【荷物を安く送る方法】エコムー便とは?送料を抑えるコツ

「送料が利益を圧迫してしまう」

「1円でも安く荷物を送る方法はある?」

「宅配業者の送料の違いが分からない」

このような悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。

せどりで利益をあげようと思ったら、送料などの経費をできる限り抑えることも大切です。送料が高いとユーザーから敬遠されたり利益が少なくなることがあるからです。

そこで今回は

  • 大手宅配業者の送料や割引サービスの比較
  • 荷物を1円でも安く送るコツ
  • エコムー便とは何か

これらを徹底解説します。

荷物のサイズや重さなどに合わせて臨機応変に宅配業者や利用するサービスを変えることで、経費を抑えて利益を確保することができます。特にせどりをされている場合は参考にしてみてください。

目次

送料はどのような基準で決まるのか?

まず、荷物を送る際に、どのような基準で送料が決まるのかについて解説しましょう。

サイズ

どのサービスを利用するにしても、必ず基準となるのがサイズです。

具体的には、荷物の「縦×横×高さ」の3辺の合計です。

ヤマト運輸、日本郵便、佐川急便の大手3社の場合、宅配便についてはサイズ合計の区分が60cm以下から始まり、80、100、120、140、160cmというように20㎝間隔(一部例外あり)で料金が区分されています。

よって、同じ荷物を送るなら、一つでも小さなサイズ区分に収まるように梱包した方が得ということです。

重量

サイズ以外に、荷物の重量によっても送料が変わることが多いです。

先ほどの大手3社でいうと、ヤマト運輸と佐川急便の場合、2kg以下から始まり、5、10、15、20kgという具合に区分されています。日本郵便の「ゆうパック」については、170cm以下で25kgまでなら重量は問われません

なお、「60cm以内かつ2kgまで」とか「120cm以内かつ15kgまで」というように、サイズと重さの両方を基準とする場合は、どちらか一方でもオーバーした際は、超えた方の区分の料金が充当されます。つまり、「55cmで2.5kg」の荷物なら、「2kgまで」ではなく、その上の区分の「5kgまで」の料金が請求されるということです。

厚さ

せどりの場合、小物や書籍、冊子など、あまりかさばらない荷物を送る機会も大変多いです。

その際には、「厚み」も大切な基準となります。

小物や冊子などは、メール便を使うことが多いですが、大手3社とも、既定の封筒があります。そこに入りさえすれば大丈夫と思いがちですが、重量に加えて厚みも基準があるので要注意です。

具体的な厚さについては、

  • ヤマト運輸
    「クロネコDM便」:2cm以下
    「ネコポス」:2.5cm以下(ただし、フリマやオークションサイトなどの利用者は例外的に3cmまで可能です)」
  • 日本郵便
    「ゆうメール」、「レターパックライト」、「クリックポスト」:いずれも3cm以下
  • 佐川急便
    「飛脚メール便」:2cm以下
    「飛脚ゆうメール便」:3cm以下

となっています。

3大宅配業者のサービス比較

せどりで多くの人たちが利用する3大宅配業者である、ヤマト運輸、日本郵便、佐川急便の主なサービスについてご紹介しましょう。

ヤマト運輸のサービス

ヤマト運輸の主なサービスは、以下の通りです。

宅急便」・・・3辺の合計が60~200cm以内で30kgまでの荷物が送れます。現金ではなくキャッシュレスの方が、1荷物につき2~6円安くなります。

宅急便コンパクト」・・・60cm未満の荷物が対象で、宅急便を使うより安く送れるうえ、紛失等の場合、1荷物につき最大3万円までの補償があります。

クロネコDM便」・・・60cm以内で最長辺が34cm以内かつ厚さ2cmで1kg以下の荷物が送れます。書籍や冊子向きで、届け先のポストに直接投函されます。ヤマト運輸と直接契約した法人や個人事業主に限り使えるサービスです。料金は、上限167円で全国一律ですが、数量や出荷形態に応じ、契約者によって異なる価格がヤマト運輸から提示されるシステムです。

ネコポス」・・・上限が縦31.2cm以内・横22.8cm以内、下限が縦23cm以上・横11.5cm以上で厚さ2.5cm以内(フリマ、オークションサイトの利用者は3cm以内まで)の荷物が送れます。料金は385円が上限ですが、数量などの条件に応じて契約者ごとに異なります。

日本郵便のサービス

日本郵便の主なサービスには、次のようなものがあります。

ゆうパック」・・・3辺の合計が170cm以下、25kgまでの荷物が送れ、トラッキング(追跡)も可能です。重さが25kg超~30kg以下の場合は、「重量ゆうパック」という別のサービスが使えます。損害賠償額は、30万円までです。

ゆうパケット」・・・3辺が60cm以内、最長辺34cm、厚さ3cm以内の荷物を直接ポストに投函して送ることができ、トラッキング可能です。料金は厚さに応じて250円~360円となっており、全国一律です。せどりで比較的小さな荷物を送るのに大変適しているので、多用されます。

レターパック」・・・A4サイズ(34×24.8cm)、4kg以内の荷物を全国一律520円で利用できます。ポストへ投函ができて、トラッキングも可能です。同サイズで厚さが3cm、4kg以内なら「レターパックライト」も利用できます。「レターパック」は対面で受領印か署名をもらいますが、「レターパックライト」は郵便受けへの配達となります。

クリックポスト」・・・縦14~34cm、横9~25cm、厚さ3cm以内、1kg以内の荷物が全国一律198円で送れます。ネットで送料決済ができ、ラベルもプリンターで印刷可能です。しかも郵便ポストから投函できるため、とても便利です。

ゆうメール」・・・縦34cm、横25cm、厚さ3センチ以内、1kg以内の荷物が郵便ポストから全国一律料金で送れます。料金は重量によって、180円~360円となっています。

佐川急便のサービス

佐川急便では、主に以下のようなサービスを展開しています。

飛脚宅急便」・・・3辺の合計が160cm以内、30kgまでの荷物が送れます。

飛脚ラージサイズ宅急便」・・・サイズが160cmを超え、260cm以内で50kgまでの荷物が送れます。

飛脚メール便」・・・サイズが70cm、最長辺40cm以内、厚さ2cm以内、1kg以内の荷物が全国一律料金で送れます。料金は重量によって、168円~325円となっています。

飛脚ゆうメール便」・・・縦34cm、横25cm、厚さ3センチ以内、3kg以内の荷物が送れます。こちらも、料金は重量により115円~456円に分かれています。

3大宅配業者の割引サービス

続いて、3大宅配業者で利用できる割引サービスについてご紹介しましょう。

割引きサービスにはどんなものがある?

荷物を送るうえで得になる割引サービスには以下の様なものがあります。

持込割引・・・営業所や集配所に直接荷物を届けると、集配などにかかる業者の手間が省けるため安くなります。

複数口割引・・・同じ宛先に2個以上の荷物を送る際に、1個あたりの料金が割り引かれます。

メンバーズ限定割引・・・会員登録することで割引を受けることができるサービスです。

以上は、大まかな例で、宅配業者ごとに独自で様々なサービスを提供しています。以下に詳しくご紹介しましょう。

ヤマト運輸の割引サービス

持込割・・・ヤマト運輸直営店やコンビニ、その他の取扱店に直接荷物を持ち込むと、料金が割り引かれます。

クロネコメンバーズ・・・荷物1個につき150円割引
一般ユーザー・・・同100円割引

クロネコメンバーズは、誰でもネットから登録でき、様々な特典が付与されます。

クロネコメンバー割・・・クロネコメンバーに登録すると、宅急便が10or15%割引されます。

デジタル割・・・スマホやパソコンなどを使ってデジタルの送り状を作成して送るデジタル割を利用すると、荷物1個につき60円割り引かれます

複数口減額制度・・・同じ住所に複数の荷物を送ると、1個につき100円安くなります

参考:クロネコメンバー新規登録

日本郵便の割引サービス

持込割引・・・郵便局またはゆうパックを送ることが可能な店舗に荷物をもって行くと、荷物1個につき120円安くなります。ただし、「重量ゆうパック」は対象外です。

同一あて先割引・・・1年以内にゆうパックか重量ゆうパックを使って送ったことのある宛先に限り、同じ種類の荷物を1個につき60円割り引いて送ってもらえます。依頼の際には、「ご依頼主控え」を提示しなければなりません。

複数口割引・・・ゆうパックか重量ゆうパックで送ったことのある宛先に2個以上の荷物を送る場合、1個につき60円安くなります。ただし、各サービスのそれぞれの「ご依頼主控え」の提示が必要です。

ゆうパックスマホ割アプリの利用による割引・・・荷物1個につき180円安くなります。郵便局を受取場所に指定すると、さらに100円割り引かれます。

参考:ゆうパックスマホ割アプリ

佐川急便の割引サービス

持込割引・・・取次店に荷物を直接持ち込むと1個につき100円安くなります

まとめ発送割引・・・11個以上の荷物を一度に送ると、個数によって10~30%の割引が受けられます。多ければ多いほど割引率が上がるので、大量に荷物を送る場合は、かなりお得です。

荷物を安く送る方法6選

最後にせどりの際に荷物を少しでも安く送るポイントを、6つに分けて解説しましょう。

送料比較サイトを使う

大手3社だけでも相当数のサービスがあり、結局どれが一番得なのか、よくわからない場合もあるでしょう。

そこでおすすめするのが、各社の送料が比較できるサイトです。サイズや重さ、差出地、宛先地などを入力すると、最適なサービスやそれに順ずるサービスが瞬時に確認できます。とくに、『送料の虎』が使いやすくて便利です。

参考:送料の虎

割引サービスを最大限駆使する

先ほどご紹介したような宅配業者が提供している割引サービスを、最大限駆使してください。

会員登録したり、営業所に直接持ち込んだり、複数の荷物を一度に送るなど、自分の環境で使える割引サービスは漏れなく利用しましょう。別々の送り先であっても、複数口の荷物を一緒に発送するだけで割引となるサービスは、大手3社では佐川急便だけです。覚えておくとかなり得でしょう。

荷物を小さくまとめる

安く送るコツとしての王道が、荷物をコンパクトにすることです。

余分なスペースを作らずに、効率のよい梱包を意識してください。

また皆さんの中には、スーパーなどから無料でもらえるダンボールを使いたい方も多いかもしれません。しかしこれは、基本的にはおすすめしません。サイズや形がまちまちで、3辺のサイズが無駄に長くなる可能性が高いからです。さらに、汚れていたり、野菜の絵がプリントされていたりすると、届いたときの印象がよくありません

それよりECサイトでまとめて安価に販売されている無地のダンボールの方が、「60cm用」、「120cm用」というように、主要な宅配業者の料金区分に合わせたサイズのものが揃っているので、おすすめです。

AmazonならFBAを利用する

もしAmazonでせどりを行うなら、「FBA」がおすすめです。

「FBA」とは、「フルフィルメント by Amazon」の略で、出品者に代わってAmazonが梱包や出荷、カスタマー対応をしてくれるサービスです。

出品者はFBAを利用するにあたって手数料を支払い、荷物をFBA専用の倉庫に送るだけです。送料がとりたてて安くなるわけではありませんが、本来自分で行うはずの梱包や出荷作業、返品対応などをすべて代行してもらえるので、時間に換算すると相当の経費が浮くことになるでしょう。

エコムー便も検討してみる

FBAを利用するなら、「エコムー便」も検討してみてください。

エコムー便は、サイズが160cm未満、重さ30kg未満の荷物ならFBA専用の倉庫まで格安で送ることが可能です。例えば、関東圏内から同じく関東圏内まで160cmの荷物を送る場合、ヤマト運輸の宅急便なら「2,510円」かかりますが、エコムー便なら「1,280円」と約半額で送ることができます。この差は累積するとかなりの金額になるでしょう。

参考:エコムー便

電子マネーを使う

送料の支払いに、「WAON」や「nanaco」などの電子マネーを利用するのもおすすめです。100円につき1ポイント付与されます。目先はあまり得するように感じないかもしれませんが、せどりを長く続けると、先で相当数のポイントが貯まるので、利用する価値は十分にあるでしょう。

まとめ

せどりをする際は、利益を出すために、どうしても商品の仕入れ値や販売価格に目が行きがちです。しかし送料を安く抑えることも、経費削減のためには非常に大切なポイントになります。

大手各社を中心に宅配業者のサービスを広く把握して、もっともコスパの良い送り方を選択してください。

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この記事を監修した人

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