ヤフオクの出品作業は結構手間がかかります。商品数が多くなると出品作業だけで1日が終わってしまうほどです。ヤフオクで長く安定して稼ぐには作業の効率化が欠かせません。
そこで今回は、ヤフオクの出品作業を効率化する方法・ツールを解説します。
ヤフオク出品を効率化する方法
まずは基本的なヤフオク出品効率化法を解説します。
デザインテンプレートを使う
まず1つ目は、デザインテンプレートを活用することです。
ヤフオクを見ていると、「キレイで見やすいデザインの出品ページ」がありますが、あれはゼロから作っているわけではありません。デザインテンプレートを使っているのです。
今は無料で使えるデザインテンプレートが数多くあります。テンプレートの利用にHTMLの専門知識は必要ありません。ヤフオクの出品フォーム同様に必要事項を入力して、デザインを選択するだけです。
商品説明文のテンプレートを作る
2つ目は、商品説明文をテンプレート化することです。
項目や毎回書く注意事項などをテンプレートとして保存しておけば、説明文を書く時間を大幅に削減できます。
例えば、洋服の説明文なら、以下のようなテンプレートを作っておきましょう。
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閲覧ありがとうございます。
◆商品名
◆ブランド名
◆サイズ
◆生地
◆色
◆商品の状態
◆購入時期
◆着用頻度
家で猫を飼っているため、猫アレルギーの方はご遠慮ください。
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あとは出品時に必要な情報を穴埋めで入力するだけで済みます。
経費支払い・仕入れは全て現金で行う
3つ目は、経費の支払いや商品の仕入れを全て現金で行うことです。
お金を借りて仕入れや支払いを行っていると、資金繰りが大変です。特に在庫が増えてくると手に負えなくなります。
しかし、全て現金で決済していれば、通帳を見るだけで資金状況を把握できます。
ネットバンクを利用する
4つ目は、ネットバンクを利用することです。
ネットバンクは土日祝日24時間いつでも取引ができるため、入金や代金受け取りがスピーディーに行なえます。また、ネットバンクは支店がないため、各種手数料が安く経費削減にも繋がります。
中でもPayPay銀行はヤフオクと特に相性が良いためおすすめです。
出品前にターゲットを明確化する
5つ目は、ターゲットを明確化することです。
出品前に、この商品のターゲットが誰なのかを明確にしておくことで、出品作業全てを効率化できます。
例えば、コレクター向け商品なら「商品状態の良さをアピールする」とか、美容師向けの商品なら「美容院が休みの火曜日にオークションが終わるようにする」など、ターゲットが決まればやることがはっきりします。
管理番号で在庫管理
6つ目は、管理番号で在庫管理することです。
在庫が増えてくると、商品を探すだけでも一苦労です。管理番号をつけて効率的に管理しましょう。
管理番号は自分の好きな番号で構いません。ただし、日付にするのはやめましょう。古い日付だと売れ残りだと思われて売れにくくなります。
また、家電などの大きな商品は1商品ごとに管理番号をつければ良いですが、アクセサリーやフィギュアなどの小物類は、個別に管理番号をつけるとかえって手間がかかります。小物類はカテゴリごとに箱分けして、箱に管理番号をつけるようにしましょう。
出品期間を5日以上にする
7つ目は、出品期間を5日以上にすることです。
出品期間を短くすると、落札額も上がりにくい上、出品回数が増えるため手間もかかります。
したがって、出品期間は5日以上、できれば7日確保するようにしましょう。
ただし、フリマ出品する場合は出品期間は2日以内がおすすめです。なぜなら、フリマ出品は出品終了まで2日を切ると検索結果で上位表示されやすくなるからです。
終了日時は連休最終日の夜
8つ目は、オークション終了日時を連休最終日の夜20~24時にすることです。
通常であれば日曜の夜です。この時間帯にヤフオクの利用者が最も多くなるため、入札数が増えて高額落札されやすくなります。
ただし、これは一般的な利用者をターゲットにした場合です。美容師など平日が休みの人をターゲットにする場合は、休みの日の夜に終了するように出品しましょう。
作業効率化ツール「オークファン」
ここからはヤフオク取引を効率化するツールを紹介します。
1つ目は、オークファンです。オークファンは過去の落札相場が調べられるサイトで、リサーチに重宝します。他にも無料で使える出品テンプレートもあります。
オークファンから出品する方法
また、オークファンでは「過去の落札商品」から簡単出品することもできます。
自分が出品したい商品を検索してください。同じ商品を見つけたら、クリックして商品ページを開きます。
商品ページは以下のように表示されます。ここで商品名・型番などをコピーしておきましょう。
続いて、商品ページの右下に「出品する」というボタンがあるのでクリックしてください。
すると出品ページに飛びます。商品ページから来ると、以下のようにカテゴリが全て選択された状態から始められます。
まずは商品名に先ほどコピーした商品名・型番を貼り付けましょう。あとは事前に作っておいた商品説明文テンプレートを貼り付けて、必要事項を入力すれば完了です。
このように、オークファンを使えば出品作業を効率化できます。
クリップボードアプリを併用する
商品説明文のテンプレートは、クリップボードアプリに登録しておくと便利です。
クリップボードアプリに登録しておくと、指定したショートカットキーで簡単にテンプレートを挿入できます。
クリップボードアプリは、Windowsなら「Clibor」、Macなら「Clippy」がおすすめです。
ヤフオク出品テンプレート作成ツール「@即売くん」
続いて紹介するツールは、ヤフオク出品テンプレートを作成できる「@即売くん」です。テンプレートの種類に関しては、オークファンよりはるかに豊富です。
クリップボードアプリを併用する
@即売くんのインストール方法を説明します。まずは以下のリンクを開いてください。
すると右上にダウンロードリンクがあるので、クリックしてインストーラーをダウンロードしてください。
インストーラーを起動すると以下のようになります。「次へ」をクリックしてください。
すると使用許諾契約書が表示されます。内容を確認したら「同意する」を選択して「次へ」をクリックします。
続いてインストール先を指定して、「次へ」をクリックします。
続いてプログラムグループを指定してください。
最後に追加タスクを選択して「次へ」をクリックすれば、インストールできます。
「@即売くん」の使い方
「@即売くん」の基本的な使い方を説明します。
ソフトを起動したら、最初に商品を発送する都道府県とYahoo!IDを入力して保存してください。
基本設定が終わると、初期状態設定の画面が出てきます。
設定が終わるとテンプレートが作成できるようになります。作成画面は以下のようになっています。「種類」の「サンプル」をクリックすれば、デザインを確認できます。
入力が終わったら、プレビューを確認しましょう。問題がなければ一番下の「実際の出品作業に進む」をクリックしてください。
すると以下のようにテンプレートのHTMLコードが表示されます。これでテンプレート作成は完了です。
あとはこのHTMLコードをコピーしてヤフオクの出品フォームに貼り付ければ、テンプレートを使用できます。
落札後の作業を効率化する「取引ナビブラウザ」
続いて、落札後の作業を効率化するツール「取引ナビブラウザ」を紹介します。
これは取引ナビによる連絡をメールのように管理できるツールです。
落札後は、下記の画像の赤枠で囲った部分に落札商品・落札者の名前などが一覧で表示されます。
以下のようにメッセージテンプレートを作っておけば、ワンクリックで落札者とのやり取りができます。
かんたん取引ナビ
ソフトをインストールしたくない人には、「かんたん取引ナビ」がおすすめです。これはヤフオク公式ツールです。
かんたん取引ナビは、通常の取引ナビのように毎回文章を入力する必要はありません。事前に住所などの出品者情報を登録しておけば、ボタン操作だけで落札者にメッセージが送れます。
その他、ヤフオク出品におすすめのツール
最後に、その他の効率化ツールを用途別にまとめて紹介します。
出品効率化ツール
まずは出品作業効率化ツールから紹介します。
一括で大量出品したり、予約出品したい場合は、「オークタウン」がおすすめです。
オークタウンはクラウド型の無料サービスです。CSVファイルに商品情報を入力してアップロードすれば、一括商品登録できます。あとは出品したい商品を選んで出品ボタンを押すだけです。他にも簡単出品機能や商品画像管理機能などもついています。
ただし、オークタウンは少し操作が難しいのがマイナスです。ツール初心者には「AppTool」をおすすめします。
AppToolもオークタウン同様、クラウド型の無料サービスです。管理画面がシンプルである他、わずか3クリックで一括出品が完了するなど操作性に優れています。特に再出品作業の効率化に優れたツールです。
画像編集ツール
続いてヤフオク利用者におすすめの画像編集ソフトを紹介します。以下のソフトは全て「オークション支援ツール配布サイト」から利用できます。
1つ目の画像編集ソフトは「Easyピクト」です。複数の画像を1枚に結合できるため、画像を沢山投稿したい人におすすめです。また、文字の挿入も簡単にできます。
2つ目は、「@簡単縮小」です。こちらは画像の縮小が簡単にできます。複数の画像を一括変換することも可能です。
商品価格比較サイト
続いて商品価格を比較できるサイトを紹介します。
まず1つ目は、「Ritlwebオークション検索」です。ヤフオクを含めた複数のオークションサイトの価格を一括検索できます。
2つ目は、「価格.com」です。こちらは市場価格を一括検索できます。
送料比較サイト
最後に送料比較サイト「送料の虎」を紹介します。
「送料の虎」では、ゆうパック・ヤマト宅急便・佐川急便など31種類の宅配業者の配送料を比較できます。
作業を効率化すれば、出品数も増やせる
今回紹介した方法・ツールを使えば、出品にかかる時間を大幅に削減できます。ぜひご活用ください。