ネットショップの運営は、家事や子育てに忙しい主婦でも行えるビジネスです。しかし商品の仕入れ方がわからず、挑戦できないという初心者の方もいます。
今回は、ネットショップで販売する商品の仕入れ方を解説します。
ネットショップ運営が主婦におすすめの理由と注意点
ネットショップの運営は主婦にも人気です。おすすめの理由と、運営の注意点を説明します。
家事・子育てと両立できる
ネットショップの運営は、インターネット接続環境があれば在宅で可能です。
「家事や育児の間に仕事をしたい」と思っている主婦に最適です。
プライベートと仕事の時間をハッキリさせよう
在宅でできるのはメリットですが、プライベートと仕事の時間が曖昧になりがちなのがデメリットです。
顧客から問い合わせが入ることもありますし、注文は昼夜問わず入ります。自分で仕事時間のコントロールをしないと、常に仕事をしている状態になって疲れてしまいます。
最初は赤字の可能性もある
ネットショップ運営は利益が出て、ビジネスが軌道にのるまで時間が必要です。
開始時は赤字の可能性もあり、開業してすぐ利益を得るのは難しいと考えておきましょう。少しずつ実績を積み上げ、ショップを育てていく必要があります。
集客が重要
ネットショップでは、集客活動が欠かせません。
個人経営のネットショップは、まず認知されることが大切です。存在を知ってもらわなければお客様も来店しませんし、商品は売れません。
メルマガを発行したり、SNSで情報を発信したりといった工夫を凝らしましょう。
商品を仕入れる方法
販売する商品をネットショップから仕入れる方法を紹介します。
通販サイトから商品を仕入れる
販売商品は、買付けに出向ずにインターネット上の通販サイトから仕入れられます。
下記のサイトがおすすめです。まずはアカウントを登録してみましょう。
(1)卸の達人
卸の達人は、美容商品や健康グッズを多く販売している仕入れ通販サイトです。人気の定番商品も扱っており、1個から発注できます。試しに仕入れてみるのに向いています。
参考:卸の達人
(2)NETSEA
NETSEA(ネッシー)はアパレル商品やアクセサリーの他、家具やインテリアも取り扱っている仕入れ通販サイトです。女性向けの商品を仕入れるのにおすすめです。
メーカーに問い合わせる
自分のネットショップで取り扱いたいブランドが決まっている場合、直接問い合わせて仕入れ交渉をする方法もあります。電話やメールで、直接ブランドとアポイントをとって交渉します。
ただし大きなブランドは交渉に応じてもらえる可能性は低いです。ある程度実績があり、信用できるショップとしか取引しないからです。
大手ブランドの商品を仕入れたい場合は、販売実績を積み売上げをアップさせましょう。賑わいのあるネットショップになれば、ブランドが交渉に応じる可能性が高まります。
問屋と取引する
複数のメーカーと直接取引すると、入金や商品の受け取り、送料の計算等で事務作業が増えます。そこで、問屋と直接契約するのもおすすめです。
問屋は複数のメーカーと取引しているので、問屋を介して複数のメーカーの商品を仕入れられるようになります。また、特定の問屋から大量に商品を仕入れると、卸値や送料が安くなる可能性もあります。
ホームページを持っている問屋もあるので、インターネットで調べてみましょう。
主婦が商品を仕入れるコツ
ネットショップに出品する商品を仕入れるコツを説明します。
ロット単位で商品を仕入れる
仕入れサイトは1個から販売可能なところもありますが、ロット販売が主です。「ロット」とは、数の最小単位のことです。
最小ロットが10個の商品もあれば、100個の商品もあります。個人で仕入れる場合は最小ロット10くらいが理想です。
直送できるか確認する
仕入先によっては、自店ネットショップから購入したお客様の元へ商品を直送してくれるところもあります。自宅に在庫を保管する必要がなく、購入者から代金の支払いを受領するだけで取引が完了するので、作業を効率化できます。
気になる仕入先が見つかったら、直送可能かどうかも問い合わせてみましょう。
商品の卸値を確認する
仕入先と取引する前に、商品の卸値を必ず確認しておきましょう。問屋から仕入れると、メーカーから直接仕入れるよりも金額が高くなることが多いです。
問屋から仕入れる場合は、数を多くすると卸値が安くなることがあります。
交渉は難しくない
交渉といっても、経験や技術がなくても可能です。「もう少し安くなりませんか」と問い合わせるだけです。
こちらが何も言わなければ、問屋の言い値で購入することになります。一言お願いすれば、少し値引きしてもらえるかもしれません。大量に商品を仕入れる際は、安くしてもらえる可能性が高まります。
個人事業主でも取引できる
主婦がネットショップを立ち上げる場合、最初は法人ではなく個人事業主形態が主となります。
メーカーや問屋は、個人事業主と取引しないということはありませんが、中には法人取引をメインとするメーカーや問屋もあります。最初に確認しておくと良いです。
メーカーや問屋と良い関係を築くコツ
好条件で取引してもらうために、メーカーや問屋と良い関係を築くことは大切です。
メーカーや問屋と良い関係を築くコツを紹介します。
長く取引する
メーカーや問屋は、長期取引を好みます。期間限定で販売する商品だけでなく、長期間取り扱うロングセラー商品をメーカーや問屋から仕入れましょう。
不定期の仕入れであっても、大量発注なら歓迎してもらえることもあります。
最低限のビジネスマナーを身につける
ネットショップ運営は、メール・インターネットや電話のやり取りがメインです。マナーをわきまえていなければ、良好な関係は築けません。
問屋やメーカーとのやり取りは丁寧に、かつ迅速に行うことを心がけましょう。
電話やメールでも丁寧な対応をする
購入者対応だけでなく、相手がメーカーや問屋であってもお客様だと思って丁寧に対応しましょう。
電話では明るい口調を心がけ、挨拶や感謝の気持ちを伝えるよう意識しましょう。最低限のビジネスマナーは必要です。
情報を提供する
値段交渉するだけでなく、商品の売れ行きや口コミなどの情報を提供するように心がければ、メーカーや問屋に喜ばれます。
商品を販売しているからこそ得られる情報もあるので、メーカーや問屋に提供すると信頼関係も築きやすいです。
主婦経験を活かしてネットショップを運営しよう
ネットショップは自宅で運営可能で、家事や育児と両立したい主婦に人気のあるビジネスです。
明るい雰囲気と主婦ならではの心遣いで、メーカーや問屋と上手に交渉を行い良い関係を築いていきましょう。
良い関係を構築できれば、好条件で商品で仕入れられる可能性が高まり、ネットショップ運営も発展していきます。