せどりの利益率って何?利益率の算出方法から回転率との関係までを徹底解説!

せどりでは、仕入れ値よりも高い価格で販売することが鉄則です。

とは言え、仕入れ値よりも高ければ何でもよいというわけではありません。 利益率とともに回転率もしっかり考慮して商品を仕入れなければ、利益を出すことはできません。

そこで今回は、せどりにおける利益率の算出方法や回転率との関係などを詳しく解説し、効率よく儲ける方法をご紹介します。

目次

せどりの利益率とは?


せどりにおける利益率とは、「売り上げに対する純利益の割合」のことです。

たとえば、

仕入れ値:7,000円
販売価格:16,000円
送料:500円
販売手数料:1,000円
梱包費:100円

のケースで考えてみましょう。

販売価格16,000円から仕入れ値7,000円を引くと、9,000円の粗利が出ます。

粗利:16,000ー7,000円=9,000円

この粗利9,000円から、諸費用(販売手数料、送料、梱包費)の合計1,600円を引いた7,400円がこの商品の純利益ということになります。

純利益:9,000ー1,600円=7,400円

利益率は、売り上げに対する純利益の割合「純利益÷販売価格×100」 ですから、

利益率=7,400÷16,000×100=46.25%

となります。

この利益率は、せどりで売上管理と利益管理を行う上での基本的かつ重要な指標になります。そして利益率の高い商品を狙うことで効率的に稼げるようになるのです。

利益率算出でよく使う専門用語

ここで、利益率を計算するときによく使う専門用語を確認しておきましょう。

主な専門用語は以下の通りです。

●売上高=販売価格
●売上原価=仕入れ値
●粗利=売上高ー売上原価
●粗利益率=粗利÷売上高×100
●営業利益=粗利ー商品販売コスト(外注費、人件費、水道光熱費など)
●純利益=営業利益ーすべての諸費用(販売手数料、送料、梱包費など)

利益率を算出する場合は、まずはこれらの専門用語を把握しておきましょう。

平均利益率はどのくらい?

利益率の基本的な計算方法はわかりましたが、せどりの平均的な利益率とは一体どのくらいなのでしょうか?

一般的なせどりの利益率は、平均で20~30%程度と言われています。

なお、家電やゲーム、フィギュア、おもちゃ、ブランド品などは利益率が高く、30%を超える場合が多いです。

とは言え、初心者の方がいきなり30%以上の利益率をあげるのは難しいので、まずは20%の利益率を目標に始めることをおすすめします。

せどりの利益率の応用

せどりの利益率を応用すれば、目標の利益額に達するために必要となる販売価格を算出することができます。

ここでは、その方法をご紹介します。ぜひ参考にしてください。

利益率の算出方法

まずは、利益率の算出方法をおさらいしましょう。

利益率は「売り上げに対する純利益の割合」を求める方法でしたね。

計算式は、

「純利益÷販売価格×100」

になります。

販売価格と仕入れ値、諸経費などがわかっている(または推定できる)場合は、利益率の計算が可能です。

なお、この売り上げから利益率を算出する計算式は、利益計算の最も基本的な方法なのでしっかり把握しておきましょう。

目標利益額から販売価格を算出する

「販売価格=(仕入れ原価+諸費用+純利益)×10÷9 」

という計算式を使って、目標利益額から販売価格を算出することも可能です。

たとえば、以下のケースで5,000円の利益を目標とした場合で計算してみましょう。

仕入れ値:7,000円
送料:500円
販売手数料:1,000円
梱包費:100円

販売価格=(7,000円+1,600円+5,000円)×10÷9
販売価格=136,000円÷9
販売価格=15,111円

よって、15,111円で商品を販売すれば、5,000円の利益が出ると考えられます。そしてこの場合の利益率は、5,000円÷15,111円=33%になります。

目標利益をもとにして利益率を出したい場合は、この算出方法がおすすめです。

目標利益率から販売価格を算出する

目標利益率から販売価格を算出する方法は、事前に利益率を定めて販売するため、損切りや不良在庫などの発生を抑えることができます。

なお、目標利益率から販売価格を算出する計算式は、

「販売価格-販売手数料-(販売価格×目標利益率)=仕入れ値+送料」

になります。

仕入れ値:7,000円
送料:500円
販売手数料:1,000円

のケースで、販売価格をα円、目標利益率25%に設定した場合で計算してみましょう。

α-1,000円-(α×0.25)=7,000円+500円
(1α-1,000)-0.25α=7,500円
0.75α=8,500円
α=11,333円

となり、販売価格を11,333円に設定すれば、利益率が25%になります。

この計算方法を利用すれば、目標利益率に達するための最低販売価格がわかるので、しっかり把握しておきましょう。

目標利益率から販売価格を算出する場合によくあるミス

目標利益率から販売価格を算出する計算式は、

「販売価格-販売手数料-(販売価格×目標利益率)=仕入れ値+送料」

と説明しました。

しかし、この目標利益率から販売価格を計算するときにミスをする人が意外に多いのです。

たとえば、

仕入れ値:10,000円
販売手数料:1,000円
送料:500円
目標利益率:35%

の場合で考えてみましょう。

まず、間違った計算で多いのは、仕入れ値に目標利益率を掛けて利益額を出し、それを仕入れ値に上乗せするという方法です。

仕入れ値10,000円×目標利益率35%=利益3,500円
販売価格=仕入れ値1,0000円+利益3,500円=13,500円

よって、「13,500円で販売すれば、35%の利益になる!」と考えてしまうのです。

しかし、13,500円で販売した場合の利益率は

純利益2,000円(粗利3,500円ー諸費用1,500円)÷販売価格13,500円×100=約14.8%

とわずか約14.8%しかありません。

そもそも利益率というのは、売り上げに対する利益の割合であり、仕入れ値に対する割合ではないのです。

そのため、正しい利益率は

「販売価格-販売手数料-(販売価格×目標利益率)=仕入れ値+送料」なので、

αー1,000―(α×0.35)=10,000+500
(1α-1,000)-0.35α=10,500円
0.65α=11,500円
α=17,692円

となり、販売価格17,692円のときに利益率は35%になります。

このような計算ミスをしないように十分注意しましょう。

利益率が高い商品のメリット&デメリット

利益率の高い商品は効率的に稼げるなど多くのメリットがあります。

しかし、メリットだけでなく、実はデメリットもあるので注意が必要です。

そこでここでは、利益率の高い商品のメリット・デメリットをご紹介します。

利益率が高い商品のメリット

利益率が高い商品は費用対効果が高く、少ない手間や労力で稼げることがメリットです。

また、収益が伸びた分で新しい商品を仕入れたり、商品開発や営業活動などに回すことができ、安定した経営を維持しやすくなります

利益率が高い商品のデメリット

利益率が高い商品は、効率的に稼げるかわりに商品単価が高い傾向にあります。

そのため、資金に余裕がないときやキャッシュフローが悪いときは仕入れが難しくなったり、経営自体が立ち行かなくなったりすることがあります。

このように、利益率はただ高ければ良いというわけではありません。自分の経営状態をしっかり考慮して判断しましょう。

せどりの利益率と回転率の関係性

せどりの利益率は、「回転率」と呼ばれる数値に大きく影響されます。そこで、せどりにおける回転率の基礎的な知識と利益率との関係について詳しく解説します。

せどりの回転率とは?

回転率とは、一定期間に商品がどれほど販売されたかを示す割合です。回転率が高ければ販売回数が多くなり利益につながるため、新しく商品を仕入れられます。

しかし、回転率が低ければ儲けがなく、在庫が増えていきます

利益率と回転率の関係性

せどりで効率的に儲けるには、利益率だけでなく回転率にも注意する必要があります。

たとえば、

【商品A】
販売価格:10,000円
利益率:30%
販売回数:年に1回

【商品B】
販売価格:2,000円
利益率:20%
販売回数:月に1回

の2つの商品で考えてみましょう。

一見、販売価格と利益率の高い商品Aの方が利益が大きいイメージですが、

商品Aの年間の利益額は、

10,000円×30%×1個=3,000円

です。

一方、商品Bの年間の利益額は

2,000円×20%×12個=4,800円

になり、商品Aよりも上回るのです。

このように、いくら利益率が高くても、回転率が低ければ儲けにつながりにくいケースもあるのです。

また、価格の高い商品の場合、回転率が低ければ在庫が増えることになり、資金不足に陥って経営が破綻するおそれもあります。

そのため、利益率だけではなく、回転率も十分意識して経営にあたる必要があるのです。

せどりの利益率を上げるポイント

せどりの利益率を上げるには、以下のように、仕入れ値を下げる努力をするのがポイントです。

●オークションサイトで終了間際に入札して価格上昇を抑える
●出品者に値下げ交渉をする

また、販売価格を上げることも利益率を高める方法ですが、なかなか難しいのが現状です。しかし、商品説明を丁寧にしたり、サービスを充実させたりするなどして顧客からの信頼感を高め、ライバルとの差別化を図ることで可能になる場合もあります。

せどりの利益率が高い商品のご紹介

最後に、利益率の高いおすすめ商品をご紹介しましょう。

パソコン周辺機器

キーボード、マウス、SDカード、プリンター、インク、外付けHDDドライブなどのパソコン周辺機器は、利益率の高いジャンルです。

パソコン本体に比べて専門的な知識も必要なく、価格も低めなのでせどり初心者の方も扱いやすいのが魅力です。

まずはパソコン周辺機器から始めて、将来的にパソコン本体のせどりにつなげていくのも良い方法ですね。

おもちゃ

おもちゃは安定した利益を上げやすいジャンルです。

特に、レゴ、戦隊もの、人気アニメやディズニー関連のグッズ・フィギュアなどの人気が高く、プレミア価格が付きやすいのが特徴です。

ゲーム

ゲームは常に需要が高く、利益率が高いジャンルです。

新品・中古に関係なく儲けを出しやすく、回転率も非常に高いので特におすすめです。

Nintendo SwitchやPS3、PS4、PSVISTA、Xbox、WiiU、3DSなどのゲーム機は常に売れ筋商品で、ソフトやコントローラーなどの付属品も良く売れます。

家電

家電は、利益率も回転率も高い商品です。

生活に密着したアイテムなので売れやすく、在庫を抱える心配も少ないので、せどりを始めたばかりの方におすすめです。

また、新品でも中古でも利益を出しやすいのも魅力ですね。

書籍

書籍も利益率の高い魅力的なジャンルです。

古本屋などで数百円で仕入れた中古の本や雑誌が数千円で売れることがあるなど、効率的に稼ぐことができます。

生活用品

洗剤や柔軟剤、トイレットペーパー、ティッシュ、ベビー用品、おむつ、歯磨き粉などの生活用品は、生活に欠かせない商品のため、常に高い需要があります。

また、近くのスーパーやドラッグストアなどでも仕入れられるのも魅力です。

ただし、医薬品の転売は基本的に禁止されているため、仕入れの際は注意しましょう。また、新型コロナウイルスの影響により、マスクや消毒液などの転売も多くのネットサイトやフリマアプリで禁止されていますので気をつけてください。

化粧品

化粧品は単価が低いものの消耗品のため、定期購入やまとめ買いによる高額な利益が見込めるジャンルです。

資生堂
カネボウ
コーセー
シャネル
クリスチャン・ディオール
エスティローダー
P&G

などの国内外の大手ブランドやメーカーの商品を狙って仕入れるのがポイントです。また、たとえ型落ち商品でも、ネットでは定価よりも高値で売れやすいのでチェックしましょう。

回転率とのバランスをとりつつ、経営状況に見合った利益率を設定しよう

今回はせどりの利益率についてご紹介してきました。

利益率は、せどりで売上と利益の管理を行う上で重要な指標となります。効率的に稼ぐためには、まずは20%以上の利益率を目指しましょう。

また、利益率は高くても、回転率が低ければ儲けにつなげることはできません。さらに自己資金に余裕がないのに利益率の高い商品ばかりを狙っていると、経営自体が危うくなってしまいます。

回転率とのバランスをとりつつ、経営状況に見合った目標利益率を設定しましょう。

今回ご紹介した情報がみなさんのせどりビジネスのお役に立てれば幸いです。

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この記事を書いた人

ビジネスのノウハウを実践ベースで徹底的に追求するのがアクシグ。
世界で最も専門的で網羅的なコンテンツを提供し、ノウハウを惜しげもなく提供していきます。

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