Tポイントと楽天ポイント、選ぶならどっち?

毎日生活する中で、コンビニエンスストアやドラッグストア、コーヒーショップなどで「○○ポイントカードはお持ちですか?」とよく聞かれます。

ほとんどの場合が、Tポイントか楽天ポイントのどちらか。

この二つは現在日本でもっとも使われている共通ポイントとなっているので、一度も貯めたことがない、使ったことがないという人はいないのではないでしょうか?

ところで、共通ポイントを貯めるなら、一つのポイントに集中して貯めた方が効率的です。

では、ポイントが貯めやすく、使いやすいのは、どちらでしょうか?

この記事では、Tポイントと楽天ポイントを比較しつつ、その答えを探ってみようと思います。

目次

Tポイントと楽天ポイント、それぞれの特徴

日本を代表する共通ポイントである、Tポイントと楽天ポイント。

お買い物ごとにポイントが付与され、それを現金と同じよう使うことができるという基本的な仕組みは同じですが、それぞれに特徴があります。

Tポイントの特徴

まずは、Tポイントから。最初はTSUTAYAでCDやDVDをレンタルするために、Tカードを作ったという人も多いのではないでしょうか?

Tポイントは、もともとTSUTAYAなどを展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブが展開するポイントサービスとして始まりました。

2022年7月末の段階で、会員数は7,000万人(実働ユーザー数)、提携店舗数は2022年6月末時点で46,190店舗と、とにかく使えるリアル店舗が多いのが最大の特徴です。

楽天ポイントの特徴

以前から楽天市場や楽天トラベルなどをよく利用する人におなじみだったのが、楽天ポイントです。

楽天が運営する各種サービスや、楽天カード(クレジットカード)を使うことで、ポイントが付与されます。

利用者数は2022年6月時点で1億人以上(楽天会員ID数)と圧倒的に多く、オンラインとオフラインを含めた利用可能箇所は約500万箇所(2021年9月)となっています。

Tポイントよりも後発ですが、「ポイント●倍!」などのキャンペーンでグングンと知名度を上げ、現在では楽天グループを代表するサービスになっています。

ポイントが貯まりやすいのはどっち?

共通ポイントは、毎日生活する中で貯めやすい方がいいですよね。

Tポイントと楽天ポイント、ともにより多くのユーザーを囲い込むために、ポイントが貯まる加盟店や提携企業の獲得に力を入れています。

サービス開始が早かったTポイントの方が使えるリアル店舗数が圧倒的に多いことから、毎日の生活の中でのポイントの貯まりやすさという点では有利といえるでしょう。

どこでポイントを貯めることができる?

では、それぞれ、どこでポイントを貯めることができるのか見てみましょう。

参考:楽天ポイント加盟店

参考:Tポイント加盟店

どちらも加盟店の獲得に積極的なので、その数は増え続けています。

ざっと加盟店を見てみると、楽天ポイントはネット系のサービス、Tポイントは街中で使えるリアル店舗で貯まりやすいという傾向があるようです。

また、日常的に使う頻度が高いコンビニでは、以前は「ファミリーマートといえばTポイント」というイメージがありましたが、現在では楽天ポイントも貯めることができるようになりました。

ちなみに、セブンイレブンは独自路線のnanacoポイント、ローソンは別の共通ポイントであるPontaポイント、dポイントの使用が可能となっています。

自分の生活圏内にあるお店のうち、どこでポイントが貯まるのか知っておくといいでしょう。

ポイントの付与率、還元率は?

それぞれのポイント付与率、還元率は以下のとおりです。

・Tポイント
支払い額100円か200円につき1ポイント付与され、1ポイント=1円として還元。

・楽天ポイント
支払い額100円につき1ポイントが付与され、1ポイント=1円として還元。

実は楽天ポイントの方が付与率が高いんですね。これは、意外と知られていないことかもしれません。

楽天カードでポイント2倍

次にクレジットカードとの相性はどうでしょうか?

どちらの陣営も、ポイントが貯まるクレジットカードを発行しています。

最近は、コンビニなどでの少額決済であればサインも暗証番号の入力も不要なので、現金をやりとりするよりもクレジットカード払いの方がスピーディでスムーズです。

ポイント獲得のためには、大いにクレジットカードを活用すべきです。

その点、楽天が発行している楽天カードの還元率は1.0%。年会費無料のクレジットカードは0.5%のところも多いので、これだけでもお得です。

さらに、楽天カードは比較的審査が通りやすく、年会費も永年無料なうえ、楽天ポイント加盟店で楽天カードを使って決済すればポイントが2倍となります(一部加盟店では還元率が異なります)。

楽天ポイントを貯めるなら、楽天カードは必須といえます。

TカードでTポイントが貯まる

対するTポイントは、クレジット機能付きTカードでポイントが貯まります。

基本のクレジットポイントは、200円で1ポイント。Tポイント提携店で利用すると更に特典があります。

その中でもTカード Primeなら毎週日曜日は 1.5%ポイント還元、Tカード プラス PREMIUMなら特定加盟店なら いつでも1.5% ポイント還元されるのでTポイントがどんどん貯まります。

楽天はキャンペーンでポイントアップ

楽天ポイントは、ボーナスポイントが貯まるキャンペーンが多いことで知られています。

現在、どんなキャンペーンが行われているかは、「楽天PointClub」のホームページで確認できるので、こちらをチェックしてみてください。

参考:楽天PointClub

楽天グループの各サービスだけで、ざっと30〜40ものキャンペーンが行われているので、自分に合ったサービスがあれば利用しましょう。

楽天ポイントで見逃せないのが、常時開催中の「SPU」(スーパーポイントアッププログラム)です。

これは楽天グループのサービスを組み合わせて使えば使うほどポイントがアップするという仕組みで、楽天市場での買い物がポイント最大14倍になります!

買い物以外にも電気料金やひかり回線、保険の支払いなど、様々なサービスが対象なので、一度検討してみてください。

他のポイントとの交換

共通ポイントを貯めるとき、他のポイントと交換できるかどうかも気になるところです。

まず大前提として、Tポイントと楽天ポイント同士は、直接交換できません!

まあ、お互いにライバルとしてしのぎを削っている間柄ですから、これは仕方がありませんね。

それぞれがどんなポイントと交換できるかは、こちらをどうぞ。

参考:Tポイント交換

参考:楽天ポイント交換

ただ、提携先によって交換レートが違う場合があるので、注意しましょう。

ポイントの有効期限は?

次にTポイント、楽天ポイントの有効期限についてご紹介します。

どちらも、通常ポイントと、期間限定ポイントがあります。

通常ポイントはどちらも最後に利用してから約1年ですが、期間限定ポイントは約30〜45日間と幅があります。

自分が保有しているポイントのうち期間限定ポイントがいつまで有効かは、常に把握しておく必要があります。

期間限定ポイントは、期限内に使い切りましょう。

期間限定楽天ポイントの使い途

各種キャンペーンで貯まる楽天ポイントは、その多くが基本的に期間限定ポイントなので注意が必要です。

期限内に使い切るには、楽天市場で使うのがもっともシンプルで簡単です。

特に欲しいものがないという場合は、生活必需品や日持ちのする食品などを購入しておくと良いでしょう。

期間限定Tポイントの使い途

Tポイントの場合、全国のウエルシアグループで毎月20日に200ポイント以上の利用で1.5倍のお買い物ができるお客様感謝デーがあります。

500ポイントの利用で750円分の買い物が出来るのでとてもお得にポイントを消化できます。

電子マネーとの相性は?

政府の後押しもあって、現在は生活のあらゆる場面でどんどんキャッシュレス化が進んでいます。

その決済方法も、クレジットカード、デビットカード、電子マネー、ICカード、QRコードなど、多岐にわたっています。

では、共通ポイントと電子マネーの相性はどうでしょうか?

TポイントはTマネーと連動

Tポイントが貯まる・使えるTカードには、電子マネーのTマネーをチャージ(入金)することができます。

1Tポイント=Tマネー1円で、月間利用額500円につき1ポイントが付与されます。

ただし、期間固定のTポイントはチャージできませんので、ご注意ください。

楽天ポイントは楽天Edy・楽天ペイにチャージ可能

楽天ポイントは、楽天Edyにチャージして電子マネーとして使うことができます。

また、楽天グループのQR決済・楽天ペイにもチャージできるので、電子マネーと同じように使うこともできます。

楽天ペイの支払いでは、200円ごとに楽天ポイントが1ポイント貯まります。

Tポイントと楽天ポイント、それぞれに向いている人

共通ポイントには、向き・不向きがあります。今まで「ポイントが全然貯まらない」とか「ポイントを使う機会がない」とか感じていた人は、自分にあっていないポイントをせっせと貯めようとしていたのかもしれません。

あなたは、Tポイントと楽天ポイント、どちらに向いているでしょうか?

Tポイントに向いているのは

以前ならソフトバンクユーザー特に買い物をしなくても通話料だけで毎月一定額が貯まるので、Tポイントに向いていました。

現在はソフトバンクでたまるポイントはTポイントではなくソフトバンクポイントになったためTポイントに向いているのは自分の生活圏内にTポイントを貯められる、使えるお店が多いです。

楽天ポイントに向いているのは

買い物で楽天市場をよく利用する、出張や旅行に楽天トラベルから予約する機会が多いという人なら、楽天ポイントが自然と貯まります。

その他のネット系楽天サービスをよく利用する人も、楽天ポイント向きでしょう。

あと、プロ野球の楽天イーグルス、サッカーJ1のヴィッセル神戸のファンやサポーターなら、勝利ボーナスでポイントアップになるので、楽天ポイント一択ですね!

Tポイントと楽天ポイント、あなたはどっちを選ぶ?

ここまでTポイントと楽天ポイントを様々な角度から比較してきました。

ポイントの貯めやすさ、使い勝手の良さ、提携先の多さ、他のポイントへの交換のしやすさ等々、一長一短あるのがお分かりいただけたかと思います。

共通ポイントを効率良く貯めて便利に使うためには、なるべく一つのポイントに集中させるのが肝要です。

以上を理解して、お得にポイントライフをお楽しみください。

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この記事を監修した人

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