物販

あなたに合ったショップカートとは

ネットショップを始める人の多くは、ショップカートを利用しています。
ではそのショップカートはネットショップ運営に欠かせないシステムです。
ほかにもECモールへの出店という方法でも、ショップの運営ができます。

これから挑戦したいと思っているなら、これらの要素を理解しておきましょう。
この記事では、ECモールとの比較をしながら、ショップカートについて詳しくご説明します。

知っておくべきネットショップ用語

まずはネットショップを始めるために、覚えておくべき用語の解説をしていきます。
用語は数多く、概念を知らなければ次に進まない場合もあります。
これを機会にしっかりと覚えておくと、あらゆる場面で役立ちます。

ショップカート

まずはショップカートの説明です。

ネットショップで必要な基本機能を提供してくれるもので、ASPと呼ばれる、ネット上でソフトウェアを提供するサービスの一種となります。
ASPとはアプリケーション・サービス・プロバイダの略称です。
このショップカートは、カートASP、ECシステムとも言われています。

買い物カゴなどの提供、さらにはサイトデザインのテンプレートも使用できます。
また、費用も低額で、月額費用数千円台のサービスが代表的です。
しかし、集客力に関してサービス自体の力はなく、運営者自身が集客をしなければいけないデメリットもあります。

ドメイン

ドメインとは、わかりやすく言うとサイトの住所のようなものです。
ホームページのURLやメールアドレスで、「○○○.co.jp」などの表示がドメインと呼ばれているものです。

ドメインにはいくつか種類があり、「○○○.com」「○○○.ne.jp」などがあります。

独自ドメイン

上記の○○○の部分を、好みの文字列にしたものが、独自ドメインです。
この部分は、すでに存在しているものは使用できないので気をつけましょう。

ドメインが決まったら申請をするのですが、ショップカートにはこの機能がたいてい含まれています。
申請代行してくれるサービスもありますが、その分コストは必要です。

独自ドメインとは別に、共有ドメインというものもあり、楽天などの複数ショップが集まるサイト(ECモール)に出店する際に使われます。

ECモール

まずECとはelectronic commerce(エレクトロニック・コマース)の略で、電子商取引の意味があります。
つまりECサイトとは、ネットシステムを使って商品売買を行うサイトのことを指します。
簡単に言うと、ネットショップサイトですね。

それ以外にもオークションサイトや、コンテンツ配信サイトも含まれますが、概ねネットショップの意味で使われます。

インスタントEC

インスタントECとは、ショップカートの簡易版のようなものです。

アカウント登録するだけで、特別な知識もほぼ必要なく始められる利点があります。
無料のサービスが多いですが、使用できる機能は制限があるので、小規模店に向いていると言えるでしょう。

ショップカートとECモールの違いは?

ショップカートとECモールには機能などの内容でそれぞれメリット、デメリットがあり、さらにかかるコストも違います。
自分の店や予算に合った方法を選ぶことが大切です。

ここからは、ショップカートとECモールのそれぞれの特徴、コストについて解説していきます。

ショップカートの特徴

ショップカートは、前述したとおり、ネットショップに必要な機能を提供してくれるサービスです。
買い物カゴのほかにも、受注や決済のシステムなども利用できます。

また、サイトデザインもテンプレートがいくつかあり、自由に組み合わせることができます。
完全なオリジナルではないものの、自分好みのレイアウトを作ることは可能です。

ショップカートを利用する場合は、独自ドメインが必要です。
サービスによっては、追加料金不要で独自ドメインの申請ができるものもあります。
さらにドメインの更新など、管理業務も代行してくれるので、作業効率のいい運営ができると考えられます。

新規出店の場合は、集客などもイチからの出発になります。
知名度があるサイトに育てていく楽しみも生まれるでしょう。
まずはサイトに足を運んでもらうきっかけが必要なので、広告掲載やSNS発信などを積極的に行いましょう。

ECモールの特徴

ECモールとは、複合型ネットショップのことで、有名なのは楽天市場やAmazonなどです。

実店舗で置き換えると、ECモールはショッピングモールに出店するイメージ、ショップカートは路上店のイメージで考えるとわかりやすいでしょう。

ECモールへの出店でのメリットは、集客力です。
アクセス数、利用者数が多い中に出店するので、自分のサイトに訪れてくれる確率も上がります。
また、充実したサポートや、セキュリティ面で安心できる点もメリットです。

しかし多くのライバル店がECモールの中に存在しているので、価格競争などが起こる可能性があります。
さらに購入者は、「あなたの店で買った」というよりも、例えば「楽天で買った」という意識のほうが強くなるのです。
店の知名度を上げたいのであれば、独自の工夫が不可欠でしょう

ショップカートにかかる費用

次はショップカートとECモールの、コスト面はどんな仕組みとなっているのか、ご紹介していきます。

単純に費用がかからないのは、やはりショップカートです。
多くは初期費用と月額会費を支払いますが、安いものだと数千円で済むものもあります。
また、インスタントECであれば、会費は無料の場合がほとんどです。

どのようなショップカートも顧客からお金を受け取る際に決済手数料がかかりますが、だいたい3%から5%に設定されています。
基本的な機能が揃っていて、これだけの費用であればコストパフォーマンスはよいですし、その分利益も多くなるでしょう。

月額利用料を比較して、どちらを選ぶかは、さまざまな要素を考慮して決めるべきです。
コストだけ考えれば無料のものがいいですが、機能面では有料に劣ります。
売上の見込みも考えて検討していきましょう。

ECモールにかかる費用

ECモールは、ショップカートに比べて経費当たる費用は高額になります。
月額が数万の場合もあり、加えて初期費用や追加オプションの値段も考えると、コスト面に余裕がある人向けと言えます。

また、販売手数料、決済手数料など多くの手数料も必要で、詳細によって違いますが、多いと15%ほどかかることもあります。
もちろんその分、集客やサポートなどのメリットも多いので、それらを活用すればコストをまかなえる利益を得られることが、可能となるでしょう。

ショップカートの選び方

近年ではショップカートのブランドは増加傾向にあります。
有料、無料の違いだけではなく、追加オプションなどそれぞれに特徴もち差別化が生まれています。

多くの中から自分に合ったサービスを選ぶことは、当たり前のことですが、運営成功のために必要不可欠な要素です。
自分の店では何を売るのか、そしてどのくらいの規模の店で運営するかにフォーカスして、考えていきましょう。

取り扱い商品とターゲット層

どんな商品を売るかで、有効的な販売方法、ターゲット層が変わります。

たとえば化粧品や健康食品は、定期購入が一般的です。
そのような商品を扱うなら、定期購入システムがあると便利です。
そこで、そのシステムを提供しているショップカートを選ぶと、効果的な運営ができるはずです。

また、ターゲット層によっては、好まれるサイトデザインやレイアウトが変わります
用意されているデザインは、ターゲット層に合ったものかどうかも、見極めることが重要です。

店の規模

ショップカートは、ブランドや契約プランによって登録できる商品数に違いがあります。

運営する店の規模によって、取り扱いの商品数も変わってくるでしょう。
どれだけの数を並べたいのか、思案して決めることが大切です。

ショップカートの中には、専門的知識が求められる機能しかない場合があります。
プロ仕様であるため、月額料金などもそれなりの仕様です。
使いこなせなければ、ショップ運営に至りません。それどころか月額利用料の無駄遣いにもつながるでしょう。

小規模店で、なおかつ初心者であれば、低額で機能の少ないものを選ぶほうが得策です。
逆に、経験がある場合や、店の運営路線、人手などが確立しているなら、豊富な機能があるものを選ぶといいでしょう。

ショップカートの機能とは

ショップカートを選ぶ際は、自分に合った機能があるかどうかで決めるべきです。

では具体的にどんな機能があるのでしょうか。
選ぶときのポイントとなるものを、いくつかご紹介します。

モバイルデバイス対応

モバイルデバイスとは、スマートフォンやタブレットのことです。
現在はネットショッピングは、パソコンよりもスマートフォンを使う人が多くなっています。
つまりネットショップの表示も、モバイルデバイス対応にすることは当たり前のこととなりました。

モバイル表示が可能なショップカート選びも必要です。

自動でスマートフォン対応にしてくれる機能や、タブレットなどディスプレイサイズが違うものに適用できる機能があります。

集客機能

ショップカートは集客機能がないと先述しました。
イチから顧客を集め、ショップを育てていく作業は容易ではありません。

ショップカートの中には、集客をサポートする機能を備えたものがいくつかあります。
まずSNS連携は、多く取り入れられている機能です。
特に若年層をターゲットにするなら、SNSでの宣伝は実益につながるでしょう。

また、提携しているECモールへ出店できる機能もあるので、集客に自信がない場合はこれらの機能が付いているショップカートを選ぶといいでしょう。

決済システム

決済システムに関しても、各サービスによって使える種類が違います。
ネットショッピングの際に多く利用される、クレジットカード決済や商品代引き以外にも、キャリア決済やコンビニ支払いなどが使えるものもあります。

これもターゲット層によって、利用率が違う傾向があるので、下調べをしたうえで決めましょう。

独自ドメイン取得

独自ドメインは前述しているように、ショップカートで対応してくれるものは多くあります。
無料で取得できるものもありますが、追加で料金が発生したり、料金プランによって対応が違うものなどさまざまです。
ドメイン追加料金は、高額に上る場合もあるので、ほかにかかる費用との兼ね合いも考慮していくといいでしょう。

どんなショップカートがある?

それではショップカートの各サービスについて、詳細をご紹介いたします。
いままで説明した、選ぶ際のポイントや機能の種類などを比較して、自分に合ったものを見つけていきましょう。

総合的に使いやすい「カラーミーショップ」

カラーミーショップは独自ドメインやスマホ最適化、豊富なテンプレートなどが揃っています。
それ以外にも多様な機能が用意されていて、総合的にみて使いやすい、運営しやすいサイトと言えるでしょう。
また、サポート体制も整っており、担当アドバイザーが付くなど、初心者にも安心のサービスです。

参考:カラーミーショップ公式サイト

料金については3つのプランから選べます。
値段の安いエコノミープランは、コスト面ではメリットとなりますが、集客機能など使える機能に制限があるので注意する必要があります。

実店舗があるなら「グーペ」

参考:グーペ公式サイト

こちらのサービスは、すでに実店舗を持っている人におすすめです。
カフェや美容院などで多く使われていて、来店予約の機能などがあります。

ショップカート機能は決済システムPaypalと連携して使用が可能です。
また、有料オプションとしてカラーミーショップを利用することもできます。

料金プランは3種類用意されていて、プランによって有料となりますが、独自ドメインも取得可能です。
また、メールマガジンやSNS連携などの集客サポートも備わっています。

開設数トップ「BASE」

参考:BASE公式サイト

BASEは、ネットショップ開設数トップの実績があります。

初期費用、月額料金が無料で、数分あれば簡単にサイトをオープンできることが魅力です。
有料となるものもありますが、機能を追加でき、独自ドメイン取得も可能です。

また、専用ショッピングアプリを用いれば、集客にも有効となります。

インスタントECの部類なので、機能性を充実させたい人や知識がすでにある人には、やや物足りないと感じることもあり得るでしょう。
操作がシンプルでわかりやすいという点でも、初心者におすすめのサービスです。

初心者向け「STORES.jp」

参考:STORES.jp公式サイト

STORES.jpは料金プランが2種類あります。
独自ドメインは有料プランのみとなりますが、無料プランでも商品数無制限や、多くの決済方法が使用可能です。

しかし手数料を考慮すると、月20万円以上の売上がある場合は有料プランのほうがお得となります。

BASE同様に簡単に始めることができ、初心者向けと言えるでしょう。

充実の機能「e-shopsカートS」

参考:e-shopsカートS公式サイト

こちらは機能が充実していることが特徴です。
定期購入機能やクーポン、さらにサポートもしっかりしています。

また、すでに持っているブログやサイトをネットショップ化できるので、ほかのショップカートのようにデザインの制限がありません。
しかしサイトを別に作る必要があるので、ある程度の知識がなければ難しいでしょう。

WordPressが使える「Welcart」

参考:Welcart公式サイト

これも、すでにあるWordPressサイトを、ネットショップ化するものです。
やはりデザインの自由度は高いですが、WordPressの使い方がわからない人にとっては、ハードルが上がってしまいます。

ダウンロード販売ができるなどの高度な機能もあり、上級者向けのサービスとなります。

外国への販売向け「WIX」

参考:WIX公式サイト

海外で利用されているサービスです。
決済時の強固なセキュリティや、支払い通貨が選べるなど、外国向けに展開したい場合は便利でしょう。

また、テンプレートもおしゃれなものが揃っているので、アパレル商品や女性向け商品を扱う店に適しています。

定期購入なら「たまごリピート」

参考:たまごリピート公式サイト

たまごリピートは、定期購入に特化しています。
実績数も多く、大手企業も導入しているサービスです。

また、電話やはがきでの注文にも対応できるので、シニア層などネットショップを普段利用しない人をターゲットにしている場合に、効果的となります。

しかし会費は高めになっていて、初期費用で約7万、月額で約5万かかるので、売上が軌道に乗ってから移行するほうが合理的です。

まとめ

ショップカートを中心に、ネットショップを始めるために必要な用語などをご紹介しました。

自分に合ったものを選ぶことで、店の運営にもいい影響をもたらしてくれます。
店に必要な機能と予算、コンセプトをよく考えて、有効的に利用していきましょう。