ヤフオクストアの出店審査条件とショップ開業のメリット・デメリットを解説

年間取扱高9,288億円(2021年度通期実績)を誇る日本最大級のYahoo!オークション(旧ヤフオク!)には個人アカウントとストアアカウントがあります。

Yahoo!オークションストア(旧ヤフオク!ストア)は、Yahoo!JAPANが定める基準をクリアした法人または個人事業主の店舗です。Yahoo!オークションストア(旧ヤフオク!ストア)もストア限定のイベントなどが多数実施されていることもあり集客が見込めます。

ただし、そのYahoo!オークションストア(旧ヤフオク!ストア)に出店するには条件があり審査に通らなければ出店できません。

そこで今回は、初期費用0円で始められるYahoo!オークションストア(旧ヤフオク!ストア)の出店条件やメリットとデメリットについて解説します。

目次

Yahoo!オークションストア(旧ヤフオク!ストア)とは?

Yahoo!オークション(旧ヤフオク!)には一般アカウントとストアアカウントの2種類があるところ、Yahoo!オークションストア(旧ヤフオク!ストア)とは、「Yahoo! JAPANが定める参加基準を満たした法人または個人事業主のことです」( Yahoo!オークション(旧ヤフオク!)より引用)。

Yahoo!オークションストア(旧ヤフオク!ストア)に認定されると、Yahoo!オークション(旧ヤフオク!)に店舗として出店できるようになります。いわば、ビジネスとして利用したい方向けのサービスとなっています。

ストアアカウントを取得するために費用はかかりません。維持費も無料です。

Yahoo!オークションストア(旧ヤフオク!ストア)アカウントへの切り替え時期は?

個人でYahoo!オークション(旧ヤフオク!)に継続的に出品している方で、以下のいずれかの希望をお持ちの方は、ストアアカウントへの切り替えを検討してみてください。

・落札数が増えたので大量の商品を楽に出品したい
・落札後のやり取りを楽に進めたい
・落札者をリピーター化して売上を伸ばしたい

ヤフオクのストアアカウントでショップの業務効率化!

ストアアカウントを取得すると落札システム利用料が安くなるだけでなく、出品数の上限がなくなります

つまり、一般アカウントで出品できる上限数は3000個ですが、ストアアカウントなら無制限で出品できるようになります。また、ストアアカウントには便利な機能が数多く用意されているので、多数の落札者と効率的に応対できるようになります。

大量の商品を出品するときは一括出品機能が活躍し、多くの落札者へ連絡する際には一括メール送信や一括評価機能を使えるので、業務の効率化を計れます。

ただし、ブランド品の出品など、審査が必要な商品もあります。必ず「Yahoo!オークションストア運用ガイドライン」を確認するようにしてください。一般アカウントで出品する時とはルールが違う項目もあるので、注意しましょう。

Yahoo!オークションストア(旧ヤフオク!ストア)のアカウントを取得するための条件

Yahoo!オークション(旧ヤフオク!)にストアとして出品するためには、Yahoo!JAPANが定める参加基準のどちらかを満たすことが必須です。条件は次の通りです。

・過去1年間で事業として実店舗またはインターネット販売において、約1,000万円/年以上、もしくは約100万円/月以上の売上があること
・事業として1カ月あたりの出品数が200点以上、または一時点において100点以上の商品を出品予定であること

頑張れば1カ月で条件をクリアすることができます。まずは、売上基準を満たすことを目指しましょう。商品数に関しては、毎日コツコツ出品し続けるか、外注を利用して一気に増やすことも検討してください。

Yahoo!オークションストア(旧ヤフオク!ストア)に出店申込みができるのは、代表者が満20歳以上の法人企業または個人事業主となっています。個人の方は開業届を税務署に提出しておくようにしましょう。

Yahoo!オークションストア(旧ヤフオク!ストア)でショップ出店申請の条件:必要書類の提出

Yahoo!オークションストア(旧ヤフオク!ストア)に出店したい時はまずアカウント審査を受ける必要がありますが、その際にいくつか書類の提出を求められます。基本的には、以下の通りとなっているのであらかじめ確認しておきましょう。

・登記簿謄本企業名(屋号)・資本金・従業員数・企業住所・業務地住所などが記載されたもの
個人事業主の場合は確定申告書に記載されている屋号・契約者様ご本人の住民票
・代表者氏名・生年月日などの情報(個人事業主の場合は契約者様本人のこと)
・Yahoo! JAPANのID
・販売予定商材の情報
・受取口座情報

このうちのどれかが抜けていたり、内容に不備や虚偽があると、スムーズな登録ができません。正確な内容を提出できるよう、出店前に準備しておきましょう。

Yahoo!オークションストア(旧ヤフオク!ストア)のショップ出店審査について

Yahoo!オークションストア(旧ヤフオク!ストア)の出店審査の前に「Yahoo!ショッピングの契約(審査通過)」が必要になります。Yahoo!ショッピングの契約完了後に「ストアクリエイターPro」から申し込みをする形です。

Yahoo!オークションストア(旧ヤフオク!ストア)の出店審査は「契約審査」「開店審査」の2種類があります。

契約審査は申請に対して「ストア」として出店できるかの審査で、開店審査は配送・決済・画面上の案内等に問題がないかのチェックです。

開店審査は開店にあたり不備がないかをチェックする審査なので、審査落ちしたとしても問題点を教えてもらい改善すれば出店できます。

難関は契約審査です。契約審査の審査基準は公開されておらず、仮に審査に落ちた場合の理由も教えてもらえません。

事前の情報は「オークションストア利用規約」と「Yahoo!オークションストア(旧ヤフオク!ストア)運用ガイドライン」の情報だけなので、よく読んで進めていくしかないでしょう。

参考:Yahoo!オークション(旧ヤフオク!)の約款・ガイドライン

Yahoo!オークションストア(旧ヤフオク!ストア)のショップ出店審査に落ちる原因

Yahoo!オークションストア(旧ヤフオク!ストア)の出店審査に落ちる原因は公表されていないのでわかりません。

ただひとつ言えるのは、書類の不備です。例えば、代表者の名前や住所の間違いなど記載事項と提出した書類の内容に相違がある場合は出店審査に通りません。記載されている住所で郵便物が受け取れない場合も難しくなるでしょう。

また、経営状況の判断基準として「指定収納代行会社」「第三者調査期間」による与信審査を参考にしています。そのため、過去に別の審査で落ちていたり審査に悪影響を及ぼす要素があったりすると、出店審査に落ちる可能性が高いです。

例えば、過去に金融事故を起こしている場合やYahoo!ショッピングなどで滞納があった場合なども含めて審査されます。

上記以外にも、Yahoo!オークション(旧ヤフオク!)側がYahoo!オークションストア(旧ヤフオク!ストア)出店にふさわしくない業態だと判断した場合やヤフオク!のサービスと競合する内容の場合は審査が通りにくくなる可能性もあります。

さらに、実店舗やショップURLなどがある場合はそちらも含めて出店審査を行なっているので注意が必要です。

Yahoo!オークションストア(旧ヤフオク!ストア)の出店審査条件と進み方について

上記で説明した「指定収納代行会社」「第三者調査期間」というのはYahoo! JAPAN及びクレディセゾン(収納代行会社)のことを指し、両社の審査に通った場合はクレディセゾンから郵送で通知が届きます。

さらに、出店審査中にもクレイティセゾンから書類が送付されることもあるので、頭に入れておきましょう。これらの郵便物は転送不可・本人受け取り指定で送られ、本人が長期間受け取らない場合は申し込み自体がキャンセルとなるので注意が必要です。

法人企業で申し込んだら口座振替用紙が簡易書留で登記簿上の住所へ、本人確認通知書が本人限定受取で代表者の自宅住所に届きます。個人事業主で申し込みをしていると、どちらも本人限定受取で本人確認資料の住所に送られてきます。

Yahoo!オークションストア(旧ヤフオク!ストア)の出店審査に合格するには?免許が必要なもの一覧

Yahoo!オークションストア(旧ヤフオク!ストア)の出店審査に合格するには書類の不備をなくすことです。また、申請内容によって必要書類が増えるので出品する商品にも注意が必要です。

例えば、次の一覧に示すような販売するうえで免許が必要なものを入れてしまうと、当該の免許情報の提出が必須となります。

  • 中古品
  • ブランド品
  • アルコール類
  • ふぐ
  • 医療品
  • 高度管理医療機器
  • 特定保守管理医療機器
  • 自動車パーツ

上記に該当する商品を販売する場合は免許が必要になります。実際に出品するときに追加で申請することも可能なので、ややこしい商品は後回しにするのがおすすめです。

まずは、Yahoo!オークションストア(旧ヤフオク!ストア)の出店審査に通ることを優先して、日用品・雑貨・家電といった免許情報が必要ない商品で申請しましょう。

Yahoo!オークションストア(旧ヤフオク!ストア)の出店審査期間はどれくらいかかる?

Yahoo!オークションストア(旧ヤフオク!ストア)の審査は、契約審査も開店審査もそれぞれ2週間ほどかかります。

例えば、Amazonは最長でも3営業日、楽天やYahoo!ショッピングは2週間程度なので、審査には時間がかかるほうです。

申請前に書類の不備がないかよく確認して、申請したら気長に待ちましょう。

ストアアカウントと一般アカウントとの違い

一般アカウントでも、出品するだけなら無料でできるようになりました。ただし、手数料が割高なことと、便利な機能を利用できないことが難点です。Yahoo!プレミアム会員に登録すればいいのですが、毎月508円(税込)の月額会員費がかかります。

ストアアカウントなら、Yahoo!プレミアム会員に登録しなくても出品作業を効率化できるツールを無料で利用できます。月額会員費やシステム利用料など、定額の費用負担はありません。落札システム利用料も一般アカウントよりも低い設定になっています。

ここでは、Yahoo!オークションストア(旧ヤフオク!ストア)のメリットについて解説します。

落札者の信頼感を得られやすいストアアカウント

Yahoo!オークション(旧ヤフオク!)のオークションに一般アカウントで出品している人は、Yahoo! JAPANの審査を受けていません。これに対して、ストアとして出品するにはYahoo! JAPANが定める参加基準を満たし審査を通過する必要があります。

Yahoo!オークション(旧ヤフオク!)にストアとして出品すると、ストアアイコンが表示され個人アカウントとは区別されます。さらに、代表者名や連絡先の住所、電話番号、メールアドレスなどがストア情報として公開されます。このような情報の公開が出品者に対する信頼となり、ひいては売上アップにつながるのです。そのため、一般アカウントよりもストアアカウントで出品するほうが有利だと言えます。

Yahoo!オークションストア(旧ヤフオク!ストア)の目印は出品一覧で表示される「ストアアイコン」

Yahoo!オークション(旧ヤフオク!)のオークションに個人アカウントで登録している人と、Yahoo!オークションストア(旧ヤフオク!ストア)としての出品は、出品一覧で表示された際に「ストアアイコン」が表示されるので一目で区別がつきます。

商品や出品者情報のページに表示される、四角で囲まれた「ストア」というアイコン。ユーザーにとって見慣れたこのアイコンは、落札者の目を引くこともできますし、基準を満たした証なので、ストアの信頼度も上がります。

出品一覧でストアアイコンが表示されると、高い信頼度=入札件数が増えるので、落札額も上がることが期待できそうです。

オークション運営に必要な業務ツールが揃っている

Yahoo!オークション(旧ヤフオク!)に一般アカウントで出品する場合、落札の処理や発送連絡、評価などの業務を個別に処理するしか方法がありません。落札数が多くなるとそれだけ時間もかかってしまいます。

一方、Yahoo!オークションストア(旧ヤフオク!ストア)にはオークション運営に便利なツールが多数用意されています。特に便利なのが一括処理です。一括出品管理、一括注文管理、一括在庫管理などを利用すれば、毎日の業務を効率化できます。

取引先から信頼を得られる

Yahoo!オークションストア(旧ヤフオク!ストア)は一般アカウントで出品するのとは違い、店舗として販売業務を行うことになります。事業として経営していると見なされるため、落札者だけでなく取引先からも信頼を得ることができます。

販売方式も、競り方式のオークション出品だけでなく、一般的なネットショップのように定額で商品を販売することもできます。店構えも作り込むことができるので、店舗として差別化できるのも大きなメリットです。

Yahoo!オークションストア(旧ヤフオク!ストア)の売上管理ページでデータ一覧を確認できる

Yahoo!オークションストア(旧ヤフオク!ストア)として出店すると、Yahoo!オークション(旧ヤフオク!)の運用に必要な機能を管理する管理ページが与えられます。

個人出品とは違い、落札商品や落札者のデータを一元管理できるので、入金や発送の未処理・処理済みなど、取引の詳しい状況を簡単に一覧でチェックすることができます。

受け取り側との取引の状態は以下の項目で表示されます。

  • ヤフー審査中
  • 受取連絡待ち
  • 入金処理中
  • 売上金
  • 売上確定
  • チャージ完了
  • 振込手続き完了
  • 振込保留(本人確認中)
  • キャンセル

Yahoo!オークションストア(旧ヤフオク!ストア)は店舗運営に役立つデータ一覧が取得可能!

通常、オンラインショップを運営する際は、アクセス解析やSEOを駆使して売上を伸ばすための方策を練ります。一般アカウントだと、データ解析が使えないため、個人的な経験や勘に頼る以外にありません。

一方、Yahoo!オークションストア(旧ヤフオク!ストア)なら、統計・分析ツールを利用できます。
売上、注文数、ページビュー、訪問者数の基本データが一覧できるのはもちろん、落札者の訪問経路、どんなキーワードで検索して対象ページにたどりついたかなど、店舗運営に役立つデータを取得することができるのです。

アクセス解析データの一覧があれば、売れない原因を探り出し、その対策を練るのが容易になるでしょう。

自動値下げが1%から設定できる

Yahoo!オークション(旧ヤフオク!)に出品してもなかなか入札されない時に、自動値下げを設定しておくと入札率アップに効果的です。自動で再出品される際、自動的に開始価格が下げられる仕組みになっているからです。

自動値下げは一般アカウントの場合は5%、ストアの場合は1%から設定できます。出品を1,000円で開始してから自動値下げが5回繰り返された場合の差は次の通りです。

5%で5回自動値下げされた場合:774円
1%で5回自動値下げされた場合:951円

一般アカウントの場合は5%ずつ値下げが行われるので、1回で大きく価格が下がります。ストアアカウントの場合、1%に設定しておけば下げ幅が少ないため、ゆっくりと適切な価格を見極めることができます。

メールマガジン発行で売り上げアップ!

Yahoo!オークションストア(旧ヤフオク!ストア)では、落札者を対象にメールマガジンを発行することができます。商品を出品するタイミングでメールマガジンを発行すれば、オークションへの導線作りができますし、リピーター作りにも貢献します。

メールマガジンを活用することで、アクセス数を伸ばし、落札者の購買意欲を促すことが可能です。

Yahoo!オークションストア(旧ヤフオク!ストア)はテンプレート一覧から定型文を利用して時間を節約!

先にも述べましたが、Yahoo!オークションストア(旧ヤフオク!ストア)なら業務を一括処理できます。発送完了メールやお礼メールのように内容がほぼ同じメールの場合は、テンプレート一覧から利用したい定型文を選択・編集して一括処理しましょう。

アフィリエイト機能がある

Yahoo!オークションストア(旧ヤフオク!ストア)にはアフィリエイト機能があるので、アフィリエイターによる出品アピールができます。

アフィリエイトとは成果報酬型の広告で、あるサイトで広告を掲載してその広告経由で成果が出たときに報酬が発生する仕組みです。通常のネット広告に比べると比較的安価で広告の掲載が可能で、成果が出なければ費用が発生しません。

実際にアフィリエイト経由で落札された場合は、落札金額の1%(最低利率)が手数料として発生します。

アフィリエイトの成果報酬率は1〜50%で選択が可能で高ければ高いほど広告を掲載してくれるアフィリエイターは多くなるでしょう。

しかし、Yahoo!オークション(旧ヤフオク!)の商品を紹介しているアフィリエイターはそれほど多くないので、大きな効果は期待できません。

電話でのサポートがある

Yahoo!オークションストア(旧ヤフオク!ストア)には、電話でのサポートがあります。通常のYahoo!オークション(旧ヤフオク!)出品ではメールやチャットでの問い合わせのみとなっているので、便利なサポート機能と言えるでしょう。

わからないことや問題点があれば、直接電話で相談できるので安心ですね。

Yahoo!オークションストア(旧ヤフオク!ストア)のショップ出店で気をつけたいこと

Yahoo!オークションストア(旧ヤフオク!ストア)にはメリットが多くありますが、デメリットもあります。出店前に、Yahoo!オークションストア(旧ヤフオク!ストア)で気をつけるべきことを把握しておきましょう。

Yahoo!オークションにストア(旧ヤフオク!ストア)を出店する条件として情報を公開する必要がある

Yahoo!オークション(旧ヤフオク!)のオークションにストアとして出店するには、審査があります。
審査完了までは1ヶ月近くかかるので、Yahoo!オークションストア(旧ヤフオク!ストア)出店を決めたら早めに行動しましょう。

ストアとして出品するには、特定商取引法に基づき、表記に必要な情報を公開する必要があります。事業者名、電話番号や住所などがネット上に公開されるため、営業メールや営業電話が増えるデメリットがあります。

副業禁止の場合は注意を

Yahoo!オークション(旧ヤフオク!)の出品を副業としている方は、個人情報が公開されることで本業に影響が出る可能性があります。会社の就業規則で副業が禁止されている場合は、特に注意が必要です。勤務先の上司がストア情報からあなたが副業をしていることを知り、解雇や懲戒の処分を下すおそれがあるからです。

本業への悪影響を抑えるためには、何らかの工夫が必要になります。家族や親戚の方に名義を借りるなど、あなたの名前が出ない方法を検討してください。

一部のツールでHTMLの知識が必要

Yahoo!オークションストア(旧ヤフオク!ストア)ではオークションブースのカスタマイズができます。ページデザインを変更してオリジナルスタイルを適用すれば、差別化が図れます。ただし、HTMLの知識が必要です。

Yahoo!オークションストア(旧ヤフオク!ストア)のデザイン制作を代行してくれる会社もありますが、思った以上に高額です。カスタマイズはできる限り自分でやるようにしましょう。簡単なHTMLでも対応できる箇所から始め、少しずつ慣れていくのが良いでしょう。

審査基準がわかりにくい

Yahoo!オークションストアは審査基準がわかりにくいので、何度も審査落ちする可能性があります。

契約審査の場合は審査基準はもちろんのこと、審査に落ちた場合の理由も教えてもらえません。再度Yahoo!オークションストア契約の審査をするにも改善点がわからず、何度も同じ失敗を繰り返す可能性があります。

Yahoo!オークション(旧ヤフオク!)の約款・ガイドラインを遵守して、提出するしかないのが現状です。

ブランド品の出品審査が厳しい

Yahoo!オークションストア(旧ヤフオク!ストア)では、通常のYahoo!オークション(旧ヤフオク!)出品よりもブランド品の出品審査が厳しいです。

アンティークやヴィンテージ商品を扱うようなプロの協会員であるショップで、Yahoo!オークションストア(旧ヤフオク!ストア)の審査を通過できなかった例もあります

理由は教えてもらえないので対処法はわからないままですが、どうやらYahoo!オークション(旧ヤフオク!)独自の厳しい基準があるようです。これは出品者にとってはデメリットと言えますが、落札者にとってはとても信頼度が高いオークションと言えます。

ブランド品を扱う場合は注意しましょう。

商品代金を回収するまでに時間がかかる

Yahoo!オークションストア(旧ヤフオク!ストア)の売上金は、当月の決済分が翌月の25日前後まで振り込まれないため回収するまでに時間がかかります。

売上金は1ヶ月分をまとめて振り込むので、キャッシュフローが遅くなるのが特徴です。

ただし、最大月8回のサイクルで受け取れます。入金サイクルは月に1回・2回・3回・6回・8回まで選択が可能で、2〜8回は有料オプションです。

一般アカウントとストアアカウントの料金の違い

Yahoo!オークション(旧ヤフオク!)で出品する際、一般アカウントとストアアカウントでは、落札システム手数料などの負担額が異なります。落札する側も支払い料金に違いが出てきます。

ここでは、アカウントによって違う手数料や消費税などについて解説したいと思います。

消費税の違い

Yahoo!オークション(旧ヤフオク!)では個人出品の場合とストア出品では料金会計が異なります。個人出品から落札した場合に支払う料金は「商品代金+出品者が決めた送料」です。消費税は取らない場合がほとんどです。

これに対して、ストア出品者は消費税の負担を求めてくるのが一般的なので、支払額は「商品代金+消費税+送料」になります。

例1)個人出品の価格表示
6,050円(税 0 円)

例2)ストア出品の価格表示(一般税率の場合)
6,050円(税込6,655円)

同じ商品なのに支払い額が大きくなるのでストア出品の方が不利に見えますが、信頼度が違います。消費税の分だけ価格が高くなることは、大きなデメリットにはなりません。

Yahoo!オークション(旧ヤフオク!)に出品するコストの違い

Yahoo!オークションストア(旧ヤフオク!ストア)は個人で出品するよりも費用がかからない料金設定になっています。

■月額システム利用料
・Yahoo!オークションストア(旧ヤフオク!ストア):無料
・個人利用(Yahoo!プレミアム会員登録なし):無料
・個人利用(Yahoo!プレミアム会員登録あり):508円(税込)

■落札システム利用料
・Yahoo!オークションストア(旧ヤフオク!ストア):落札額の7.7%(税込)
・個人利用(Yahoo!プレミアム会員登録なし):落札額の10%(税込)
・個人利用(Yahoo!プレミアム会員登録あり):落札額の8.8%(税込)

■出品取消システム利用料
・Yahoo!オークションストア(旧ヤフオク!ストア):無料
・個人利用:550円(税込)/出品

■注目のオークション利用料(オプション)
Yahoo!オークションストア(旧ヤフオク!ストア)、個人利用ともに22円(税込)~/日

あなたへのおすすめコレクション利用料(オプション)
Yahoo!オークションストア(旧ヤフオク!ストア)、個人利用ともに落札価格×設定料率

有料オプションはお得になる

Yahoo!オークションストア(旧ヤフオク!ストア)は有料オプションがお得に利用できます。

  • 最低落札価格の設定:1出品54円
  • 太字テキスト:1出品5.4円
  • 目立ちアイコン:1出品10.8円
  • 背景色:1出品16.2円

上記のオプションは通常のYahoo!オークション(旧ヤフオク!)出品の半額で利用可能です。

さらに、Yahoo!オークションストア(旧ヤフオク!ストア)限定のオプションもあります。

  • ストアホットオークション:1出品54円
  • ストアベストアイテム:1出品108円

上記のように有料オプションがお得に利用できます。月額固定費を抑えられる分、広告宣伝費に経費をかけてみるのもいいですね。

副業だけじゃない。本業にもできるYahoo!オークションストア(旧ヤフオク!ストア)

Yahoo!オークション(旧ヤフオク!)は国内最大級のネットオークションサービスです。常時約7,283万点が出品(2022年12月実績)されています。オークションを楽しむ方から副業をされている方まで様々な方が利用していますが、本業にすることも可能です。

ここでは、Yahoo!オークション(旧ヤフオク!)を本業にするメリットについて解説します。

Yahoo!オークションストア(旧ヤフオク!ストア)出品で注意する項目や禁止商品などの一覧

Yahoo!オークションストア(旧ヤフオク!ストア)は個人事業主や法人企業向けのサービスです。ストアとして出店する際には、取り扱う商品によって許可証などのコピーが必要になります。本業としてやる以上、許可・免許が必要か否かを調べておくのは必須です。忘れずに確認しておきましょう。

中古品…古物商の許可取得が必要
アルコール酒類全般…酒類販売業免許のコピー
医薬品…一般医薬品販売業許可証のコピー
高度管理医療機器、特定保守管理医療機器…高度管理医療機器等販売業許可証のコピー
ふぐ…ふぐ取り扱い免許のコピー
中古の自動車パーツ…自動車解体業免許の免許情報の入力
ブランド品を取り扱う場合は、事前に審査が必要です。審査が必要なブランド一覧は下記一覧をご参照ください。

参考:審査対象ブランド一覧

上記の他、出品が禁止されている商品があります。出品前に必ずチェックするようにしましょう。禁止商品一覧は、「Yahoo!オークションストア(旧ヤフオク!ストア)運用ガイドライン」をご確認ください。

Yahoo!オークションストア(旧ヤフオク!ストア)出店でリピーターを獲得できる

Yahoo!オークションストア(旧ヤフオク!ストア)ではメールマガジンを使って落札者にアプローチすることができます。商品入荷情報、新規出品情報などを落札者にメルマガで配信すれば、リピート率アップに繋がります。

個人アカウントでは不可能なメルマガ配信ができるのは、ストアアカウントならではの大きなメリットです。

業務効率化で仕入れの時間を確保できる

Yahoo!オークションストア(旧ヤフオク!ストア)には効率よく取引業務を行える環境が整っています。一括で出品したり、登録済み商品をボタン操作のみで出品したりできるので便利です。落札者とのやりとりは取引ナビを利用するのではなく、フォームで完結されます。

Yahoo!オークションストア(旧ヤフオク!ストア)を本業にしていく上では、業務の効率化が最大のカギです。利益を上げるには、仕入の検討や現状の分析などに時間が必要になるからです。

Yahoo!オークションストア(旧ヤフオク!ストア)に用意されているツールを利用すれば、仕入商品を手早く出品し、落札後は速やかに取引を完了できます。結果、顧客サービスや売り上げ対策などに使える時間が増えます。

ヤフオクストアの出店まとめ

Yahoo!オークションにストア(旧ヤフオク!ストア)として出品するメリットやデメリットについて解説しました。
個人アカウントからストアアカウントへの切り替えや、副業でストア出品する際に参考にしてください。

Yahoo!オークション(旧ヤフオク!)は出品だけなら無料でできるようになったため、アプリのユーザー数も増加傾向にあります。ユーザーが増えるということは、売り上げアップのチャンスが広がるということです。

Yahoo!オークションストア(旧ヤフオク!ストア)は、落札者から信頼されやすいため、入札率が高くなる傾向にあります。Yahoo!オークションストア(旧ヤフオク!ストア)を有効利用して、売り上げアップを目指しましょう。

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この記事を監修した人

ビジネスのノウハウを実践ベースで徹底的に追求するのがアクシグ。
世界で最も専門的で網羅的なコンテンツを提供し、ノウハウを惜しげもなく提供していきます。

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