せどりで服を扱う利点とは?稼ぐコツも併せて紹介!

せどりとは、品物を安く仕入れて高く売ることで儲けを得るビジネスです。どんな品物を扱うべきかは人によって異なり、自分の得意分野が生かせるジャンルを選ぶことが大切です。

この記事では、数ある品物カテゴリーの中から「服」に焦点を当てて、ビジネスの詳細を解説していきます。ファッショングッズのせどりを考えている方は、ぜひ参考にしてください。

目次

ビジネスの概要

ビジネスの概要

服を中心に扱うせどりとは、一体どんなものでしょうか?ここからは、ビジネスの概要について説明していきます。

ファッションに興味があるユーザー向けのビジネス

服を扱うせどりは、主にファッションに興味がある人向けに品物を選び、販売するビジネスです。時には服だけでなく、アクセサリーや帽子など、関連するアパレルアイテムも扱います。

空いた時間に少しずつ作業をすることができ、子育て中の方や学生、社会人など、他に取り組むべきものがある人でも始めやすいのが魅力です。

品物の代表例

アパレルアイテムのせどりで扱われる品物は、服だけにとどまりません。例えば、以下のようなものが挙げられます。

・新品の服

・古着

・靴

・帽子

・アクセサリー

・時計

・バッグ

上記の中からターゲット層のユーザーが好みそうな品を集めて、売りに出すのが一般的です。似たようなデザインのものでも売れやすいものと売れにくいものとがはっきり分かれ、その分野に関する専門的な知識や目利きの能力が求められます。

よく使われる販売先

仕入れた品物はフリーマーケットなどで直接売ることができますが、現在ではECサイトを使って売るのが一般的です。ネットを介して売る方が、より多くの買い手を相手にすることができて効率的です。

よく使われるサービスは以下の通りです。

・Amazon

・楽天市場

・メルカリ

・ラクマ

・Yahoo!オークション

品物として服を選ぶ利点

品物として服を選ぶ利点

扱う品物のカテゴリーを選ぶときには、その強みと弱みをよく理解しておかなければなりません。ここからは、服を取り扱う利点について説明していきます。

ライバルが少ない

服のせどりは参入者がまだ少ないジャンルで、ライバルが多くないのが特徴です。ライバルが少なければその分、自分の品が売れやすくなり、また、価格競争が起こりにくくなります。安定した利益が得られる見込みがあると言えます。

ただし、ECサイトによっては販売が許可されていない品がある場合もあります。品物を売りに出す際には、利用規約の確認を怠らないようにしましょう。

稼ぎやすい

ハイブランドの品物は人気があり、利益率が高い傾向にあります。そのため、効率よく利益を上げることができます。また、店舗を構えたり倉庫を借りたりする必要がなく、その分の管理費がかかりません。経費を節約しつつ収益を上げることができるのが、服を扱う大きな魅力です。

経費が抑えられる

品物の送料は、重さや大きさによって決まります。服は畳めば小さくなり、それほど重くありません。したがって、配送にかかる経費を抑えることができます。

ただし、水濡れに弱いものが多く、必要に応じてOPP袋などを使う必要があります。適切に梱包することが大切です。

かさばらない

服は大きさがほどほどで、扱いやすいのが特徴です。かさばらないので収納場所に困りません。専用の倉庫を借りる必要がなく、倉庫のレンタル費用や管理費用に充てる資金の必要がありません。また、仕入れの際の送料を安く済ませることができるうえ、まとめ買いしやすいのがメリットです。

上記のことからも分かる通り、服は経費を抑えるための条件が整い、効率的にビジネスを進められます。

品物として服を選ぶ欠点

品物として服を選ぶ欠点

ビジネスを成功させるためには、よい面だけでなく悪い面にも目を向ける必要があります。ここからは服を取り扱う上での欠点を紹介します。

売れ筋を見極めるのが難しい

服は流行が激しく変わるアイテムです。先月はよく売れていたのに、今月は売れ残るといったことがよく起こります。そのため、売れ筋を見極めるのが難しいのが現状です。

上記のような失敗を避けるためには、常に最新の情報をチェックしておく必要があります。SNSやファッション誌などを参考に情報を集めましょう。

念入りな検品が必要

服はものによって型崩れや糸のほつれなどが起きやすいものです。したがって、念入りに検品を行わなければなりません。特に古着はシミなどの汚れが付いていることもあり、注意が必要です。

万一説明していない損傷や汚れなどが販売後に見つかった場合は、トラブルになる可能性があります。信用に傷がつき、あらたな買い手を獲得するのに苦労します。

種類が多い

服は同じ品物でも色違いがあったり、サイズ展開があったりと、種類が豊富です。その中からどれを選ぶべきかを判断する力が求められます。初心者の場合はどれを仕入れたらよいという指標がなく、その分、失敗しやすいのが難点です。

なお、同じ品のすべてのバリエーションをそろえるという手段がありますが、その分、費用がかさみます。同じ品の在庫を持ちすぎると、売れなかった時のリスクが高まります。必要最低限の数に絞るのが鉄則です。

返品されやすい

服はサイズや微妙な色のニュアンスによって、「似合う」「似合わない」に分かれます。よって、必然的に返品の割合が多くなります。返品の対応には手間がかかり、時間のロスにつながります。

返品の割合をなるべく減らすためには、色味が正しく見えるような画像を使用したり、画像だけでは伝わらない特徴について文章で詳細に説明したりする工夫が必要です。

利益率を上げるためのポイント

利益率を上げるためのポイント

服のせどりで稼ぎを上げるためには、一体どんなことに気を付ければよいでしょうか?ここからは稼ぐためのコツを紹介していきます。

ターゲットを設定する

ビジネスを成功させるためには、ターゲットを明確に定めることが大切です。ターゲットを定めないまま品物を無計画に仕入れても、売り上げが安定しないばかりか、リピート客を見込めません。

特に、服は複数のアイテムをまとめて購入するケースが少なくありません。よって、同じターゲット層の需要に合った品を多数取りそろえることが重要です。効率的に利益を獲得していきましょう。

流行を調査する

服は流行が激しく変わるものであり、人気のアイテムについて頻繁に調査する必要があります。流行に合わない品物は売れ行きが悪く、利益率が低いため、できる限り避けてください。

情報収集にはSNSやアパレルブランドの新作情報、ファッション誌などを利用しましょう。

得意分野を生かす

全く知らない分野について一から調べるのは非常に大変です。したがって、元から興味のある分野を選んだ方が効率的で、かつ、楽しんでビジネスを進めることができます。

また、ある程度ジャンルを絞った方が、ショップとしての個性を出しやすくなります。他のショップとの差別化を図るのにも有効です。

仕入れは需要が落ち着いてきたときに行う

品物の需要が高い時期には、当然、価格が上昇します。売るのに適した時期だと言えますが、買うのには適していません。仕入れは、目当ての品の需要が落ち着いてきた時を狙うのがおすすめです。そして、需要が増す時期を待って販売しましょう。

ただし、トレンド感の強すぎるアイテムは、その限りではありません。その年だけの流行であることが多く、一度需要が落ち着いた後にまた上昇する保証がありません。品物の傾向によって、仕入れのタイミングを変えていくことが大切です。

相場価格をよく調べる

効率的に品物を販売するためには、適切な価格設定が必要不可欠です。価格が安すぎると利益が減り、高すぎると売れ行きが落ちます。競合との価格差をなくすことで、よいバランスで利益を出すことができるうえ、顧客を奪われる心配が減ります。

相場価格を知るためには、いつも利用しているECサイトで同様の品を検索してみましょう。同じ品物がどれくらいの価格で出品されているか、また、実際にどれくらいの価格で売れているのかを注意深く観察してみてください。

組み合わせて売りに出す

複数の品を組み合わせて売りに出すのも一つの手です。例えば、スーツや喪服などの場合は、必要になった時にまとめてそろえる人が多いものです。コーディネート一式を作って売りに出すと、とても喜ばれます。他にも、単に服のコーディネートを考えるのが苦手な人向けに、普段着のコーディネートを作って売りに出すのもおすすめです。

組み合わせを考える際に重要なのは、統一感を持たせることです。自分なりにテーマを設けて、テーマに合った品物を選びましょう。なお、各アイテムの雰囲気が揃っているかはもちろん、それ以上にサイズ感が合っているかが大切です。どれか一つでもサイズが合っていないとコーディネートが成立せず、クレームや返品につながる恐れがあります。

服の販売に向いている人とは?

服の販売に向いている人とは?

服のせどりに適性があるのは、一体どんな人なのでしょうか?ここからは服のせどりで成功している人たちの共通点について解説していきます。

ファッションに興味がある

興味のある分野であれば、ある程度の基礎知識があるはずです。もともとファッションが好きな人なら、せどりに必要な基礎知識をあらかじめ持っているということになります。全く基礎がない状態から始める人に比べれば、圧倒的に有利です。

また、新たな知識を得る際も、興味のある分野なら楽しんで勉強できます。

ブランドに関する知識がある

服はデザイン性だけでなく、どのブランドのものなのかという点に価値をおく人が少なくありません。人気のあるブランドについての知識があると、より有利になります。特に古着を扱う場合は、希少価値の高い品を見つけるのにも役立ちます。

なお、ブランド品として売られているものの中には、偽物が混ざっていることもあります。偽物を仕入れて売ると、トラブルの原因になります。ブランド品についての予備知識があれば、万が一偽物を手にしても、実際に売りに出す前に気付くことができます。

ある程度の費用が用意できる

せどりを始めるためには、まず品物を用意しなければなりません。そのためには、品物を仕入れる費用が必要です。特に高級ブランドの服は、それなりに高額です。ある程度資金の余裕が必要です。

一定の品ぞろえがキープできる

ビジネスを成功させるためには、リピート客を増やすことが重要です。リピーターを増やす方法はいくつかありますが、そのひとつとして、安定した品ぞろえを提供することが挙げられます。

定期的に流行を調査して仕入れを行うことができれば、ビジネスをより有利に進めることができます。

気を付けるべきポイント

気を付けるべきポイント

服のせどりを行うにあたって、何か注意することはあるのでしょうか?ここからは、ビジネスを進める上で注意すべき点について説明していきます。

ブランド品は偽物が多いので注意

高級ブランドの品物は世界的に人気があり、偽物が多く出回っています。偽物は当然、ブランドの権利を侵害する違法な品です。制作するだけでなく、売ることも許されていません。偽物を故意ではなく、それと気付かずに販売しても、罰則を受ける可能性があります。

そのため、偽物を仕入れないよう、注意を払わなければなりません。仕入れを行う際には、公式ショップなどの信頼できる販売元を利用しましょう。また、手元に届いた品が本物かどうかを念入りに確認することも重要です。自分で判断できない場合は、鑑定士に相談することも検討しましょう。

品物の状態は正確に申告すること

品物に関するネガティブな情報は、あまり公表したくないと感じる人もいるのではないでしょうか?しかし、傷や汚れなどの情報は、隠すと大きなトラブルの元になります。実際に品物を手に取れば分かることなので、嘘をついてもいずれ発見されます。正直に申告した方が誠実な印象を与えることができ、ビジネスに有利に働きます。

古物扱いになるケースがある

古着は法律上、「古物」として扱われます。古物を売買するには「古物商許可証」が必要であると、法律で定められています。これに違反すると罰則の対象になるので注意が必要です。よく調べて申請を行いましょう。

また、古着として売られているものだけでなく、場合によっては未使用のものも古物として扱われます。古物の定義は「一度使用目的で購入されたもの」であり、未使用であっても、一度誰かに買われた品は古物となります。

得意分野を生かしてビジネスを成功させましょう

得意分野を生かしてビジネスを成功させましょう

服のせどりは参入者がまだ少なく、初心者でも稼ぎやすいビジネスです。もちろん、安定して稼げるようになるまでにはある程度の時間がかかります。しかし、ファッションに興味がある人なら、向いているジャンルといえます。

しかも、自分のライフスタイルに合わせて働けるため、無理なく継続していけるはずです。根気強く続けていけば、せどりの収入だけで生活できるほどにビジネスを成長させることも可能です。

ぜひともこの記事を参考に、服のせどりを始めてみてはいかがでしょうか。

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この記事を監修した人

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