する設定はユーザーが任意でおこなうもので、出品者側にペナルティーが課せられることはありません。

ただし、メールの件名に「重要」と記載して無理やり読ませることは規約によって禁止されています。最悪の場合は出品者アカウント停止の可能性があります。

【Amazonの評価依頼コメント例文あり】評価依頼メールのテンプレートと注意点

Amazonの評価依頼メールのテンプレートをご紹介していきます。〇〇の部分をご自身の情報に合わせて変更したり、内容を追記したりしてお使いください。

————————————

〇〇(購入者の名前)様

この度はアマゾンマーケットプレイスにて、〇〇(店名)よりご注文いただき誠にありがとうございます。

ご注文の商品は問題なく届いたでしょうか?

■ ご注文内容はこちらです
〇〇〇〇

もし届いておりましたら、大変お手数かと思いますが当店の評価をお願いいたします。

こちらよりご一報ください→
https://www.amazon.co.jp/hz/feedback

この度は当店をご利用頂きまして、本当にありがとうございました。

またのご利用を心よりお待ちしております。

〇〇(店舗名)

————————————

次の段落から、評価依頼を送るときの注意点を解説していきます。

サンクスメールはポイントを押さえて簡潔に!

サンクスメール、フォローメールはポイントを押さえて簡潔に書くのが大切です。

多くの人は、長いメールを一字一句しっかり読むことはありません。ダラダラして要領をえない文章だとスルーされてしまう可能性もあります。あくまでもシンプルに、ポイントを押さえたわかりやすい文章にしましょう。

サンクスメール、フォローメールは次のポイントを押さえましょう。

・商品を購入してくれたことに対するお礼

・無事商品は到着したか、手違いや不備はなかったかを確認

・商品に問題があったときの連絡先

・商品評価、出品者評価を依頼

「出品者評価」と「商品評価」は違うことを伝えよう!

Amazonの評価制度は2つあります。出品者評価と商品評価です。この2つはそれぞれ異なる評価であることは意外と知られていません。

どちらもAmazonでは重要な評価ですが、「商品評価」の方がよりダイレクトに売り上げや検索順位に影響します。

なので、メール本文では、評価やレビューのお願いをするだけではなく、出品者評価と商品評価の違いについて説明したうえで、商品評価コメントをきちんと書いてもらうようにするとよいでしょう。

評価依頼を送るときは星4以上になるように工夫する

評価依頼を送るときは星4以上になるように工夫しましょう。なぜなら、Amazonにおいて星3以下の評価は「悪い評価である」と判断されるからです。

そのため、評価依頼のメールには「普通だと思われたら星4の評価をつけてください」のように、なるべく星3以下をつけられないようにする必要があります。

また、「星3では悪い評価になる」とストレートに伝えれば、良い評価がもらえる場合もあります。なるべく良い評価をもらえるように文面を工夫してください。

高い評価をつけてもらうために誘導するのはNG

高い評価をつけてもらうために誘導するのはNGです。先ほどの段落で「星3では悪い評価になる」とストレートに伝えることも有効だと説明しました。

しかし、これはあくまでも出品者側の都合であり、「必ず星3より上の評価をつけてください」という感じで購入者に強制することはできません。

他にも「星5をつけた人にはAmazonギフト券を送る」など、対価を払って高評価をもらうことは禁止されています。Amazon側でメールの文面を確認されれば、アカウント停止などの重大なペナルティーが科せられます。

もし評価コメントやレビューに関する内容でアカウント停止が発生してしまった場合、その再開のためにはAmazon側の基準を満たした数千文字の改善計画書が必要となります。

商品が購入者の手元に届いてから送信する

評価依頼メールは「商品が購入者の手元に届いてから」送信しましょう。商品が手元にない状態では、ユーザーは評価やコメントをすることができません。また、評価依頼メールを送るのが遅くなってしまうのも避けるべきです。

商品が手元になかったり、ユーザーが届いた商品の状態を忘れてしまうほど時間が経過したりしてからの評価依頼にならないためにも、「発注から5日後以降」を目安にメールを送ると良いでしょう。

評価依頼は自動ツールを使っても大丈夫?

評価依頼メールを送るためには、セラーセントラルから手動で送る必要があります。しかし、販売件数が増えてくるにつれて作業時間が大幅に増えていきます。

ここでは、Amazonで評価依頼メールを自動で送るツールは利用できるのかなどについて詳しく解説していきます。

Amazonでは評価依頼の自動ツールが利用できる

Amazonでは評価依頼の自動ツールが利用できます。本来であれば手作業でおこなうものですが、ツールを使うことで大幅に作業時間を削減できるでしょう。

ここで、オススメの自動ツールを2つ紹介します。

・プライスター
・アマスタ

次の段落からそれぞれのツールについて詳しく紹介していきます。

オススメツール1. プライスター

プライスターはサンクスメールの自動送信だけでなく、「かんたん出品」や「売り上げの自動計算」などの機能を持った総合管理ツールです。

メールの文面と配信タイミングを設定しておけば、あとは自動でサンクスメールを送信してくれます。とても便利なツールですが「月額5,280円(税込)」を支払う必要があり、もう少し安く利用したい人は次に紹介する「アマスタ」を活用してください。

参考:プライスター

オススメツール2. アマスタ

アマスタはサンクスメールの自動配信に特化したツールです。プライスターのように出品補助や売り上げ計算といった機能はありません。そのかわり「月額1,980円(税込)」と利用料が安いのが特徴的です。

また、アマスタには「ステップアップメール」という機能があり、1注文につき最大3通までユーザーに自動でメールを送ることができます。たとえば、1通目で購入の感謝メールを送り、2通目で商品に不具合などがないか確認し、3通目で評価依頼のメールを送るといった使い方もできます。

参考:アマスタ

低い評価をつけられたときの対処法

Amazonで低い評価をつけられたときの対処法は、大きく分けて2つあります。

  • Amazonに悪い評価を削除してもらう
  • ユーザーに直接悪い評価を削除してもらう

商品に不具合があったりなど、確認不足で低評価をつけられることがあります。しかし、トラブルが起きていないのに低評価をつけるユーザーも存在しています。では、不当な評価をつけられたときの対処法を詳しく解説していきます。

Amazonに低評価を削除してもらう方法

Amazonに低評価を削除してもらう方法を解説していきます。

まずは「パフォーマンス」→「評価」を開きましょう。

悪い評価の行にある「アクション」にあるタブを開き、「削除を依頼」をクリックします。

すると、このような画面が出てきますので、条件にあてはまっていることを確認し「はい」をクリックします。

これで削除依頼は完了です。Amazon側で調査されたのち、評価の削除依頼が受け入れられると低評価を取り消してもらえます。

ユーザーに低評価を削除してもらう方法

ユーザーに低評価を削除してもらうためには、直接やり取りをする必要があります。

まず、取り引きで迷惑をかけたことを謝罪して、必要であれば返金措置をする旨を伝えましょう。その上で評価の削除を依頼してください。

削除依頼のメールを送ったら、あとは購入者の判断を待ちましょう。返信がこないからといって、何度も削除依頼をすることは絶対に避けてください。

悪い評価を削除する際に注意したいポイント

悪い評価を削除する際に注意したいポイントがあります。それは、ユーザーに直接削除依頼をするときに「削除依頼のアドレスをメール本文に記載しない」ことです。

Amazonの規約で禁止されている誘導行為になるので、ペナルティーの対象となってしまいます。健全にビジネスを続けたいのであれば、規約違反は避けるべきです。

一番良いのは「悪い評価をもらわないこと」です。しかし、思わぬトラブルが起きることも考えられますので、すぐに対応できる体制を整えておきましょう。

まとめ

今回はAmazonで評価依頼を送る方法について詳しく解説しました。評価を集めてユーザーからの信頼性を高めたい人、Amazonのカートを獲得したい人、検索結果の上位に表示されたい人は、ぜひサンクスメールを送ってみてください。

ただし、サンクスメールを送るためにはAmazon側の規約に従う必要があります。最悪の場合はアカウント停止のペナルティーを受けるので、もう一度Amazonの規約をしっかりと確認しておきましょう。

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この記事を監修した人

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