STORESでは売れない? 売れる集客対策と機能を解説

ネットショップを運営している人の中には、「STORES(ストアーズ)では商品が売れない」と言う人がいます。ですが、この意見は正確ではありません。

ネットショップは、作っただけでは訪問数は増えません。ユーザーの流入を増やすためには、いくつかの対策が必要なのです。つまり、ストアーズで売れないのではなく、集客力を強化していないから売れないのです。

では、どのように集客対策をすればよいのでしょう?

そこで、この記事では、STORESの機能や集客方法についてご紹介しようと思います。「STORESでは商品が売れない」とお悩みの方は、ぜひ参考になさってください。

目次

STORESとは

STORESとは、ヘイ株式会社が運営する、初心者でも簡単に作れるネットショップ構築サービスのことです。

以前は、STORES.jpとしてサービスを提供していましたが、2020年1月30日からCoineyとSTORES.jpがひとつになり「STORES」になりました。

運営に必要な基本的な費用は、決済手数料のみ。初期費用が無料なため、コストを抑えてネットショップを開業できます。

STORESの機能

STORESにはネットショップの運営に必要な以下の機能がすべて備わっています。

(1)集客
(2)接客
(3)追客

早速、それぞれの機能について見ていきましょう。

STORESの集客機能

ネットショップを開業した後、まずやらなければならないのが集客です。その点、STORESにはさまざまな集客機能が備わっています。

【Instagramでの販売連携】
STORESにはInstagranとの連携機能が備わっています。2017年に流行語大賞に選ばれた「インスタ映え」でも有名なInstagram。

STORESでは、自分がInstagramに投稿した画像を商品画像としてそのまま利用できるので、加工や編集を再度行う必要がありません。

【SNSとの連携】
自分のショップにSNSボタンを表示させて連携させることができます。最近はインスタやツイッターといったSNSで情報を得ることが多いので、SNSはネットショップの宣伝と集客に欠かせないメディアです。

【WEARとの連携】
WEARに登録した商品をSTORESで販売できる機能が備わっています。

【クーポンの発行】
買い物に使える割引クーポンや、送料無料のクーポンを発行できる機能です。使用方法などの条件が細かく設定できます。クーポン発行のお知らせもメールで自動送信できるようになっています。

【メールマガジン】
ユーザーに対して新商品やセールのお知らせなどを配信するメールマガジン機能も付いています。

集客といえばインターネット広告がまず思い浮かびますが、広告を出すには資金が必要です。まずは、無料で使える集客機能を積極的に活用しましょう。

STORESの接客機能

ネットショップで成功するには、快適に買い物をしてもらうための環境整備が重要です。

【ショップデザイン】
STORESでは、豊富なデザインの中から好きなものを選ぶだけで自分のショップができてしまいます。また、バナーやお知らせの位置も自由にカスタマイズできます。

さらに、フォントやパーツの細かい設定を行うことも可能。レイアウトや背景も自由に設定できるので、テンプレートを使っているにもかかわらずオリジナリティを出せるのが特徴です。

【商品登録】
登録できる商品の数に制限はありません。商品写真の登録枚数は無料版と有料版で異なりますが、無料版でも15枚までは登録できます。

商品登録では、同じ商品をサイズ違いや色違いで販売できる機能が備わっています。

【発送方法と送料の設定】
発送方法は、大きく分けてメール便と宅急便の2種類があります。

発送方法が決まったら、送料を設定しましょう。STORESでは、以下のように細かく送料の設定ができるようになっています。

・送料無料
・○○円以上で送料無料
・全国一律の送料
・地域別の送料設定
・配送方法別の送料設定

おすすめは、金額を定めて○○円以上で送料無料にすることです。送料が無料になる金額が設定されていると、抱き合わせ購入の可能性がアップするからです。キャンペーンなどを利用して、送料無料期間を設けるのもおすすめです。

【カード決済】
ネットショップにカード決済は必須です。STORESでもカード決済を利用できますが、クレジットカード決済の利用には申請が必要です。審査には時間が掛かるので、早めに申請しておくようにしましょう。

STORESの追客機能

お店を繁盛させるには、一度きりの購入で終わらせるのではなく、リピーターとなってもらうようにお客さんにアプローチしなければなりません。

その点、STORESには顧客管理機能が備わっています。積極的に利用し、リピーター獲得へとつなげましょう。

顧客管理機能には、キーワード検索や購入回数などの条件を使って顧客の絞り込みができる機能などがあります。顧客の絞り込み機能とメルマガを連携させることで、より効果的にリピーターを獲得できるようになるでしょう。

また、以下のように顧客ごとにメルマガの内容を変えることで、より効率よくリピーターを獲得できるようになります。

・複数回の購入履歴があるユーザーに対しては、お得意様用キャンペーンの案内
・初回購入のユーザーにはメルマガ購入者限定クーポンの配布

顧客管理機能をうまく活用して、リピーターの獲得と売り上げの安定化を目指しましょう。

STORESの有料プランと無料プラン

STORESには、無料プランと月額2,980円で利用できる有料プランとがあります。

有料プランのほうが機能が豊富でカスタマイズの自由度は高いのですが、無料プランでもネットショップの運営に必要な機能はほとんど備わっています

では、有料プランと無料プランの違いについて詳しく見ていきましょう。

STORESの料金設定

STORESでは、無料プランが「フリープラン」有料プランが「ベーシックプラン」となっています。

【フリープラン】
ネットショップ初心者におすすめのプランで、月額料金・初期費用無料で始めることができます。固定費用は掛かりませんが、決済手数料5%がかかります。

【ベーシックプラン】
売上が多いほどお得になるのがベーシックプランです。初期費用は無料ですが、月額料金が2,980円かかります。決済手数料はフリープランより低い3.6%なので、売上が多い人はベーシックプランのほうがお得に利用できるでしょう。2024年5月22日現在、クレジット払いの人のみ初月料金が無料になるキャンペーンが行われています。

おすすめはベーシックプラン

STORESで本格的にネットショップの運営を始めるのであれば、ベーシックプランをおすすめします。

一般的に、売り上げが伸びるに従って決済手数料の負担が大きくなるものです。その点、ネットショップ構築サービスの中でも安い3.6%の決済手数料は魅力的です。ある程度の売り上げを見込めるのであれば、決済手数料の低さからベーシックプランを選んだほうがよいでしょう。

機能の面でもベーシックプランのほうが勝っています。ですが、前述のとおり、フリープランでも必要な機能はそろっているので、初めてネットショップを運営する人には、運営コストを抑えるという意味でも、フリープランで十分でしょう。

ベーシックプランにしかない機能としては「代引き」「Amazon Pay」「決済手段カスタマイズ」「アクセス解析」「独自ドメイン」「サービスロゴ非表示」などがあります。

フリープランのデメリット

フリープランのデメリットについても見ておきましょう。

【決済方法】
決済方法として「代引き」「Amazon Pay」が使えないのが大きなデメリットです。

ユーザーのニーズに応えるためには、複数の決済手段を準備しておく必要があります。ネットショップではクレジットカード決済の利用者数が全体の70%と言われていますが、残りの30%は別の決済方法を選択しています。例えば、代引きで商品を購入したいのに代引き機能が用意されていなければ、その顧客を取りこぼしてしまうことになりかねません。

Amazon Payは、AmazonユーザーがAmazonアカウントを利用して決済する方法です。Amazon Payを使えばサイトごとに個人情報を入力する必要がなくなるので、安心感が増します。現在、多くのECサイトで取り入れられています。ただし、Amazon Payの導入は法人限定なので注意してください。

【決済手段カスタマイズ】
STORESには10つの決済方法があります。

・クレジットカード
・コンビニ決済
・翌月後払い
・PayPal
・銀行振込
・キャリア決済
・楽天ペイ
・代金引換
・Amazon Pay
・PayPay残高

10つの決済方法を自由にカスタマイズできるのはベーシックプランだけです。決済手段は多いほうがよいですが、銀行振り込みや代引きは利用したくないという場合もあるでしょう。決済方法をカスタマイズしたい人は、ベーシックプランを選びましょう。

【アクセス解析】
フリープランではアクセス解析が利用できません。ネットショップでは、ユーザーの動きや、アクセス数など、利用者のアクセスを把握しておく必要があります。アクセス解析ができなければデータの分析ができないため、販促対策がしにくくなってしまいます。

【独自ドメイン】
フリープランの場合、ショップのURLはSTORESのURLになりますが、ベーシックプランにすれば独自ドメインで運営することができます。サイトのブランド化のためにも、ドメイン名と店舗名をあわせることをおすすめします。

本腰を入れてネットショップを運営するのであれば、独自ドメインの方が良いでしょう。

【サービスロゴ】
フリープランでは、STORESのサービスロゴを消すことができません。独自ドメインと同様に、ブランディングにこだわるのであれば、サービスロゴを消すことができるベーシックプランの方が良いでしょう。

趣味の範囲内でショップを始めるのであれば、STORESのロゴはそれほど問題ではありません。しかし、ネットショップで自社のブランド力を高めたいという場合は、ロゴを非表示にできたほうがブランド力は高まります。

アクセス解析はGoogle Analyticsを導入する

先ほども言いましたが、WEBマーケティングにアクセス解析は必要不可欠なのに、STORESのフリープランではアクセス解析機能が利用できません。

そこでおすすめなのが、Google Analyticsの導入です。Google Analyticsは無料で使えるアクセス解析ツールで、STORESのフリープランでも利用できます。

・ショップの訪問者数
・1ページ当たりの訪問者数
・ショップの滞在時間
・ショップへの経路

Google Analyticsを導入すれば、上記のような項目についてアクセス分析ができます。

独自ドメインは必要

STORESのフリープランでは、「独自ドメインの設定」ができません、

STORESでショップを開設すると、フリープランの場合はサブドメインが、ベーシックプランの場合はサブドメインと独自ドメインがそれぞれ取得できます。サブドメインは「….stores.jp」ですが、独自ドメインは「….com」または「….net」「….shop」から選べます。

ドメインが「.stores.jp」の場合、ドメインを見れば「STORESで構築したサイト」であることが一目でわかります。一方、「….com」なら、一見しただけではSTORESでショップを構築したことがわかりません。

ネットショップは競争が激しく、差別化を図らなければ数あるショップの中に埋もれてしまいます。差別化を図るためにも、独自ドメインは重要なのです。また、一般的に、独自ドメイン=信頼の証となっていることにも注意しなければなりません。

STORESでは、独自ドメインの取得にかかる面倒な手間は一切かかりません。ストアの設定から申請すれば、簡単に取得できます。

通常ドメインを取得するのにかかる費用や更新料も一切かかりません。ベーシックプランのサービスに含まれているので、必要なのはSTORESの月額料金のみです。

また、SSLにも無料で対応しているので安全です。SSLサーバー証明書の更新なども、すべてSTORESが自動で行ってくれます。

ネットショップの集客方法

ネットショップで商品を売るには、まず集客に力を入れなければなりません。もっとも、具体的な集客方法について詳しくない方も多いことでしょう。そこで、ネットショップの集客方法について解説しようと思います。

SNSを有効活用する

X(旧:Twitter)やInstagramなどのSNSは、今や情報を発信するのに欠かせないツールとなっています。

代表的なSNSとして「X(旧:Twitter)」「Facebook」「Instagram」「@LINE」などがありますが、それぞれ宣伝手段やターゲットとなる年齢層が異なります。

10代向けの商品を扱うのであればX(旧:Twitter)、20代・30代向けにはInstagram、30代以上にはFacebook、@LINEは比較的幅広い年齢層に対応可となっています。

無料で高い宣伝効果が見込めるSNSを利用しない手はありません。積極的に取り入れていきましょう。

ブログで宣伝する

ブログは、SNSとは異なり、「長文が書ける」「動画や画像を複数枚載せられる」ところに特徴があります。検索エンジンを介した訪問者の流入を期待できるところもメリットです。また、新規ユーザーはもちろん、既存のユーザーへのお知らせや、新商品の紹介などにも利用できます。

ブログなら画像や文章で商品(サービス)やショップを紹介し、最終的にショップへアクセスしてもらう流れをつくることができます。

代表的なブログサービスには、自分で構築する「Wordpress」や「はてなブログ」「アメーバブログ」などがあります。

WordPressは、初めて利用するとなると導入までに時間が掛かりますが、カスタマイズの自由度が高いためオリジナリティを出すことができます。特にはてなブログは始めやすい設計になっているので、スピーディーに導入したい人におすすめです。

ブログサービスによって導入方法や利用方法は異なります。自分に合ったブログサービスを見つけて宣伝に利用してみましょう。

広告を出す

ネットショップの広告は、オンラインでのデジタル広告がメインです。

デジタル広告には費用が掛かりますが、ショップの認知度を高めることができるので、集客には絶大な効果があります。

デジタル広告では、ユーザーの閲覧履歴などのデータを利用しての詳細なターゲット設定ができるようになっています。そのため、興味を持ってくれそうな人や、商品を必要としてくれそうな人に向けて広告を打ち出すことができるのです。

紙媒体の広告よりもターゲットを絞って広告を出せるので、より効率よく集客ができるのが特徴です。

アフィリエイト広告を出す

自身のサイトやブログに広告を載せるアフィリエイターに依頼するというやり方です。成果報酬型のインターネット広告です。

多様な層のお客様を集客することができますが、アフィリエイターが大げさな表現をした場合などは、クレームやトラブルの原因となりますので注意が必要です。

SNS広告を出す

SNS広告はX(旧:Twitter)やInstagramやFacebookなどのタイムライン上に広告を出す方法です。様々な投稿の合間に広告が表示されるため、自然な流れで閲覧して貰えます。

X(旧:Twitter)は特定のキーワードに対して広告を貼れるため、ビッグキーワードやホットワードに関連する広告に向いています。Facebookは原則実名登録のため、ビジネス系の広告に向いています。InstagramはFacebookに比べて若い層のユーザーが多い為、アパレル系や美容系の広告に向いています。

広告の内容によって使い分けましょう。

口コミで広める

ネットで何かモノを購入する場合、多くの人は口コミやレビューを確認します

実物を手に取って確認することができないネットショップでは、実際に購入したユーザーの声が最も参考になるからです。

口コミは、自然発生し不特定多数の人に広まっていくものです。費用もほとんどかからないので、広告と比較するとコストを抑えることができます。

STORESにもレビュー機能が搭載されているので、積極的に導入しましょう。

SEOを意識する

ネットショップでは検索エンジンからの訪問者の流入が非常に重要です。検索エンジンで商品を検索しているということは、購買意欲が高いと予想されるためです。検索エンジンからのアクセス数を増やすためにも、SEOを意識したサイト作りをしましょう

(1)ロングテールキーワードを入れる
ロングテールキーワードとは、3~4つ以上のキーワードのことです。検索ボリュームの大きい一つのキーワードを軸に、3つ以上の単語で構成されるキーワードをロングテールキーワードといいます。

ロングテールキーワードは検索ボリュームが小さいという特徴があり、競合の少ないキーワードで、アクセス数を効果的に集めることができます。

(2)1ページのボリュームを増やす
検索エンジンは、ボリュームのあるコンテンツの方が高品質のサイトと認識する傾向があります。ネットショップのページでボリュームを出すのは難しいかもしれませんが、「商品説明を詳細にする」「商品の使用方法を載せる」など、内容を濃くするように意識してみましょう。

(3)コラムコンテンツを作る
ネットショップとコンテンツを連携させて運営します。コンテンツはブログで作成するとよいでしょう。良質なコンテンツはGoogleに評価されやすく、SEOに効果的です。例えば、商品を利用して悩みを解決する方法などでコラムコンテンツを作り、記事から商品ページへ誘導できるように心がけましょう。

コンテンツもボリュームがある方がGoogleから評価されやすいので、キーワードを散りばめながら、可能な限り詳細な記事にしましょう。

ポップアップストアを開く

ポップアップストアとは、数日から数週間限定で出店する期間限定のリアル店舗のことです。

ネットショップの利用者は、実際に商品を見ることができるポップアップストアを望んでいます

ポップアップストアにはユーザーとの交流・新規顧客の獲得・プロモーション・宣伝効果などが期待できるので、積極的に開催していきましょう。

展示会に参加する

ポップアップストアの他にも、実際に商品を見てもらう方法として展示会や見本市に参加するという方法もあります。

ポップアップは顧客への販売がメインですが、展示会や見本市ではバイヤーへの宣伝や商談がメインとなります。

展示会には多数の出店者がいるので、他の出店者を見にきた人にも商品を知ってもらうチャンスがあります。

一度に多くの人に知ってもらうことができるのは、展示会ならではです。

商品を購入しやすいショップ作り

商品ページは、ユーザーが見やすく購入しやすい流れを作る必要があります。購入に至る流れから脱落してしまう要因は除かなければなりません。

(1)ショップ全体の見やすさ
商品ページまでの導線・購入ボタンの位置・必要な情報の掲示、すべてにおいて見やすさを意識してショップを作りましょう。ユーザーの目線になって、買い物がしやすい作りになっているか確認してみてください。

(2)商品ページの充実
わかりやすく、購買意欲の湧くような商品ページを作りましょう。商品写真は、商品の状態がよくわかる鮮明なものを複数枚載せてください。商品説明は、サイズや素材、使用方法、使用感などをできるだけ詳細に記載しましょう。商品ページを充実させればユーザーの不安を払拭することができます。結果として、商品の購入に繋がりますので、商品ページの作成で手を抜かないようにしましょう。

(3)購入ボタンはわかりやすい位置に
いざ購入しようとしても、購入ボタンの位置がわかりにくいと、それだけで離脱の原因になることもあります。購入ボタンはわかりやすい位置に配置するようにしましょう。

STORESでも工夫次第で商品は売れる

STORESに限らず、ネットショップで商品を売るには、集客や接客などに工夫が必要です。

SNSを活用したり、ブログ上のコンテンツを作成したりすれば、集客力は向上します。

その点、STORESには、集客に関する様々な機能が備わっているので安心です。

ぜひ、この記事を参考に、STORESを使ってネットショップの運営を始めてみてください。

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この記事を監修した人

ビジネスのノウハウを実践ベースで徹底的に追求するのがアクシグ。
世界で最も専門的で網羅的なコンテンツを提供し、ノウハウを惜しげもなく提供していきます。

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