せどりは、コンサルの数が非常に多いです。内容も混合玉石で、実際に結果を伸ばせるものから、ただ高い出費を払うだけのものまであります。
良いコンサルを見つけなければ、売上を伸ばすのどころかただお金を失うだけになりかねません。
そこで今回は、せどりコンサルの相場や、良いコンサルの見分け方について紹介します。せどりでコンサルの利用を検討している人は、ぜひ目を通してください。
せどりコンサルの相場
一口にせどりコンサルと言っても、教え方や内容によって種類は様々です。
料金形態も異なるため、各タイプの相場を把握しておきましょう。
ここでは、せどりコンサルの相場を、タイプ別に紹介します。
マンツーマン指導タイプ
マンツーマン指導タイプのコンサルは、講師が自分と1対1で直接指導をしてくれます。疑問点をすぐに聞けるほか、自分だけに向けたアドバイスや指導をしてくれるので、上達しやすいです。
つきっきりで指導してくれる分、相場も高額になる傾向があります。安くても50万、高いものでは100万円をこえるものも多いです。
ただし、費用が高いからと言って、必ずしも成果が約束されているとも限りません。はずれを引いた時の損失も大きいので、コンサル選びは慎重におこないましょう。
スクールタイプ
スクールタイプは、講師が複数人に向けて指導をおこないます。学校や塾などをイメージしてください。
対面でおこなう場合もあれば、オンラインで指導する場合もあります。自分と同じようにせどりをしている人ともつながりが持てる点は、大きなメリットです。
相場としては、10万円~50万円程度のものが多いです。講師だけでなく利用者との情報交換もできるので、相場の割に得られるものが多いコンサルと言えます。
仕入れ同行タイプ
仕入れをする際に一緒についてきてくれ、その場で商品の見分け方や、購入のポイントなどをアドバイスしてくれるタイプのコンサルです。
現場で直接指導を受けられるので、ただ教わるだけよりも得られるものが多い点がポイントと言えます。
相場は1回当たり、5万円~15万円程度です。単価は安いですが、複数回依頼すると費用も相応に増えていくので、注意してください。
サロン・コミュニティタイプ
会費として月額料金を支払って、せどりのことを教えてもらうサロンやコミュニティも、コンサルの一種です。
オンラインで集まることが多く、同じ目的を持った利用者との交流もできます。
費用は高くても月額1万円程度なので、比較的安価で利用できます。ただし、オンラインサロンに加入後、さらに情報商材を売りつけるといった詐欺が横行しているため、入会は慎重におこなってください。
情報商材タイプ
せどりの情報やテクニックが記載された教材を購入して、せどりを学びます。
教材の内容次第では数千円の場合もあり、比較的費用を抑えられる点が特徴です。
ただし、中身が薄い詐欺まがいのコンテンツも少なくありません。特に、高額な情報商材には、十分注意が必要です。
また、ほかのコンサルと違い、誰かに教わるわけではないため、成果を出すには自身の努力が欠かせません。
せどりコンサルを受けることによるメリット
コンサルに高いお金を支払うなら、そのお金で商品を仕入れたほうがいいのでは?と思う人は少なくないでしょう。
しかし、コンサルにはコンサルなりのメリットがあります。長期的に売上を伸ばしたいのであれば、目先の利益を捨ててでも学ぶことは重要です。
ここでは、せどりコンサルを受けるメリットについて紹介します。
成果を出すまでの流れを学べる
せどりは独学でもおこなえるため、多くの人が独自の方法で取り組みがちです。しかし、正しい手順を理解していないと、利益を伸ばせなかったり、損失が増えてしまったりするケースも少なくありません。
せどりのコンサルを受ければ、せどりを始めてから成果を出すまでの流れを、体系的に学べます。正しい手順を知るだけでも、稼ぎやすさは大幅に向上します。
時間を効率的に使える
独学でのせどりは、仕入れや販売などに必要以上に時間を使いがちです。
しかし、コンサルを受けてスキルや知識を高めれば、限りある時間を効率的に使えます。
勉強で最初に少し時間を使ったとしても、後々の効率化を考えれば、学んでから取り組んだほうが確実に成果を伸ばせます。
モチベーション維持につながる
コンサルを通じて同じ目標をもって頑張っている人と交流すれば、自分も頑張ってみようと思えます。
また、大金を支払ってコンサルを受けた以上、それを無駄にしないために奮起する人も多いです。
モチベーションは、せどりの成否を決める重要な要素です。コンサルによってモチベーションを高めることは、ある意味知識やスキル以上のメリットと言えます。
せどりのコンサルを受けるべき人とは?
せどりコンサルは有用ですが、すべての人に等しく価値があるわけではありません。コンサルを受けても、成果が出せない人はたくさんいます。
そこでここでは、せどりコンサルを受けるべき人の特徴について紹介します。当てはまるなら、コンサルの受講を検討してください。
せどりの手法を体系立てて学びたい
前述した通り、せどりは独学でおこなうと、余計な時間がかかってしまったり、利益が出せなかったりします。
最初にせどりで成果を出すための正しい道筋を知っておきたいなら、コンサルはとても有用です。
努力の方向性が明確になるので、独学で無駄な努力をせずに済みます。
成功までの時間を短縮させたい
コンサルを受けて正しい知識を学べば、独学でおこなうよりも成功までの時間は大幅に短縮されます。
最初に少し出遅れたとしても、コンサルで学んだことを活かせばすぐに追いつけるからです。
とにかく早く結果を出したい人は、お金を惜しまずコンサルを利用しましょう。
自発的に行動できる人
いくらコンサルで教えてもらうとしても、その後に行動するのは自分自身です。どんなに良質なコンサルを受けても、行動できない人は結果を出せません。
一方、自発的に行動できる人はコンサルで教わったことをどんどん実践できるので、その分成長も早いです。
学ぶだけでなくすぐ行動に移せる人は、コンサルで得たことが無駄にならない確率が高いと言えます。
良質なコンサルを見分けるためのポイント
コンサルはたくさんあり、成果がでるものばかりではありません。せっかくコンサルを受けるなら、なるべく優良なものを選ぶべきです。
そこでここでは、良質なコンサルを見分けるためのポイントについて紹介します。どのコンサルを受けたらいいか迷っている人は、ぜひ参考にしてください。
講師の実績を確認する
せどりを教えてくれる講師が、実際に稼いでいなければ話になりません。
講師がどんな人物で、今までどのくらい稼いできたのかは、最低限調べておきましょう。
できれば、今現在も稼げている講師がおすすめです。せどりは短期間で手法やトレンドが変わるため、最新の方法を知っている講師の元で学べば、それだけ成果を出しやすいと言えます。
実績の証拠
発信している実績が、必ずしも本当とは限りません。現在は画像編集で簡単に加工ができるため、偽の実績を公表している講師も少なくないからです。
実績の証拠となるものを提示しているかは、必ず確認しましょう。主な証拠としては、源泉徴収票などが分かりやすいです。
実績を公表できないなら、いくら高い実績でも安心できません。そういったコンサルは選ばないほうが賢明です。
少人数の指導をおこなっている
コンサルの指導は、指導先が多いほど一般的な内容になってしまい、自分には当てはまらないケースも出てきます。
なるべく少人数、可能ならマンツーマンで教われる環境のコンサルを受講したほうが、自分にピッタリなアドバイスをもらいやすいです。
とはいえ、料金も決して安くないため、常にマンツーマンで教わるのは大変です。予算を抑えたいのであれば、一時的にでも直接教えてもらえる機会のあるコンサルが狙い目と言えます。
無料体験が可能
どんなコンサルも、実際に体験してみなければわからないことは多いです。そのため、無料体験を実施しているコンサルがあれば、積極的に参加してみましょう。
また、どんなに実績を出しているコンサルでも、自分に合わない可能性はあります。コンサルの雰囲気や、講師との相性を確認するためにも、無料体験は非常に有用です。
コンサルの目的が明確である
一口にコンサルと言っても、目的は様々です。とにかく基礎的なやり方を伝える場合もあれば、月〇〇万円を目指した厳しい内容を教えていることもあります。
また、せどり自体も仕入れ方や取り扱う商品によっても、内容が異なります。そのため、自分に合った内容を教えているコンサルを受講することが大切です。
受講する前に、コンサルの内容や目的を調べておきましょう。
講師との相性
講師も人間なので、どうしても相性の良し悪しが出てしまいます。本格的に受講する前に、その講師とやっていけるか調べておきましょう。
講師のブログやSNSなどをチェックして、人となりをある程度把握しておくことが大切です。可能であれば、メールやチャットなどで直接やり取りをしてみると、雰囲気がつかみやすいのでおすすめです。
受講生のレベル
せどりは基本的にひとりでおこないますが、コンサルを受講するなら一緒に受けている人と交流する機会もあるでしょう。
周りのレベルが高すぎると、自分がなじめず孤立してしまいかねません。逆に周りのレベルが低すぎると、自分ばかり教える側にまわって時間ばかり浪費してしまいます。
受講生のレベルがなるべく自分と近いコンサルを受講すると、対等な情報交換ができてお互いに成長できます。
怪しいコンサルの回避方法
コンサルを受講する上で、最も注意すべきなのが詐欺コンサルの存在です。もっともらしいことを言って集客をおこない、高いお金を払わされるので絶対に引っかかってはいけません。
良いコンサルを見分けるポイントと同様、悪いコンサルに引っかからないための方法もあります。今回紹介する内容は必ず覚えておき、怪しい詐欺コンサルの回避に役立ててください。
せどりの利益を公表していない
せどりの実績を公表する場合、売上ではなく利益がいくらになるのかが大切です。売上はいくらでも伸ばせるので、指標にならないからです。
売上ばかりアピールしているコンサルは、実際に利益を出せていない可能性があります。そんなところから学んだとしても、得られるものはありません。
良い面ばかりを強調してくる
せどりには在庫が残ってしまったり、商品が売れなかったりなど、リスクも相応にあります。しかし、悪質なコンサルはそういった悪い面には一切触れず、せどりの良い面ばかりをPRしてきます。
また、「3ヵ月で月100万円達成」といった誇大広告を使ったり、「今行動しなければ一生底辺の人生」などの過度に煽る文面を掲載しているコンサルも、避けたほうが良いです。
強い言葉を聞くとこちらもその気になってしまいがちですが、一度冷静になって距離を置くことを意識してください。
情報商材の内容が一切分からない
情報商材タイプのコンサルは、内容をある程度確認できるものを選ぶことが大切です。
情報商材は、特に詐欺やぼったくりが横行しています。何十万円も払って購入した情報商材の内容が、ネット上に書いてあるようなことばかりだった、というケースも少なくありません。
購入前に、サンプルを確認できるものでないと、安心して購入するのは難しいと言えます。
利用者の声が偏っている
コンサルを受講するにあたって、利用者の声を参考にするのは重要です。しかし、評判が良い方向に偏っている場合は、警戒してください。
どんな良質なコンサルでも、悪い評価や稼げなかったという声は少なからず存在します。にもかかわらず、利用者の評判が良いものばかりになっている場合、正しい利用者の声でない可能性も考えられます。
現在では、サクラやアルバイトを使うことで、口コミの評価はいくらでも操作可能です。口コミの数が多く、なおかつ意見が偏っている場合は、注意しましょう。
まとめ
せどりのコンサルは、正しい手順を学ぶためにとても役立ちます。成果を出している人から教わることで、自分が成果を出せるようになる確率も高くなっていくからです。
しかし、コンサルにも種類がたくさんあります。中には悪質な詐欺コンサルも混じっているため、自分に合った優良なコンサルを見つけることが、成功の秘訣です。
今回紹介した内容を参考に、自分のやりたいせどりについて教えてくれるコンサルを探してみましょう。