ヤマト便は宅急便より安い?違いや特徴を徹底比較

商品を配送する際にかかる手数料は、配送方法によって異なります。特にせどりのような定期的に大量の商品を配送していると、配送料の差が利益に大きく影響してきます。

配送料を抑えたい人におすすめなのが、ヤマト便です。普通の宅急便との違いや使い方を紹介するので、せどりで配送料を抑えたい人はぜひ目を通してください。

目次

ヤマト便について

まずはヤマト便についての基本的な知識を紹介します。普段からさまざまな配送方法を試している人でもない限り、宅急便との違いがわかりにくいところでしょう。配送方法を選ぶにしても、選ぶ基準が分からなければ最適な配送方法を選ぶことはできません。

ということで、まずはヤマト便の特徴を頭に入れるところから始めましょう。

ヤマト便とは?

ヤマト便は、ヤマト運輸で利用できる配送サービスです。通常の宅急便とは配送可能な商品の条件や料金の計算方法が異なるため、注意が必要です。

簡単に言うと、ヤマト便は、通常の宅急便では送れない重いものや大きなもの、高額なものも配送できるサービスです。また、配送する荷物の個数に関係なく料金が算出されるところが特徴です。次の項で詳しく解説しますが、これによって配送料金に大きな差が生まれる場合があります。

宅急便とヤマト便の配送料比較

今回は例として、東京から新潟へサイズ120、重さ15kgのダンボールを配送する際の配送料を見てみましょう。

宅急便:1,610円
ヤマト便:2,542円

1箱あたりの料金では、宅急便の方が料金がやや安くなっています。では同じ条件で段ボールが3箱になった場合はどうでしょうか。

宅急便:4,830円
ヤマト便:2,982円

複数個配送するとなると、途端にヤマト便の方が安くなりました。これは宅急便のほうがサイズと個数を参照して料金を算出しているのに対して、ヤマト便は総重量のみを参照しているためです。

基本的には個数が増えれば増えるほど、ヤマト便の方が料金が安くなります

ヤマト便と宅急便の違い

ヤマト便と宅急便では以下の点で違いがあります。

  • コンビニ配送の有無
  • 扱うサイズ
  • 料金の計算方法
  • 割引
  • 保険の有無
  • オプション
  • 配達日数

ヤマト便と宅急便では、同じ配達でも細かい違いがあることがわかるでしょう。詳細は次項で解説していきます。

ヤマト便と宅急便の違いを項目別に解説

それでは上で挙げた各項目について、ヤマト便と宅急便とを具体的に比較していきましょう。

もちろん、全ての項目でヤマト便の方が有利というわけではありません。それぞれの違いや利点を理解し、使い分けの参考にしてください。

コンビニ配送の有無

宅急便はヤマト運輸に直接荷物を持っていかなくても、最寄りのコンビニから送ることができます。近場で済ませることができるので、利用したことのある人も多いでしょう。

対してヤマト便を利用するためには、ヤマト運輸の直営店に直接荷物を持っていく必要があります。したがって、近くにヤマト運輸の営業所がない場合は無視できないデメリットと言えます。

扱うサイズ

宅急便で配送できる限界は、3辺の合計が160cmで25kgまでの荷物です。対してヤマト便の限界は3辺の合計が200cm、重さが30kgまでの荷物となっています。ヤマト便の方がより大きい重い荷物を配送できるというわけですね。

また、宅急便では配送できない30万円以上の荷物もヤマト便であれば配送可能です。

なお、ヤマト便は、宅急便では対象外となるような荷物にも対応していますが、少量過ぎる荷物はヤマト便では送れない場合もあるので注意してください。

料金の計算方法

前述した通り、宅急便の配送料は、ダンボールのサイズ・重量・個数を基に計算されますが、ヤマト便ではダンボールの個数に関係なく総重量で計算されます。正確には、総重量と「縦×横×高さ×280」で算出した容積換算重量のうち大きい方を基準にして料金の計算を行います

1箱だけであれば宅急便の方が安い場合もありますが、2箱を超えるようならヤマト便の方が安い場合があります。そのため、せどりのように大量に荷物を配送する人は、ヤマト便を利用することで大きく配送料を抑えることができるでしょう。

割引

ヤマト運輸では、荷物を直接営業所まで持ち込むと割引を受けることができます。この点に関して、宅急便とヤマト便で違いはありません。ただし、割引の適用方法は異なります。

宅急便の場合は荷物1つ=伝票1枚につき一律100円割引されるのに対して、ヤマト便は総重量に応じて割引金額が異なってきます。割引率は以下の通りです。

  • 30kgまでは120円
  • 50kgまでは140円
  • 100kgまでは230円
  • 以降50kg増えるごとに90円

割引率によって、宅急便とヤマト便の料金が逆転することはほぼありません。ですから割引率によって利用する配送方法を決める必要はないと言えるでしょう。

保険の有無

配送する荷物に対する保険にも違いがあります。宅急便では30万円までの補償が自動で付いてくるのに対し、ヤマト便では30万円以上の補償を任意で追加することになります。

宅急便と違いヤマト便では高級な荷物も送れてしまうので、万が一の事態に備えるための保険は重要です。保険料は荷物によって異なりますが、保険金額1万円につき10~50円と低額になっているので、忘れずに保険に入っておくのが良いでしょう。

オプション

宅急便では、お届け日時の指定や冷凍品を運ぶためのクール便、翌日配達などの各種オプションを利用できます。特にお届け日の指定は便利なので、利用したことのある人も多いでしょう。

対してヤマト便は、このようなオプションは一切利用できません。決められた日時や方法での発送しか行えないので、融通が利きにくくなっています。とはいえ、せどりで倉庫に配達するだけなら、よほど急ぐ場合でもない限り気になることはないでしょう。

配達日数

配送距離にもよりますが、宅急便は配送翌日には配達される場合が多いです。対してヤマト便では、宅急便での配達日数+1日の時間がかかります。

基本的に、ヤマト便よりも宅急便の方が早く配達することが可能です。お届け指定や急ぎ指定の有無も考量すると、さらに差が開きます。急ぎの場合は、多少料金がかかっても宅急便を使うのも選択肢の一つです。

ヤマト便で実際にかかる配送料金の一例

ヤマト便ではどの程度の配送料金がかかるのかを実際に見ていきましょう。今回は基本的に都内での配達を前提として計算します。

前述した通り、料金を決める要素は配達先のエリアと荷物の重量です。荷物の重量は実際の重量と「縦×横×高さ×280」で算出した容積換算重量のうち重い方を基準にします。

各配達先からの料金に関しては、ヤマト運輸の公式ページで一覧が確認できるので、詳しくは以下のリンクをご覧ください。

参考:ヤマト便料金表 – ヤマト運輸

例1.20cm×10cm×10cm=40サイズで重量10kgの荷物の場合

この荷物の容積換算重量は、0.2×0.1×0.1×280=5.6kgです。実際の重さは10kgなので、10kgの方を用いて計算します。

この際の配送料金は2,432円です。ちなみに同じ荷物を宅急便で送る際は930円なので、圧倒的に宅急便の方が安いと言えるでしょう。

例2.50cm×30cm×80cm=160サイズで20kgの荷物の場合

今回の容積換算重量は0.5×0..3×0.8×280=33.6kgです。実際の重量20kgより重いので、こちらを用いて計算を行います。

この場合での配送料金は2,524円です。宅急便の場合は2,070円なので、一箱だけ送る場合であれば基本的に宅急便を使った方が安くなります。

例3.例2の荷物を5個

ヤマト便の強みが活きてくるのは、複数個の配送です。この場合の容積換算重量は33.6kg×5=168kgで、配送料金は4,324円となります。一箱あたり864.8円です。

同じ荷物を宅急便で送ろうとすると、2,070円×5=10,350円と大きく料金に開きが出ました。複数個の配達ではヤマト便を利用することで、配送料金を大きく抑えられることが分かります。

例4.40cm×40cm×40cm=120サイズの重量10kgの荷物10個

重さで料金が決まるヤマト便では、小さな荷物をたくさん配達する際も料金を抑えられます。この場合の容積換算重量は0.4×0.4×0.4×280=17.92kg×10個=179.2kgとなります。

この場合でも、送料は例3と同様の4,324円です。もしこれを宅急便で送ろうとすると1,610×10=16,100円と膨大な料金が掛かるので、複数個の配達ではいかにヤマト便が格安で配達できるかがわかるでしょう。

ヤマト便の利用方法

それでは実際にヤマト便を利用する際の流れを見ていきましょう。ヤマト便を利用する方法は、大きく分けて集荷に来てもらう方法とヤマト運輸の営業所に直接持ち込む方法の二つです。

いずれにせよ送り状と呼ばれる伝票を貼りつけて配達してもらう形になります。詳細な手順を見ていきましょう。

ヤマト運輸に集荷依頼を出す

ヤマト運輸に集荷依頼を出すことで、自宅まで荷物を取りに来てもらえます。集荷依頼は以下の番号から連絡しましょう。

固定電話:0120-01-9625
050IP電話:050-3786-3333
携帯電話:各サービスセンター(以下の参考リンクからご確認ください。)

なお、集荷の時間を指定することはできませんので、外出しない日を選んで依頼してください。

参考:お問い合わせ – ヤマト運輸

ヤマト運輸の直営店に持ち込む

ヤマト運輸の直営店に直接荷物を持って行ってもヤマト便での配送を依頼することができます。前述した通り、持ち込むことにより割引が適用されるので、余裕があれば持ち込むといいでしょう。

最寄りのヤマト運輸の直営店に関しては、以下の参考リンクを確認してください。近くになく持ち込むのが難しいのであれば、上記の集荷依頼を出した方が楽でしょう。

検索の際は、画面下部の「宅急便センター」という項目にチェックを入れることで直営店のみの検索ができるようになっています。

参考:直営店・取扱店検索

送り状の作成方法

ヤマト便の送り状と宅急便の送り状は違うものなので、書き間違いには気を付けてください。ヤマト便の送り状は以下のようになっています。

基本的な記入内容は宅急便の送り状と同様です。ただ、補償金額を記入する欄があるので、補償を付ける際は記入を忘れないでください。

送り状は営業所に用意されており、集荷ドライバーから貰うこともできます。2回目以降は、その場で記入する手間を省くために、あらかじめ多めに貰っておくといいでしょう。

ヤマト便を利用する際に気を付けるポイント

メリットの多いヤマト便ですが、利用にあたっては注意すべき点もいくつか存在しています。

続いては、利用時の注意点について紹介します。ヤマト便は多くの点で宅急便よりお得で利用機会も多いので、しっかりポイントを押さえておきましょう。

制約事項

上で紹介した通り、ヤマト便には宅急便にはない以下のような制約があります。

  • コンビニ発送不可
  • 集荷、配達の日付指定不可
  • 配達が約1日程遅くなる
  • 各種オプション(クール便、スキー便など)利用不可
  • 往復宅急便利用不可
  • 保険は有料

自宅集荷をスムーズに行うポイント

自宅集荷は配達ドライバーが家まで来て荷物を持っていってくれるため、非常に便利です。自宅集荷をスムーズに行うために、配送ドライバーさんへの気配りを心掛けてください。

ヤマト便は集荷時間の指定ができず、ドライバーさんの配達スケジュールに左右されます。そのため集荷依頼を出す日は、いつ集荷に来ても大丈夫な日を選びましょう。急ぎのものは宅急便を利用してください。

また、事前に荷物がどれくらいあるのかを伝えておくと、ドライバーさんが配達スケジュールを立てるのに役立ちます。集荷に来てくれたけど荷物がたくさんあって入りきらなかった、では二度手間になってしまうので、集荷依頼の際に最低限重量とサイズは伝えておきましょう

クロネコメンバーズになると色々と便利

ヤマト運輸を利用する際は、会員サービスであるクロネコメンバーズに登録しておくことをおすすめします。ヤマト便を利用する際に様々なメリットを享受することができますが、最も大きなメリットは配達料金の割引です。

クロネコメンバーズに登録することで、配送料金が10%お得に利用できます。より多くの荷物を扱うクロネコメンバー割BIGでは、15%もの割引を受けることができます。

クロネコメンバーズ登録に料金はかかりませんが、支払い方法は事前に電子マネーをチャージして利用する形になります。割引率やチャージ料金については以下の参考リンク「クロネコメンバー割 – ヤマト運輸」を確認してください。

通常会員とBIG会員の違いは、主にチャージ料金の上限と割引率の違いにあります。たくさんヤマト便で荷物を送るのであれば、最初からBIG会員になっていたほうがお得と言えるでしょう。

ただし、申し込みから会員カードの到着までには時間がかかるため、早めの登録を心掛けてください。登録は以下の参考リンクから行うことができます。

参考:クロネコメンバー割 – ヤマト運輸

参考:クロネコメンバーズ新規登録

電子マネー払いでさらにお得に

ヤマト便の支払い方法にはいくつかありますが、電子マネーを利用するのがお得です。

電子マネーで決済すればポイントがたまるからです。また、電子マネー払いは現金よりも圧倒的に早く済むので、支払いがスムーズになります。

キャッシュフローの管理も容易になるので、なるべく電子マネーを利用すると良いでしょう。電子マネーに関しては、前述したクロネコメンバーズ会員カードの電子マネーを使うことをおすすめします。

まとめ

複数の荷物を配送する場合は、ヤマト便が便利です。送料を抑えられることはもちろん、宅急便では送れない荷物も送れるというメリットがあるからです。

特に複数の荷物を配達する場合、ヤマト便と宅急便では倍以上の金額差がつくことも珍しくありません。せどりで大量の荷物を送る際は配達料金もばかにならないので、コストを抑えることは非常に重要です。

ただしヤマト便は小回りが利かない部分もあるので、宅急便との使い分けは欠かせません。

今回ご紹介した内容を参考に、ヤマト便をお得に活用してください。

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この記事を監修した人

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