せどりで儲けたいなら、アプリやツールを有効活用するのがおすすめです。
アプリやツールを使えば、リサーチから仕入れ、商品管理といったルーティンがとても楽になるだけでなく、利益がアップしやすくなるためお得です。
今回の記事では、せどりにおすすめのアプリについてまとめました。仕入れ用、リサーチ用、仕入れ店舗がすぐに見つかるマップ系に分けてご紹介していきます。
アプリのメリットやデメリット、せどりの基礎知識についても解説するので、ぜひ参考にしてください。
仕入れに適したアプリ
まずは、せどりで出品する商品を確保するのに便利なアプリやツールをご紹介いたします。
プライスター
プライスターは、Amazonでせどりをする方向けの、リサーチから仕入れ、販売までの流れを効率化できるツールです。スマホのカメラでバーコードなどを読み取って簡単に調査できます。
気になるアイテムが最も安い価格で売れた場合の粗利が瞬時に分かり、販売までのスピード(売れやすさ)を10段階に分けて表示することができます。Amazonや後ほど紹介するKeepaの画面も閲覧できるため、仕入れを決める際の参考にもなります。
スマホで写したアイテムをそのまま販売することも可能です。FBA納品には、専用のプライスター配送としてヤマト便が活用でき、自己で送る場合にはマケプレ配送でもヤマト便が使えます。特にFBA納品は、セラーセントラルに比べて半分以下の工程で済ませることができます。
価格の自動変更や、価格を上げすぎない、または下げすぎない赤字&高値ストッパー機能、売れた際の通知機能などの便利機能も満載です。
利用料金は月額5,280円(税込)で、無料お試し期間は1カ月間となっています。
参考:プライスター
Amazon Seller
Amazon Sellerは、Amazonのセラーセントラルページがスマホで見られる無料アプリです。バーコードをスキャンすると、Amazonで売られている値段が瞬時に確認できるので仕入れる際に参考となります。
他にも以下のようなことができます。
- 本日の売り上げの確認
- 価格変更
- 注文情報やメッセージの確認
- 出品制限の有無を確認
- FBA料金シミュレーターが利用可
参考:iPhone版
参考:Android版
メルカリ
せどりをする上で、フリマアプリのメルカリは、仕入れ先として非常におすすめです。
月間アクティブユーザーが2,200万人以上で、累計出品数も30億個を突破しています。人気のある中古アイテムが破格の安さで買えることも珍しくありません。
購入用にアカウントを作成しても、同一アカウントでそのまま販売することが可能です。そのため、仕入れだけでなく、せどりの販売先としても重宝します。
スマホがあれば、商品画像の撮影や掲載をはじめとする出品作業から販売、ユーザーとのメッセージのやり取りなどの業務が完結します。 Amazonと比べると、手間もコストもかからないため、初心者が始めるにはうってつけでしょう。
参考:メルカリ
せどりすとプレミアム
せどりすとプレミアムは、多くのせどらーから強い支持を受けているツールで、Amazonをはじめとするさまざまなサービスでの出品価格やランキング、売れた数などが瞬時にチェック可能です。
他に安価なプランもありますが、それらは電脳によるせどりやアプリからの出品はできません。そのため割高に感じるかもしれませんが、しっかり稼げたいなら「せどりすとプレミアム」がおすすめです。
「BOOK OFF」「TSUTAYA」「ゲオ」などの店舗独自のインストアコードにも対応しているため、店舗せどりが楽になります。以下のような出品作業をサポートする機能も充実しています。
- セラーセントラルとの連携
- Amazon一括出品ファイルのエクスポート
- 商品カテゴリやコンディションに合わせたコメント設定
利用料金は初月が11,000円(税込)で、2ヶ月目以降は5,500円(税込)となっています。
参考:せどりすとプレミアム
Yahoo!オークション
オークション形式で落札できるYahoo!オークションは、オークションサイトとして国内トップの認知度とユーザー数を誇ります。
先ほどのメルカリに比べると、玄人好みの商品やレア品、高額商品などが出品されやすいです。人気商品は価格が吊り上がることが多いですが、良質な商品が多いので、高い利益率が期待できるでしょう。
参考:Yahoo!オークション
リサーチに適したアプリ
続いては、主にリサーチで力を発揮するアプリやツールをご紹介いたします。
Amacode
Amacodeは、店舗せどりのリサーチに使えるアプリです。有料版と無料版がありますが、無料版でも以下の機能が利用できます。
- リサーチ機能
- 商品情報の取得
- アラート機能 ・出品一覧 ・販売価格や損益分岐点の確認 ・BOOKOFFやTSUTAYAのインストアコードに対応 ・粗利計算 ・出品者数
有料版の「Amacode Pro」は、月額4,890円で、以下のような機能が追加されます。
- 設定した利益率以上の商品を通知
- FBAへの出品登録
- ライバルの在庫数
- 月間の販売予測
- Keepaのグラフが見られる
参考:iPhone版
参考:Android版
Keepa
Keepaを使うと、Amazonの商品の価格や出品者、ランキング、販売状況などの履歴を閲覧することができるツールです。利用料金は月額15ユーロ(約2,400円)で、年間利用料は149ユーロ(約24,000円)となっています。
具体的な機能は以下の通りです。
- 価格推移グラフ
- 値下げ及び在庫復活時のアラート
- Keepaの価格履歴グラフをAmazonの商品ページに表示
- ほしい物リストをインポート
- 最近の値下げ情報
参考:Keepa
Ama-Jack
Ama-Jackは、Amazonだけでなく、楽天市場やYahoo!オークション、メルカリといった複数のECサイトとの販売価格を比較できる無料アプリです。
バーコードや商品のキーワードのみで容易に商品検索ができ、販売開始からの価格やランキングの推移がチェック可能です。
どんなアイテムが、どれくらい買われたかが把握しやすいため、出品商品を確保する際の目安となるでしょう。
参考:iPhone版
参考:Android版
NEWTYPE DELTA TRACER
NEWTYPE DELTA TRACERは、Amazonで販売中の商品価格、出品者数、人気度の推移を確認できるアプリです。 Keepaとも連携しているため、データの豊富さと正確性には定評があります。利用料金は月額2,200円で、最初の2週間は無料となっています。
以下に列挙したように、せどらーの立場に立った便利機能が満載です。
- 他のECモールの横断検索
- 各種データグラフ
- 手数料自動計算
- 出品制限通知
- お気に入り登録した商品の一括管理
- スマホにも対応
- 中古コンディションごとに対応
アマサーチ
アマサーチは、Amazonの店舗せどりで利用できるリサーチ用のアプリです。無料版と有料版があり、有料版のプラン料金は月額2,980円(税込)となっています。
無料版の主な機能は以下の通りです。
- 高速バーコードリーダー
- 出品登録
- 利益計算
- 他のECモールの価格表示
- アラート設定(最大2個まで)
有料プランでは、無料版の機能に加えて以下の機能が追加されます。
- Keepaグラフ表示
- カート価格表示
- 読み上げ機能
- 目標利益設定
- 仕入れ済み商品の検索
- アラート設定(制限なし)
参考:iPhone版
参考:Android版
フリマウォッチ
フリマウォッチは、スマホからフリマアプリやオークションサイトの出品情報が確認できる無料アプリです。Androidのみ対応しているアプリで、機能は「複数のフリマアプリの横断検索」と「アラート通知」の2つです。
メルカリ 、ラクマ、オタマート、ZOZOフリマ、チケットキャンプ、ショッピーズ、ブクマ、モノキュンなどのフリマサイトを一度で検索し、価格などをチェックできます。
アラート通知機能により、出品と同時にお知らせが来るので、買い逃すリスクが抑えられます。
参考:フリマウォッチ
セラースケット
セラースケットは、出品禁止商品を出品してしまうなどの理由でアカウントが停止するのを予防できるアプリです。拡張機能の「ワカルンダ」を使うと、仕入れツールにもなります。主な機能は以下の通りです。
- アカウント停止リスク検知機能
- FBA在庫自動検出機能
- 不正商品検出機能
- ワカルンダによるリサーチ・利益計算・商品登録・CSV出力
参考:セラースケット
オークファン
オークファンは、国内外のオークション・ECサイトの過去10年分、約700億件にものぼる膨大なデータからさまざまな商品の相場情報を把握することが可能なサイトです。
複数のショッピングサイトから、商品検索し、商品情報を簡単に比較することができます。Yahoo!オークションの出品情報が通知され、条件を設定すれば自動入札も可能です。
参考:オークファン
店舗せどりに適した地図アプリ
この項目では、店舗せどりの際に役立つ地図アプリをご紹介していきます。
Googleマップ
Googleマップは、普段からスマホで利用している方も多いのではないでしょうか。
店舗の場所が分かるだけでなく、そこまでの経路と移動手段別の所要時間も確認できます。複数の店舗を回りたい場合は、最短経路と大まかな所要時間が分かるので大変便利です。
参考:iPhone版
参考:Android版
ロケスマ
ロケスマは、国内9,000チェーン、100万店舗の情報を毎日更新している店舗検索に特化したアプリです。
店舗のロゴで地図上に表示されるので、一目で行きたい場所が確認できます。店舗情報は毎日更新されているため、行ってみたら閉店していたといったリスクがありません。
参考:iPhone版
参考:Android版
せどりアプリのメリットとデメリット
この項目では、せどりアプリを活用するメリットとデメリットをそれぞれ解説いたします。
【メリット】利益率の高い商品を把握できる
せどりアプリでは、複数のサイトの出品価格が同時に比較できるので、安値で仕入れることができるだけでなく、どこに出品するともっとも高く売れやすいかも把握できます。
本来なら、各サイトに別々にアクセスして詳細情報を確認しなければならないところですが、せどりアプリを使うとそのプロセスを大幅に省略できます。
利益率の高い商品の情報を重点的に知ることができるため、効率よく収入アップが狙えるでしょう。
【メリット】商品価格を自動変更できる
せどりでは、値決めが非常に重要です。わずか10円違うだけでも、売り上げが大きく変わることがあるからです。
しかし、いちいちライバルの価格をチェックし続けることは、まず不可能でしょう。そこでせどりアプリを使えば、設定した条件にしたがって商品価格を自動変更することができるので、簡単にライバルの価格をチェックすることが可能です。
【メリット】アラート機能が使える
せどりアプリでは、さまざまなアラート機能があります。特に買いたい商品が出品されたり、値下げされたりした際に通知してくれる機能は非常に利便性が高いでしょう。
また初心者の場合、出品禁止商品と知らずに売ってしまう恐れがありますが、それを事前に教えてくれる「セラースケット」などを使うと大変安心です。
出品禁止商品を売ると、最悪の場合アカウント停止となり、そう簡単に復活させてもらえないため、予防策として重宝するでしょう。
【デメリット】有料プランに注意が必要
せどりアプリの中には無料で使えるサービスもあります。しかし有料のものに比べると、機能が限定されているため、本格的にせどりを行う場合には物足りなく感じるでしょう。
とはいえ、始めてすぐに有料版を利用すると売上よりもアプリ代金にコストがかかり、利益を圧迫する恐れがあるので要注意です。
したがって、最初は無料版からスタートし、ある程度軌道に乗って利益が確保できるようになった段階で有料版に切り替えるとよいでしょう。
初心者に向けたせどりの基礎知識
最後に、初心者の方に向けて、せどりの大事な基礎知識を伝授いたします。
せどりと転売の違いは?
せどりは、転売と何が違うのかという疑問を持つ方も多いです。結論から言うと、両者はほぼ同じものと考えて間違いありません。
ただ、世間のイメージとしては、せどりに比べて転売の方がよくありません。というのも、いわゆる「転売ヤー」と言われる人たちが、新商品を買い占めては超高額で売り飛ばすというケースが多いためです。
せどりは、転売に比べると中古品を安く仕入れて正当な利益を上乗せして売るという、真面目で地道なビジネスといったニュアンスがあります。
せどりで違法になることはある?
上記のように、せどりはごく真っ当なビジネスです。道徳に反することもなければ、もちろん違法でもないので、堂々と行なって問題ありません。
せどりは確定申告が必要?
せどりは、本業はもちろん、副業で行っても一定以上の所得があれば確定申告が必要になります。
副業の場合は、年間の所得が20万円を超えると対象になります。
せどりは誰でもできる?
せどりは、誰でも行うことができます。
ただし、中古品を仕入れて販売するには、最寄りの警察署で「古物商許可」を取得する必要があります。無許可で行うと罰則を科せられる可能性があるので注意してください。
まとめ
せどりを行うなら、リサーチや仕入れに大変便利なアプリの活用をおすすめします。
アプリを使うと、短い時間で商品リサーチができ、効率よく出品できるため、商品の回転率をアップさせることができます。
特に副業で行ったり、家事や子育てと並行したりする方にとっては、大きな味方となるでしょう。本記事でおおすすめした内容を参考にして、ぜひご自分に合ったアプリやツールを見つけてください。