「ShopifyとFacebookを連携するメリットって何?」「ShopifyとFacebook広告をどのように連携すればいいの? ・ShopifyとFacebookを連携する時の注意点はある?」などといった疑問をお持ちではありませんか。
ShopifyとFacebookを連携するメリットは、Facebookのユーザー数が多く実名登録のため、ターゲット先が決めやすい点が挙げられます。一方で、新規ビジネスマネージャーとピクセルの共有がすぐにできない点はデメリットです。
当記事では、ShopifyとFacebookを連携する利点と注意点について解説していきます。ShopifyとFacebook広告を連動させる手順も詳しく紹介していますので、最後までお読みいただくことで、スムーズに作業を行えるようになるでしょう。
ShopifyとFacebookを連携する5つのメリット
この項目では、ShopifyとFacebookを連携させるメリットを5つご紹介いたします。
- Facebookのユーザー数の多さを活用できる
- Facebookの広告を使用可能
- Facebookはブランド価値や信頼性が高い
- ウォール機能で見込み顧客や既存顧客にリーチしやすい
- Facebook利用者が購入のストレスを感じない
Facebookのブランドとしての価値や信頼性が高いことは、購入者の安心につながります。他にもいくつかのメリットがありますので、ひとつずつチェックしていきましょう。
Facebookのユーザー数の多さを活用できる
Facebookの利用者は全世界で29億人という圧倒的なユーザーを誇っています。SNSの中でも利用者数は最多で、しかも実名登録している点が他のSNSと比べて違う部分です。
性別や年齢、住まいの地域など、詳細情報を設定するため、商品を販売したい点では優位に働くでしょう。ShopifyとFacebookは連携可能なため、積極的に活用するべきSNSだと言えます。
Facebookの広告を使用可能
Facebook広告が打てる点もメリットとして挙げられます。Facebookのダイナミック広告を使うと高い効果が期待できるでしょう。こちらは、アカウントの履歴を元に広告の内容をアレンジして発信するため、利用者の興味を引きやすい特徴があります。
また、Facebookは実名登録しているため、ターゲットの条件を年齢や性別、地域情報などで設定できる点も魅力的です。 はじめてでも簡単に設定でき、Shopifyと連携も可能です。自社商品の告知を興味あるユーザーに向けての発信につなげられるでしょう。
さらに、Facebookの広告を利用すれば、よりたくさんのターゲットに認知してもらえるのも魅力のひとつです。
Facebookはブランド価値や信頼性が高い
Facebookは、信頼性が高いSNSである点もメリットです。Facebookは言わずと知れた世界有数のプラットフォームを構築しているため、これだけで信用性があります。
先述したように、個人情報を公開しながら連絡を取り合っている点も信頼性がある証拠です。信頼性が高いプラットフォームとShopifyを連携させることで、商品にも安心感を与えることができます。
ウォール機能で見込み顧客や既存顧客にリーチしやすい
Facebookのウォール機能を活用することで、見込み顧客や既存顧客にリーチしやすい点もメリットです。
こちらの機能は、写真・動画、新商品などを投稿することで、Facebookの登録者にアプローチできる仕組みです。ウォール投稿では、新商品の情報を更新し続けたり、購入者が商品の情報を写真や投稿をしつづけてくれたりすることで、継続的に利用者へのアプローチをすることができます。
例えば、Facebookの友達が投稿に対していいねやシェアをすると、新規のユーザーが流入するきっかけを作ることが可能です。
Facebook利用者が購入のストレスを感じない
普段使っているSNSから購入できることで、購入したいユーザーの負担を減らすことができます。
商品の購入のしづらさは、購買意欲を下げる要因です。その一方で、世界で多くのユーザーに利用されているFacebookは、使い慣れているユーザーが多いため、購入のハードルが低くなります。
ShopifyとFacebook広告を連携させる方法
ShopifyとFacebook広告を連携させる方法を解説します。以下のステップで進めることで、スムーズに連携させることができます。
- Facebookを販売チャネルに追加する
- アカウントを連携させる
- ビジネスマネージャと紐付ける
- ドメイン認証を行う
- 広告アカウントを選択する
- Facebookページと連携する
- データを共有しレベルを決める
- Facebook対象国をjapanにする
- 利用規約を確認する
Facebookを販売チャネルに追加する
まずは、Facebookを販売チャネルに追加する作業を行います。
Shopifyの管理画面のサイドバーから「販売チャネル」の横にある+ボタンをクリックしてください。すると、販売チャネル追加でFacebookが表示されますので、+ボタンを押しましょう。
次に販売チャネル追加の表示が出るためクリックして、Facebookを販売チャネルに設定してください。ここから、Facebookマーケティングといった始めたい内容を選択していきます。
アカウントを連携させる
アカウントを連携して、対象のFacebookアカウントと紐付けます。連携できるアカウントは1つだけです。
設定できるかどうかの確認方法は、紐付けたアカウント本人のShopifyアカウントからできます。チームやグループで進める場合は、どのアカウントで紐づけるかを事前に打ち合わせしておくとよいでしょう。
共通認識がないまま進めると、時間が経ったり新しい人材が入ったりした場合、混乱を招くため注意してください。
ビジネスマネージャと紐付ける
次に、Facebook広告に紐づいているビジネスマネージャと、利用したいアカウントを連携します。
ビジネスマネージャを作っていなければ、新規作成が可能です。「ビジネスマネージャを作成する」ボタンを押して作成しましょう。
ドメイン認証を行う
ドメイン認証の設定は任意ですが、安全性を保証する証明になります。設定しないと、広告のパフォーマンスに影響が出るため、確認ボタンを押して進めるとよいでしょう。
広告アカウントを選択する
使用する広告アカウントを選択しましょう。ここでは、ビジネスマネージャーと紐づくアカウントが表示されます。紐付けされている広告アカウントがない場合は、新規作成で進めてください。
Facebookページと連携する
対象のFacebookページと連携します。流れはビジネスマネージャーや広告の紐付けと同様です。登録していない場合は、新規作成して進めましょう。
データを共有しレベルを決める
続いて、データをどこまでFacebookに共有するかどうかを決めていきます。データを共有するレベルによって、広告の効果が変わってきます。レベルは標準・拡張・最大の3段階で設定が可能です。それぞれの特徴については以下のリンクを参照ください。
参考:Facebookのデータ共有 – Shopify ヘルプセンター
Facebook対象国をjapanにする
Facebook広告の対象国を決めます。こちらの記事を見ている方は日本の方が多いでしょうから、「japan」を選択するようにしてください。
利用規約を確認する
最後に、利用規約を読み込んで「承諾」し、「完了する」ボタンを押したらShopifyとFacebook広告の連携は完了です。
ShopifyをFacebookと連携させる際の3つの注意点
この項目では、ShopifyをFacebookと連携させる際の注意点を3つご紹介します。
Facebookや広告アカウントとShopifyを連携させるには、ビジネスマネージャでなければいけません。また、所有者権限を持っている場合のみ紐付けできるため、そうでない場合はエラー表示が出ます。
ここでご紹介する3つのポイントを押さえることで、スムーズに紐付けできるようになりますので、しっかりと目を通してください。
- Facebookや広告アカウントとの連携は所有者権限のあるビジネスマネージャしかできない
- 新規ビジネスマネージャーとピクセルの共有はすぐ実行できない
- ドメイン認証は1つのアカウントにつき1つしかできない
Facebookや広告アカウントとの連携は所有者権限のあるビジネスマネージャしかできない
Facebookページと広告ページを連携させるのは、Facebookアカウントを所有しているビジネスマネージャにしかできません。
なお、ビジネスマネージャとはFacebookやインスタグラムなど多岐にわたるSNSのアカウントを一元管理できるシステムのことです。
アカウントを都度ログインアウトすることなく管理ができるメリットがあり、チームでアカウントを管理する場合も、一元管理できるため大変便利なシステムとなっています。
Facebookや広告のアカウント所有者でないユーザーが連携させようとすると、以下のようにエラーが表示されます。
ビジネスマネージャが広告と連携していない場合
「続行するには、選択したビジネスマネージャーにこの広告アカウントを追加する必要があります。」
ビジネスマネージャがFacebookと連携していない場合
「このFacebookページは、別のビジネスマネージャーが所有しています。ページを連携するには、ページを選択したビジネスマネージャーに移動させる必要があります。」
ビジネスマネージャが所有者権限を持っていないと、エラー表示されてしまうため、注意して行うようにしましょう。
新規ビジネスマネージャとピクセルの共有はすぐ実行できない
ビジネスマネージャを新規で作る場合は、ピクセルの共有ができない場合があります。
ピクセルとは、データ収集するためのコードです。例えば自社の製品のページに、アクセスした媒体や流入経路、サイトの滞在時間などをデータ収集することができます。
新規でビジネスマネージャを立ち上げた場合、Facebookの規約上数週間ポリシーを遵守したアカウントに、他のアカウントで作成したピクセルを共有することができるようになります。
紐付けがいつになるかはFacebookの判断です。広告運用や支払い履歴などの情報をもとに精査していきます。そのため、新規ビジネスマネージャが、すぐにピクセルの共有ができないことは留意しておきましょう。
ドメイン認証は1つのアカウントにつき1つしかできない
ドメイン認証を設定するときに、既存のビジネスマネージャでドメイン認証をすでに行っている場合は、エラー表示が出ます。
基本的にはアカウント1つにつき、ドメイン認証は1つと決まっています。複数のドメイン認証を行うことはできませんので、既存のビジネスマネージャがあれば、アカウントを分けるなどして整理するようにしましょう。
まとめ
当記事では、ShopifyとFacebookを連携させることのメリットや手順、注意点についてご紹介してきました。
Facebookは圧倒的な登録者数に加えて、実名登録されていることで性別、年齢、住んでいる地域などの詳細を把握できます。他のSNSと比較して、狙うべきターゲットにリーチしやすいことがメリットです。
注意点としては、ドメイン認証が1つのアカウントにつき1つしかできないなどの制限が挙げられます。なかなかうまく連携できない方は、当記事がご紹介した連携する手順と注意点を読み進めることで解決できるでしょう。